プレイガール その2
桑原幸子はデビューが「白馬童子」だったという。その白馬童子・山城新伍は何回も「プレイガール」にはゲスト出演している。第1話から沢と共に頑張っていたが、210話にて降板している。
片山由美子は、「ジャイアントロボ」のU5役が有名だと思うが、当時は17歳であった。そのU3役である伊東昭夫と「特別機動捜査隊」にカップル役でゲスト出演、しかも犯人役というエピソードがあった。この後、東映ニューフェース12期生となっている。75話から登場するが、ジャイアントロボから三年で、すっかり大人の女に変身しており、パッと見は別人のように見えたものだ。最終話まで出演している。
渡辺やよいは、映画デビューは日活の「新ハレンチ学園」(71年)の二代目十兵衛役だが、それまでは東映系ドラマに数本出演していた。「仮面ライダー」の初期に渡辺弥生名義で出演しており、他のゲストが吉田輝雄、藤沢陽二郎(菊容子を殺害した)であった。162話~最終話まで出演し、「Q」の方も途中からレギュラーとなっている。
彼女らは生粋の東映っ娘ということになるが、日活ニューフェース出身といえば浜かおる(47年生)と西尾三枝子(47年生)である。
西尾三枝子は日活ニュフェース7期生。デビュー時はまだ現役女子高生であった。日活にいた期間は三年弱で、退社後はテレビに拠点を移しており、70年代は東映のアクションドラマへのゲスト出演が多くなっていた。69話より最終話まで出演した。
浜かおるは日活ニューフェース8期生。本名の浜川智子で活動していた。吉永小百合の映画に多く助演し、もちろん西尾との共演も多かった。「プレイガール」に出演する前年の68年まで日活映画に出ていたが、助演専門だったせいか、あまり印象に残らない人だったと思う。東映には縁がなかったはずだが、脚本家の松浦健郎が東宝の撮影所近くでたまたま浜を見かけ、番組にスカウトしたという。14話(松浦健郎脚本)から最終話まで出演している。
やはり、次回に続く。
プレイガール
やはり順序が逆だったが、「プレイガールQ」とくれば「プレイガール」(69~74年)であろう。研究書のような本も出てるし、詳しいサイトもあり、特に真新しいネタがあるわけではないのだが、まあついでということで。
プレイガールのメンバーというのは全部で22人いるのだが、一番長く出演した人といえば、もちろん沢たまき(37年生)だが、一番短いというか登場の少ない人といえば、戸川昌子である。シャンソン歌手兼作家で、本作の初期には監修として名を連ねていた。1話と18話の2回しか出ていないのに、OPには1年間名が出ていた。「キイハンター」カラー時代の仲谷昇、「ザ・ガードマン」初期の清水将夫みたいなものである。
応蘭芳(38年生)と八代万智子(39年生)のコンビは、共に東映ニューフェース5期生。「マグマ大使」でもお母さんコンビとして共演し、本作でも一緒であった。応蘭芳は「第7の男」とか(当時・三瀬滋子)アクション物にも出ていたし、「失神女優」などと言われていた。1話から50話までの登場であった。八代は特にセクシー路線の人ではなかったと思うが、4話からラストまでサブリーダー的な役割りで出演した。初登場回では「マグマ」で夫婦を演じた岡田真澄もゲスト出演していた。
范文雀(48年生)と高毬子(44年生)は共に第6話よりメンバーに参加。高は宝塚歌劇団出身、その後大映で田宮二郎の相手役なども勤めていた女優。大映との契約が切れたところ依頼が来たので参加を決めたという。范は「特別機動捜査隊」でデビューしたばかりの頃で、本作が初のレギュラーとなった。「特捜隊」には3回ほど出演しており、いずれもたいした役ではなかったが、何故か扱いは大きかった(ハンザ麻耶名義で特別出演)。本作では役名=本人の名が基本だが、この二人だけは、高=庭ルナ子、范=ユーミン・ダロワとなっている。范は第2話において同役でゲスト出演していたこともあるだろう。この69年に「サインはV」がスタートしたこともあり、范は63話で降板している。高は151話まで出演となっているが、レギュラー降板も顔を見せることがあった。
145話「嵐を呼ぶ女」で范が登場した際、現役側は片山由美子、深田ミミ、太田きよみと范の降板後に登場したメンバーで、彼女のことを知らないという設定が生かされていた。
結局、長くなったので続く。
プレイガールQ その4
前回で終わったつもりだったが、もう少し書くことがあったので「プレイガールQ」の4回目である。
ゲストについてである。レギュラーについて前回まで書いたが、何分1話と最終話しか見てないので、途中で加入して途中で退場したメンバーがいるかもしれないが、現状ではわからないのである。
ゲストも数少ない資料から判断するしかないが、前作のメンバーが度々登場したことは確かなようである。西尾三枝子、桑原幸子、片山由美子、高毬子、ひし美ゆり子、太田きよみ(当時は橘モナ)などである。前作と同じ役どころなのか、顔見せ的な友情出演なのかは不明だが、テレビドラマデータベースなどを見ると西尾三枝子は何度も登場したようである。
第1話のゲストは中丸忠雄、進千賀子などで、友情出演として寺島達夫、八名信夫、太刀川寛、真理アンヌなどが顔を出している。最終話のゲストは大石吾郎、神田隆など。
第2話には、天田俊明、城所英夫の「七人の刑事」コンビ、そして高城丈二などが出ている。
そして、第32話のゲストに菊容子の名があり、これが遺作となったようである。75年4月29日が命日なのだが、順調に放送されていれば5月の半ば頃放送されたはずである。同じ頃「伝七捕物帳」にもゲスト出演したているが、放送日はその死の直後である5月6日となっており、放送順では「Q」がその最後となっているようだ。収録順はわからないけれども。
前項でもかいたが、49話のゲストが峰岸徹。あくまでも推定だが、これで藍とも子と出会い、結婚に至ったと思われる。
あと、話数は不明だが安藤昇が出演したようである。安藤昇は「新三匹の侍」(73年)では主演だったが、実はそれ以外のテレビドラマへの出演はほぼ皆無なので、ある意味とても貴重な回だと思う。
4回と長くなったが、これで終わりだ。次回からどうしようか、また悩むのである。
プレイガールQ その3
「Q」の残りのメンバーだが、顔を見ても(私が)わからないメンバーは次のように呼ばれていた。「トモコ」「チエ」「ミサ」「ララ」である。調べてみると一人を除いて、案外簡単に特定できた。
「トモコ」=藍とも子。当時22歳で、デビューは「ウルトラマンレオ」でMACの松木隊員役。円盤生物にやられてしまった隊員の一人である。映画「メカゴジラの逆襲」(75年)ではヒロイン役である。とまあセクシー系の人ではなかったのだが、何故か「Q」に出演。前作のひし美ゆり子もそうだったが、特撮系の番組の出ていた女優はセクシー系に流れることが多い。現在でもその流れはあると思う。この77年に「Q」にゲスト出演した峰岸徹と結婚している(のちに離婚)。
「チエ」=小林千枝。東映ニューフェース12期生で、宮内洋や片山由美子が同期である。前作の「プレイガール」にも数回出演していた。不良番長シリーズや「色情トルコ日記」とか東映のピンク系映画に数多く出演している。名前は認識していたが、顔はよく知らなかったのである。
「ミサ」=大原美佐。大柄でグラマー。「怪猫トルコ風呂」(75年)という映画の主役であり、志穂美悦子主演の「若い貴族たち13階段のマキ」では準主役である。しかし、映画はこれ二本だけらしく、テレビ出演も本作以外に見当たらないので、詳しいことは不明である。未確認情報では、彼女が上原美佐と改名し「破れ傘刀舟悪人狩り」に出演したという話がある。時期的には一致するのだが、どうなのだろうか。ちなみに、上原美佐という女優は三人存在する。
「ララ」に関しては正直わからなかった。大柄なメンバーたちの中では背は低い方で、見た目では20代半ばくらいだろうか。人気にはならないタイプに見える。
そしてもう一人、誰もが知ってる五月みどり。最終話では、冒頭とラストだけ顔をみせ、メンバーなのかわからなかったが、EDにも映っていたので彼女も一員だったようである。沢たまきの2歳下で、前作の八代万智子的ポジションだろうか。
結局は、ほとんどのメンバーが沢に呼ばれるか中村晃子について行くかで、日本を旅立つことになる。残った(残された)のは五月みどりと年少メンバーの藍とも子、ミミ、森田日記の四人だけであった。
「プレイガール」のCSでの放送が中断して長いが、「Q」の方も放送してほしいものである。
プレイガールQ その2
前作「プレイガール」も6人でスタートしたが、どんどんメンバーは増え、最終話では倍の12人になっていた。「Q」もそれは同じで、やはり6人でスタートし、最終話では11人が登場していた。しかし、OPがないので誰がメンバーなのかわからないのである。とにかく映像をよく見て調べることにした。
前作の最終話は沢たまき以外の全員がインターポールにスカウトされ旅立っていくというものだったが、今回は逆で沢が呼ばれて、ロンドンに行ってしまうというものである。あっさりと旅立ち、沢の出番は開始4分で終了する。二作合計で7年間番組の顔だった人のラストにしてはあっけないものであった。
そして副リーダー的な存在だった中村晃子も本業のカメラマンの方で賞を撮り、パリに行くことになり「プレイガールQ探偵事務所」は解散が決定的となる。
さて、増殖したメンバーだが、1話からのでは中村とミミのみが登場。東三千、池島ルリ子、キャシー中島の姿はなかった。しかしEDにはキャシー中島の姿があったので、最終話近くまでは出演していたと思われる。
プレイガールのメンバーは役者の名前=役名がほとんどなので、後は呼ばれている名前から判断していった。「やよい」と「レナ」は前作のメンバーでもある渡辺やよいと夏樹レナであることがすぐにわかった。
渡辺は前作の後、時代劇「運命峠」(現在CSで放映中である)にレギュラー出演した後、こちらに帰ってきたようである。しかし「Q」では、ほとんどセクシーシーンはやらなかったとのことである。この最終話ではほぼ主役であった。
夏樹は前作終了間際にレギュラーとなったが(デビュー作)、OPに出してもらえなかった人である。実は「Q」1話にもミミの仲間の一人として出演していた(友情出演)。「Q」では早い段階でレギュラーになったようである。2話の予告でチラッと映っていたような気がするのだが、確信はもてなかった。
後、見ただけでわかったのが森田日記だ。彼女が初レギュラーだった石立鉄男主演の「事件狩り」を見ていたからである。美人とは言い難いが、ヒョロっと細く背が高かった。当時19歳とメンバーで一番若かったようである。
残りについては、また次回に続く。
プレイガールQ
本家「プレイガール」の方は、解説書みたいのが出ているし、結構詳しいサイトもあったりする。しかし「Q」の方に関しては、詳しい資料のようなものは全く見当たらない状態である。
5,6年前だったろうか、「プレイガールQ」の第1話と最終話のみ東映チャンネルで放送されたので、それだけがたよりである。
「プレイガール」最終回で、メンバーがインターポールにスカウトされ、沢たまき以外の全員がパリに旅立ち、その数週間後という設定で「Q」の第1話が始まる。
日々ブラブラと過ごしていた沢がかつての恋人(中丸忠雄)が関係する事件に、偶然巻き込まれていき、その死を目の当たりにして、探偵事務所を設立するのである。ちなみに前作での「プレイガール」は保険調査員である。
で、その事件にたまたま関わった面々が新たなメンバーとなるのだ。中村晃子、キャシー中島、ミミ、池島ルリ子、前作から引き続き登場の東三千である。
探偵事務所の常勤は沢とミミだけで、後は基本は本職があり、要請があれば探偵に早代わりするパターンをとっている。
沢たまきは当時37歳。元々貫禄のあるタイプだが、この頃になると失礼ながら若く見える50代といっても納得してしまう風格があった。
中村晃子は当時26歳。既に歌手として有名だったが、スタートは松竹の女優である。ちなみに「虹色の湖」は68年のヒット曲だ。
キャシー中島は当時22歳。後に勝野洋と結婚する。この頃から結構太めである。
ミミは当時18歳。デビューは「仮面ライダー」であった。スラッとしたアイドルだったが、この数年後にプロレスラーミミ萩原になるとは誰も予想していなかったと思う。
池島ルリ子は当時23歳。この人がセクシー要員ということになるのだろう。「ポルノ時代劇忘八武士道」とかに出演していたが、映画出演歴は三本くらいしかなく、ドラマも本作以外見あたらなかった。
東三千も当時23歳。この人は子役出身で、古くは日活の「美しい庵主さん」(58年)に原田英子名義で出演しているようだ(当時7歳)。後に芸名を東三千からその原田英子に再び変えている。前述のとおり、全員パリに旅だったはずだが、何故か日本におり、本職は学生となっている。沢は前作と同じおネエこと「沢村たまき」だが、東は同じ「東田みち子」かどうかはっきりしない。この先、旧メンバーがどんどん登場したようなので、同一人物と思ってよさそうだが。
とりあえず次回に続く。
競馬必勝法シリーズ
クレージーキャッツといえば映画は東宝なので、当然谷啓も東宝での出演が多いわけだが、東宝以外での主演映画というのを探してみると東映で「競馬必勝法シリーズ」(67~68年)というのがあった。
全3作あり、主演は谷啓だが毎回役柄は違う。共に全作出演しているのが伴淳三郎で、メインではないが村上不二夫も全作に登場する。基本的には背負った借金を大穴馬券勝負で取り返すというような話だ。
1作目の「喜劇 競馬必勝法」(67年)には、谷と伴のほか、谷の妻役で白川由美、伴の家族に京塚昌子、小川知子、吉野謙二郎(雷門ケン坊)、そして進藤英太郎、山城新伍、小松政夫、丹波哲郎に加え、大橋巨泉や本物の予想家・大川慶次郎も出演している。大川は当時まだ30代で「競馬の神様」などと言われていたが、自分が競馬を始めてからはあまり的中しているという印象はなかった。
2作目は「喜劇 競馬必勝法 大穴勝負」(68年)。すっかり忘れていたのだが、この「大穴勝負」は三年ほど前にここで取り上げたことがあった。なので、他の出演者だけ列記すると長門裕之、長門勇のW長門、十朱幸代、久保菜穂子、カルーセル麻紀、由利徹、てんぷくトリオなど。
3作目は「喜劇 競馬必勝法 一発勝負」(68年)。ここで谷の妻役は橘ますみで、大橋巨泉は本人の役、初代水戸黄門の東野英治郎に二代目の西村晃、他に小林稔持、赤木春恵、杉本エマ、「魔神バンダー」の主題歌を歌っていた佐々木梨里、そして昨年亡くなった園佳也子などが出演している。
これらも谷啓の追悼として映画館などで上映されたりしたようである。
西の王将東の大将
「西の王将東の大将」(64年)は、昨年亡くなった谷啓と藤田まことがダブルで主演ということもあり、昨年末に劇場で公開されたりもしていたようである。
内容は大学時代からのライバルの二人が同じ商事会社に就職して、そこでも切磋琢磨するというようなもの。当然、タイトルの西が藤田で東が谷である。
ヒロインというか絡む女性たちには、浜美枝、司葉子、園まり、新珠三千代といった面々。喜劇に新珠三千代というのは、あまりイメージにないが、本作ではハイテンションで頑張っているようだ。他の出演者は玉川良一、由利徹、潮万太郎、人見明、佐田豊などである。
これには続編「続・西の王将東の大将」(65年)があり、監督は古澤憲吾から杉江敏男に代わっているが、登場人物はそのまま引き継がれており、藤田、谷と浜美枝、園まりは同じ役で登場。女性陣は新たに草笛光子、団令子が登場する。
他の出演者は大幅に代わっており、進藤英太郎、藤木悠、伊藤久哉、田島義文、西条康彦、若水ヤエ子 などである。
この時期、特に藤田、谷の共演は多く、藤田主演の「大阪ど根性物語 どえらい奴」(65年)に谷が出演したり、谷が主演であるクレージー映画「クレージーだよ奇想天外」(66年)に藤田が出演したりしている。藤田はクレージーキャッツ自体との共演も多いが、谷が単独で出演したりする場合の相手として起用されることが多い。
2010年回顧録 その4
回顧録その4である。書きたい人に関しては、前項までにほとんど書いてしまったのだが、もう少し取り上げるとすれば、本年は大ベテラン女優が亡くなった年でもある。
南美江(94歳)、北林谷栄(98歳)、そして長岡輝子(102歳)などである。長岡と北林は日本の演劇人では、1、2位の高齢者だったようだ。結構、近年まで活動していたというのも凄い。長岡と南は文学座、北林は民芸で主に活動していた。
彼女らより若干若いところでは、長谷川裕見子(85歳)、東美恵子(85歳)、園佳也子(80歳)なども亡くなっている。長谷川は船越英二の奥さん、つまり英一郎の母である。
映画監督に目を向けると、西河克巳(91歳)、井上梅次(86歳)、山内鉄也(75歳)なども今年である。井上は以前も書いたが、ほぼ全部の映画会社で作品を撮った人である。西河は主に日活で、和田浩治主演作などの監督している。山内は東映で、「仮面のの忍者赤影」「水戸黄門」「大岡越前」といったテレビ時代劇を監督していた人である。映画も数作あるが、監督デビュー作の「忍者狩り」には、やはり今年亡くなった佐藤慶(81歳)も出演していた。
佐藤慶は俳優座4期生で、同期が仲代達矢、宇津井健、中谷一郎、佐藤允という蒼々たるメンバーだが、04年に没した中谷を除けばみんな現役である。
早川雄三(85歳)、ミッキー安川(76歳)、チャンバラトリオのカシラこと南方英二(77歳)、早乙女愛(51歳)なども含めて合掌である。
さて、大晦日ということで今年の更新はこれにて終了となる。我ながらよく続いているものである。来年も続ける気だが、どうなることやら。
2010年回顧録 その3
9月11日に谷啓(78歳)が、その5日後の16日に小林桂樹(86歳)が、その10日後の26日に池内淳子(76歳)、そして10月8日に池部良(92歳)という具合である。彼らに2月に亡くなった藤田まこと(76歳)を加えて、その共通点といえば東宝ということになる。
特に60年代は、池部、小林、池内は東宝所属(池部は65年まで)であり、藤田、谷も東宝の作品に多く出演している。
池部は喜劇系の作品には、ほぼ出演していないので藤田や谷との共演はなさそうである。
小林桂樹とも路線が違うこともあってか、意外なほど池部=小林の共演というのは少ない。二人とも出演しているという意味では「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」「サラリーマン忠臣蔵」(いずれも60年)「忠臣蔵・花の巻・雪の巻」(61年)というような、俗に言うオールスターキャスト総出演の作品での共演くらいしか見当たらない。二人が共に東宝所属だった期間というのは52~65年で、その間に共に100本程度の東宝作品に出演しているのだが、ほとんど共演はないのである(そんなに詳しく調べてないが)。
池内淳子は東宝では「駅前シリーズ」のレギュラーだったが、社長シリーズにも数本出ており、小林とも共演している。クレージーキャッツ映画にも二本ほど出演しているので、谷啓とも共演していることになる。
藤田まこともクレージー映画には結構出演しているが、特に谷啓との共演は多い。藤田主演の「てなもんやシリーズ」に谷は顔を出しているし、谷が主演の「空想天国」に藤田が顔を出したりしている。そして「西の王将 東の王将」(64年)という作品では藤田、谷の二人がダブル主演という形になっている。
もちろん、テレビドラマなどでここの挙げた人たちが共演していることもあるだろうが、ここではその時代の東宝作品に限定させてもらった(調べべきれないし)。
昨年の森繁久弥に続き、東宝の一時代を作った人たちが一気に亡くなった年であった。合掌。