2021年(第94回)アカデミー賞作品賞ノミネート作品 | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~

 

『コーダ あいのうた』 ★★★★★★★★ (8/10) -受賞作-

『ウエスト・サイド・ストーリー』 ★★★★★★★★ (8/10) 

『ドライブ・マイ・カー』★★★★★★★ (7/10)

『DUNE/デューン 砂の惑星』 ★★★★★★★ (7/10)

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』★★★★★★★ (7/10) 

『ベルファスト』 ★★★★★★ (6/10)

『ドリームプラン』 ★★★★★★ (6/10) 

『ドント・ルック・アップ』 ★★★★★ (5/10)

『リコリス・ピザ』 ★★★★★ (5/10)

『ナイトメア・アリー』 ★★★★★ (5/10)

 

アカデミー作品賞のノミネート作は、会員がそれぞれ5本候補を選んで投票する。第82回以降、会員の投票の5パーセント以上の得票率を得た作品の中から5本から10本の間で選ばれるようルールが変更された(第83、84回は10本、それ以前は5本)。そのルール変更以降、毎年候補数は8本ないし9本だったが、昨年はルール変更後初めて10本が候補作となった。票が割れたということは、突出した傑作がないとも言えるが、それだけ粒ぞろいの作品が揃った年であったともいえる。

 

個人的な作品の評価としては『コーダ あいのうた』のイチオシだったが、正直、ミニシアター系でありエンターテインメント作であるこの作品が受賞したことには驚いた。サンダンス映画祭のグランプリとW受賞は初の快挙。賞獲りの予想では、大作志向のアカデミー賞だけに本命は『ウエスト・サイド・ストーリー』、もしリメイクというハンディキャップが大きいとすれば、アート性が高い『パワー・オブ・ザ・ドッグ』、もしNetflix配信というハンディキャップがあるとするなら、減点が少ないのは『ベルファスト』であり、もしかしたら『ドライブ・マイ・カー』の受賞も、監督賞にノミネートされていないというハンディキャップをはねのけてあり得るかもと思っていたにもかかわらず(『DUNE』は好きな作品だったが、前後編の前編というのは大きなハンディキャップだと思った)。

 

予想通りとはいかなかったが、結果は納得。例年受賞作は、自分が選ぶベスト作とならないことの方が多いが、昨年は一昨年の『ノマドランド』に続き、ノミネート作の中では個人的ベストが受賞した。