佐久奈度神社の次は、猿田彦の総本山と言われている椿大神社(つばきおおかみやしろ)に向かいます。
このブログでの参拝は2度目です。
まずは、猿田彦大神について書いていきたいと思います。
【猿田彦大神について】
猿田彦大神は古事記では、天孫降臨時に瓊々杵命を案内した国津神とされています。
それにより、道案内の神(道中の厄除け)⇒道祖伸・賽の神と同一視されたようです。
また、中世では猿⇒申から、庚申信仰とも結びついたようです。
『日本書紀』の中では姿について
・鼻の長さは七咫
・背の長さは七尺
・目が八咫鏡・赤酸醤のように照り輝いている
という記載があり、天狗の元となったとも言われています。
この容姿からも古代インドの畏怖神に通じる部分があり、天之蘿摩船(通称ラーマ船)に乗って帰った少彦名命との関連も連想させられます。
これらが一般的な知識なのですが、
このブログでは旧の太陽神という意味も持っており、そちらが重要であると過去にお伝えしました。
上の一般的な記載と共に、古事記には、
”天のやちまたに立って高天原から葦原中国までを照らす神”
という記載があります。
私なりの解釈としては、
”
伊勢付近の入り組んだ沿岸の場所(天のやちまた)で既に太陽神としていらっしゃった猿田彦大神信仰(国つ神)がある地を、京都宮津の元伊勢の地域から新しい地として選び、新の太陽神としての天照信仰に塗り替えた。
旧の太陽神である猿田彦については、”道案内をした神”ということに便宜上し、祟り鎮めのため祀り続けることにした。
”
ということかなと感じています。
その証拠として、伊勢参りでは必ず最初に、二見興玉神社を参拝します。
これは、祟り鎮めを最も重要視している名残ではないかなと思うのです。
そして、二見興玉神社のご神体と言える夫婦岩では、太陽が最も力を増す夏至に2つの岩の中心部から太陽が昇ります。
夏至の二見興玉神社・夫婦岩
(※画像:伊勢志摩観光)
3つ前の記事の白髭神社でも主祭神は猿田彦であり、琵琶湖西岸の﨑(御先)の位置にあり太陽が正面から差す位置に拝殿が配置されていました。
沿岸で太陽神を祀る海神族(わたつみぞく)との関連も説としてあると記載した通り、旧の太陽神信仰とも関係ありそうです。
今回の椿大神社については、神社の裏の山である入道ヶ嶽を祀るものではないかと感じます。その里宮として椿大神社が配置されているのかなと。
入道ヶ嶽の山頂には、この地域の磐座同様に平たく角度が付けられて斜めに尖った特徴的な形をもつ磐座があります。何かしら太陽に関連した天体観測的役割をもつ縄文時代から続く祭祀の場ではないかと思うわけです。
入道ヶ嶽奥の宮磐座の案内板
さて、猿田彦の考察はこの辺りにしておいて、椿大神社のレポをします。
入口正面
時期的に七五三と重なり、参拝者が多い印象です。
ディスタンスを保ちつつ進みます。
鳥居前
右上から細かくブワーンとする少し温いエネルギーを感じます。
少し重たいエネルギーが含まれますが、きっと古墳由来のものでしょう。
ここにも、古墳・磐座がありますので、白髭神社と同じような歴史の側面をもつのでしょう。(縄文人の暮らしと信仰⇒渡来人が征服・信仰の塗りつぶし⇒渡来族同士で小競り合い。親天皇族による支配。)
庚龍神社
木を祀りつつも庚申信仰と習合した場のようです。
鳥居をくぐる前の重たい気は失せ、清涼なエネルギーが正面から来ます。
手水
蛙が印象的な手水です。二見興玉神社と合わせているのかな。
ここでもコロナ対応で柄杓を使わない手水に改修されています。
2つ目の鳥居正面
結婚式が行われているようです。いいですね。
鳥居をくぐると、左側の木々からブワーンとした常温の浮かぶような細やかなエネルギーが手の甲に染みるように来ます。
祝詞などの祈りエネルギーが蓄積したような場になっています。
2~3つめの鳥居間の参道
この左側に里宮の磐座(御船)があります。
右には祭神の看板が。
”みちびきの神”がやはり一般的な認識なのですね。
猿田彦の妻神である天鈿女命は、”芸能の神”という認識が一般的ですね。
天鈿女命については、また別に記載します。
御船磐座
古代より、代々祈り込めがされ繋がっている場所という風に感じます。
古代の祭祀の場所はここではないかと感じるエネルギーです。
瞑想状態に強制的にされ、静かななかで一定の振動が水平に続いている場。
人と神の境目で、波長が合う(逢う)場所という感覚があります。
特別かつ最も重要な場所であると感じます。
3つ目の鳥居
3つ目の鳥居⇒拝殿の間の左側に古墳がありますが、重たいのでスルーしました。
一つ目の鳥居で感じた重たいエネルギーはここ由来でしょう。
気が滞れば枯れる、つまりは気枯れ(穢れ)となる。
意図的に多重結界を敷き、王族の魂を閉じ込め呪術的に政(まつりごと)に使えば、淀み滞るというわけです。
狛犬
狛犬も古墳から近い場に配置されていますし、それの影響を受けているような姿をしているのかもしれません。
拝殿正面
拝殿前の鳥居を抜けるとまたスッキリします。
拝殿
強力で細かく温いエネルギーを感じます。
猿田彦っぽさがありますが、人が多いため前回よりマイルドです。
オレンジゴールドの温い浮遊するエネルギーですね。
さて、おみくじをひいてみます。
おみくじ
新しき風の時代のリーダー観と近いことが書かれています。
過去記事にも似たようなことを書いたような・・・。
過去記事のリーダー観について
https://ameblo.jp/tohya0109/entry-12338313490.html
親から引き継いだ施設を、このように運営していけばいいよ、という指針を教えてくださっているようですね。
他には、これ以降の参拝は暫く見合わせた方が良いという知らせが来ていますね。
鈿女本宮
温く強力なオレンジゴールドのエネルギーがブワッと正面から来ます。
この社殿前で感じられるエネルギーは、先ほどの拝殿よりも強力です。
【鈿女について】
鈿女は、天岩戸隠れのエピソードにあるように、神事芸能の神楽の祖神と言われています。
そして、猿田彦の妻神でありセットで祀られる場合が殆どです。
ここからはこのブログでの推測になるのですが、沿岸で太陽神を祀る海神族(わたつみぞく)が神事として旧の太陽神、そして海神に祈りを捧げる際に、巫女舞のような舞を捧げていたのではないかと感じるのです。
その巫女舞を捧げ続けたエネルギーが鈿女の意識体ではないかと思うのです。
で、ただ祈りを捧げ舞うだけであれば、鈿女という人格神が産まれないと思うのですよね。
つまりは、各地の玉姫伝説・弟橘姫(橘姫)の言い伝えのように、人身御供があったのかもしれないなと思うわけです。
映画”天気の子”のイメージが分かり易いかと思います。
鈿女本宮右側の滝
今回の旅のメインの目的は禊ぎでしたね。高次元が設定した副題としてサルタビコがあるのかもしれませんが・・・。
ここからも強力で清涼で細やかな禊ぎエネルギーが流れています。
眺めているだけで強力に浄化される感覚があります。画像からも感じます。
滝を祀る、龍蛇両地神社があります。
水と地の循環を含め、生と死・再生を司っているようです。
前回の記事の祓戸総本社である佐久奈度神社の記事で、「破壊」と「再生」はセットでありそれが禊ぎ・循環だと記事にしましたが、まさか繋がっているとは思いませんでした。
これらも高次元が設定した今回の学びの回収ポイントなのかもしれません。
清らかな水に癒され次に向かいます。
境内をぐるっと回って最初の鳥居の右側に来ました。
椿立雲龍神社
エネルギー的には水はあまり感じず、土とか根のどっしりエネルギーを感じます。
あと少しのネガっぽいエネルギーも。
椿大神社の椿の花
鮮やかな赤寄りのピンクですね。
その後、三重の名物豚「さくらポーク」を使ったとんかつを頂きました。
八丁味噌・ソースを選べて嬉しいです。