CreativemanとSMASH、サマソニとフジ、2大洋楽フェスの運営はお互いに何を思う? | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

どうも、トトです。

 

さて、本日のネタはですね、

 

文字数多めなので、冒頭ネタはなしで本編にいこうと思います。

 

本格的に夏フェスシーズンとなる7月を迎え、

 

日本でたった2つしかない夏の洋楽フェスを取り仕切る

 

2つの運営の対談記事が上がってきました。

 

このフェスに行っている人、行ったことがある人には

 

とても興味深いことが語られている対談です。

 

今回も、気になる部分を抜粋し、

 

私見を述べていこうと思います。

 

 

 

フジロック×サマソニ運営対談 フェスと洋楽文化を支える両者のリアルな本音(Rolling Stone Japan)
 

 

―なるほど(笑)。本気で仲が悪いと思ってる読者も、ひょっとしたらいるかもしれませんが。

 

高崎:そのほうが話としては喜ばれそうだけど、残念ながらそうではないです。というのも、日本にイベント会社が色々とあるなかで、洋楽メインの僕らはやってることも近いっちゃ近いわけで。


安藤:それだけ現場での繋がりもあるし、スタッフも個人レベルで交流の輪を広げている人が多い。


高崎:共通項が多いから仲良くなりやすいんですよ。自分と似たような業務やポジションの人だと特にそう。僕も20代の下っ端だった頃に、「お互い大変だよね」「頑張りましょう!」みたいに慰め合ったりしましたもん。そんなふうに、各自でそれぞれ仲良くしている感じです。

 

 

本気で仲が悪いなんて思ってるのはピュアな人だけでしょ。笑
ただ、洋楽メインでやっているところって本当に少ないし、

何より毎年、洋楽メインで夏に大型フェスをやるとこって

SMASHとCreativemanの2社しかないのは事実ですしね。
お互い、フェスの色は違えど
どっちにも出れる、または出た経験のあるバンドもいるワケで。

そういうところでの(言葉悪いけど)バンドの取り合い

みたいなのは、見えないところであったのかなってイメージ。

それが実際に次の質問で語られています。

 

 

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―では、スマッシュとクリマンは良きライバルみたいな?

 

高崎:ですね。そういう話でいうと、僕自身はプロモーターとして、クリマンに対する思いは少しずつ変わってきた部分もあって。

お客さんもそうだと思うんですけど、フェスのラインナップについて語り出すと、「フジに取られた」「サマソニに取られた」みたいな話になりがちじゃないですか。僕も新人だった頃はその感覚が強かったんですよね。「サマソニがなければ、もっといいブッキングができたのに!」と歯がゆい思いを何度もしてきて。もちろん、呼べなかった理由は他にもあるし、SMASHの人間が全員そう思ってたわけではないだろうけど。

 

こちらの都合だけで言えば、フジ一強のほうがアーティストを自由にブッキングできるし、フェスとしての質も高められるかもしれない。だけど、サマソニがあるおかげで、「こんなのやられた、悔しい!」「もっと新人を発掘しないと!」「今年はいいのを作るぞ!」と発奮材料にしながら、お互いが切磋琢磨してきたのは大きかったと思うんですよ。

あとはもう一つ、フジとサマソニがもしコケてしまったら、洋楽マーケットが日本からなくなりそうな気がしていて。「日本の洋楽文化を守る」という言い方は語弊があるかもしれないけど、これからも続けていくためにはバチバチじゃダメだなって。そんなふうにマインドが変わってきたんです。

 

安藤:僕もここ数年、どうやって洋楽を盛り上げていこうかすごく考えていて。フジが1997年、サマソニが2000年に始まった頃とは状況もまったく違いますしね。

 

高崎:正直、洋楽アーティストのギャラは桁が違うし、(邦楽フェスより)コストは遥かにかかります。それにも関わらず、こちらがソールドアウトにすることができず、かたや邦楽フェスが大盛況と聞くと、やっぱり悔しいなって。

 

 

邦楽フェスは馬鹿みたいに増やしすぎなんだよ。
ラインナップだって大して変わりもしねーのに。
また、邦口ックキッズもそこに足を運ぶ……
外野が何を言おうと需要と供給は成り立ってるんだろうけど、
主催にしろ、客にしろ、飽きないのかね……

今回のインタビューでも、キーとなる部分は
このへんのやり取りだと思うんです。SMASHの高崎氏の言うように

 

>> フジとサマソニがもしコケてしまったら、洋楽マーケットが日本からなくなりそうな気がしていて

 

この部分は、割とマジなところもあると感じる。
海外バンドを呼んでるところは中小もいるし、バンドもいる。
だからこそゼロになることはないだろうけど、
呼んでるバンド、ミュージシャンの層、規模はこの際置いといて
10年前ならまだしも、今この状況の中で
日本でこれだけ大きなフェスを洋楽メインでやる
ってこと自体、すごいことだとは思うんですよね。


未だにさ、国内メンツが発表されると

発狂する連中っているワケじゃん?
それがフェスにあまり行ったことがない人とかならまだわかる。
でも、このサマソニとかフジとかに何度も行っている常連とか
フェスじゃなく、洋楽のライブに行っている人とかでも
未だに発狂する人がいるのもまた事実。
気持ちはわかるよ?めちゃくちゃわかる。
自分も過去の記事でそういうの書いてたこともあるし。
実際、それで今年のサマソニ2日目のチケット逃したワケだし。

でも、そういうのを言うことはもう数年前に卒業しました。


何故かって、そういった国内の客寄せパンダがいないと
チケットが売れないから
そこは洋楽好きも認めましょ。認めたくないかもしれないけど。
決まったラインナップに文句言っても、

その年はもう変わらないんだしさ。

それが今に始まったことじゃないし、既に何年もやってる。
当然2、3日前に決まったものでもないと思うんだよ。

チケットが売れなきゃ、こんなデカいフェスなんて続けられないし
そもそも海外から呼べないワケじゃん
サマソニがロックフェスだの何だのを言う人も未だにいる。
そんな00年代の話をされても…
ここ数年のラインナップを見ても、まだそんなこと言ってるなら
それこそ初心者か老害のどっちかだろうと思ってしまうわ。
当時のラインナップ見たらね、

そらオレだってそっちの方に行きたったよ。
でも、実際に自分が行き始めたのは2010からで、
その後、皆勤してたワケでもない。

 

 

今、00年代のラインナップを続けてたら今より行ってただろうけど

過去のこと話してたってしょうがないでしょ。
今はそのラインナップでやっても

当時ほどチケットも売れないんじゃないの?

 

大体さ、タイムテーブルを自分の好きなバンドが
埋めつくすくらいまとめて来てみなよ。
全部は見れないだろって。
そういう贅沢な悩みを実感したいって気持ちも
本ッッッッッ当に!よぉーーーーーくわかるよ!
でも、現実を見なさいよ。 国内組が出てもいいだろ。
その時間は休憩できんじゃん。メシ食えんじゃん。
地蔵はうぜぇよ。 邦口ックキッズとかうぜぇよ。

オレだってそんなヤツらに洋フェス来て欲しくなんかない
でも、主催が決めたならもうしょうがねぇじゃん。
地蔵だの、信者だのなんて、邦楽フェスでも同じことしてんよ。
アイツら自分と推し以外どうでもいいんだ。
そんな馬鹿共に目くじら立てて、余計に疲れることはねーよ。
いないもんとして放っとくしかねーって。
どうしても邪魔なら、スタッフに言って何とかしてもらおう。

 

この受け答えを読んでれば、なんとなくわかんじゃん。
主催側だって、本来はそんな客寄せ勢には頼りたくないのでは…?
でも、そんなパンダなんかよりも遥かに
海外アクトはコストがかかる
ヘッドライナー級なんて言ったら、パンダ何組、何十組分
ってレベルのお金が動くんだと思うんよ。
それだけじゃなく、レジェンド呼んで、中堅どころも呼んで、
旬な新人、これから"来る"可能性を秘めた新人とかも呼んでさ

洋楽マーケットを支えようとしてくれている努力は見える。
パンダのせいでそれが薄まって見えるかもしれないけど、
ホントにダメなら、開催しないって手を打てばいいんだし。
それでもやっぱり毎年開催してくれるのは

日本と海外の橋渡し的なこと絶えずやってくれてるんだな

って、自分も思えるようにはなりましたよ。
それをさぁ…オレなんかよりも遥かに長く

洋楽シーンを見てきたような連中がさぁ……
いつまでも初心者、老害みたいなこと言ってんじゃねーよ
って思うんですよね。
お宅ら、日本の洋楽シーン何年見てきてんの?と。
それくらい考えた上で物言えよ、と。
行かないでギャーギャー言うヤツなら、とりあえず黙っとけ。
行きもしないヤツにラインナップに文句言う権利はねーわ。

 

 

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―とはいえ、洋楽不況は深刻ですよね。

 

高崎:レコード会社の方と話しても、どんどん厳しくなってきてるようです。そういう傾向はフェスの運営にも反映されるもので。昔だったら洋楽の目玉アーティストが、フジかサマソニにタイミングよく出演する流れがあったじゃないですか。だけど、「海外で売れてるけど日本には呼べない」というケースが、ここ5年くらいで顕著に増えていて。そうなると、人気の格差はますます開いてしまうし、本当に呼ぶチャンスがなくなってしまう。

 

安藤:そういう話も含めて、海外のアーティストが日本に来る意味合いも変わってきた気がします。

 

高崎:そうだよね。さっきの「取った取られた」でいうと、最近はフジでもサマソニでもなく、海外のフェスに行っちゃうアーティストが多いんですよ。日本経済の低迷もあって、こちらとしては最大限のギャラを提示しても「安い」と言われ、シンガポールの大きなフェスとか、中国のお金持ちが主催する個人イベントに取られてしまう。昔はアジアといえば日本が一番で、なんとしても来たがるアーティストが後を絶たなかったのに、すっかりポジションが変わってしまった。


―フェス以外でも、最近は日本飛ばしのアジアツアーをよく見かけます。

 

安藤:フジとサマソニは洋楽フェスとして始まって、今もその形で続いていますけど、サマソニに関してはここ数年で日本人アクトの割合がかなり増えているんですよ。海外の若いバンドからも「サマソニに出たい」と売り込みはあるんですが、昔みたいに出れば話題になる感じでもなくなってきていて。そういう若いアーティストを僕らがフックアップするときは、その後どうやって大きくしていくのかプランを練らないと、洋楽の盛り上がりを取り戻すのは難しいのかなと。

 

高崎:そういう状況だからこそ、フジとサマソニが協力しながら、洋楽フェスの存在感を高めていかないとマズいなって。この対談もその一環ですよね。それぞれのフェスについて知ることで、新しい出会いのきっかけにしてもらいたいです。

 

 

>> 「海外で売れてるけど日本には呼べない」というケース

 

これこそまさにな問題ですよね。
日本でどんどん洋楽が落ちぶれていって、
聴いてるのがジジイとガキしかいない。
ジジイは懐古バンドを聴き、新人を聴かない、知らない。
ガキは流行りのものしか聴かず、過去のものは聴かない、知らない。

というか、そもそも洋楽自体が聴かれなくなっている現実。
それが「海外で売れてるけど日本には呼べない」という
原因を作るひとつになってるのは間違いないのでは?とも思う。

だから00年代のラインナップが好きな人たちが、業界人が、
その頃に賑わっていたようなジャンルのバンドの、
"次の世代"を聴いてこなかった、呼んでこなかった結果が、
00年代のようなラインナップが出来なくなった原因のひとつ

なんじゃないの?と。

かといって、レコード会社やインディーレーベルが
国内盤を出しても売れるワケじゃねーしさ。

 

 

現行バンドのことに関しては、
やっぱ業界側にも責任はあると思いますけどね…
もちろん「売れない」からってのが前提だったとしても
やっぱり同じバンド、同じミュージシャンで、
国内盤が継続して出せなかったりとかさ。
それまでとは、違うところから唐突に国内盤が出たりとかさ。
国内盤が出ないと取り上げない各音楽メディアだったりさ。
メジャーレーベルなんて、

来日が決まらないと国内盤出さないことも多いぜ?最近。
逆じゃねーの?
国内盤を出して、それが来日(資金)に繋がるように
プロモーションかけて、メディアにも取り上げてもらって……
ってすることが大事なんじゃねーの?

サブスクによるストリーミングが盛り上がってる今この時にさ、
国内盤を出す"権利"だけ買って終わりにしてんじゃねーよ、っていう。

なぁ?Ward Recordsさん?
大事なのはその先だろうがよ。


大体、受け身のメディアもメディアなんだよな。
国内盤が出るからって一度取り上げたバンドを、
また国内盤が出ない限り、それ以降は全く取り上げないとかさ。
おめーのことだよ激口ック
最近は国内盤が出なくても取り上げるバンドも若干いるけど

何がマガジンの表紙にできるようなバンドがいない、だよ。
そんなもんはお前らが見つけてくるもんじゃねーのか
既に"話題になったバンド"を取り上げといて、何がメディアだ。
盛り上げたいバンド、リスナーに知ってもらいたいバンド、
そういうバンドを表紙にして、記事にして、特集して、

インタビューして、レビューして…
そういうのが「メディア」の役割なんじゃないんですか?
話題になってないバンドを取り上げて、
"話題にしていく"のが「メディア」様()の役割なんじゃないですか?

有名・著名なメディアって大体どこもそういう傾向なんだよなぁ。
本人のSNSやブログ、出演番組を見てニュース記事を出す
ネットニュースと同じやんけ。脳死メディアかよ。

 

……ヒートアップしてきたので少し落ち着きますね。

 

 

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―野外のフジ、都市型のサマソニというお互いのフェスについて、お二人がどう見ているのか知りたいです。

 

高崎:これは個人的な意見ですけど、お客さんはサマソニにフジを求めていないし、フジにもサマソニを求めていないですよね。フジの会場に来た人は、利便性とか「すぐ帰れる!」みたいなクイックな感じは諦めてると思うんですよ。サマソニに広大な緑を求めたりしないのと一緒で、そこはどっちも割り切るのが普通じゃないですか。

 

安藤:フジは会場が山奥だけに、天候も荒れがちですよね。そういう環境が苦手で、コンクリートのうえで快適に真夏を過ごしたいからサマソニへ行く――という意見もよく聞きます。

 

―キャンプこそが醍醐味という人もいれば、マジで苦手って人も一定数いますしね。

 

高崎:だから、長所と短所は表裏一体なんですよ。「フジの会場は遠いけど、都会の喧騒を忘れることができます!」「サマソニは家からすぐ行けるんですよ!」というふうに、どちらのフェスも真逆のアピールができる。

 

安藤:そこは違いますよね。サマソニはチケットさえ残っていれば、当日の思いつきでもすぐに行ける。逆にフジの場合は、事前にしっかり準備が必要だからこそ、会場にいる人たちの(サマソニとはまた違った)独特の一体感が生まれている気がするんですよ。

 

高崎:正直、フジは決断しないと行けないフェスだと思います。日帰りのお客さんもいますけど結構ハードですね。

 


これはまぁ、2人の言い分ままですね。
あとはやっぱりラインナップの面は大きいと思う。
フジ、サマソニ両方に出演経験のあるバンドも増えてきて
近年では両フェスのラインナップに対する垣根は低くなってきてるけど
それでもやっぱりフジだからこそサマソニだからこそ
っていう部分は未だにハッキリしてると思う。
そこが自分がフジに足が向かない理由のひとつでもありますしね。
もちろん、一番の理由は"距離"ですが。笑

 

 

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高崎:やっぱりフジにないものが目に付くかな。屋内に入って涼みながらお笑いステージを見たり、ビーチステージに行って砂浜でだらんとしたり。あとはサマソニガールですね。あの華やかな姿を見ると「サマソニ来たな」って思います。

 

安藤:実は今年、衣装をリニューアルしようかって話が出ていて。

 

高崎:そうなんですか。あの華やかな姿を見ると「サマソニ来たな」って思います(笑)。

 


サマソニガールなぁ……笑
もちろん男目線的には目の保養にもなるけど、
水着で参戦してるのなんて、客にもいるしなぁ。
しかも、サマソニガールって何でこう
絶妙に微妙なラインを突いてくるんだっていうねw
オフィシャルバーのスタッフさんの方がかわいい時は多々あるw

そんなところに経費回すくらいだったら、
その分、ラインナップの方に回してくれ
と、少しだけ思います。笑

 

 

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―ライブの話も伺いたいので、お二人が相手のフェスで見たベストシーンを教えてください。

 

高崎:フジはもともと、97年のレッチリに始まり、98年のコーン、99年のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、2001年のシステム・オブ・ア・ダウンというラウド系の流れを作っていたんですよ。そこでぜひ出したいと望んでいたのに叶わなかったのがスリップノット。彼らをサマソニで見たときのことはよく覚えてます(2001年)。初来日(2000年)はウチが呼んだんですよ。

 

安藤:会場は渋谷クアトロですよね。

 

高崎:そうそう。僕は大阪にいたからBIGCATで見て、新人離れしたライブにびっくりしました。そのあと、サマソニで改めて感激して。やっぱりスタジアム級のバンドだなと。あれはフジで見せたかった。あのときは色んな想いが湧き出てきましたね。

 

 

こういうところが先の話で顕著な部分ですよね。
Slipknotがキャパ1,000もない箱でライブやるとか!
しかもその箱が、あんな邪魔臭い柱のあるQUATTROで!

その数年後には、世界中どこのフェスに出ても
ヘッドライナーですからね。
こんな一気にスターダムを駆け上がるバンドってのが
最近は出ないのも、世界全体の音楽(バンド)シーンの常ですが。

 

"一気に"ってイメージがあるのは、最近だと
Twenty One Pilots とか?
自分がさして追ってなかったからかもしれませんが。

 

一気にではなく、着実にステップアップしていったのが
Fall Out Boy とかPanic! At The Disco とか。
FOBはとうとう武道館公演にまで到達しましたしね。

 

PATDも当時から人気はあったけど、
今の方が確実に上ですしね。
日本じゃZepp、新木場程度の人気・知名度しかないですが(怒)
世界じゃFOBよりPATDの方が遥かに上ですからね。

 

あとはやっぱBring Me The Horizon かな。
『amo』は結果そうでもなかったですが、
『That's The Spirit』リリース時の爆発は凄かったですね。

 

新人で話題になったのはFEVER 333 とか?
メンバーは全く新人じゃないですが。笑
こんな日本ですら、早くからあんな話題になったバンドって
かなり久々な気がしますもんね。
このままBIG IN JAPANにならなきゃいいけど…

 

 

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―今年のサマソニについてはいかがでしょう?

 

安藤:なんといっても大きいのは、20周年で三日間開催になったこと。B’zという日本のアーティストがヘッドライナー(金曜の初日)を務めるのもサマソニ史上初で、これがどんなふうに捉えられるのか楽しみです。B’zは過去にもサマソニに2度出演していたり(2007年と2009年)、エアロスミスとの共演フェス「エアロソニック」のような熱い接点も過去にあるわけで(2013年)、決して唐突な起用ではないんですよね。むしろ、海外勢にも劣らないロックを奏でているB’zこそ、20周年のヘッドライナーに相応しいのかなと。この日は他にもフォール・アウト・ボーイやウィーザーなど、ロック系の顔ぶれが目立ってますね。

今年のラインナップは、曜日によってカラーが違うんですよ。レッチリの出る2日目はラウドな洋楽が中心で、ザ・チェインスモーカーズがトリを務める3日目は、ダンスミュージック系に寄せていった感じ。サマソニの軸は今もロックにあると思うんですけど、近年はジャンルの幅が広くなっていて。僕のなかでは2011年に少女時代が出たときから、何かが決定的に変わったと思うんですよね。本当に何でもアリになったというか。

 


むしろ日によって色が違うのは、ここ数年からの傾向な気がする。
おいおいそっちにそいつ出すのかよ!
って時も、もちろんありますが。笑
社長の清水氏が毎年コーチェラに行ってるってのは
既にけっこう知れ渡ってることかもしれませんが、
やっぱりその影響はここ数年で強くなってる気がしますよね。
全体的なラインナップを見てても、
00年代はReading Leeds Fes 的な感じで
10年代初期はそれをまだ踏襲しつつ、中期くらいから
迷走だ何だと言われ始めて、ごちゃ混ぜ感が強くなった印象。

 

 

10年代後期はもうコーチェラ色は割と出てましたよね。

 

 

そういった変遷が、今年は3日間かけて上手く分かれた感じ。


その中で2日目が即完だったのはマジで驚いたし、
あ、なんだ、まだ(ロックに)可能性あるんじゃん
って思いましたけどね。
次いで3日目もsoldしたことで、洋楽面の可能性も感じたし。
そうなると、決して洋楽が弱いワケじゃないけど
ヘッドライナーによって印象変わるよねって感じの初日。
コレがB'zじゃなくて、海外アクトがヘッドライナーだとしたら
3日目と同じくらいか、少し経ったらsoldしたんじゃないかね?
って思って、改めて初日のラインナップ見たけど……
国内組多いな…
これだと、初日に好きな洋楽がぶっ込まれた人たちが
さすがにちょっと可哀想な気がしてきた。
Dizzy、ヤバT、10-FEETとか初日でもええやろコレ。
FOB、THE 1975、WEEZERと交換しようぜ。
そしたら優しい世界になる気がする←

 

まぁ、パンダの影響が多かれ少なかれあったとしても
洋楽フェスがsoldするのは喜ばしいことですよ。

 

 

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高崎:あと今年のダークホースは、レッド・ホッド・チリ・パイパーズ(笑)。

 

安藤:そうだ、大阪の担当から電話がかかってきましたよ。「フジにもレッチリ出るんですか!?」って(笑)。

 

高崎:レコード会社にも「フジに出るんですか?」って問い合わせが殺到したらしい(笑)。

 

安藤:ウチでも「何者だ?」って調べてましたもんね。バンドのYouTube再生回数が一気に増えたと聞きました。

 

高崎:サマソニのレッチリ出演が決まる前からオファーしてたので、悪ふざけでは決してなくて。おかげさまで、みなさんにも好意的に受け取っていただき、たっぷりイジられてます(笑)。

 

―ちなみに、パイパーズの略称はどうなりそうですか?

 

高崎:Inter FMの方は「チリパイ」と呼んでました。

 


チリパイw
あれは間違いなく空目した人多数でしょうねw

Red Hot Chili Peppers
Red Hot Chilli Pipers

こんなん空目しない方がおかしいwwwww

ってのは置いといて。
自分が取り上げたいのはこの部分


>> フジはサマソニと比べて、洋楽ファンと邦楽ファンの垣根が低い気がします。


これはまぁ確かに思うかな。
てか、コレもやっぱラインナップに直結するって。
フジは国内組もフジらしいのを揃えるじゃない?
サマソニはなぁ……
まぁ、色で言えば確かにサマソニ寄りのバンドだけど、あからさまに
集客目当てです
っていう、国内パンダを呼んでくるから叩かれがちだよね(。-∀-)笑

しかもそれをヘッドライナーの前とか、
タイムテーブル的にも後ろの方の海外バンドの前に置いて
マナーの悪い地蔵とか、信者まで連れてくるから
叩かれやすいんだと思います。

もちろん、それはラインナップのせいとも言えるんだけどさ
パンダバンドだからって、そのパンダに群がる客が
まともな人だったら、こんなことにはなってない気がするんですよねぇ。
やっぱどのバンド、どこの場所でもそうなんだけど
ファンのマナーってホント大事です。
ファンのマナーってより、人としてのマナーやモラルですしね。

そういった面で、フェスへのパンダはまだ理解するものの

単独に対するパンダはちょっとな… とは思いますけどね。

今回のBMTHの単独のゲストはまさにそんな感じの選出。

それに関しては前回の記事で書いたので割愛。

 

 

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―では最後に、お互いのフェス開催に向けてエール交換をお願いします。

 

高崎:さっきも話したように、今年のサマソニは100点満点ですよ。「これで入らなかったら、もう無理!」ってくらい素晴らしいブッキング。かたやフジも、従来のフジらしいアクトと新機軸を両立させることができたと思います。今年はたぶん、どちらも上手くいくんじゃないかな。

 

―実際、フジもサマソニもチケット売れ行きが好調みたいですね。

 

高崎:そうなんですよ!

 

安藤:どちらも洋楽の今を知ることのできるラインナップだと思いますし、野外と都市型、それぞれの特色を活かしたステージが楽しめると思います。フジで10年以上前、雨の中で見たビョークのライブは今でも鮮明に覚えてますけど、そんなふうに素敵な思い出も作れると思うので、ぜひ生で体感してもらいたいですね。

 

高崎:洋楽ファンもそうでない方も、両方のフェスに足を運んでいただければ、「やっぱり洋楽アーティストってすごいな」と肌身で感じてもらえるはず。それくらい旬のアーティストが両フェスに集結するので、ぜひとも自分の目で見てもらいたいですね。両方とも参加していただけるのがベストですけど、どちらか片方でもぜひ(笑)。みんなで盛り上げましょう!

 


これで入らなかったら、もう無理!
これで入ったから万々歳ですよね、ホント。


>> 洋楽ファンもそうでない方も、両方のフェスに足を運んでいただければ、「やっぱり洋楽アーティストってすごいな」と肌身で感じてもらえるはず。


それは邦口ックキッズ()に言ってやってください。
言っても無駄でしょうがw

 

 

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と、いう感じの対談でした。


ただね、ホント今の日本の洋楽シーン的に


この手の大型フェスがsoldするなんて


吉報以外の何ものでもないですよね。

 

フェス存続の為に、毎年行き続けます!


なんて言えるほど音楽の趣味・好みは広くないし、


そんな金はどこにもない。


見たいバンドが来なきゃ、コチラも動けないし動かない。


って部分も、サマソニ批判民から卒業できた理由のひとつですが。

 


そういうのがちゃんと分別のつく


常識的な洋楽リスナー、コアリスナーだったら


今後、更に来日公演自体が減る可能性…


っていうのを、実感している人は少なくない気がします。


先日、CYCLAMEN/Realising Mediaの今西さんは

 

 

このようなことを言っています。


MHz FEST、終わりましたよね。


EVP、既に終わることを宣言してますよね。


これだけで既に↑のことが現実になってるじゃん。


もっと前に遡れば、


KICK ROCK、BEYOND[THE]BLUE TOURやらなくなりましたよね。


CABOOSE】、とか言う馬鹿がいましたよね。

 

LOUDPARK、休止中ですよね。


PUNKSPRING、終わりましたよね。


それまでは毎年開催していたようなフェスがなくなり、


小規模な来日公演すらも、その時どきで姿を消しつつある。


ここまでのことが実際に起きているのに


何も思わないんだったら、この現象も止まらないでしょう。

 

 

 

 

さっき自分がサマソニ批判民から脱却した話と同じです。

 

行かないんだったら文句は言わない。

 

音源も同様。


バンドの作品を聴きもしない連中の


呼んでください!


なんて、何の信憑性もないですよね。


こういう連中がきっと


行く行く詐欺無断キャンセルを働くのでは?


とさえ思えてきます。

 

 

 

このブログでも常々書いてきましたが


好きなバンドが来日しない、


好きなバンドが休止、解散する、


それでもいいというなら、何もせず、考えず、

 

このバンド好きー\(゚∀。)/

来日しないかなー\(゚∀。)/

MusicFM捗るー\(゚∀。)/

 

と、能天気にのたまっていればいればいいんです。

 

来日しないのも、休止・解散するのも嫌だ!


と、ちゃんと思えるまともな人だったら、


その為の行動をするしかないですよね。


自分たちリスナーに出来ることは決して多くないけど


だからこそ、確実にサポートに繋がることはあると思います。

 

 

以前、別の記事でも書きましたが

こうして洋楽が売れない、音楽が売れない時代に於いて

バンドマンや裏方の言葉を目にする機会が増えた

これは、ここ数年で間違いなく多くなったと思います。

何故、音楽が売れないのか?
何故、好きなバンドが来日しないのか?
何故、バンドが休止・解散をしてしまうのか?

それらの事情を、当人たちが明かしてくれています。

私たちリスナーに、その理由を、原因を、伝えてくれています。

今回の対談もそのひとつだと思う。

こういった情報をキャッチして、

読むだけでなく、読んだ上で自分自身で考えること

それが何より大事なことなんだと思います。

自分も普段から常々言っています。

大事なのはキッカケだと。

そのキッカケを自分に活かすことが非常に大事。

それをしていけば、

音楽はちゃんと売れていくだろうし、
好きなバンドは来日する可能性が高まるだろうし、
バンドの休止や解散も防げるかもしれない。

情報化社会全盛の時代です。

正しい情報をしっかりと認識し、

自分にできることは何なのか

っていうのを考えられるような人が増えることを願います。

 

 

 

 

 

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