こんにちは。午後7時半過ぎ、ベルリンのホテルに到着しました。天気は晴れ、気温は20℃です。無事には着いたのですが、今日はちょっとやらかしました。

●まずは朝食から。

昨日の夜、フランクフルト駅のスタンドで買っておいた大き目のフランクフルトバーガー(3.5€)。ホテルのお部屋でいただいた後、ホテルをチェックアウトして駅に向かいます。

 

朝早くから既に多くの乗降客が行き交っています。
 

●今日は1日乗り鉄の日

ここから普通列車を5本乗り継いでベルリンまで行ってみます。距離は500㎞弱です。

まずはこの電車でFulda(フルダ)という街まで行きます。

写真の1、2とは、1等車2等車という意味です。この車両は二階建てで、二階部分が1等車、日本で言うと普通列車のグリーン車にあたります。


ところでドイツの電車は日本ほど時間が正確ではないと聞いてはいましたが、早速この列車も定刻になっても動かず、特にアナウンスもない中、5分遅れで静かに出発しました。(噂によると5分は定刻の範囲とか)

出発してほどなく、田園地帯が広がります。

ちなみに普通列車と言えど、スマフォで計測してみると、時速160㎞/h近くのスピードで疾走しています。

この自転車マークは自転車積載専用スペースがあること示していますが、ない車両でも持ち込んでいる方を多数見かけました。

ホームを走る自転車も珍しくありません!

フルダに到着。地方都市といった感じです。フランクフルトのベットタウンでしょうか。

ここからBebra(ベーブラ)という街に向かう列車に乗り換えました。今度は12分遅れて出発しました。車内には券売機が設置されています。

田舎ーって感じです。

3~40分でベーブラに到着。“日本人なんて見たことない”と言われそうな所です。

ここからまた乗り換えて、今度はEisenach(アイゼナハ)と言う街へ向かいます。今回はなぜか定刻の発車です!(笑)。

さらに田舎度が増してきました。

 

アイゼナハに到着しました。

 

ここでちょっと勘違い。時計を見ると12時06分。乗り換えに1時間あるなーと思いつつ予定を確認したら、次に乗る電車はなんと12時06分発!“間違えた!”と思いつつも「もしやドイツ鉄道のことだから・・・」と思って念のためホームに行ってみると、案の定、いました(笑)! 遅れるドイツの鉄道に助けられました。

勘違いしていたので、この列車の行き先は、ベルリン方向ではあるものの、当初の予定と違うようです。車内の電光表示板を見て、この列車がLeipzig(ライプツィヒ)行きであることを知りました。正直どのあたりなのかもよくわかっていません!

 

ドイツのへそ?グーグルマップで、今この辺です。

もはや気分は〝世界の車窓から〟です。

遂にドイツのお城っぽいものも見えました。

 

趣きのある駅舎。壁面に1800年代に建てられたと記載がありました。

このような風景が続く中、次第に都市っぽくなり・・・

ベルリンまであと3分の1に位置するライプツィヒに到着しました。駅前ベンチでお昼を食べながらこの先の予定を立て直し。海外では珍しい缶コーヒー(しかも無糖)がありました。

駅で白髪の女性駅員さんにベルリンまでのルートをたずねたのですが、徹底的にドイツ語で話され(笑)全く分かりませんでしたが、路線図を広げながら身振り手振りで教えていただきました。検討の結果、ここからLuther・・・(長い駅名なので省略)という街へ向かい、そこから最終目的地のベルリンへ行く電車に乗り換えることにしました。

 

ライプツィヒを出ると、車内検札にいらした女性車掌さんから(ドイツは女性の鉄道職員さんが目立ちます)「日本から来たの?」と声をかけてくださいました。その後、終点のLutherまでお話しさせていただいたのですが、お互い母国語ではない英語で話すので、ここぞという点が伝わらないことがあります。そこでグーグル翻訳を思い出して準備していたら、車掌さんも同じようにグーグル翻訳を起動していて私に差し出し、お互いニッコリ。

この車掌さん、終点のLutherに住んでいて、スマホの画面を差し出しながら、地名の由来は宗教改革者の名だと教えてくれました。はじめはその発音がよくわからなかったのですが、中学や高校で勉強した(Luther)ルターでした。グーグル翻訳だけでは完全に会話はできませんでしたが、ネイティブと翻訳ツールを使った良い経験になりました。


終点ルター駅に到着。「立ち寄らないなんてもったいない、ぜひまたこの街に来て。」という車掌さんとお別れし、今度こそ正真正銘1時間待ち、と思ったら、またしても発車時刻を過ぎている電車がいます!「これで1時間早くベルリンに着ける。」と飛び乗ったのですが、これがやらかしの元となりました。乗る予定だった1時間後の電車は終点がベルリン。この電車の終点はベルリンの先(不明)です。そうです、ベルリン駅を乗り過ごしてしまったのです。(寝過ごした訳でもないのに、ベルリンなんてデカい駅、見過ごすかなー💦)

 

海外での乗り過ごしは慌てて次の駅で降りてはいけないのがセオリー。その先の大きな駅まで行ったほうが本数は多いし、治安面も良いためと言われています。とは言え、ベルリンという大都市部なので次の駅でも大丈夫だろうと思ったのですが、これが全然停まる気配がない・・・。(各駅停車じゃないのか?!)明らかにどんどん田舎になっていきます!これは少々不安になりました。(日本だってありますからねー。新横浜の次は名古屋、大宮の次は仙台!など・・・)結局、次の駅はベルリンから約20㎞先の駅、折り返して事なきを得ました。  

 

●本日のホテル

「オチャク アパートメント ホテル」

1泊ダブルベット97 € ベルリン-ゲズントブルンネン駅から徒歩5分。がっちりした建物できれいなホテルでした。ホテルの周りには何もありませんが、駅にはスーパーをはじめ飲食店や専門店がたくさんありました。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございました。

疲れたー。ドイツの遅れる電車に助けられたりやられたりした一日でした。

明日はベルリンの街を歩きます。