お待たせ致しました。
9/24 今日はいっきに冷え込みましたね。一日中曇り空のヨコハマです。
写真左は丁度寝かしてから5年目のイタヤカエデ材で、スロープヘッド化でヘッド裏面に接ぐのに使用する板材サイズにまで挽き下ろしたショット。現在もSH化の依頼が数本来ていますので準備を進めています。
ちなみに、最初からSH仕様で製作するネックは写真の半加工ネックでお分かりかと思いますが、分厚いヘッド厚状態に粗加工して、燻煙処理を済ませて寝かし、安定化したタイミングでスロープヘッド化加工を行い次にヘッド形状加工へと徐々に進行していきます。写真のネックは燻煙処理で黄化したままの状態。
右の写真のボディ材はスプルース系の板材で、燻煙処理~寝かし期間が終了した個体材をストラトやSTELAが削り出せるサイズまで粗切り出しをした状態のショット。素晴らしい個体材です。
来週こそ塗装処理を進めたいものです。湿度が下がる事を期待してます。

写真左は丁度寝かしてから5年目のイタヤカエデ材で、スロープヘッド化でヘッド裏面に接ぐのに使用する板材サイズにまで挽き下ろしたショット。現在もSH化の依頼が数本来ていますので準備を進めています。
ちなみに、最初からSH仕様で製作するネックは写真の半加工ネックでお分かりかと思いますが、分厚いヘッド厚状態に粗加工して、燻煙処理を済ませて寝かし、安定化したタイミングでスロープヘッド化加工を行い次にヘッド形状加工へと徐々に進行していきます。写真のネックは燻煙処理で黄化したままの状態。
右の写真のボディ材はスプルース系の板材で、燻煙処理~寝かし期間が終了した個体材をストラトやSTELAが削り出せるサイズまで粗切り出しをした状態のショット。素晴らしい個体材です。
来週こそ塗装処理を進めたいものです。湿度が下がる事を期待してます。

息子が出来ました。
9/23 今日のヨコハマは ほぼ一日中雨が降ってましたね。
1週間程前に娘の結婚式がありました。まずは身内だけの式を済ませたのですが、来月は沖縄のホテルで二人の勤務するIT企業の代表者や社員100名以上が東京から移動して盛大な披露宴が予定されています。
そんな娘の旦那さんが今日ひとりでここを訪ねて来てくれました。ワタクシの為に自分で作ったというウィスキー・グラスをプレゼントとして携えて。
随分でかいグラスだねえ~ これで酔っぱらえばいいわけ? (^ ^)
1時間以上、二人だけで色々な話をしました。楽器製作に関する質問もされたので要点だけを説明をすると彼が理解力に優れた人間である事がすぐに分かりました。新たに30代の賢い息子が出来た感じです。
「また話に来させて頂きたいです」 「うん、いつでもいいよ。もう息子なんだから」
こうして人生は繋がって行くんですね。
1週間程前に娘の結婚式がありました。まずは身内だけの式を済ませたのですが、来月は沖縄のホテルで二人の勤務するIT企業の代表者や社員100名以上が東京から移動して盛大な披露宴が予定されています。
そんな娘の旦那さんが今日ひとりでここを訪ねて来てくれました。ワタクシの為に自分で作ったというウィスキー・グラスをプレゼントとして携えて。
随分でかいグラスだねえ~ これで酔っぱらえばいいわけ? (^ ^)
1時間以上、二人だけで色々な話をしました。楽器製作に関する質問もされたので要点だけを説明をすると彼が理解力に優れた人間である事がすぐに分かりました。新たに30代の賢い息子が出来た感じです。
「また話に来させて頂きたいです」 「うん、いつでもいいよ。もう息子なんだから」
こうして人生は繋がって行くんですね。
停滞中
9/21 ヨコハマ晴れてましたが湿度は高めのままでした。塗装関係全般が停滞したままです。
昨日から来客が続いてまして本日も2名ありました。作業時間自体があまり有りませんでしたので本日は写真のウッドペッカーのコントロール部分の加工と生地仕上げのみ。
写真では確認しづらいですが両サイドは連続的に角度が変化して成り立っているスラントカット処理で加工はかなり難しいです。
1弦側のスラント部分にはコントロール部用の段差加工処理を施してあります。その処理が済んだところでノブを置いてみてのショットが今日の写真です。
ちなみに、一番下のノブ位置は実際にはトグルSWが取り付けられます。
このコンセプト・ギターも独自設定のスロープヘッド構造の構築で完成出来た様なものです。最後に完成したこのSH設定で、ワタクシという製作家の音作りを支える柱が全て建ち並んだ事になりました。
実に喜ばしい事であります。
昨日から来客が続いてまして本日も2名ありました。作業時間自体があまり有りませんでしたので本日は写真のウッドペッカーのコントロール部分の加工と生地仕上げのみ。
写真では確認しづらいですが両サイドは連続的に角度が変化して成り立っているスラントカット処理で加工はかなり難しいです。
1弦側のスラント部分にはコントロール部用の段差加工処理を施してあります。その処理が済んだところでノブを置いてみてのショットが今日の写真です。
ちなみに、一番下のノブ位置は実際にはトグルSWが取り付けられます。
このコンセプト・ギターも独自設定のスロープヘッド構造の構築で完成出来た様なものです。最後に完成したこのSH設定で、ワタクシという製作家の音作りを支える柱が全て建ち並んだ事になりました。
実に喜ばしい事であります。
取りあえず
9/19 無事に身内イベント終了、無事帰宅。
気が付けば、スッキリ気持ちが切り替わった気がしてます。たぶん切り替える時期でもあるのでしょう。
その直感通りに頭をスウィッチします。
今朝出先から帰宅してから何も作業はしていませんが、撮り置きしていたウッドペッカー(きつつき)の加工途中写真のみアップしておきましょ。前回の切り出し加工状態から両サイドのスラント加工もほぼ終了し更にPUキャビティ加工が終了しています。
今月から新たな新規の仕事もスタートです。「Wishmoon/ウィッシュムーン」と言うのを新規事業の個人ブランド名にすることにしました。
希望としては徐々にギター製作からウェイト移行して行き5年後にtmp・終了が現在の予定です。
そうウマいこと予定通りには進まないにせよ、方向性は既にこれで決定済みです。宜しくお願い致します。
気が付けば、スッキリ気持ちが切り替わった気がしてます。たぶん切り替える時期でもあるのでしょう。
その直感通りに頭をスウィッチします。
今朝出先から帰宅してから何も作業はしていませんが、撮り置きしていたウッドペッカー(きつつき)の加工途中写真のみアップしておきましょ。前回の切り出し加工状態から両サイドのスラント加工もほぼ終了し更にPUキャビティ加工が終了しています。
今月から新たな新規の仕事もスタートです。「Wishmoon/ウィッシュムーン」と言うのを新規事業の個人ブランド名にすることにしました。
希望としては徐々にギター製作からウェイト移行して行き5年後にtmp・終了が現在の予定です。
そうウマいこと予定通りには進まないにせよ、方向性は既にこれで決定済みです。宜しくお願い致します。
いい出来
9/16 急に寒くなっちゃいましたね~
カスタム品の多くが塗装が進められずにストップしたままです。この天候じゃ、仕方ないですね。
で、今日はウッドペッカーの設計が終わったのでテンプレートを作製していっきに板材から切り出し加工を行いました。ついでにネックの仕込み加工も設計通りに加工。
(写真はその外周ボディにネックを仮組みした図)
まだ半加工ですからボディ両サイドに入るスラントカットは行っておりませんが、非常にコンパクトながらギターとして一番重要なセンターコア部分だけを生かしてデザイン処理してありますので、ギターサウンドの最も核と成る振動部分はしっかり確保されています。
ギブソンと全く同じミディアムスケールでSGやFVよりもボディ厚が厚い設定でセットネックにしなくても充分なダイナミクスが得られる様に設計致しました。まあ、コア面積を確保した上で全体の黄金律から割り出したバランスを元にデザイン処理を行ったと言うのが正しい言い方かな。
今回はソリッド・スプルース材のボディと言う事もありますが最終的に3Kgを超えない重量で収まる筈です。
こうした特殊なデザインの楽器でまともなサウンドを得られる様にするのが、ある意味で設計上最も難しいと言えるかも知れません。今回の出来は上々って感じです。
明日からちょいと身内のイベントがある為に不在にします。また来週お会いしましょう。(^ ^)/
カスタム品の多くが塗装が進められずにストップしたままです。この天候じゃ、仕方ないですね。
で、今日はウッドペッカーの設計が終わったのでテンプレートを作製していっきに板材から切り出し加工を行いました。ついでにネックの仕込み加工も設計通りに加工。
(写真はその外周ボディにネックを仮組みした図)
まだ半加工ですからボディ両サイドに入るスラントカットは行っておりませんが、非常にコンパクトながらギターとして一番重要なセンターコア部分だけを生かしてデザイン処理してありますので、ギターサウンドの最も核と成る振動部分はしっかり確保されています。
ギブソンと全く同じミディアムスケールでSGやFVよりもボディ厚が厚い設定でセットネックにしなくても充分なダイナミクスが得られる様に設計致しました。まあ、コア面積を確保した上で全体の黄金律から割り出したバランスを元にデザイン処理を行ったと言うのが正しい言い方かな。
今回はソリッド・スプルース材のボディと言う事もありますが最終的に3Kgを超えない重量で収まる筈です。
こうした特殊なデザインの楽器でまともなサウンドを得られる様にするのが、ある意味で設計上最も難しいと言えるかも知れません。今回の出来は上々って感じです。
明日からちょいと身内のイベントがある為に不在にします。また来週お会いしましょう。(^ ^)/
際物にあらず
9/14 今日は蒸し蒸しの日でした。夕方には突然ドシャブリの雨。
写真は試作中のウッドペッカーのネックと、そのボディを切り出す為のスプルース材のセンター接ぎ中のショット。このギター自体の元々のコンセプトが、まともなサウンドで鳴らす為の最低のボディマス設定でありながら充分なダイナミクスを備えたコンパクト・ギターと言うものです。
変形系のデザインのギターの多くがご存知の通り、残念なサウンド・クオリティのモノが殆どですが、こんな形でもジャズ屋さんでも充分満足出来るサウンドのクオリティであり、仮にレスポールと弾き比べても遜色の無い音楽的な存在感を示せるギター、そんな使命を背負った試験機でした。
以前は完成まで持ち込む事が出来ませんでしたので今回決着をつけようと言う事ですね。自分に与えた指令に自分で応えられるか、みたいな部分があります。
まあ、言葉にしてもそんなこと可能な訳無いじゃん、と見向きもしない方々に「じゃ、弾いてみれば?」と具体的に示せるコンセプト楽器ですね。「うっ、これいい。充分使える」そんな楽しいギター。
売れる売れない、ウケるウケない? そーんなことはどーでもいいのです。難しいチャレンジ程、チャレンジャーは楽しめるのですから。(^ε^)
写真は試作中のウッドペッカーのネックと、そのボディを切り出す為のスプルース材のセンター接ぎ中のショット。このギター自体の元々のコンセプトが、まともなサウンドで鳴らす為の最低のボディマス設定でありながら充分なダイナミクスを備えたコンパクト・ギターと言うものです。
変形系のデザインのギターの多くがご存知の通り、残念なサウンド・クオリティのモノが殆どですが、こんな形でもジャズ屋さんでも充分満足出来るサウンドのクオリティであり、仮にレスポールと弾き比べても遜色の無い音楽的な存在感を示せるギター、そんな使命を背負った試験機でした。
以前は完成まで持ち込む事が出来ませんでしたので今回決着をつけようと言う事ですね。自分に与えた指令に自分で応えられるか、みたいな部分があります。
まあ、言葉にしてもそんなこと可能な訳無いじゃん、と見向きもしない方々に「じゃ、弾いてみれば?」と具体的に示せるコンセプト楽器ですね。「うっ、これいい。充分使える」そんな楽しいギター。
売れる売れない、ウケるウケない? そーんなことはどーでもいいのです。難しいチャレンジ程、チャレンジャーは楽しめるのですから。(^ε^)
まだ暑い
9/13 今日は暑さが戻って来ましたね。湿度高し。
写真は奥のネックがTELESA-AE用のネックで手前が「ウッドペッカー」と言うモデルの最終試作用のネック。
CFS-22F/メイプル300R指板でブラックのバインディングを施してあります。
本日で生地全てを完成させました。ボディの方はあらためて設計から起こし直すので加工はまだ先ですね。
このネックもスロープヘッド化してあります。ボディには仕込み角を付けてのマウント設計です。
実はスロープヘッド構造のまだ明かしていない秘密があるんです。
それはギブソン系の場合、ネックはボディ平面に対して仕込み角が4度などの設定が施されてのセットネック構造ですが、フェンダー系では基本設計がネック仕込み角が無いフラット構成構造で、ネック自体もフラットヘッド構造ですからヘッド面でベストな張力バランスが得られていない為に弦を押さえ込むテンションピンが必要な構造です。しかもテンションピンを装着してもベストバランスは得られません。
こうしたフラット構成のネックをギブソン系の様なボディでの仕込み角設定を施し、ブリッジもチューンO+テールピース構成のギターを製作した場合、結果的にバランスは取りようが無く、サウンドも非常に中途半端なものになることが、昔の話になりますが女神工房時代の構造検証で確認済みでした。
その為にワタクシはフラットヘッド/ネック+仕込み角設定ボディと言う構造でのギターは製作はしておりませんでしたが、昨年完成を見たtmp/スロープヘッドネックではギブソン系のアングルドネックともフェンダー系のフラットヘッドネックとも張力構造が全く異なり、ネックのフラット仕込み/仕込み角設定、双方の構造設定でバランスが得られる様に設定が施してあります。
このウッドペッカーと言うモデルもネック仕込み角(ギブソン系とは全く異なる角度)設定の楽器なので、通常のTELESAの様にプレートブリッジ仕様ではありません。
そのうちに完成が近づけばお見せ出来るでしょう。お楽しみに。(^_^)
P.S. 皆さん、たぶんバンド好きでしょ? だったら邦画だけど「ソラニン」観ましたか?
今日、DVDを借りてみたのですが、なんだかとても懐かしい気分になりましたよ。好きだな。
写真は奥のネックがTELESA-AE用のネックで手前が「ウッドペッカー」と言うモデルの最終試作用のネック。
CFS-22F/メイプル300R指板でブラックのバインディングを施してあります。
本日で生地全てを完成させました。ボディの方はあらためて設計から起こし直すので加工はまだ先ですね。
このネックもスロープヘッド化してあります。ボディには仕込み角を付けてのマウント設計です。
実はスロープヘッド構造のまだ明かしていない秘密があるんです。
それはギブソン系の場合、ネックはボディ平面に対して仕込み角が4度などの設定が施されてのセットネック構造ですが、フェンダー系では基本設計がネック仕込み角が無いフラット構成構造で、ネック自体もフラットヘッド構造ですからヘッド面でベストな張力バランスが得られていない為に弦を押さえ込むテンションピンが必要な構造です。しかもテンションピンを装着してもベストバランスは得られません。
こうしたフラット構成のネックをギブソン系の様なボディでの仕込み角設定を施し、ブリッジもチューンO+テールピース構成のギターを製作した場合、結果的にバランスは取りようが無く、サウンドも非常に中途半端なものになることが、昔の話になりますが女神工房時代の構造検証で確認済みでした。
その為にワタクシはフラットヘッド/ネック+仕込み角設定ボディと言う構造でのギターは製作はしておりませんでしたが、昨年完成を見たtmp/スロープヘッドネックではギブソン系のアングルドネックともフェンダー系のフラットヘッドネックとも張力構造が全く異なり、ネックのフラット仕込み/仕込み角設定、双方の構造設定でバランスが得られる様に設定が施してあります。
このウッドペッカーと言うモデルもネック仕込み角(ギブソン系とは全く異なる角度)設定の楽器なので、通常のTELESAの様にプレートブリッジ仕様ではありません。
そのうちに完成が近づけばお見せ出来るでしょう。お楽しみに。(^_^)
P.S. 皆さん、たぶんバンド好きでしょ? だったら邦画だけど「ソラニン」観ましたか?
今日、DVDを借りてみたのですが、なんだかとても懐かしい気分になりましたよ。好きだな。
たまにはブログっぽく
9/11 本日は友人のミュージシャンの娘さんの結婚式に参列して参りました。
教会での挙式でしたので新婦は父親にエスコートされてバージンロードを新郎の待つ祭壇へと歩みを進めますが、そのバージンロードの手前には花嫁の母親が控え、二人が歩み出す直前に母は花嫁姿の娘が頭にまとったベールを下ろします。
それから父親と娘はバージンロードを歩み出すのですが、その母親が娘のベールを下ろす意味が「これで私の親としての役目は終わりですよ」と言う意味を示すものらしいんですね。
その意味を聞いて来週に我が娘の挙式を控えているワタクシもなんだか「じ~~ん」と来ちゃいましたね。
こうして皆、親の想いを背負いながら巣立って行くんだな~・・と。
親先祖に感謝無く生きてる人間が幸せになれない理由も納得出来ますね。
たまにはブログっぽいのもいいか。ワタクシには似合わないけどね。(^_^;)
教会での挙式でしたので新婦は父親にエスコートされてバージンロードを新郎の待つ祭壇へと歩みを進めますが、そのバージンロードの手前には花嫁の母親が控え、二人が歩み出す直前に母は花嫁姿の娘が頭にまとったベールを下ろします。
それから父親と娘はバージンロードを歩み出すのですが、その母親が娘のベールを下ろす意味が「これで私の親としての役目は終わりですよ」と言う意味を示すものらしいんですね。
その意味を聞いて来週に我が娘の挙式を控えているワタクシもなんだか「じ~~ん」と来ちゃいましたね。
こうして皆、親の想いを背負いながら巣立って行くんだな~・・と。
親先祖に感謝無く生きてる人間が幸せになれない理由も納得出来ますね。
たまにはブログっぽいのもいいか。ワタクシには似合わないけどね。(^_^;)