Siamese『Shameless』改名後、2枚目となる"デンマークの英雄"最新作。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

 

今年のライブ参戦はスローペースながらも

 

ライブがあれば、レポを最優先にしてるので

 

下書き記事が後手になってしまいますね。

 

レビューとか他記事はまだしも、

 

レポは"早さ"も考えてるので。

 

どうも、トトです。

 

 

 

そうこうしている間に、また新譜が続々とリリースされてますが

 

前回のレビュー記事で

まさか国内盤が出るとは思わなかった

と言ったアルバムを今回は取り上げました。

と、いうのも

元はGO WITH MEから国内盤を出していたバンドが

最近は軒並み国内盤が出なかったり、

他の国内レーベルから出されたりしている為に、

今回のバンドもそうなるのかなー

と思っていたら、後者で国内盤リリースに至りました。

それをまさかの店頭で知るというね。

 

 



Siamese 『Shameless』
01. Ablaze
02. Tunnelvision
03. One Night Thing
04. Soul & Chemicals
05. Brother
06. My Turn
07. The Promise
08. Make It Out
09. Never Be The Same  *Bonus Track
10. Cities



まずは1曲目のMV曲"Ablaze"
ボーカルの髭もじゃ感とシャウト気味な部分が
DeftonesChino Moreno を彷彿とさせました。

ただ、前作も… てか、このバンド
FBのバンドプロフィールや、MVを見る限り
バイオリンは健在みたいだけど

ホントに目立ちません。
そこがとても残念。
これまでもYellowcard やBIGMAMA、Shatterproof など
バイオリンを擁するバンドを聴いてきましたが
どのバンドとも違う、バイオリンの使い方?です。
他のバンドには決して多くない要素なだけに、
もっと目立たせてもいいのでは?
と思えてしまうのが、とても残念というか
もったいないというか。

今作の全体的な印象としては、聴いてて

心地良いテンポやリズム感が多かったです。
実際にクラップパートがある曲や、
ないけどクラップしたくなる部分があったりと。
04. Soul & Chemicals 05. Brother 07. The Promise
ボートラである09. Never Be The Same あたりは
そういったリズム感メロディの心地良さ
実際のクラップや、クラップしたくなるパートが強かった。

06. My Turn では、曲全体に広がりを見せる
クラップとシンガロングは壮大でした。

バイオリンが目立たない分、
他の要素で注目させるところがあり。
08. Make It Out は、鍵盤の旋律からの
指パッチン、横文字でかっこよくすると←
Finger Snapping(フィンガースナップ) で始まり
雰囲気が、さながらジャズでした。
そして、掻き鳴らすギターからバンドサウンドへ。

そういったオルタナティブで、エモーショナルな楽曲ながら
少しヘヴィであったり、ギターを掻き鳴らしたりと
攻めるギターが良さを見出す曲もいくつか。
これまでのことを全て引っくるめて
ラストの10. Cities が、今作で最も気に入りました。
民族調な歌のコーラスから始まるラスト曲。
そこに楽器隊が入ってくるワケだが、
ザクザク感のある刻むメタリックなギターがすげぇ良い。
本編の歌唱と共にクラップパートに入り、
また民族歌とボーカルが交互に歌う箇所も
楽器隊の攻めっぷりがかなり良き。
ラストは既存のバンドのそれには及ばない重低音ながら
Siamese なりのブレイクダウンパートも顔を覗かせた。
今作イチ、個人的には好きな曲です。
最近の新譜はどれも、個人的にラスト付近の曲に
良いのが固まってる印象。




前身であるSiamese Fighting Fish 時から

Siamese に改名後の前作まで

国内盤はGO WITH MEからリリースされていたので

今作も、と思いきや

今作は全く別のところからのリリースでした。

ここ最近、最初はGWMから出してたバンドが

他レーベルからリリースされてしまうことが

少し残念です(´・ω・`)


そんな今作は、リリースしたレーベルによると

7つの大罪というテーマに呼応する7つの楽曲を収めたコンセプト・アルバム

らしいです。

なんか最近、

七つの大罪をテーマにするの流行ってるんかな?←

そういったものを近年ちょくちょく見かける気がする。


七つの大罪(Seven deadly sins) といえば

傲慢(Pride)
嫉妬(Envy)
憤怒(Wrath)
怠惰(Sloth)
強欲(Greed)
暴食(Gluttony)
色欲(Lust)


から成る「七つの死に至る罪

 

ハガレン好きにはピンとくる名前ばかりでは?

 

そんな「七つの大罪」ですが、

「罪」そのものというよりは、人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指すもので、日本のカトリック教会では七つの罪源(ななつのざいげん)と訳している。 from wiki

だそうです。

なので、てっきり七つの大罪それぞれが

楽曲のタイトルになってるかと思いきや……

そうでもないですね。

歌詞の内容的に、ってことなんだろうかね。

ただ、今作リリース前に発表されたシングルは



Greed - 強欲

と、なってたんですよね。


てか、この記事を書いていた(5/15)まさに最中、

Artery Recordings から

"Tunnelvision" のMVが発表されました。

Artery と契約したのか!

これでUS方面にもパイプが出来ましたね。

 

以前、取り上げたShe Must Burn はUKだし、

 

Siamese はデンマーク。

 

Artery も国籍問わず、広く展開するようになってきましたね。



とはいえ、

 

母国デンマークで国民的な賞も獲得するなど

かなり有名になっているようなSiamese

世界的にも大きくなってしまう前に

一度、日本でお目にかかりたいバンドのひとつですね。

 

 

…とは言いましたが

 

最近、RNR TOURSがSiamese の新曲を賞賛していたり

 

国内盤リリースを祝ったりしています。

 

もしかしたら、既にRNRでの来日の話が進んでいるか

 

決まっていて、アナウンスされてないだけか…

 

どの道、少し期待してしまいますね。

 

 

 

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