Carousel Kings『Plus Ultra』ポップパンクからプログレ?2年ぶりの新譜。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

(旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
作日、音楽ネタなしの誕生日記事を挙げましたが
 
普段のレビュー記事なんかより
 
遥かにアクセス数が出てて驚いた!Σ( ̄Д ̄;)
 
何やろ?
 
バリウム』って単語に引っかかった人が多かったのかな?笑
 
まだ先だけど、実際35歳になったら
 
健康診断でバリウム飲まされるから嘘じゃないんだけどね。
 
とはいえ、
 
実際に祝いの言葉をくれた方、思ってくれただけの方も
 
重ねて、ありがとうございます。
 
今日からまた通常営業に戻ります。
 
どうも、トトです。
 
 
 
そんな前回記事のアクセス数にも驚いたけど
 
以前UPしたSiamese の新譜レビューも
 
思いのほか、アクセス数が出たので驚きました。
 
普段のレビュー記事UP後1~2日のアクセス数が
 
Siamese のは普段の2~3倍のアクセス出た。
 
ウチの読者はさすがだなぁ!←
 
とはいえ、今日のレビュー記事は
 
また通常通りなんでしょうけどね笑
 
 
 
 
Carousel Kings『Plus Ultra』
01. Plus Ultra
02. Move Slow
03. Shellshocked
05. Ghost
07. Great White Buffalo
08. Truth Seekers
09. Shelter
11. Jamais Vu
 
 
 
Victory Records 所属のUS産POP PUNK
 
Carousel Kings が、5枚目となるフルアルバム
 
Plus Ultra を5月最終日である31日にリリース。
 
しかし昨今の『Plus Ultra』と言うと
 
ヒロアカが浮かんできちゃうな。笑
 
 
 
過去にはRNR TOURS招聘で2度の来日を果たし、
 
前々作の3枚目は国内盤もリリースされたバンド
 
何気に日本との関わりもゼロではないので、
 
彼らの新譜も楽しみにしていました。
 
例によって日付変更と同時にSpotifyでダウンロード!
 
2年ぶりとなるCarousel Kings の新譜、
 
早速聴いてみました。
 
 
 
 
 
Plus Ultra
1曲目はね、もーイントロからわかるPOP PUNK感が
自分の心を掻き立ててくれます。
少しエモーショナル寄りのサウンドではあるけど
サビはアップテンポに展開し、
短く、勢いのあるシンガロングパートもアツい。
そしてPOP PUNKナンバーにまさかのギターソロも。
しかし、確かなPOP PUNKを感じる曲に満足。
 
 
Move Slow
2曲目は打って変わってオルタナロックな雰囲気。
一部、リフがSiamese の曲みたい。何の曲かは忘れた←
トラックリストにも名前がないのでわからんけど
ラストサビ前の女性ボーカルは誰なんだろうね?
 
 
Shellshocked
3曲目もミドルテンポなオルタナエモロック。
とはいえ、聴きやすさに優るメロディ。
雰囲気体にはアルバム後半に入ってそうな感じ。
しかし、終盤のギターソロパートでは
サウンドもアップテンポに転調します。
ラストサビは曲調も戻り、エモーショナルに締め。
 
 
Code Breaker (Smile)
4曲目は今作最初のMV曲。
djent/プログレ御用達のヘッドレスギター?!
と、多弦ではないものの、これにまず驚きでした。
曲自体にも少しプログレ風のフレーズもあり
そんなフレーズがありつつもグッドメロディなのは
SHREZZERS とか浮かんできますね。
サビの高音ボーカルも聴いてて気持ち良いです。
 
 
Ghost
5曲目は再びエモーショナル方面の曲を…
と思ったら、疾走パートから入って上がりました。
この曲では、要所でかき鳴らすリフが気持ち良い。
そして、サビのボーカルがエモーショナルだなぁ。
そこそこ高音のボーカルって割とエモ要素強いよね。
最後はアップテンポになりつつ、
そこから疾走パートに入って締めるのが良か。
 
 
Lock Meowt
6曲目は最新MV曲。 Look Me Out を捩ったのかな?
タイトル通り、猫好きの為の猫MVになってます。
メンバーまで猫をの着ぐるみを着るというねw
そのMVを見ていると、この曲でも
ヘッドレスギターを使用していることが確認でき、
曲調はPOP PUNKでも、テクニカルなギターソロも。
このブログでも取り上げてきましたが、
ポップパンク×ポスコア、ポップパンク×オルタナの次は
ポップパンク×プログレ来るか?←
 
 
Great White Buffalo
アカペラ風な歌い出しから始まる7曲目。
曲の中身もエモーショナルな聴かせる曲。
心洗われるようなエモーショナルナンバーです。
 
 
Truth Seekers
8曲目のイントロはPOP PUNK感あるものの、
かなり骨太なギターが耳を突いてきます。
跳ねさせやすいリズムなPOP PUNK的展開だけど
ギターのへヴィな低音がなんかすごい。笑
ラストサビ前はラップ風なパートを
シャウト混じりに歌い上げ、
そのパートのラストはそのまま思っくそ叫びます。
 
 
Shelter
9曲目は静かなSEと共に静かに歌い上げる
聴かせナンバー。
しかし、ここでも唸るギターソロを展開し、
ラストはホーンサウンドも取り入れ、
ムーディな雰囲気を醸し出しています。
 
 
Monarch
これまでの曲でも少し思ったところあるけど、
この曲の歌い出しとかも、
少しBrendon (Panic! At The Disco) 感あるな。
だけど、曲の展開自体は
POP PUNKバンドのやるエモーショナルナンバー。
今作にPOP PUNKしてる曲は少ないけど、
0じゃなかったのは嬉しいポイントです。
2コーラス目のサビは、
バックにオーオーコーラスもを展開し、壮大さを演出。
そしてここでも、ラストサビ前に短いギターソロを。
ラストは再びコーラスと共に。
 
 
Jamais Vu
ラスト11曲目も、静かな打ち込みと共に
アカペラ風なボーカルから始まります。
曲の雰囲気はこの始まりのまま展開し、
ここにバンドサウンドが入ってくる感じ。
コーラスと共に歌い上げるラストサビ前では
やはりここでも裏ではギターが唸ってる。
今作のギターの主張っぷりはすごいな。笑
 
 
 
 
 
以上、
 
Carousel KingsPlus Ultra
 
でした。
 
POP PUNK感はだいぶ薄れましたね。
 
ヘッドレスギター使ってたのもそうだし、
 
割とギターサウンドが目立つ曲もあり、
 
ガチのプログレとは程遠いものの、
 
そういった要素を結構取り入れてたなって印象。
 
かなりギターに重きを置いているような感じ。
 
普段、そんなにバンドの中でも
 
何かのパートに注視して聴くことってないけど
 
そうしなくても、今回はギターが耳を突いてくる。
 
 
 
 
 
POP PUNK然としてた頃の雰囲気はないですね。笑
 
 
リリース前にUPするMVを
 
"Plus Ultra" みたいなPOP PUNK強めな曲じゃなくて
 
正解だったかもしれませんね。
 
"Code Breaker (Smile)""Lock Meowt" じゃなくて
 
"Plus Ultra""Lock Meowt" が先だったら
 
今作のフタを開けた時の驚きや戸惑い、
 
イメージの差異は、今より大きかったのは確実。
 
タイトルトラックでもあるし、
 
"Plus Ultra" は是非ともMV化してほしいですけどね。
 
 
 
 
そんなCarousel KingsPlus Ultra
 
POP PUNK好きな人には物足りないかもしれませんが
 
その分、オルタナロック好きや
 
もしかしたらプログレ好きの耳にも届くかもしれない
 
そんな新譜をリリースしました。
 
バンドを追ってた人はもちろん、
 
新規リスナーも是非ぜひ。
 
 
 
 
 
関連記事
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、今月は見る予定の映画作品は極少ですが
 
仕事で回ってきた、この作品を観ました。
 
とはいえ、夜勤中だったし、紛れもなく"仕事"なので
 
ながら見でしたが。
 
 
君の名は。
 
 
2016年夏、大いに話題をかっさらった
 
新海 誠 監督作品
 
 
新海作品自体、これも仕事で
 
過去作から全部観てるんですよね。
 
・ほしのこえ
・雲のむこう、約束の場所
・秒速5センチメートル
・星を追う子ども
・言の葉の庭
 
そして、今回の『君の名は。』
 
 
そんな過去作から仕事で見させられたので
 
別段、新海作品自体は知っていても
 
さして興味を惹かれなかったので見てなかっただけで。
 
もちろん『君の名は。』も同じ。
 
この前のテレビ放送の時も見なかったですし。
 
たぶんそれは、新海作品って
 
少なからず恋愛描写が描かれてるものが多いからかな。
 
前提として、恋愛映画とかクソほど興味ないですし。笑
 
よっぽど好きな俳優が出てない限り見ないしなぁ。
 
邦画の恋愛映画なんか絶対に見ないわ。
 
 
 
そんな『君の名は。』を見た感想は…
 
これまでの新海作品で最も話題になった意味がわかりました。
 
まず劇中、何度も流れるRADWIMPSの挿入歌。
 
1回の視聴で印象に残るくらいには流れます。
 
100分ちょいの中で、5~6曲あったかな?
 
ひとつの作品で、たったひとつのミュージシャンが
 
すべての挿入歌を歌う、ってなかなかない気がします。
 
ファンは嬉しいだろうけど、そこに辟易する人もいそう。
 
自分もRADは通ってるし、嫌いじゃないけど
 
やっぱ彼らだけで5~6曲は多くね?とは思うけど。
 
 
 
100分超えの長編は『星を追う子ども』以来、2作目だけど
 
あっちはまず間違いなく一般向けじゃないしね。
 
しかし、その2作目の100分超えでも
 
作風としては『秒速』、『言の葉の庭』に近い。
 
もともと"画"が綺麗なことが新海作品の強みだし
 
それは間違いなく今回も健在。
 
世界観も現代ものだし、中高生の恋愛描写に
 
ほんのりSFファンタジー、的な。
 
男女が入れ替わる、中の人格が入れ替わる
 
なんてのは昔から"あるある"な設定だし、
 
そこに新海テイストをふんだんに盛り込み、
 
主題歌、挿入歌をRAD攻めにして、
 
作風もライトに、より一般向けに…
 
これで当たらなかったら、何が当たるかわかんないよね。笑
 
日本でなら尚更。
 
それがものの見事に大当たり
 
今までで最も見る人を選ばず、
 
最も"エンタメ"してた作品だと思う。
 
受賞、ノミネート問わず、
 
各国の映画賞に名前を連ねたのも、それを後押ししてる。
 
 
たぶん、新海誠が世に名前が出た…
 
というか、名前が知れた最初の作品は
 
秒速5センチメートル』だと思う。
 
でも、それではまだ大衆の多くには知れ渡らず
 
新海作品の元々のファンの他、
 
多くのアニメ好きには広く知れ渡ったくらいか。
 
しかし、この『君の名は。』で
 
広く"一般大衆"にも知れ渡ったのは明白。
 
それでいて、ちゃんと"新海誠"してるから
 
既存のファンもこき下ろすようなのが
 
少ないんじゃないかと思いますね。
 
 
結果、自分も割と楽しめましたよ、と。
 
興味がなかっただけで、仕事とは言え、
 
過去作から全て見てきて、その時から
 
そんなにイメージ悪くないですし。
 
だからと言って、宮崎ジブリ庵野エヴァ
 
細田守作品ほど、個人的には惹かれないだけで。
 
 
そんな新海誠監督最新作『天気の子』は
 
今夏公開予定
 
 
予告が「予報」ってなってるのが面白いですね。
 
まぁ、たぶん自分は観に行きませんが…笑
 
そんな新海作品より先に公開する作品、
 
『君の名は。』を見た夜勤明けでそのまま
 
前売り券を買いに行きました。
 
こっちの方が遥かに楽しみです( ´∀`)