プレイガールQ | お宝映画・番組私的見聞録

プレイガールQ

突然だが「プレイガールQ」(74~76年)である。何故かといえば、この正月に急に思い出して、埋もれていたDVDを引っ張り出して見たからである。「プレイガール」は話題には出していたがあえて取り上げていなかった(はず)。
本家「プレイガール」の方は、解説書みたいのが出ているし、結構詳しいサイトもあったりする。しかし「Q」の方に関しては、詳しい資料のようなものは全く見当たらない状態である。
5,6年前だったろうか、「プレイガールQ」の第1話と最終話のみ東映チャンネルで放送されたので、それだけがたよりである。
「プレイガール」最終回で、メンバーがインターポールにスカウトされ、沢たまき以外の全員がパリに旅立ち、その数週間後という設定で「Q」の第1話が始まる。
日々ブラブラと過ごしていた沢がかつての恋人(中丸忠雄)が関係する事件に、偶然巻き込まれていき、その死を目の当たりにして、探偵事務所を設立するのである。ちなみに前作での「プレイガール」は保険調査員である。
で、その事件にたまたま関わった面々が新たなメンバーとなるのだ。中村晃子、キャシー中島、ミミ、池島ルリ子、前作から引き続き登場の東三千である。
探偵事務所の常勤は沢とミミだけで、後は基本は本職があり、要請があれば探偵に早代わりするパターンをとっている。
沢たまきは当時37歳。元々貫禄のあるタイプだが、この頃になると失礼ながら若く見える50代といっても納得してしまう風格があった。
中村晃子は当時26歳。既に歌手として有名だったが、スタートは松竹の女優である。ちなみに「虹色の湖」は68年のヒット曲だ。
キャシー中島は当時22歳。後に勝野洋と結婚する。この頃から結構太めである。
ミミは当時18歳。デビューは「仮面ライダー」であった。スラッとしたアイドルだったが、この数年後にプロレスラーミミ萩原になるとは誰も予想していなかったと思う。
池島ルリ子は当時23歳。この人がセクシー要員ということになるのだろう。「ポルノ時代劇忘八武士道」とかに出演していたが、映画出演歴は三本くらいしかなく、ドラマも本作以外見あたらなかった。
東三千も当時23歳。この人は子役出身で、古くは日活の「美しい庵主さん」(58年)に原田英子名義で出演しているようだ(当時7歳)。後に芸名を東三千からその原田英子に再び変えている。前述のとおり、全員パリに旅だったはずだが、何故か日本におり、本職は学生となっている。沢は前作と同じおネエこと「沢村たまき」だが、東は同じ「東田みち子」かどうかはっきりしない。この先、旧メンバーがどんどん登場したようなので、同一人物と思ってよさそうだが。
とりあえず次回に続く。