経過報告
6/28 ヨコハマ 取り敢えず晴れ、みたいな感じの日.
Mさんのエピフォンのフレット打込みと仕上げが終了致しました.
明日からセットアップへと進みます.
ヴァイオリンの写真は以前の試作品で従来のヴァイオリンの構造を元に作製したものですが、数々の検証結果、その内容では全くダ~メ!と言う結論でこれまた最終仕様内容へと作り替えの最中.
最初の写真がオーソドックスなバスバー設定のままのショットで次の写真が修正後のもの.結果的に何と元のサイズの半分にも満たないサイズへと変更しています.
まあね、最初取り敢えず従来のヴァイオリンの図面を見ながら作ったわけなので「え~っ・・ヴァイオリンのバスバーってホントにこんなにデカくていいのお?」と思いつつも作ってみるわけです.で、サウンドチェックで明らかに低域がバスバーに食われて響かない.
「やーっぱりデカ過ぎるじゃないの~、ったく!」とブツブツ言いながら、別個体で従来のヴァイオリンの標準サイズのバスバーからサイズダウンして組み上げ直し、ベストバランスを探って結論を見るわけです.
そしてそのサイズを新たな基準として、この個体も変更してあげているというワケです.勿論バスバーだけでなく板厚設定と削り形状にしても掴んだデータを元に全てやり直します。
こうした作業を様々な検証対象にその都度行なっているのです.
ねっ!めんどくさい作業だなーと思うでしょ?読んでるだけでも.
でもこれをやってるうちにスーパーな感性が身に付くんです.
丁度F-1のドライバーとメカニックの仕事を一人でやってる様な感じかな.想像力を働かせ感性を研ぎすまして作業をし、それを試し、掴んだデータを元に一旦バラして作り替え、また試す.
その繰り返しを各部分に行なっているうちにどんどん的が絞られ正解が見えて来るんです.
分からない事がどんどん減って行き、正解を短時間で割り出す能力が身に備わるからなんです.
そもそもですね、現在世間に出回ってるストラディバリとかグアルネリの図面とかって、たぶんですが、間違ってると思いますね.
あの名器のサウンドを聴くと、こんな設定の楽器の響きとはちょっと思えないからです.
図面を見ながら「この設計で、あの音は絶対に出ないな」と以前に思ったことが今では現実となっています.その代わり、10本程のヴァイオリンを平均で3回程作り替える羽目になりましたねえ
これを金額で換算したら300万近くなるでしょうね。
これがワタクシの支払った授業料と言う事になります。

Mさんのエピフォンのフレット打込みと仕上げが終了致しました.
明日からセットアップへと進みます.
ヴァイオリンの写真は以前の試作品で従来のヴァイオリンの構造を元に作製したものですが、数々の検証結果、その内容では全くダ~メ!と言う結論でこれまた最終仕様内容へと作り替えの最中.
最初の写真がオーソドックスなバスバー設定のままのショットで次の写真が修正後のもの.結果的に何と元のサイズの半分にも満たないサイズへと変更しています.
まあね、最初取り敢えず従来のヴァイオリンの図面を見ながら作ったわけなので「え~っ・・ヴァイオリンのバスバーってホントにこんなにデカくていいのお?」と思いつつも作ってみるわけです.で、サウンドチェックで明らかに低域がバスバーに食われて響かない.
「やーっぱりデカ過ぎるじゃないの~、ったく!」とブツブツ言いながら、別個体で従来のヴァイオリンの標準サイズのバスバーからサイズダウンして組み上げ直し、ベストバランスを探って結論を見るわけです.
そしてそのサイズを新たな基準として、この個体も変更してあげているというワケです.勿論バスバーだけでなく板厚設定と削り形状にしても掴んだデータを元に全てやり直します。
こうした作業を様々な検証対象にその都度行なっているのです.
ねっ!めんどくさい作業だなーと思うでしょ?読んでるだけでも.
でもこれをやってるうちにスーパーな感性が身に付くんです.
丁度F-1のドライバーとメカニックの仕事を一人でやってる様な感じかな.想像力を働かせ感性を研ぎすまして作業をし、それを試し、掴んだデータを元に一旦バラして作り替え、また試す.
その繰り返しを各部分に行なっているうちにどんどん的が絞られ正解が見えて来るんです.
分からない事がどんどん減って行き、正解を短時間で割り出す能力が身に備わるからなんです.
そもそもですね、現在世間に出回ってるストラディバリとかグアルネリの図面とかって、たぶんですが、間違ってると思いますね.
あの名器のサウンドを聴くと、こんな設定の楽器の響きとはちょっと思えないからです.
図面を見ながら「この設計で、あの音は絶対に出ないな」と以前に思ったことが今では現実となっています.その代わり、10本程のヴァイオリンを平均で3回程作り替える羽目になりましたねえ
これを金額で換算したら300万近くなるでしょうね。
これがワタクシの支払った授業料と言う事になります。
