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チェック報告 墨田区のTさん

10/28  ヨコハマ 快晴 素晴らしい秋晴れ

湿度も下がって心地よい秋晴れです。

写真は T さんから送られて来た トリプルO です。
t.m.p にはこのモデルの所有者さんがホントに多いですね。もうすぐ同じモデルがもう1本持ち込まれる事になっています。勿論、別の方からです。

取り敢えず、TさんはWBHナット交換をお望みですが、一度現状の状態をチェックしてみます。

全体的に素材も作りもいい個体です。但し、珍しい事では有りませんが既にブリッジの前傾が始まっています。
側面からの写真だけでお分かり頂けるかどうか分かりませんが、弦は緩めたテンション負荷が無い状態で、ブリッジのサウンドホール側が少し落ち込み、反対にブリッジのヒップ側は少し浮き上がり始めています。

これが張力負荷を架けた状態でこの程度でしたらまだ良いのですが、ノーテンションですから、こののち10年程の間にゆっくりとこの傾向が顕著になって行く可能性はかなり高いです。

機会があったら、高額な値段のついたヴィンテージのマーティンをよく見て頂きたいのですが、トップ変形の影響で弦高が上がったのをサドル高をギリギリまで下げてあるのに、それでも弦高が高くて弾き辛い個体が非常に多いです。
折角、本体は乾いた素晴らしいトーンを備えているのに、手離さざる得ない状態の姿を見ると、やはり t.m.p で行っているチューン作業は必要だなと感じますね。

燻煙処理と、ブリッジ台座の設定変更作業でこれ以上の変形は食い止められますが、ご自分があくまでオリジナルのままで使用されたいお気持ちが強いのであれば、WBHナット交換作業だけに留めてその他は手を入れずに送り返させて頂きます。ご判断は所有者さんに委ねます。

お返事をお待ちしておりますね。



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経過報告 2件

10/26  ヨコハマ 雨

ヒドイ嵐にならなくて良かったですね。助かります。

1枚目の写真は Uさんのチューン済みのCS-JB のネックで端末厚変更の為にイタヤカエデを接いで、本日生地加工を進めているところ。
元のネックの端末ボトムを精度出しの為に表面を0.5㍉一旦落として、そこに接ぎ木して2㍉厚さを増しています。目的が最初の状態から1.5㍉厚を上げたかったのでこうした作業を行っています。

割と簡単そうに見えますでしょ? 
でも実際に目的の数値まで平面精度をきっちり出しながらグリップ形状にフィックスさせて仕上げるのは結構難しいんですよ。目立たない作業に限って難しかったりするもんです。
この後、晴れたらネックのグリップ塗膜をサンドブラスで落としてから生地仕上げを追い込んで、そしてネックグリップ全体を最初から再塗装仕上げして行きます。

もう1枚の写真はギターの I さんのコールクラーク。WBHナット交換と荒れていたフレットをファイリングして仕上げ直しています。
このコールクラークと言う楽器はワタシが今一番面白いな、と感じているブランドです。

昔からのオーソドックスな代わり映えのしない作りのギターが溢れる中で、新しい試みを続けているブランドだからです。
とは言っても闇雲なオリジナリティではなく、一定の方向性をもって作り込まれた部分が見受けられます。
いろんな部分をチェックしますと、あるコンセプトに基づいて設計がなされている様です。
ヘッドもヘッドトップ面はラウンド形状でヘッド質量を増して低域の音の溜を得ていますからローエンドがよく出ますし、ロッドも端末閉め。基本的にこれでなくちゃね。

この個体に限って言えば、たぶん弾き語りでのギターサウンドの在り方が意識されている様に感じます。別な言い方をすればローレンジに偏ったサウンドなんですね。指向性も横広がりなワイドレンジ設定です。先程のヘッド厚設定もそうですし、内部のブレーシングもオリジナルな設定でサウンドホールもラージホール設定で全てが特定な方向性を示しています。

これはギター1本で伴奏した場合、どうしても従来のアコギ1本の鳴り方ですと、ルートサウンドが薄くなりますが、この楽器は丁度テナーギター的な低域のふくよかさが出る事でルートベースラインがしっかり出て来ますので、同じ1本のギターサウンドでありながら、この楽器の設定ですとベースラインがより出せるのでサウンド自体に厚みが出せるんです。

もし設計者が このワタシの読み通りのことを意図して設計していたのであれば、ワタシはこの設計者に才能を感じざるを得ませんね。それは「音楽が見える楽器作り」と言えるからです。

この世の中にギターが作れる人間なんて掃いて捨てるほど存在しますが、カタチに出来る様になったに過ぎない方の方が圧倒的に多いのです。形にまでは出来てるけど音楽家に取ってはどうでもいい楽器でしかない。早い話し、楽器の製作家としての最も重要な「音楽をカタチにする」才能が足りないのです。
それを考えますと、この設計者/製作家は明らかに才能が有りますね。素晴らしい。

ちなみに、ワタシの大ッ嫌いな作り方とは
「こんな風に作ってみたら こんな楽器が出来ました」みたいなノーコンセプトであったり、装飾や見た目ばかりに拘り、サウンドの方は何だコレ?みたいな単に工芸品的なモノです。
今回のコールクラークはそれらとは全く違います。音楽に寄り添う様に作られています。

そもそも、サウンドが二の次の楽器なんて材の無駄使いです。製作を止めて欲しいですね。

仮に、この個体をもう少し全体のバランスを整え、サウンドの指向性を高めたいのであるならば、ペグを軽量なクルーソンタイプに変更し、サウンドホールの径を直径で10㍉ほど狭めてあげれば指向性が増した別タイプの良いギターになる筈です。
更にブリッジ台座に段差加工を施して弦穴からサドルトップに高低差を加えれば、音もレンジも締まって分離の良いギターになるでしょう。

取り敢えず、早めに燻煙処理は行っておきたいですね。

この個体への作業は本日中に完了する予定です。

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 確認事項 Mさんの000-EC

10/25  ヨコハマ 曇り空

近づきつつある台風27号が少し勢力を落とし、予想よりも洋上寄りを進みそうだとの事です。
しかし速度が遅い様子。その影響による被害が心配ですね。とっとと抜けて欲しいです。

写真はMさんのマーティン000-EC モデル。この個体は素材が良いです。
ネックのねじれは極僅かですし波打ちも殆ど無し。トップ浮きも少ないです。当たり個体ですね。

こうした場合、当初のご希望通り WBHナット交換だけで済ませる事も勿論可能ですが、更に永続的にこの良いコンディションをキープ出来る様に燻煙処理を行っておくのが理想的です。
更に深い鳴りも出て来ますからね。更には湿気にも強くなります。

我が国ではウェットシーズンに湿気を溜め込み、冬場にそれが乾燥する際に木部変形が加わってしまうのが大きな難点なのです。

また確認をさせて頂きたい事に、Mさんが現状のこの個体の鳴りやトーンをどのように捉えていらっしゃるか、と言う点です。
現状ではネックは若干の逆ゾリで弦高設定は少し高めです。トーンはエリクサー弦が張られている様子ですからその影響もありますが、この個体の特性が硬めの音質です。

これをもっと倍音を引き出す事でふくよかで色艶を増したトーンにする事も可能ですし、より弦高を下げて弾き易くする事も可能です。更にはトップの変形を起こさせない為にブリッジ台座加工も可能です。その事で張力バランスを変化させ同じ弦を張ってもベンドがし易くなります。

またLRバグスのピックアップを使用されておられますのでグランドアース処理を追加すれば殆ど外来ノイズを受けなくなります。その結果、ギラついた音色がナチュラルでクリアーな音色になりますからお薦めです。

作業内容によってナットだけでなくサドルもWBH 製にするか、将来的にも安心してコンディションキープの為に予算を割けるのか、それによって作業内容/コストが変わって来ますので、上記の点をご自分でどのようにされたいか、変えて欲しくない面も含めたご判断をメールにて頂きたいです。
ちなみに、ネックはロッド修正と若干のフレットファイリングで完璧な状態になります。

仮に今の硬質目のトーンがお好きでしたらWBHナットへの交換と燻煙処理、ロッド修正&フレットファイリング、そして現状のサドルを下げ気味に変更加工して弦高を若干下げる、と言った内容だけでも当面は良いでしょうね。
ちなみに、ブリッジ台座段差加工とボールエンド位置修正、そしてグランドアース処理はパッケージ作業とお考え下さい。 


次のフェンダーCS製のネックはU さんのジャズベのもの。
弦高設定を下げたいとのご要望に対して今回は指板高位置を高める為にボディのネックポケット位置を高めるのではなく、ネック端末厚を厚くする事で対応します。
*この手法の方がボディのネックポケットをかさ上げする作業よりもコストは掛かりますが、ネックとボディの断面接面積が減少しなくて済みますのでダイナミクス確保の点で有利なのです。

写真2はネック端末の一旦平面出し加工をした直後のショット、写真3ではその部分にイタヤカエデ材を接合しているショットです。接着が完了したら生地整形してネックの塗装作業となります。
この作業の場合、コストが3万程は掛かります。

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終了報告 その他

10/24  ヨコハマ 曇り時々小雨

薄暗い日です。ゆっくりデカイ台風が近づきつつある様です。消えてくれないかな。

写真は本日チューンが完成したオルテガのエレガットです。市販品のままの時と比べれば明らかにサウンドのグレードは数段高まっています。
ギタリストのSさん、いつでも試奏可能ですのでご予定を連絡お待ちしております。

2枚目の写真はチューン依頼で送られて来た大阪の I さんのギブソン製ファイヤーバード。
チェックした結果、今回は燻煙処理、ブリッジ変更交換、WBHナット交換で宜しいかと思われます。

ブリッジはスタッド・マウントタイプのブリッジで取り付け位置もズレてますから、スタッドを抜いて埋木してブラスサドル仕様のチューンOブリッジに変更するのがベストでしょう。
以上のプランで作業を進めて良いかメール連絡をお待ちしております。

最後のサドルは新しく完成したゴトー製の2連サドルです。ゴトーさんのオリジナル弦溝加工が施されているオクターブ対応のスペシャルなサドルで、ゴトーさんはチタン製がメイン仕様の様子ですが、今回も我がままを言わせて頂いて特別に t.m.p オーダー仕様に作り替えて頂きます。
予定では写真のブラスサドルと別バージョンでスチールサドルの2タイプを準備するつもりです。
@ t.m.p ではチタン製は取り扱い致しません。

Retro City-LS/カッティング・マスターモデルには、よりカッティング時の切れ味の鋭いサウンドが得られるスチール製のサドルの方をマウントするつもりです。
ブラス製の方は標準タイプ扱いです。お楽しみに。*単売予定です。


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経過報告 ギタリスト Sさん

10/23  ヨコハマ 曇り

写真はSさん用にチューンしたオルテガのエレガットです。
やっと燻煙からネックグリップ変更、グリップ部再塗装が終了し、本日からセットアップ作業に移行しています。
セットアップ前にフレットファイリングとWBHナットの取り付けを済ませ、全体を水研磨してから艶だし研磨を行ってあります。

ここまでの手間隙もなかなかのモンです。
修正すべき点は修正しサウンドのグレードや弾き心地を格段に高める作業です。

新品の楽器でもチューンの際にフレットの擦り合わせをなさってる様ですが必要なのでしょうか?
との質問に対してですが、
以前にも触れた事項ですが、量産品はネックに指板を接合する前に既に指板にフレットをプレス・インサートしてあり、その状態でネック本体に接着されます。
その場合、指板自体にも固さなどの個体差があるので、フレットをプレスで押し込んでセットした場合、フレットが浮き気味な個体も出て来ます。
また、フレットをプレスインし易くする為にフレット溝が広めに施されている場合、弦の張力が指板面に架かった時にその圧力でフレットが浮き上がって来るケースも出て来ます。

その為に新品の個体であっても、チューン時にはフレット全部にハンマーでトントン!と当てを入れて浮いてるフレットを打ち込み直すので、結果的にフレット上面は不均一な高さになるのです。その為にあらためてフレット上面を擦り合わせて再仕上げする必要があるのです。
この説明でご理解頂けるかな?

最後の写真は分かり辛いでしょうがサドルをセットする溝の断面の両サイドに0.5㍉のローズ材を張り込んで元の厚いサドル幅を縮めた後のショットです。
多くの市販エレガットのサドルはその下に仕込まれているピエゾサドルの厚さだけ厚めのサドルがセットされています。本来のガットギターの理想的なサドル厚は2.0~2.5㍉ですが、エレガットの多くは3.5~4.0㍉ほどもあります。
これだけサドルが厚いと、まず生音がぬる~くなります。音抜けも甘くなりますから生で弾く気が起こらない楽器に成ってしまっている事が実に多いのです。
多くの皆さんはエレガットの音質の悪さは諦めて、割り切って使ってる人が沢山居ます。

それを解消する為にサドルの厚を2.5㍉にまで戻して「ピエゾ仕様の楽器だけど生音もイケる個体」に変えてしまうのです。その為にはブリッジ台座のサドル溝を作り替える事が必要になって来るというわけです。 あ~、ホントいい音出すのって 面倒くさ (-。-;)

この個体は明日中に完成させる予定です。Sさんお楽しみに。



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まーだ 牛骨なの?

10/22 ヨコハマ 曇り空

まだ台風の直接の影響は出てない様子。25日あたりからかな?

それでも湿度が高いので塗装も燻煙も行えません。
本日は写真の以前製作した 55B-5/TJ のWBH ナット交換作業。
これもベースの U さんご依頼の作業。U さんのみならず、これまでに所有する楽器の殆どをWBHナットやサドルに変更する方が続出してます。

1本変更してみて「これだけ良くなるならやらないワケにいかないです」と異口同音の反応ですね。
ワタシは「そーでしょ、もう骨付けてるのバカらしくなるでしょ」といつも同じ対応。

いつもこのブログ読んでるだけの そこのアナタ! そうアナタです。
t.m.p ブログをいくら読んでたって楽器は良くならないのよ。

市販品を買った時のままで、燻煙も未経験、スロープヘッドもまだ、ナットも牛骨、設定変更も何もt.m.p に依頼した事が無い、と言う方々、あなた方はひじょーに残念です。
かなり損をしていると言っても大方間違いない。(^0^)  ゴメン、言い過ぎた?

これまでにCS製をチューン依頼で持ち込まれて来られた方は数え切れないですが「こんなに鳴る様になるんですか!」と驚かれます。 
皆さん、基本的にCS製も量産品であるって事をすっかり忘れちゃってるご様子。
t.m.p での作業後に楽器がどう変化するか、それを知らない方が知らないままでいるだけの話し。

これまでにオーダーやチューンナップ作業を依頼下さった方々は「そのとーり」と大きく頷いていらっしゃることでしょう。たぶん (^ε^) いつの世も ノーリスク ノーリターン なのです。

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エラいこっちゃで

10/21  横浜 曇り空

なんと27,28号と台風2発出現だそうで。しかも27号は先日のより更に強力らしい。
エラいこっちゃです。

先日の26号の強風には外のテント作業場も何とか耐えてはくれましたが、実際には強風で雨水が入り込み、床の半分が水浸し。
そこに立て掛けてあったホンジュラスマホの板材がアウトになってました。
これだけで軽く10万オーバーの損出です。(w_-;

また少し作業場の外回りに手を加えて風雨に対応処置しなくてはいけません。

伊豆大島がまた心配ですね。福島の原発もですが。

写真はベーシスト・U さんのt.m.p 製カスタムベースでWBHナット交換作業が無事に終了です。
お待たせ致しました。お引き取りの日程をお知らせ下さいませ。

2枚目は同じ U さんオーダー分の55B-4で本日はピックガードの指定柄にて外周切り出し加工を済ませております。

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冷たい雨

10/20  ヨコハマ 雨

ずっと雨が降り続いています。寒いです。 やっぱ苦手だなあ寒いの。

写真は飛び込み作業の北海道のHさんの以前にチューンしたテレキャスターのネック。
フレット上面のデコボコを今回はフレットファイリングでクリアーしています。

また、ナットも弦による摩耗で6弦がすり減り過ぎた状態でしたので、折角ですからWBHナットに変更して仕上げています。その他、気になる箇所には手を加えて今日中にメンテナンスを済ませ、ご要望通り明日には受け渡しが出来る様に致します。

本体は非常に良く鳴っていますが、出来れば次回はスロープヘッド化したいですね。現 t.m.p 製ギターの設定なら更に上のランクのサウンドが出せますからね。

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また休み返上か

10/19  ヨコハマ 薄晴れ

なんだか曇って来ましたよ。台風の影響なんでしょうね。困るな。

今日は湿度が50%の時がありましたので、各塗装品の作業をサクサク進めていました。

待ち時間を利用して試作の Retro City のカッティングマスター・モデル専用のピックガード・テンプレートも作成。カッティンッグ・マスターはハードテール・ブリッジですからトレモロ仕様の場合とは別に作り替えなくてはならないのです。

そこへ、宅急便到着。至急作業のギターが来ました。
う~ん、明日は休むぞ、と思っていたのが甘かった。そんな日に限って飛び込みで作業依頼が舞い込んで来たりするのです。選りによって、たま~の休日中に仕上げなくちゃいけない。

もっと働け!と神様がおっしゃってると思って、明日も頑張りますわ。


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また台風がやって来る

10/18  ヨコハマ 晴れ

この晴れ具合、今日は塗装でしょ。

カスタム製作の55B とRetro City-LS/HT の試作機ボディの生地シェイプ仕上げと下地処理を進めています。
晴れが続いてくれればいいのですが、なんとまたしても台風発生したそうで。

先日も大島で何名もの被災者が出たばかりだというのに自然は無情ですね。

ワタシの知人のひとりにも「この人、情が薄いなあ」と寂しい気分にさせる人がいます。
周囲で何が起こっても基本的に無関心なのです。無関心と言う無情さ。

ワタシが手術した時も「へえ」で オシマイ。
大丈夫?とか、心配してたよ、って言う様な優しさのある言葉を残念ながらその人から発せられたのを耳にした事が無い。「ああ そうなんだ」全てにそんな感じ。

極々、限られたものにしか興味を示せない様子。それに関してだけは執着心が強い。
他の事には全く無関心。

昔からそんな人では無かったと思います。これまでに様々な事が身の回りに起こって、だんだん変わっていってしまったのでしょう。心を自分にしか向けられなくなっちゃったのかな?
いや、自分すらも見えていないでしょう。
 
その人を見てると昔仕事で行った冬の北陸の暗い海に降り続けていた雪を思い出します。
降り続けても降り続けても決して積もる事は無い冷たい海に降る雪。

本人も気付かないうちに周囲の人を何となく静かに傷つけていく、なんて・・ 
何とも寂しい想いがしますね。


少し気分が滅入った時に観るといいのは
1983年のジェームス・ブラウンの伝説的なライブ。
ゲストがBBキングで客席にはマイケル・ジャクソンが観に来てるって言う、もうサイコーに
ごキゲンなライブ。
ソウル界とブルース界のキングの競演は音楽ファンなら一度はチェックしてみて下さい。
ライブって言う域を越えて、あんなスゴイ Show は二度と観れません。

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