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経過報告

7/14 ヨコハマ 夏日

今日のメニューはMさんのLGのペグ穴加工とヘッド着色.だいぶまとまって来てます.写真1

後はブルースブルーに着色を始めたRetroCity-P-90W(写真2)のネック製作でした.ネック生地加工がほぼ終了出来ました.いつも通りに手に吸い付く様なグリップ感を備えたネックです.このボディとネックのペアなら出て来る音はもう万全です.写真3

明日から連休ですが、周囲に配慮して作業は控えます.来週も晴れてくれると嬉しいですね.

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熱中症

7/13 いや~蒸し蒸しの1日でしたね~ 作業してますと汗が吹き出て来ます。
でもワタシの場合は熱中症の心配はございません。基本的に暑さに強いのです。
今は弦楽器製作の熱中症だな。(^ε^)

今日はヒガツラ材のRetroCity-P90Wの生地加工から下地塗りまで進めました.
エルボーカットとバックコンターはローエンドの延びを配慮して浅めの加工にしてあります.

下地塗りは先日ヴァイオリンで試した新しい下地処理法を用いてカラーリングも生地着色で薄いブルーと小豆色をまぜ、その上にライトブラウンを重ねて作る「Blues Blue/ブルース・ブルー」と言う新色.今日のところは下地処理だけ.

新色のBlues Blueは下地の薄いブルーがほんのり透けるライトブラウンで、イメージは当然Bluesでございますね.それこそゲイトマウス・ブラウンのしゃれたブルースにぴったしの色艶一杯の鳴きのギターでございます.
でもAC/DCのアンガスのサウンドをぐっと太くしたサウンドも大得意ですからロックなアナタにもお勧めします.

作った本人が言うのも何ですが、ワタシこのギター(RetroCity)が好きですホント.いつまでも弾いていたくなるギターです.ギブソンやフェンダーの楽器では絶対にこの味や弾き心地は得られませんからね。設計して良かったと思ってます。

この1本がありゃ、もう他はいらない、って思わせてくれるギターに仕上げていきますからね.
お楽しみに.

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経過報告 セザンヌ風(スザンヌじゃないよ)

7/12 ヨコハマ 荒れ模様.今朝方まるで嵐の様な風が吹いていました.

昨日塗装を済ませておいて正解でした.次に晴れるのは日曜だそうで.作業出来ないね日曜は.

写真は川崎のMさんのギブソンLGのヘッド接ぎ木から形状加工を済ませた時点でのショット.
これで塗装をすれば接いである事も目立たなくなるでしょう.古っぽく仕上げなくちゃね.

もう1枚はビオラニストのSさんの16.25インチのビオラで初期の検証用設定から既に最終設定に作り替えが終わって現在はニス塗りの最中.
前から試したかった新しい顔料を混ぜてのニス塗りでして、イメージとしてはセザンヌ(スザンヌじゃないよ)の静物画みたいな色合いと趣き.この後トップにはもう少しブラウンを塗っていきますが「すみれブラウン」と名付けた色調合で下地は実はすみれ色なんです.

木生地がアースカラーですからそこに数色の色を混ぜて生地をすみれ色に着色してからライトブラウンのニスを重ねています.トップのニス塗りが済んだら次は指板接合に移行します.お楽しみに.

3枚目の写真はヒガツラ材のRetoroCity-P-90Wで本日外周切り出し加工を終了しました.
ネック仕込みにクランプかませているのはネック仕込み口を設計よりも一旦深めに座グリ加工してネック材と同じイタヤ材の板を接ぎ木しているところ.接着完了後に設定値まで再加工します.

こうする事で直接ボディのヒガツラ材と異種材のイタヤカエデ材をボルトオンした場合よりも音の分離を高める事が出来ます.ネック材と同じ素材をボディ材に接合した上でボルトオンする形式です.しかしこうした技法も音作りにそうする必要がある場合に行なうだけです.
あくまで最終的にどんな特性の楽器にするか、そこから逆算で設定を決めていくのが正しい製作方と言えます.
たまたまこんな風に作ってみたら こんな音になりました、ってのはアマチュアの仕事.
プロは狙った音を最終的に作り出せなくちゃダメです.その為にはかなりの経験とノウハウを蓄積する必要がありますので最低20年くらいは研究を重ねると色々と分かって来ますから頑張って下さいね.

現在ワタシがヴァイオリン系の製作で検証作業をいろいろやってますでしょ?アレも全てノウハウ検証と自らの経験値を高める手段です.やり尽くせば分からない事が無くなって来るのです.

それこそが、めんどくさい事を沢山やった人だけが頂けるご褒美なのです.(^ ^)


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経過報告

7/11 ヨコハマ夏日

いや~暑いですね~と言いながらゴキゲンなワタシ.やっぱ夏はいいわ.

写真は久しぶりのエレキ御一行様の塗装後のショット.写真1
最近ではちーっともギターの話をしないせいかブログ訪問者がおよそ 2/3まで減りましたが、オーダーが来ればギターの登場だってまた増えますですよ.(^~^)

まあ、不景気になるとギター弾いてる場合じゃないわって事で、一時はあれだけ騒いでオーダーだチューンだと言ってた方も今じゃたまに弾くだけ、って方が多いんですね.まるで恋が冷めたみたいにね.ましては一般の楽器屋さんは新品が売れないので真っ青な状況になるのが常です.

2枚目の写真は川崎のMさんのギブソンLGのチューンでヘッド裏に接ぎ木し終わった時点でのショット.今日はこの状態から既にヘッド形状に削り出しまで終了しています.

3枚目の写真は長時間の燻煙処理が終わったヒガツラ材でRetroCity用です.
倍音も多く音の抜けもよいので、バスウッド+アルダー系のミクスチャーサウンドを狙う場合にワタシがセレクトする素材です.
ノンジャンル対応で、リードでの鳴きもバッキングでの抜けも抜群です.
P-90W(メタルカバー仕様)で製作予定です.予定販売価格は税別/本体のみで40万を予定しています.勿論、プロのメインと成りうる楽器に仕上げます。
早めの予約であればカラーリングとピックガード仕様の指定も可能ですのでご予約はお早めに.


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理解不能

7/10 ヨコハマ快晴 梅雨の中休みってやつでしょうか? 歓迎です.

写真はMさんのLGなんですが、ペグ交換を依頼されていてイージーに受けてしまいましたが、実際にはイージーにこなせる作業じゃ無かったりします.
これは昔のギブソンの箱モノ系に時々見受けられる理解不能な仕様のせいです.

写真でお分かりですかね?ヘッドがテーパー形状になっているんです.ヘッドの先に行く程ヘッド厚がくさび状に薄くなっているんです.はあ?これは未だに意味不明ですね.何のメリットがあると考えたんだろう?と、毎回この仕様に出会う度に思いますね.

この個体の場合では、ヘッド上面でのヘッド角は15度、ヘッド裏面は14度設定なんです.
なぜに? 全く意味不明です.
設計者に聞いてみたいですね「わざわざこうした理由は?」「この設定の結果、どんな問題が起こるか考えてみたの?」って.

この結果、ヘッド裏面から垂直に延びるペグポストに対して、ヘッド表面から垂直に打ち込まれたペグブッシングはとは当然誤差がありますから結果的にペグはスムースに回らず、無理な負荷が架かりっぱなしですからすぐにガタが出て壊れてちゃうんですね.

仮にヘッド裏面に対して垂直にペグブッシュを仕込んだとしてもヘッド表面にペグブッシュは密着出来ずに半分浮いた状態にセットされてしまいますから結局ガタが来ます.
ね?ホントに弱ったモンでしょ、この設計には.

仕方ないですから今回はヘッド上面の角度に合わせて裏面が平行になる様にクサビ状に加工したマホガニー材を裏面に接着して結果的にしっかりペグがセット出来る様に作り替える事にしました.(写真3が接合中のショット/白っぽい木は宛木で接着したマホはこのショットでは見えていません)

ここまでしないと、何度ペグ交換してもスムースにチューニング出来ない上にまたペグが壊れる、その繰り返しになって結果的にペグ交換代金が嵩む上にペグはいつもガタついているって事になります.だったら思い切ってヘッド構造を作り替えた方が最終的に安くつきますし、チューニングの不具合も解消出来ます.

ン?それでもオリジナル通りのままがいいって? 
そー言う方も実際にはけっこういらっしゃるでしょうね。でもそれは単なるモノに対する骨董趣味的な判断ですね。楽器は工芸品じゃあ無いですし骨董的価値なんて音楽には関係のない事です。


Mさん、そんな訳でネックの塗装修正も含まれますので3週間程お待ち下さいませ.

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 経過報告 川崎のMさん

7/9 月曜日のヨコハマは快晴の夏日.

湘南に住む友人が「仕事止めて遊びに来ちゃえば?」って電話で誘ってくれましたが、そこはグッとガマンしてのLGのフレット仕上げを完了させました.いや~危なかった.もう少しで誘惑に負けそうでした.この夏日ですからね~ 海が恋しいったら.

相変わらず工房内ではニスの乾燥の為にストーブ連続稼働中.あ、暑~いっ!ヽ(;´ω`)ノ

ン?原発再稼働だって? その前に水圧発電の研究してよ!深海での膨大な水圧を利用しない手は無いっ!それから電源周波数の55Hz国内統一化、これで原発なんてアウトオブコントロールなもの相手にしなくても充分やっていけるはず.

明日からLGの仕上げ作業へと移行します.もう暫くお待ち頂きます.あ~ 夏、夏、夏 ( ̄▽ ̄)

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レイコの話

7/9 になりました.土日ぶっ通しでヴァイオリン関係の作業を行っていました.
試奏楽器を渡すタイミング上、ここまで作業が進行していなくてはならない、と言う段取り上の理由からです.

試奏用でプロ奏者に渡して検証に入っている楽器はまだ数本に過ぎませんが、既に初期段階でのインプレッションは頂いております.
まだそれらはデータとはしませんが、各奏者さんからは共通の所感を頂戴しています.
それはtmp製の古典弦楽器に与えたテーマに沿った評価で喜ばしい内容ですが、現段階では発表は控えます.ただ設計の方向性は間違っていない様子だと実感しています.それは奏者さんが全く同じ感想を述べていたからです.

皆さんから頂くメールから察しますと、ワタクシがハートがエラク強~い人間の様に映られている様子ですが、実際にはよわ~い部分を引きずりながらここ迄来たに過ぎません.

ワタクシにはこの社会で一人だけ言葉ではなく、その生き様で支えにさせてもらっている女性が居ます.
彼女と出会ったのは丁度30年くらい前の事でワタクシの近しい年下の男性の俗にいう彼女としての存在として知り合いました.名前をレイコと言います.当時彼女は二十歳になったばかりの頃であった筈です.ワタクシは結婚して数年が経った頃で、彼女は我が家に時々泊まりで遊びにきていました.その彼女も今では50歳程になっている筈です.

出会ったその時既に彼女は僅かしか目が見えない状態でしかもそれは悪化を続けていました.
本当に明るくて素直で賢く、容姿もとてもチャーミングな女性でした.ワタクシの事を「お兄さん」と言って慕ってくれていました.
こんなに可愛い娘がどうしてこんな苦難を受けなくてはいけないのか、身内同然にワタクシら夫婦も心痛めていました.ワタクシに至っては家に在る神棚に向かって「レイコに僕の視力の半分を分けてやって下さい」とずっと祈願し続けていました.

しかしある日、遂にレイコから全ての視力が消え失せました.
おそらくはワタクシの近しい人間との結婚も夢見ていた筈の彼女だったでしょうに、二人は別れを迎え、そして彼女はひとり故郷の岡山に帰っていきました.どれ程辛かったでしょうか、全盲の恐怖は健常者の想像を超えたものだったでしょう.親しかっただけの人間でさえ彼女の境遇は本当に辛かったのですから.

その後、レイコは視覚障害者さん達の施設に入り、マッサージ師としての資格訓練を受けていると知らされました.

若くして光を失った彼女でしたが、周囲の健常者の誰よりも明るいのです.いつも笑顔で人に接し人を和ませる娘さんでした.そんな彼女に対して当時は今にも増して未熟者で短気な若者だったワタシは自らを恥じたものでした.自分はなんて我がままでちっちゃな男だろうと.

レイコとはもう随分長い間会っていません.ワタクシ自身その後離婚を致しましたので彼女にそれを知らせるのも辛い事でしたから会わずじまいのまま今日に至っています.

でも分かるんですね、会わなくても.彼女は目こそ見えないままだろうけど、今でも誰よりも明るく笑顔を絶やさない人のままだろうと.
実際には人生の夢の中で、叶わなかった夢の方が遥かに多かった彼女の身の上でしょうし、どれだけの涙を見えないその目から流し続けただろうか・・しかしその運命(さだめ)を受け止め、そこから新たな夢を見つけて歩み続けている彼女にワタクシはずっと励まされて生きて来た気がします.
どんなに辛くても健常者の僕には選択肢が沢山あるじゃないか.我がままや自我が自らを狭く苦しい世界に住まわせてしまっているだけじゃないか、そんな自己反省が出来たのもレイコの存在があったからかもしれません.
人は自分の出来る事を精一杯すればいいんだとも思う様になれました。

今だって古典弦楽器製作家としてやっていけるかどうかなんて自分では分かりません.
不安が無いと言ったらそれは嘘になるでしょう.でも精一杯頑張ってみる事だけは出来る、と思っています.そのチャンスはいつでも自分にはあるのですから.自分次第ってことです。

もしレイコが側に居たなら「お兄さん頑張って!きっと出来る筈よ!」って笑顔で言ってくれる筈です. そんな彼女がもうひとつ教えてくれた事、それは「心の目で見る」って事です.

今でも何かしら自分を不自由に感じた時、ワタクシはレイコの事を想い出す事にしています.

レイコ ありがとう。
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経過報告 川崎のMさん

7/6 ヨコハマ 曇り時々雨 たっぷりの湿気.

まあ、梅雨らしいジメジメべとべとの日です.

今日のメニューはMさんのギブソンLGへのフレット打ち込みです.とても順調です.
明日にはフレット周りの仕上げとペグ交換なども含めて作業を進める予定です.

ヴァイオリンの写真は以前に作った個体の作り替え中のショット.
今日は内部の作り替えを終えてトップ板の接合です.こうした検証作業を繰り返しておりますと自分を刃物に例えると、どんどん切れ味が増し鋭くなっている事が実感出来ます.

でもこれもギター設計製作の長年の経験がバックボーンにあればこそって感じますね.
ヴァイオリン職人として若いうちからスタートしていたら、今あるノウハウは得られていなかったのは明確でしょうし、たぶん、ヴァイオリンの事しか知らなかったかもしれません.

何の疑いも無く先人の製作方を見習いマスターし、そしてそれを延々と繰り返していただけかも知れません.ヴァイオリンの名器の構造設計にすら疑問や改良点を見出せる自分になれていたことに感謝しなくちゃいけませんね.自分の過去の経験全て、何一つ無駄になるものは無かったです。

頑固一徹ってのも職人らしくていいですが、時代は留まる事無く変わって行くのです.
もし変化をしない自分、変化をこばむ自分が居たら、それは水の流れが滞り、濁り行くことを示しているとワタクシは考えます.弱っていく自分、そうイメージすべきでしょう.恐い事ですね.

常に生き生きとし、柔軟でありながらも決して折れる事が無い心.ワタシのイメージするところ.

寝たきり老人みたいな心の若者が増えているって言いますが、それは信じたく無い話ですね.
今の若者にだって輝いている奴らは一杯いるって思いたいです.

頑張るしかねーんだぞ、若者! 大丈夫、未来は君たちの為にあるんだから.(^ε^)

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経過報告

7/5 ヨコハマ晴れ

今日は湿度が高めでしたがギリギリ塗装が出来そうでしたのでカスタム達のコーティングを一回だけ行ないました.これ以上は白濁する恐れがあるので避けます.

RetroCityは今日が初めてのトップコーティングでした.深く味わいのある色合いで仕上がりつつあります.工房を訪れた人たちが実際の作業個体を見て必ず口にするのが「やはり写真より実物の方がずっといい色合いですね~」と言う事です.所詮ブログ上の写真じゃ伝わりませんよね.

時々「あなたもフェイスブックに参加しませんか?」あなたをお待ちの方々がこれだけいます、と言った内容のメールが来ます.そこには何名かの知らない方々がフェイスブックの登録者として紹介されています.
「これって、この人たちが僕の参加を望んでいるってこと? 彼らはこうして自分がメールで紹介されている事を知っているのかなあ?」って思います.どうなんでしょうね?

現代人はブログだ、ツイッターだ、フェイスブックだとか、何だかわざわざ忙しくなるものを次々発明してますよね. 世界中に友達がいる、世界と繋がっている・・ 本当にそうでしょうか??

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まとめて経過報告

7/4 蒸し暑いヨコハマでした.でもやっぱり夏はいいな.晴れ

今日はカスタム製作中の各モデルのネック製作の続き作業でした.
サイドポジション入れから生地加工の仕上げにと進めています.

また1本追加でFJ製バスウッドのストラトにマウントする為にカスタム用のスロープヘッド・ネックを追加で製作しています.30万程で販売予定のSS-RHRモデルです.(リヤーがリヤー専用ハンバッカーのRHRをマウント)MV+リヤー専用LCV+MT/5WAY-SW回路です。
このネックが最高に密度の高い個体ですから、これでいい音しないわけがない、と確信出来ます.
グリップも少しだけ細身のフェンダー/60'Sのラウンドグリップで仕上げてあります.

予約希望の方はメールにてお申し込み下さいね.メール到着の早い方に決まります.

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