東葛の秋!「流山白味醂200年祭」 | The northwest-master blog

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The northwest part of Chiba area including cities of Abiko, Kashiwa, Nagareyama, Noda and Matsudo are so called TOKATSU area. ~東葛人の日常徒然日記~

はい、今回はお出かけの話題です。


昨日は流山で開催された「流山白味醂200年祭」へ行ってきました。


このお祭りは流山の白みりん誕生200周年を記念して、流山キッコーマン工場を会場に「みりん」をテーマにしたイベント。


ワークショップやキッコーマン工場敷地内での案内ツアー、またみりんを使った和菓子やパンなど流山市内の飲食店が開発したこだわりのグルメやみりんを活かした商品の販売などの企画が用意されています。


13日は台風の接近で天気が心配でしたが、小雨なら開催されるとの情報でしたので迷わずおでかけです。


いま、一般的に使われているみりんは「白みりん」と言われています。


流山は言わずと知れた白みりんの発祥の地。


1814年(文化11年)に堀切紋次郎が、下総国流山で白みりんの開発に成功して販売を始めてから、今年で200年を迎えます。

↑流山街道(県道松戸野田線)平和台駅入口付近


江戸時代にそれまでの褐色の赤みりんから代わって登場した透明の白みりんは、江戸で評判となり人気を集め全国に広がっていったのです。


200年前に販売が始まった白みりんは現在、「マンジョウ本みりん」に引き継がれ、料理にかかせない万能調味料として日本の食生活を支えているのです。

↑流山街道 トイショップうえはらさん前付近


流山街道を会場の流山キッコーマン工場入口に向かって歩いていると、驚くことに会場から外まで行列ができていました。


どうやらこれはTBSで放送された『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』というテレビアニメの会場内物販イベントの行列らしいのです。


そのアニメに登場する架空都市・流川市は実在の流山市をモデルとしており、女子高生・宇佐美奈々子が、地域密着型のローカルアイドル(ロコドル)「流川ガールズ」として奮闘するというお話。


流川市の名産品はみりんとなっているなど、実在の流山市と多くの共通点を持っているそうです。


http://www.tbs.co.jp/anime/locodol/



ろこどるファンの皆様以外の一般の来場客はその列の横を通り入場をします。


入り口でパンフレットや流山本町スタンプラリーの用紙などをもらいます。


工場のある本町エリアの見どころを巡るスタンプラリーで一茶双樹記念館や蔵なども回りたいですが、時間が限られているので会場内で過ごすことにします。

流山キッコーマン工場内です。

「流山キッコーマンビジョン」とあります。ヨシ!


入り口からすでに地元の飲食店や流山南高校の生徒さんたちが白みりんを使って作った、「みりんパウンドケーキ」といったスイーツのお店などが並んでいます。

会場は、白みりんが誕生したころの江戸の街並み風に装飾されているとか。

テントの屋根も瓦屋根の模様になっていたりします。

こちらはジモト秋元さんのお店。


「アド街ック天国流山編」でも1位に紹介された「流山みりん」。

こちらはお酒「流山おおたかの森」などオリジナルブランドの地酒や、流山の古式造りを再現した極上本みりんを取り扱っていることで有名な「かごや商店」さん。


「流山おおたかの森」は以前にも購入したことがあります。


幻の食材と言われているこぼれ梅を購入。こぼれ梅とはみりんの搾り粕のことです。


梅の花に形が似ていることから、みりんの搾り粕のことを古くから「こぼれ梅」と言われているそうです。


粕漬けに使う料理の材料として使えるほか、お菓子としてそのまま食べてもいいそうですが食べてみると甘くて粒の食感はまるでお菓子。


でもやっぱりほのかにお酒の風味…。食べすぎると酔ってしまいそうです。


『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』のブース。


大人気です。ファンの方の大行列が続いています。



子供広場。むかし遊びや駄菓子の販売。


他にも屋台メニューがたくさんあります。


中央の江戸風小町では田楽、てんぷら、いなりずしなど、当時人気のあった屋台メニューを再現。



流山の有名店、流山老舗会(柳家さん、関家さん、ブラッスリーしんかわさん)のブース。


東葛エリアでも有名なお店の味をお手軽な価格で提供。人気があるためこちらも大行列。


こちらは流山市の姉妹都市である長野県信濃町の手打ちそばのブース。

有名な「霧下(きりした)そば」ですね。

こちらも大人気。一杯いただいてみます。

コシのある美味しいそばです。

キッコーマンの醤油とみりんを使ったというつゆもグッドです。

甘味処。


鰭ヶ崎の美しまやさんの和菓子を購入。



みりんとしょうゆのおいしい使い方を学ぶワークショップや工場見学はすでに定員になっていて終了。


「手焼きせんべい体験」のコーナーに並んでみます。30分くらいならんでようやく手焼き体験。


手焼きせんべい体験は野田のキッコーマン醤油工場のものしりしょうゆ館のでの体験以来ですね。

焼き方はキッコーマンのスタッフの方が教えてくれるのでうまく焼けます。

焼きあがったら最後にキッコーマン醤油を塗って…いい香り。

子供と一緒に焼いたおせんべい。焦げた煎餅のいい香りと醤油の旨み。美味しかったです。


せんべいで並んでいる間にステージイベント「粋なゆるキャラショー」が始まり、

会場内に「ゆるキャラ」が登場。


チーバくん。

キッコーマンのゆるキャラ「なあにちゃん」。卓上瓶みたいですね。隣には「ろこどる」のアニメ内の舞台となる「流川市」のマスコットキャラクター「魚心くん」も登場。

盛り上がる会場内。


ステージイベント「ろこどるトークショー」は、隣接する流山小学校体育館に変更となったみたいですね。

そして中央のステージで始まった記念式典。


主催者の皆さんのご挨拶。錚々たる顔ぶれ。


井崎  義治 氏 (流山市長)


堀切 功章 氏 

(キッコーマン株式会社 代表取締役社長CEO)

森田 健作 氏 (千葉県知事)

「みりんは料理にかかせない名脇役」と熱く語ります。


齋藤 健 氏 

(衆議院議員・自民党千葉7区 野田・流山・松戸北部)



鏡開きで終了。


このお酒は来場者に振る舞われました。白みりんが入っているお酒です。


そのあとは赤城保存会の皆さんのお囃子。


最後はパンケーキの無料配布です。


来場者に特製味淋(みりん)シロップでいただく 巨大パンケーキ(巨大ホットケーキ)を振る舞うというイベント。


直径1メートルほどの巨大パンケーキをカットしてみりんシロップをかかけたものが配布されます。


先着300名のため、整理券が配布されます。



台風の接近でお昼頃から雨が降り出しましたが、こちらも大行列でした。


これが出来たばかりの巨大パンケーキ。これは大きい(ノ゚ο゚)ノ


あっという間に配布終了。

美味しいです。

パンケーキはふわふわで、コクのある旨味とまろやかな甘みがあるみりんシロップと合っていますね。



「流山白味醂200年祭」。楽しかったです。


流山で200年前に誕生した白みりんのお祝いにふさわしいイベントでした。


また流山で誕生した偉大な「みりん」の魅力をまさに再発見することができました(^-^)/。


流山「流山白味醂200年祭」

流山市流山3-90 流山キッコーマン工場内

2014年10月13日(祝)

10:00~16:00 (※終了しました)

(台風の影響により14時で終了) 

主催:流山市・キッコーマン株式会社

流鉄流山線平和台駅より徒歩5分

http://www.kikkoman.co.jp/corporate/news/14023.html


「白みりん」の魅力 流山で13日 200年祭」(東京新聞)