どんな道でも極めた先に行き着く場所は
同じと聞きます。
私自身が極めましたなどとは微塵も思い
ませんが(というよりも永遠に道半ばだと
思っていますが)、ここまで計測の仕事を
26年間やって来ておぼろげに体得してきた
ことを書きます。
計測の仕事は知識、技術、ノウハウ、経験
の総和でパフォーマンスが決まると思います。
が、さらにその先は人間力で決まるのでは
ないでしょうか。そしてこれはどんな道でも
同じなのではないでしょうか。
人間力などという表現は数値化も可視化も
出来ないのですが、当たらずとも遠からず
なのではないかと思っています。
まだまだこの道を行くので、このことに
ついても追及してみたいと思います。
昨日は、長野県伊那市で開催されました
春の高校伊那駅伝2024 のタイム計測を
計測工房で担当させていただき、私・藤井
が計測ディレクターを務めさせていただき
ました。
この大会は、高校陸上界ではその名を知ら
れた有名大会で、12月の全国高校駅伝の
出場校がずらりと顔を揃えます。
最大の特徴は、3年生が卒業する3月の開催
ということで、1・2年生だけが参加する
大会ということ。
新年度の戦力を占うレースであり、春の
全国高校駅伝とも呼べる全国クラスの大会
です。
地元の NBS長野放送さんによって男子
レースの模様は長野県内でTV生放送され
ます(女子はダイジェスト)。
また長野県外では、BSフジさんにて全国
生放送されています。
午前10時に女子がスタート。
女子は5区間21.0975kmです。
12月の全国高校駅伝と同じ区間数で
総距離も同じですが区間ごとの距離設定
は全国高校駅伝とは異なります。
なお、今大会では選手の皆さんのアス
リートビブス(ゼッケン)に装着されたIC
チップにて計測をおこないました。
この大会での計測箇所は全10ヵ所。
女子第1中継所(いなっせ)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。
(計測工房スタッフU氏撮影)
女子第2中継所(伊那バス)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。
(計測工房スタッフI氏撮影)
女子第3中継所(伊那食品工業)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。
(計測工房スタッフY氏撮影)
なお、伊那食品工業 さんは大会のメイン
スポンサーでもあり、地元の有名企業です。
大変立派な経営をされていることで知られ、
全国の企業経営者の模範として名高く、
創業者の塚越寛さんのご著書は私もかつて
起業前に拝読させて頂きました。
(→その時のブログ )
女子第4中継所(小出三区公民館)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。
(計測工房スタッフK氏撮影)
女子第4中継所でのタスキ渡しの様子です。
(計測工房スタッフK氏撮影)
フィニッシュ地点の伊那市陸上競技場です。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
(計測工房スタッフM氏撮影)
女子は仙台育英高校(宮城県)が大会新記録
となる1時間9分20秒で今大会2度目の優勝を
果たしました。
写真は現地で配布された信濃毎日新聞さん号外。
そして午後12時10分に男子がスタート。
男子は6区間42.195kmで12月の全国高校
駅伝より1つ区間数が少ない設定ですが、
総距離は同じです。
男子第1中継所(伊那市保健センター)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。
(計測工房スタッフT氏撮影)
男子第2中継所(みぶの里)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。
(計測工房スタッフS氏撮影)
中央給油所)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。
(計測工房スタッフY氏撮影)
男子第4中継所(伊那市役所)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。
(計測工房スタッフI氏撮影)
男子第5中継所(いなっせ前)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。
(計測工房スタッフU氏撮影)
女子は洛南高校(京都府)が2時間6分56秒
で今大会2度目の優勝を果たしました。
写真は現地で配布された信濃毎日新聞さん号外。
TV生放送オンエアの長野放送さんの画面
には、弊社で計測したデータがリアルタイム
で送られ、各中継所での通過順位とタイム
(トップ差)が表示されていました。
スタート・フィニッシュ地点の伊那市陸上
競技場内に設けられた記録室です。
全部で10ヶ所の計測地点をリアルタイムに
データ処理を行い、計測データはTV生中継
の長野放送さんに送られました。
この大会では計測地点が全部で10地点あり、
TV生放送へのデータ配信、そして大会公式の
リザルト(記録集)作成まで計測工房で担当
させていただいており、計測工房の中でも
屈指のボリュームの業務内容の大会となって
おり、記録室は私を含め3人体制で臨みます。
13年目になりました。
長年に渡り今大会に携わらせていただき、
その経験で培ったノウハウや安定感が今大会
での業務の礎になっていますが、これだけ
続けてきていても新たな課題は尽きず、毎年
全身全霊で臨むことに変わりはありません。
春の高校伊那駅伝 はTV生中継されるレース
でした。各中継所でのタスキ渡しのたびに
オンエアの画面には弊社で計測した順位と
タイムがリアルタイムで表示されていきます。
計測したデータをTV局さんに送信する技術も
重要なポイントですが、こういったTV生中継
の仕事の本質的なキーポイントはたった一言
で表現できます。
「一発勝負」
タイム計測の仕事には、外的要因/内的要因
色々な理由により、トラブル/アクシデント
がつきものです。
そういったトラブル/アクシデントの結果、
計測したデータ(リザルト)を修正せざるを
えないこともしばしばあります。
しかしTV生中継の場合、計測したデータが
即座にオンエア画面に表示されますので、
後から「すみません、先ほどのデータは間違っ
ていました」と言っても後の祭りで、すでに
オンエアされてしまったものは取り消せません。
いくら言い訳があったとしても、TVの世界で
は厳しい評価を下されるでしょう。
普段のタイム計測の仕事だと、「100点満点
は取れなかったが、まあ合格点の80点の出来
だった」という状況があるかも知れませんが、
TV生中継の仕事では「基本的に100点しか
求められない(100点しか許されない)」
難しい仕事と言えるでしょう。
このためTV生中継の現場の緊張感や集中力は、
普段の現場以上に求められますし、普段の数倍
の時間と労力を費やして何重にも安全策をかけ
た準備をし、テストをし、リハーサルをし、
その結果として何事もなくオンエアは無事に
終了して役割を果たし終えるという仕事です。




























