tmpブログ -128ページ目

経過報告 川崎のMさん

7/3 ヨコハマ だらだら小雨降り 湿度高し.

今日は何だかダル~い日です.湿度が高いと疲れやすいですね.

写真はMさんのギブソンLGでリフレットの為の指板修正と共にLRバグスのピックアップをマウントする為にブリッジ裏の台座加工を進めています.
この個体にはなんだかワケの分からないでかいエンドピンらしきものが装着されています.写真2
どうしてこんなにデカイもの付けたんだろう?って感じですね.(^o^;)

アメリカは国がデカイので地元に楽器屋さんが無い人はヘタすると隣の州まで出かけていかねばならないので、だったら自分でやっちゃえ!ってケースが多い国です.今はネット購入出来ますから状況は昔とかなり変わっている筈ですが、昔の楽器には素人作業が施された個体が結構多いです.

頼むから素人が手を出さないでよ、って思う様な作業が施されていたりしますからね.昔の楽器をオークション系で入手される方はその点を注意すべきでしょうね.素人が的確な作業が出来るなんて事は、ま~ず有り得ませんからね.プロでもヤバい作業をする人の方が多いくらいですから.

この個体はたぶん家具やキッチン周りの金具を流用して取り付けたんじゃないでしょうかね?
タオルハンガーの金具の様に見えますもん.裏側からナットで締め込んであって外すのが結構面倒でした.バカでかい穴を一旦マホガニー材で埋木してエンドピンジャックの装着に備えた穴加工を加えています.写真3

ネックの方はギブソンお決まりパターンで捩じれてますが、大した捻れでないのがラッキーでしたね.最小限の削り修正を施す事で楽器の対応寿命を延ばしてあげます.ですから捻れも完全修正は行なっていません.
仮に捻れ自体をとにかく無くしてしまおうと指板面をガンガン削ってしまったら、イコールで楽器の寿命を縮めてしまうことになります.出来る限り指板削りは抑えた対処をすべきです.

ヴァイオリンの製作を行なっておりますと、そろそろギターも高級品クラスは接着剤をエポキシやタイトボンド系の使用をやめて原点に還ってニカワ接着に戻るべきだな、と感じますね.
レスポールなどのセットネックのネックリセットや指板交換も可能になりますからね.それでだけ楽器の寿命をどれ程延ばせる事か.実に勿体ないですもん.
まあ、高価であってもギター関係の製造でニカワ接着を工員にマスターさせるのは確かに大変ですけどね.そのくらい製造現場に生粋の職人が居ないのが現実ですから.


$tmpブログ
$tmpブログ
$tmpブログ

緊急作業

7/2 ヨコハマ晴れ.7月ですねえ~ 夏がもうすぐそこ.ヾ( `▽)ゞ 待ってるよ~

今日はビオラ弾きのSさんから戻って来た1本目の試作器の作り替え作業をいっきに進めています.

一回目の検証はSさんのご協力のお陰で済んでますので、一旦すべてバラしてネック仕込み角やペグロケーションやバスバーも含め最終設定へと作り替えます.

ここ一連の検証でクラッシックの世界では(マチュア奏者は対象外)アンサンブル設定とソリスト設定、若しくはその中間の3の設定パターンの構築が必要だと、結論付けしました.

ヴァイオリン族はヴァイオリン/ビオラ/チェロ/コンバスと4つの弦楽器でレンジ構成され、オーケストラに必要なストリングス・アンサンブルが成り立っています.
その中でソリストの場合は通常のアンサンブルをバックに従えての演奏ですから周囲よりも音が前に出て行かなくてはいけないのです.結果、サウンドの指向を強めに振って調整する必要があります.

要するに音抜けを確保する為に音に張りを持たせるわけです.当然ソリストの楽器本体にはかなりのクオリティが求められるのは言うまでもありません.
アンサンブルに埋もれてしまって、どうプレイしてるのか聴衆が聴き分けることが出来なければ楽曲のソロパートが死んでしまいますからね.ホント大変な立場です、ソリストは.

それをどう作り分けるべきか、ずっと研究対象にしてきました.

そもそもtmp-Guitar 自体もアマチュア・ユーザーなど、音楽家以外は全く無視して設定されています.世界中でもtmpくらいのものでしょうねえ「tmpのギターは09ゲージを張る事は設計上で前提としていませんので、09ゲージ使用者の方の作業は受け付けておりません」と最初から公言しちゃってるのは.
ソリッドボディの定番エレキはそもそも011か012ゲージがメインの時代の設計でそれらのゲージを張る事が前提で設計されてますからね.ほっそ~いゲージ張ってもボディが響かないんですから、そもそもが.
ほっそ~い弦張られたら、いい材を使って手間ひま掛けてじっくり仕上げた良さが出て来ないんですからそんなのバカらしいでしょ? 結果、09ゲージ張る事自体を対象外にしちゃった訳です.

とまあ、エレキではそうした結論でやってきたのですが、ヴァイオリン族では勿論アマチュア奏者を考慮して作業する必要など全く無いですから、アンサンブル奏者用にはバランス重視の設定でまとめ、ソリストには少し強めのサウンドでまとめることを前提として、その設定はどうして実作業するのがベストなのか、っちゅーところが重要なんです.どう作り込むのがベストなのか、って事です.

結論はネックの仕込み角と指板高設定ですね.
ペグロケーションはベストな設定など ひとつしか無い様なモンですから、この部分は当然共通.
(従来のヴァイオリン族の設定はベストではない)そしてもうひとつ重要なのがバスバー設定と魂柱設定でした.これが結論ですね.この2つのポイントのバランスの加減と言う事になります.

仕込み角はアンサンブル設定とソリスト設定の中間の設定の仕込み角に対してアンサンブル/ソリスト設定用はそれぞれマイナス0.25度/プラス0.25度で双方の角度さは0.5度と言う事になりましたね.

こうした設定の違いで生み出す部分を魂柱の調整だけでやってしまう様なやり方はNGですね.
楽器屋さんに持ち込んで魂柱調整でやってもらう、って話をよく耳にしますが、ワタクシの研究からすると魂柱の理想的なバランス位置はバスバーの設定と切り離しては設定出来ないと言うのが結論.魂柱の設定はバスバーがどうであるかに大きく左右されますので、バスバー自体を変更しないのであれば、それに対する魂柱の設定は既に決まってしまっている様なものです.

ですから、魂柱だけでの調整は基本的にベストには出来ないと言えるんです.ですから調整作業もバラす事を前提とした作り替え作業を行ってベストバランス設定を得るしかないのが現実だと言う事です.まあ、あくまでワタクシの結論ですよ.

とは言え、楽器屋さんに調整に持ち込んだら納得がいかず店員さんと大喧嘩になった、なんて話を耳にします.が、そもそも魂柱のベスト位置はバスバーを変更しない限りは一カ所にしかないのですから魂柱だけで調整を行なおうとする事自体がそもそも誤りですね.

とまあ、こうしたベーシックなノウハウが構築出来た結果、最終仕様と言うものが誕生するわけですね.先人がどうやっていたかなんてどうでもいいのです.

そうそう、このビオラは最終仕様への作り替えだけでなく、もうひとつニスの仕上げで新しい手法に挑みます.初めての試みですからやってみるしかないですね.ウマく行けば日本のヴァイオリンらしい処理と言う事が言えると思います. やっぱ、ジャパンオリジナルでしょ~ d(^ ^)b



$tmpブログ

終了報告

6/30 6月最後の1日が無事終わり明日から7月です.もう後半がスタートです.

川崎のMさんのエピフォンの作業が無事に終了しております.梅雨時の作業遅れの中、お待ち頂きありがとうございました.もう1本のアコギの方は来週からスタートさせ1週間程で完成させますので、お待ち下さいませ.

1890年イタリー製のリクリエイト・ヴァイオリンのバスバー変更も接着まで終了しています.
高々、割り箸と然程変わらないサイズのバスバーの素材の違いがイメージ通りの変化を見せてくれるのか、それはこうして実際に試せば分かる事です.

更には現状で全く同じ栂材でバスバー製作した1920年ドイツ製の個体も今回と同じ様にバスバーを交換して同じ変化を示せば、それはそのまま確実性の高いデータと言う事になります.

2本同じ事を試してそれが同じ傾向のサウンド指向を示し、今度はそれを同じ様に別素材のバスバーに変更して、それも同じ変化が得られれば2種のバスバー素材のサウンド指向を把握出来た事になりますし、オーソドックスなスプルース材の響きは何度も確認していますので3種の傾向差までデータを得たのと同じ事になります.
と同時にバスバー素材と魂柱素材のマッチングバランスもデータとして得られています.共材でバスバーと魂柱を製作した場合、バスバーと魂柱を別素材で製作した場合の特徴も一度経験すれば決してその特色は忘れません.

長きに渡る経験上、一度弾いたギターやベースのサウンドは自分でも驚く程長い間記憶している事が出来ます.ヴァイオリン族の製作でもそれは同じでしょう.実際にこうした検証作業で変更前のサウンドの事は忘れる事が無いのですから.

それから、これも良くある事なんですが、楽器の所有者のことは早く忘れがちなんですが、楽器を見るとその楽器の事はすぐに想い出したりします.「あ~この楽器ね、ハイハイ覚えてますよ」って言いながら、所有者の事は想い出せなかったり・・この人誰だっけ? (;^_^A

とにかく、他の事だとすぐに忘れちゃうのにね.考えたらとっても不思議です.
特にヴァイオリンは耳元で誰よりも大きな音で聴こえますし、更に顎に挟んで弾きますから骨伝導で頭蓋骨に直接響きますので余計にサウンドの響きの違いは明確に分かります.
これはギター関係を遥かに越える反応部分で、直接「脳」に響いて来ますからね.

耳どころじゃなく、脳で直接モニターするなんて・・全くもってスゴイ楽器です.

$tmpブログ
$tmpブログ

経過報告 

6/28 ヨコハマ 取り敢えず晴れ、みたいな感じの日.

Mさんのエピフォンのフレット打込みと仕上げが終了致しました.
明日からセットアップへと進みます.

ヴァイオリンの写真は以前の試作品で従来のヴァイオリンの構造を元に作製したものですが、数々の検証結果、その内容では全くダ~メ!と言う結論でこれまた最終仕様内容へと作り替えの最中.

最初の写真がオーソドックスなバスバー設定のままのショットで次の写真が修正後のもの.結果的に何と元のサイズの半分にも満たないサイズへと変更しています.

まあね、最初取り敢えず従来のヴァイオリンの図面を見ながら作ったわけなので「え~っ・・ヴァイオリンのバスバーってホントにこんなにデカくていいのお?」と思いつつも作ってみるわけです.で、サウンドチェックで明らかに低域がバスバーに食われて響かない.
「やーっぱりデカ過ぎるじゃないの~、ったく!」とブツブツ言いながら、別個体で従来のヴァイオリンの標準サイズのバスバーからサイズダウンして組み上げ直し、ベストバランスを探って結論を見るわけです.
そしてそのサイズを新たな基準として、この個体も変更してあげているというワケです.勿論バスバーだけでなく板厚設定と削り形状にしても掴んだデータを元に全てやり直します。
こうした作業を様々な検証対象にその都度行なっているのです.

ねっ!めんどくさい作業だなーと思うでしょ?読んでるだけでも.
でもこれをやってるうちにスーパーな感性が身に付くんです.
丁度F-1のドライバーとメカニックの仕事を一人でやってる様な感じかな.想像力を働かせ感性を研ぎすまして作業をし、それを試し、掴んだデータを元に一旦バラして作り替え、また試す.
その繰り返しを各部分に行なっているうちにどんどん的が絞られ正解が見えて来るんです.
分からない事がどんどん減って行き、正解を短時間で割り出す能力が身に備わるからなんです.

そもそもですね、現在世間に出回ってるストラディバリとかグアルネリの図面とかって、たぶんですが、間違ってると思いますね.
あの名器のサウンドを聴くと、こんな設定の楽器の響きとはちょっと思えないからです.

図面を見ながら「この設計で、あの音は絶対に出ないな」と以前に思ったことが今では現実となっています.その代わり、10本程のヴァイオリンを平均で3回程作り替える羽目になりましたねえ
これを金額で換算したら300万近くなるでしょうね。
これがワタクシの支払った授業料と言う事になります。

$tmpブログ

$tmpブログ
$tmpブログ

経過報告

6/27 ヨコハマ晴れ

今日も晴れてくれました.助かる! 久しぶりのカスタム品への塗装です.
ネックの生地磨き作業では夏の様な日差しを浴びて全身汗だくになりました.これまた久しぶり.

また川崎のMさんのエピフォンもフレット打込みまで終了.
フレット打ちっぱなしで、フレットの上面擦り合わせをしていないこの状態でも演奏上問題が出ないくらいの精度が出ています.明日からはフレットファイリング整形と仕上げへと進めます.


$tmpブログ
$tmpブログ
$tmpブログ

まとめ経過報告

6/26 ヨコハマ夏日 いいですね~夏日.

梅雨時に何と貴重な快晴.ありがたいなあ~と思いつつも、今日はボランティアの予定日で外出しなくてはいけなかったのです.それでも作業も行っています.

カスタムオーダー品のネック達の生地仕上げ加工ですが、IさんのCCR-312のネック(写真手前のネック)だけはご本人が週末にネックを確認したいとのご要望のため、仕上げまでは進める事が出来ない為に半加工で中断しています.

Iさん以外の作業は予定通り進めておりますのでご安心を.今日の様な晴れが続いてくれるといいんですけどねえ.
$tmpブログ

個別報告 川崎市のMさん

6/23 ヨコハマ 取り敢えず晴れ.中途半端な天気.

写真は指板修正&リフレット作業となったMさんのエピフォンです.
ガタガタだった指板面ですが、皆さんもリペアーショップにこうした古い楽器をリフレットに出す時は気をつけないと、指板がデコボコだからといってキレイに平にされちゃったりしますからね.

特にローズ指板でスケール上の頻繁に押えるポジション部分が抉れてしまっている個体は古い楽器によく見かけますが、それらは深いものでは1ミリ程もエグレちゃってます.
それを完璧に指板面を美しくする為だけに全体を削られた場合、楽器としての設定変更と何ら変わらない結果になります.指板上面高が1ミリ以上下がったワケですから、それは当然です.

こうしたケースではリペアーに出す際に「指板修正は出来る限り必要最低限の処理でお願いしますね」と一言添えるべきです.でないと音はどうあれ指板面もフレットもピカピカになってればOK!と思ってる未熟なリペアーマンに作業されるかもしれませんからね.あぶねーあぶね~( ̄_ ̄ i)

当然今回も指板の削り修正が最小限で鳴りのバランスもサウンド自体も別な楽器に成ってしまわぬ様に部分削り修正に留めています.でもサウンド面でも完璧に仕上がります.それが作業目標ですからね.

「どーですお客さん、指板もフレットもピッカピカでしょっ!ねっ」な~んて見た目の事ばかり言ってるリペアーマンには作業を依頼するべきじゃあ無いですねえ.
見た目がピッカピカになった替わりにサウンドがペラッペラになってるかもしれませんからね.
お~こわっ   (ノ_・。)   参考までに.

Mさん、暫く指板の様子をチェックしてからフレット打ち込みに進めますね.

$tmpブログ

立ち上がれ

6/22 ヨコハマ 何とな~く晴れてはいました.

世の中以前とは色々変わって来ましたね.原発再稼働反対の市民デモが今日も行なわれた様子.
国民が直接意思表示する事が少なかった我がニッポンですが、変わり始めた様子ですね.
大いに結構.その声に国がどう応えるのか、注目しましょう.

それもそうなんですが、早いところ国内の電源周波数を55Hzで統一してくれないかなあ.
そうすれば国内電源規格の統一で電力不足に対しても東西の電力会社が融通し合えるから原発何て無くてもやりくり出来ると思います.
国内に2種の周波数規格が存在する国なんて世界でも日本くらいなもんですからね.馬鹿げてるったらありゃしないわ.爆弾

写真は完成済みのヴァイオリンですが、結果的にまたバラしてバスバーの交換をする事にしました.
この2本はバスバー材を栂材を使用しており、その特性を掴む為にその他の設定はtmp共通基本設定で作り上げてバスバー材だけを栂材を使用し、その検証したのです.
栂材は非常にレスポンスに優れているので採用した場合の結果を確かめたかったのですが、残念ながらローエンドの厚さや延びが不足していました.
まあ、フォーキーでアイリッシュ系のサウンドにはマッチするのですがクラッシックではNGでしょうね.検証は1本だけですと見解をまとめるのに不十分ですので、あえて2本同じ事をやってみて、同じ結論、同じ判断が出た場合にワタクシはその結論を採用します.
理想なのは魂柱と同じ個体材からバスバーも作り出すのがサウンドはベストバランスですね.
スプルースのバスバーとクリスマスツリー材の魂柱でのミックスも非常に素晴らしいです.

こうした度重なる検証が本当に重要なんです。想像がつくからって実際にやらないと、経験値にはならないんですね。想像値でしかない。この差は実に実に大きいのです。
何もやらずに想像値や巷情報だけでアタマが固まったらもうその人間は進歩しませんから。
後輩達にはネット情報はいっさい見るなって言ってますね。裏付けの無い情報などゴミと同じですから。

2枚目の写真は本日出荷されたビオラ奏者Sさんの18インチビオラです.
まだ寝ぼけた状態ですがSさんが所有されている600万で入手されたというオールド・ビオラと比較検証を行なって頂く予定に成っております.
この個体の仕様でおよそ50万で販売可能という結果が出ましたので、後は一桁上のクラスの楽器と比較してどうなのか、と言うテーマ検証です.
数ヶ月先になると思いますが結論を楽しみにしています.出来れば常識を覆したいですね.メラメラ


$tmpブログ
$tmpブログ

個別報告 エピフォンのMさん

6/21 ヨコハマ曇り空 たまに小雨

いや~蒸し暑いですね~ 今日は写真のMさんのエピフォンのフレットファイリングを行なうつもりでしたが、トラスロッドを締めますとグニュ~ンと指板面が波打ってしまいフレットファイリングでは間に合わず、指板修正&リフレットを行なう以外に手は無い事が判明致しましたので、Mさんにはそのご報告です.

既にトップに接着されていたブリッジは剥がして修正済みですが、指板修正&リフレット(抜けていたドットポジマーカー入れ)作業との合計で¥55.000+TAXの作業と成る見込みです.
取り敢えず後はご本人の判断に委ねます.ご連絡をお待ちしております.

皆さんにはあまり認識されていない部分かと思いますが、トラスロッドはギブソン系の様なヘッド部でロッド調整する構造ではキレイな修正はは非常に困難と言えます.
確かにロッド調整そのものは機能はしますが基本的に理想的なロッド修正が可能にする為にはネックの端末で締め込む、端末締めタイプでなくてはならないんです.

それはネックの張力負荷が最も掛かるのはネックの仕込み部分なのです.ヘッド側で締め込むロッドの場合、そのネック端末部分はロッドの仕込みカーブが終わって単に埋め込まれているだけの為に一番張力負荷が大きい部分に効力が発揮出来ない構造なのです.

それだけでなくこの個体の様にヘッドからロッドの仕込みカーブが始まっている構造のロッドは5F前後に仕込みカーブの深い部分が始まっているので、ロッドを締め込みますとこの部分が盛り上がり、先ほど述べた端末部分でロッドの効力が無い為にネックが耐えられずに落込むことで結果的に指板が波打ち状態に成ってしまうのです.特にロッドが食込みやすいマホガニーネック材の場合では完全に構造欠陥と言えます.

でも当時はセットネックのギター系ではトラスロッド調整がし易い様にヘッド側で調整出来る構造をどこも単純に採用してしまったのでしょうね.物理的に考えれば本来有り得ない選択だと言えます.

現実にはこうした事実が分かっていても定番楽器達がこうした構造で製作されてきた為にオリジナルと異なる仕様で製作した場合、オリジナル仕様と違うから、と言う理由でユーザーが買わない事をメーカーサイドは恐れ未だに同じ仕様で製作され続けているのです。

ある意味で馬鹿げた話です。
わざわざ問題のある仕様で作り続けられているなんてね。┐( ̄ヘ ̄)┌

$tmpブログ

爪痕

6/20 ヨコハマ 台風一過

台風一過の晴れ日でしたが庭先に確認に出ましたら強風で燻煙庫の小さい方が無惨になぎ倒されておりました.今日は作業を中断してその片付けに追われました.

幸いネック専用の燻煙庫で、勿論台風が来るという事で燻煙は行なっていませんでしたから楽器としての被害はありませんでしたが、燻煙庫そのものは完全に壊れてしまいました.もう二度と使えそうにありません.まっ、仕方ないですね.気持ちを切り替えて先に進みましょう.o(^-^)o