最近の台湾はたくさんの記者会見があると思いますが、ここでは午後2時の記者会見をまとめてみました。
180人の市中感染者の中には
男性68人、女性112人
台北市89人、新北市75人、彰化県6人、台中県1人、宜蘭県4人、桃園県4人、基隆縣1人
今朝報道された台南人は感染者情報を調査する流れ&昨夜からのたくさんの噂で説明したように、昨夜の18時後のケースなので、明日に報告します。
昨夜は松山医院の医療者が感染された報道がありましたが、その医療者はバスツアーで感染されたので、病院のクラスター感染ではありません。
隔離施設についての報告
STEP1 陰圧室
台湾全土に陰圧室を持っている病院は87軒。陰圧室は670室、今は298室が空いています。
今までの台湾では、軽症も重症も症状なしも、コロナの感染者ならみんな陰圧室や専門病室で最高レベルの医療を受けさせます。
STEP2 専門病室(コロナ感染者の専用病室)
台湾全土に専門病室を持っている病院は172軒。専門病室は2412室、今整えたのは1495室、残りは来週に完備。そして、1495室の中に、1092室が空いています。
STEP1でも専門病室を使っていましたが、整えた病室が多くありませんでした。STEP2になると、すべて整える状態になります。
STEP3 専門病院(コロナ感染者の専門病院)
台湾全土の専門病院の病室は、3000室。
まだSTEP3の状態になっていませんが、各県市は準備し始めました。
STEP4 集中隔離所
今の集中隔離所は接触者専用ですが、もし拡大し続けると、症状が安定して(熱がない、呼吸器が必要なし)治療が要らない感染者を集中隔離所に送る予定です。
そして、重症、発症したばかりの患者、陽性結果が出たばかりの患者は、どんどん悪化する可能性があるのでSTEP1~STEP3の病室でしっかり治療を受けさせます。
もちろん、すべては1人1室。
ワクチンについての報告
台湾のコロナワクチン接種は政府補助と自腹の二種類あります。
政府補助対象は医療者、防疫スタッフ、65歳以上の人などリスクの高い人で、対象外は自腹です。
でも、このままではワクチンが足りなくなりますから、自腹ワクチンの予約を中止にしました。
既に予約した人はみんな接種できますが、補助対象のために今日から新しい予約を受けません。
これからの情報公表
立ち寄った場所の公表は自治体に任せますが、公表基準は検討中。
ウィルスのDNA分析について、下記のグラフのように、
青い(華航事件、ホテル事件、蘆洲事件、宜蘭事件、万華事件)のは一族のウィルス。
緑のは一族、紫のは一族。
そして、みんなイギリス変異株。
つまり、三つのイギリス籍ウィルス家族が台湾に入国した感じですね。
研究室の力は限界あるので、これからの感染者は上記の事件との関連性を見つかると、ウィルスのDNAを分析しなくて、ほかの研究と調査に専念します。
他の対策
しばらく入国の制限を調整する予定がありません。
ロックダウンをしない理由
制限の厳しさが一気に引き上げすぎると、反発されて逆効果になります。
だから、指揮センターはなるべく国民が一緒に頑張れる厳しさにとどめたいです。
台北市と新北市では、二種類の検査スタンドを設立します。
【病院の検査スタンド】室外、症状のある人
【住宅エリアの検査スタンド】室外、症状がないけど心配する人
以上は今日の記者会見についての報告でした。
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