サロンに預けた子犬が死亡したわけ | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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一昨年、生後3ヶ月のトイプードルが亡くなりました。

 

死因は誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)です。

 

前日にサロンに預けてシャンプーとトリミングを依頼したそうなのですが、

迎えに行くとよだれを垂らしていて直後に吐血したそうです。

 

 

帰宅後も意識が朦朧としていて元気がなく呼吸も苦しそうで咳が出ていたそうです。

 

飼い主さんは子犬を購入したブリーダーさんに電話して相談したところ、

動物病院に連れて行くように言われました。

 

そして獣医さんに診てもらうと重度の肺炎だと診断され「命が危ない」と伝えられたのです。

 

獣医さんの見立てではシャンプー中などに何か(シャンプー剤)などを誤飲し、

それが原因で肺が炎症を起こしたのだろうということでした。

 

生後2〜3ヶ月程度の子犬は薬剤に対する抵抗力が弱く、鼻から吸って気管に入っても吐くことを知りません。

 

免疫の過剰反応を起こすこともありますのであまり早くからシャンプー剤で洗ってはいけないのです。

 

サロン側も飼い主さんもそういうことがよく分かっていなかったために起きた事故と言えるでしょう。

 

 

 

もちろんサロン側はプロなのですから3ヶ月齢の子犬に成犬用のシャンプー剤などを使うべきではありませんし、洗うにしても顔とくに目鼻や口に薬剤がつかないよう注意すべきです。

 

また冬場などは入浴後に身体が冷えて体調を崩してしまう恐れがあるので避けた方が無難です。

 

飼い主さんは獣医師に相談して問題ないだろうとの助言を受けてサロンに預けたわけですが、

なぜその獣医師は3ヶ月齢という幼なさでアレルギーなども不明な子犬を自分の病院に併設している訳でもないサロンに預けても大丈夫だと言ったのかが疑問でしかたがありません。

 

まぁ、高齢な獣医師ならそういった大雑把なことを言うかもしれませんが...

 

 

たらればになりますが、異変を感じたサロン側がすぐに病院に連れて行けば対処が早くて助かったかもしれませんし、3ヶ月齢の子犬を強いシャンプー剤で洗うのが危険だと判断して低刺激性のシャンプーの泡か温水で首より下だけ洗う程度にしておけば防げた事故です。

 

何よりもあまりに多くの飼い主さんがペットショップの店員さんやトリマーさんの言うことを過信しすぎです。

 

初めての爪切りやシャンプー&トリミングはできれば動物病院に併設のサロンに預けた方が安心ですね。

 

最後になりましたが亡くなったうるくんのご冥福をお祈りいたします🙏😞

 

そしてこのような事故が今後起きないように多くのトリマーさんにこの事例を知っておいていただきたいと思います...

 

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