さて、次は富津市の神社へと向かいます。
富津市は弟橘媛にとって三浦半島の走水の対となる場所であり、走水の海に身投げした弟橘媛の服が海岸に流れ着いたと言われる場所でもあります。
そのあたりの話と動画は、以下の富津市HPをご覧ください。
【富津市由来(※富津市HPより)】
布流津のお話-日本武尊と弟橘媛伝説-
富津市の名前の由来の一つである、「布流津(ふるつ)」伝説を子ども向けにわかりやすく伝えるために、紙芝居風にまとめた動画を作成しました。
二人の伝説のもとになるお話は、古事記・日本書紀に記されており、「都から東征に来た日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、走水(今の東京湾・浦賀水道)を渡る時に大嵐にあい、妃の弟橘媛(オトタチバナヒメ)が身を捧げて海の神の怒りを鎮めたことで、無事に上総国へ上陸できた。」というものです。
市内に伝わるこの伝説には続きがあり、日本武尊が上陸した後に、弟橘媛の衣の布が富津の海岸に流れ着いたことから、「布が流れてきた津」→「布流津」→「富津」になったと言われています。
富津市HPの由来動画
https://www.youtube.com/watch?v=VO0n5YKmCPI
---富津市HPここまで
富津の岬(御崎)付近
そして、富津の岬(御崎)付近にある、貴布禰神社にオトタチバナヒメが祀られているのだろうと思い、参拝することにしました。
【貴布禰神社(富津市)】
貴布禰神社(貴船)と言えば、その総本社は京都左京にある貴船神社であり、その御祭神は高龗(たかおかみ)・闇龗(くらおかみ):水源の神です。
一方で、この神社では弟橘媛が祀られ、海上安全・家内安全などの祈りの場となっているようです。
外鳥居(入口)
明らかな波の水エネルギーと優しさの祈り込め光エネルギーを感じます。
漁師町っぽい、沿岸の神社らしき、少し物悲しいエネルギーを感じます。
いわし供養塔
漁で獲れた海の幸に感謝をすると共に供養をする役割があるのでしょうね。
参道
手水
水はありません。コロナの影響でしょうか。
水のエネルギーはたくさんですが・・・。
狛犬(右側)
岩・波を連想させる造りをしています。沿岸を護る神にふさわしき形ですね。
狛犬(左側)
この狛犬の奥には、小さな祠が並んでいて、奥には碑文があります。
拝殿
心地よい波のエネルギーが体の中を突き抜けます。
沼津戸田港にある諸口神社と似たエネルギーです。
同じく水属性のエネルギーをもち、海神と一体化するような力を感じます。
そして、沿岸部の神社らしい物悲しいエネルギーを感じます。
それは、漁で大切な人が安全であるように祈りつつも、不幸があった家族は、冥福を祈る場でもあるように感じるからです。
沿岸部で祀られる神社で感じる寂しさは、悲しくもあり人が人を愛していた証でもあり、胸に染みる感覚がありますね。
(もしかしたら、過去に弟橘媛同様に人身御供があった場所かもしれませんし・・・。)
祖霊社っぽい祠
貴布禰神社の周りにいくつかの神社があるため、併せて参拝します。
【浅間神社(大天狗・小天狗神社)】
富士講らしき、ずっしり・どっしりとしたエネルギーです。
陰寄りでサードアイが沈みそうな感覚です。・・・。
これは富士山の遥拝所的な立ち位置なんでしょうか。
富士塚を祀る場所っぽい雰囲気です。
御嶽神社 拝殿
ずっしり・どっしり・・・。
奥にもいくつかの摂社らしき場所が。
御嶽神社(塚を祀るもの?)
不動明王
稲荷神社
九頭龍神社
富士講の石碑だらけで、特有のずっしりエネルギーを強く感じたので、遥拝のみにしました。
(2020.10.11)