そのとき翼は舞い降りた など3冊 (高殿円)
- 著者: 高殿 円
- タイトル: そのとき翼は舞い降りた
そのときシリーズです。現在3冊でています。これは、遠征王の時代よずっと前のお話です。よく名前たでてきたミルドレッド隻眼王の時代です。
で、主人公は悪神ゼフリートの篭手を継承して人間離れしたパワーを手にいれたものの、親しい者から忘れされれるという呪いを受けた少女フランです。
遠征王シリーズがとにかく好みだったんで、これも期待してたんですけど、はじめの2冊を読んだ段階ではあまり好きではありませんでした。フランとしーちゃんが恋におちる?のがなんかあっさりしすぎてて。だってしーちゃんはミルドレッドが継承したゼフリートの力で作り出した分身で、その存在自体があやしいんですよ。それがいくら美形だからってあっさり二人が恋愛モードに入るなんてありえない!!って感じでした。
でも、3冊目読んで納得。さすが高殿さん、って感じです。
私は、今年知ったばかりですけど、この作家さん、かなり好きです。
好きな点は、いっぱいあるんですけど、ときどきはっとするほどいいセリフがでてくるのがいいです。
ほかにも、あるシリーズの中に、次に書くシリーズの名前がでてくるしかけほどこされていて楽しいです。前のシリーズで伝説となっている人が次のシリーズの登場人物になっているところです。
あと、遠征王シリーズでのことなんですけど、これ読んだ人で気づいた人は多いと思うんですけど、全部の巻で妊娠した女の人がでてくるんですよ。1巻のエティーから2巻のアデラの母親、といった風にすべて。
これは偶然じゃないですよね、絶対作者が故意にやってると思います。
ブルー・ブラッド 全4巻 (須賀しのぶ)
- 著者: 須賀 しのぶ
- タイトル: ブルー・ブラッド
舞台は火星の士官学校です。地球の地下組織であった団体は、今や火星の支配階級としてブルー・ブラッドいわれ君臨しています。1巻はそんなブルーブラッドの家に生まれ、なおかつ遺伝子操作を受けたユーベルメンシュ(英語ではスーパーマンらしい笑)といわれる存在であるヴィクトールが主人公です。
で、表紙のもう一人の男がユージィンといいます。この二人の関係はそのままストーリーとなるので、あまりいえないのですが、これがいいです。BLではありません。お互いに向ける執着が半端ではありません。
ちなみに、キル・ゾーンの外伝的位置づけなので、これだけ読んでも話は解決しません。私は、これを読んだ後にキル・ゾーンを読みました。
楽園の魔女たち 全21巻 (樹川さとみ)
- 著者: 樹川 さとみ
- タイトル: 楽園の魔女たち―七日間だけの恋人
- 著者: 樹川 さとみ
- タイトル: 楽園の魔女たち―課外授業のその後で
楽しい時間をありがとうという感じのすごく楽しいシリーズでした。ちなみに上の2冊は特におきにいりの巻です。
上は、美少年顔のとってもお人よしな少女剣士ファリスで、下は校舎を化学実験で爆発させて学院(エリート学校)を退学させられた天才少女サラです。ほかにも美しくて完璧で、だけど影で努力しつつ、だけど絶対それを見せない皇女ダナディア、お子様にしか見えない人妻マリアがでてきます。で、この4人が主人公です。
そんな個性豊かな4人の少女たちが、これまた変わり者の師匠エイザードのもとで魔女になるために集まってくる(というより他にいくところがなく)ところからお話が始まります。
基本的に一話完結ですし、作者の文章もとても読みやすいので、かなりおすすめのシリーズです。
それに、なんというかみんな優しいのがいいです(表面はどうであれ)。
ちなみに、田中芳樹の銀英伝を読んでいれば、思わずにやっとするシーンがでてきます。
三千世界の鴉を殺し 1~10巻 (津守時生)
- 著者: 津守 時生
- タイトル: 三千世界の鴉を殺し〈1〉
これはかなり面白かったです。お話はスペースオペラの軍隊ものです。軍隊ものといっても別に星間戦争をしているわけではなく、テロリストをつかまえたり、と宇宙警察のようなお仕事をしています。主人公のルシファーが左遷されてやってきた辺境惑星だからね。
で、地球人以外にもいろいろな種族がいます。寿命や能力も種族によってちがう。100年以上生きているくせに外観どおり10代の思春期の少年のような白氏のカジャ・ニザリが好きです。
ただ、9、10巻になってきてストーリーの進み方が遅くなってきたのが気になります。軍服の採寸に行くところをそこまでひっぱられても・・・って感じです。
津守さんの他のシリーズと世界、人物を共有しているみたいなので、今後挑戦してみます。
やさしい竜の殺し方(全5巻) 津守時生
- 著者: 津守 時生
- タイトル: やさしい竜の殺し方〈1〉
まあまあ、だったかな。悪くはないんだけど、タイトルとイラストに期待しすぎた。トーナメントでであった人たちが、チームを組んで旅にでるという剣と魔法のRPG調ファンタジー。
ちなみに、あらすじきいてイラスト見たとき絶対上の表紙の彼の方が竜だと思った。
アストロッドサーガ ブラインド・ソーサリー(深草小夜子)

- 著者: 深草 小夜子
- タイトル: 悪魔の皇子 アストロッド・サーガ

- 著者: 深草 小夜子, みなみ 遥
- タイトル: 悪魔の皇子 ブラインド・ソーサリー
人間は肉体は闇で、精神は光でできている・・・って、妖精国の騎士じゃない!でもって、皇子は、闇の親族と皇女との間に生まれたって、オディアルというか、ディオルトじゃないか!って思った。
まあね、それをいえばとうの妖精国だって、指輪物語の影響が大きいんだから、面白ければ全然OKなんだけどね。破妖の剣だって、タニス・リーの世界とはまったくちがう面白さがあるんだからね。
で、面白かったっていえば、うーん、微妙かなあ。主人公がどうしようもないところからはじまるっていう発発想はよかった。でも、かわっていくきっかけになる王女様がどうも弱い。癖がないというか。私がこういうタイプが苦手なのかなあ。聖跡の乙女より、カリュンちゃんの方が断然好きだし。
妖精国みたいにえんえんと続くことなく2巻で終わってしまいました。妖精国もオディアルの復活あたりまではかなり面白かったのになあ。25巻ぐらいで終わらすペースで進んでたら、けっこうな名作になってたと思うのになあ。ローゼリィーが閉じ込められることがえんえんと繰り返されるとさすがにあきてくる。はじめの方が面白かっただけにかなり残念。
・・・なんか、妖精国の騎士の感想になってしまった。
遠征王シリーズ(高殿円)
著者: 高殿 円
タイトル: ジャック・ザ・ルビー―遠征王と双刀の騎士
著者: 高殿 円
タイトル: エルゼリオ―遠征王と薔薇の騎士
著者: 高殿 円
タイトル: ドラゴンの角―遠征王と片翼の女王
著者: 高殿 円
タイトル: 尾のない蠍―遠征王と流浪の公子
著者: 高殿 円
タイトル: 運命よ、その血杯を仰げ―遠征王と隻腕の銀騎士
めいいっぱいはまりました。とにかく面白かった。一巻、はじめの方はギャグ満載だったのに、途中から重い、暗い、重い。でも、それが嫌じゃないんだよね。
あと、作者の思想に共感できるから読みやすい。たとえば茅田砂胡さんとかだと、登場人物はみんなかっこよくて、ストーリーも面白くて好きなんだけど、どうも、流れる思想がだめなんだよね。こればっかりはどうしようもないしね。もちろん読み続けるけど。
ストーリーは、パルメニアという王国の女王(なんと愛妾がいる)を主人公にした物語。これだけきくと倒錯的だけど、そういうわけではない。作者が、この世界を舞台にいろいろほかにも書いているので、世界設定が細かい。パルメニア500年史という感じ。今、遠征王以外のシリーズは読んでる最中なんだけど、500年の間の世界地図の変遷が面白い。国家間の領土がかわっているのはもちろん、地図から消えうせた国も当然あるし。シリーズ全部読めば、架空史として楽しめそう。
ただ、このお話は歴史がメインではなく、人の内面がメイン。みんながみんなものすごく傷を抱えているから、その再生のお話として面白い。
そして、話が大人向けにできている。ターゲットは20代以上の女性なのかというぐらい。まあ、主人公たちの年齢の、この手のレーベルにしたらものすごく高いしね。
銀朱の花- 秘密の約束 (金蓮花)

著者: 金 蓮花
タイトル: 銀朱の花 秘密の約束
ストーリー自体は、聖なる印を持つ少女と王子の恋という、まあまあのものなのだけど、いやあ、世界設定がおもしろい。
砂漠の花から何年たったかわからないけど、蒸気機関車まで発明されてるし。いやあ、砂漠の花で火薬が発明されたとき、もしかしてって、思ったんだけど、予感的中。
でも、砂漠の花では、シルヴィアナは属国だったのに、なんか今では、かなり進歩している感じ。なんか、フランス革命前って雰囲気。
今後に期待!
キターブ・アルサール(本編3巻) (朝香祥)
著者: 朝香 祥
タイトル: 赫い沙原―キターブ・アルサール
著者: 朝香 祥
タイトル: 蒼い湖水(みず)―キターブ・アルサール
著者: 朝香 祥
タイトル: 皓い道途―キターブ・アルサール
まるマの裏表紙にのってたこの本の広告が気になって、読みました。あー、もう、出版社の戦略にまんまとはまってるよ。
で、感想は、というと、悪くはないんだけど、いまいち、入り込めなかった。ストーリーは、国を侵略された王子が、祖国再興をめざす、という、古くはアルスラ-ン、最近では、ノルマルク戦史という、まあ、よくあるパターン。
だからこそ、こういう小説の面白さは、キャラだと思うのね。ノルマルクよりは、キャラは魅力的だけど、それでも、ちょっと弱いかなあ。主人公の若い王子が素直でかわいらしいのは、いいとしても、王子の義兄、姉、仲間、部下、までが、みんないい人なのがねぇ。 義兄ファランだって、策略はするけど基本的にいい人だしね。敵側は、サイード、ティルフは、まあまあだけどね。
亡国の王子がわにも、もっと癖のある人がほしかったなあ。
閣下とマのつくトサ日記!? (喬林知)

著者: 喬林 知
タイトル: 閣下とマのつくトサ日記!?
今回はまるマの番外編。ギュンンターの日記を出版したいという編集者がやってきて、編集者相手に過去の出来事を話すという方式。
この巻のみどころは、コンラッドのことを心配するグゥエンかな。なんだかんだいいながら、この長男と三男は次男を心配してるよね。本編のヒーブにつめよるグゥエンとか、コンラッドが生きてることが分かったときのヴォルフも良かったね。あー、はやくコンラッドが大シマロン陣営にいる理由が知りたい。
