お宝映画・番組私的見聞録 -160ページ目

2010年回顧録 その2

回顧録その2である。今年は子供の頃からその声を聞いているベテラン声優が多く亡くなった年でもある。
1月の田の中勇(72歳)、郷里大輔(57歳)に始まり、水鳥鐵夫(71歳)、野沢那智(72歳)、そして今月に入って渡部猛(74歳)などである。自殺した郷里を除けば、みんな同世代である。
まず、田の中勇といえば目玉おやじであろう。個人的には二作目の「鬼太郎」までしか見ていないが、鬼太郎はじめ他のキャストが代わっても、目玉おやじだけは今世紀に入ってもずっと一緒であった。実際は低い声らしいが、他の役をやっていても例の甲高い声のイメージしかない。
郷里大輔や水鳥鐵夫は何が代表作かと言われると困るが、郷里は「機動戦士ガンダム」のドズル・ザビ(長堀芳夫名義)、水鳥は「キン肉マン」のブロッケンJrあたりか(見たことはないけれども)。

野沢那智は、やはりこの中では一番知られている存在だろう。アラン・ドロンなど洋画の吹き替えでの二枚目声もだが、個人的には「チキチキマシン猛レース」などでのナレーションが印象に深い。
そして、渡部猛。特撮で悪の幹部とか怪人といえば、この人か飯塚昭三というイメージだ。前項で触れた「キカイダー01」でもワルダーの役をやっていた。この人が亡くなったという報せは聞いてなかったが、つい二週間ほど前のことだったようだ。
あと、声優ではないがアニメ業界的にみると、本橋浩一(日本アニメーション社長)。「世界名作劇場」とか日本アニメーションのアニメってあまり見てなかった気がするが、OPの「制作 本橋浩一」という名前はよく見かけた記憶がある。
脚本家の首藤剛志や最近話題になっていたアニメ監督の今敏(46歳)も今年亡くなっている。
そして「宇宙戦艦ヤマト」のプロデューサー西崎義展。船(「YAMATO」という名前だそうだ)から転落死するという謎めいた死を遂げている。その翌月から実写版ヤマトである「SPACE BATTLESHIP ヤマト」が公開されている。

2010年回顧録 その1

今年も残り一週間ということになったので、本年の回顧でもしてみようかと思ったりする。
今年もいろいろな人が亡くなったが、年明け早々の1月1日は「スペクトルマン」の成川哲夫の死で幕を開けている。そして立て続けに特撮ヒーローを演じていた役者が亡くなっているのである。
1月27日には、「突撃ヒューマン」「宇宙鉄人キョーダイン」の夏夕介が、その二日後の29日には「ダイヤモンド・アイ」の大浜詩郎が、そして6月11日には「キカイダー01」の池田駿介が亡くなっている。
成川65歳、夏59歳、大浜62歳、池田69歳と、ほぼ同世代といっていいと思うが、日本人の平均寿命からすれば、みんなはるかに若い。
池田は東映ニューフェース10期生、成川は東宝ニュータレント8期生、大浜は日活にスカウトで、夏はGSのオックス出身とスタートに共通点はないが、彼らに共演がないかどうかを調べてみた。
まず四人全員での共演というのは、(調べてはいないが)まずないだろう。ウルトラ兄弟とかライダーシリーズとかなら全員集合があったりするのだが、彼らの演じたヒーローは会社も違うし(01とキョーダインは東映だが)、接点は無い。
では共演とはいかずとも、全員が出演歴のある番組というのはないだろうかと、目をつけたのは「特捜最前線」。夏夕介が叶刑事として長く出演していたのは周知だろう。大浜、成川のゲスト出演歴は見つけたが、東映出身であり一番出ていそうな池田の出演歴が見つからなかった。出演していないのだろうか(あったらご勘弁)。
あと「ザ・ゴリラ7」の第1話に池田と成川が共にゲスト出演している。ちなみに、この回は「キカイダー」の伴大介もゲスト出演していた。他にも共演はあるだろうが、全員が出演した番組というのは見つからなかった。
それにしても、70年代ヒーロー役者がこれほど亡くなった年はなかったのではないだろうか。とにかく合掌。

柔道一代/柔道一代 講道館の鬼

やはり、村田英雄も取り上げておこうと思う。村田英雄は結構な本数の映画に出演しているのだが、「人生劇場」とか「兄弟仁義」とか「××遊侠伝」とか、見事にやくざ・仁侠映画が並んでいる。それ以外の作品が珍しいくらいだが、そういう中から「柔道一代」(63年)をピックアップする。
前に同じタイトルのテレビドラマを取り上げたが、内容が一致しているかどうかは不明だ(原作は同じである)。そちらは御木本伸介主演、国際放映の制作だったが、主題歌は村田英雄の「柔道一代」であったようだ。
本作は東映作品で、主演は千葉真一のようだ。ようだと書いたのは杉浦直樹だという説もあるし、村田英雄こそ主役だという説もある。未見なので、いまいちわからんがあらすじを見た限りでは千葉真一が主役といえそうだ。タイトルどおり柔道のお話で、出てくるキャラは村田も含めてほぼ柔道家である。
他の出演者は神田隆、曽根晴美、山本麟一、大村文武、佐伯徹、須藤健、村田英雄と一文字違いの室田日出男、女優陣は筑波久子、月村圭子、そしてヒロインが佐久間良子という布陣である。
これには「柔道一代 講道館の鬼」(64年)という続編があり、こちらは間違いなく千葉が主演で、大村文武や山本麟一も前作と同じ役で登場する。ほぼ、七色仮面(千葉)対月光仮面(大村)という構図で、大村が殺人鬼と化すようである。
他の出演者は内田良平、亀石征一郎、八名信夫、神田隆、本間千代子などで、大村の妹役は筑波久子から桜町弘子に代わっている。こちらに村田英雄は登場しないし、主題歌として村田の歌う「柔道一代」が使われているかどうかも確認できていない。

坊っちゃん大学

春日八郎、三橋美智也と共にキングレコードの全盛期を作り「キング三羽カラス」といわれたのが若原一郎である。
「おーい中村君」で有名だと思うが、我々世代でも「欽ちゃんのどこまでやるの」で復活した人というイメージが強い。この人の映画は以前、その「おーい中村君」を紹介したが、それも含めて50年代後半の五本しか出演作はないようである。その中から「坊っちゃん大学」(57年)を取り上げてみたい。
本作の主演は佐原広二。何度か取り上げたことがあるが、東映ニューフェースの一期生(同期に南原宏治、山本麟一など)だが、専ら助演の人で、主演作があったことが意外であり、おそらく唯一だと思われる。「警視庁物語」などでの刑事役が印象に強いが、本作では大学生の役である。
この人は54年のデビューだが、よく似た名前の東宝の佐原健二も同じ54年のデビュー。しかし石原忠名義であり、佐原健二となったのは56年のことだ。
さて、本作で佐原広二の大学での親友役がなんと堺駿二。ご存知マチャアキの父だが、当時44歳とかなり無理がある。佐原の相手役は月村圭子で、その妹が音羽美子である。ちなみに音羽美子は小野田嘉幹(映画監督)、平田昭彦の実妹である。
若原一郎はその音羽の恋人役での出演である。
他の出演者だが、三條美紀、益田喜頓、佐原と同期の山本麟一、杉狂児・杉義一親子など。
さて、これも何度か書いたが佐原広二は61年を最後に映画からもテレビからもスパッと消えた。その辺の事情は調べてもよくわからなかった。出演中だった「特別機動捜査隊」(妹尾部長刑事役)も20話で降板し、本作に柔道部員Cの役で出演している岩上瑛(荒牧刑事)が21話から登場した。轟謙二(桃井刑事)も柔道部員Bとして本作には出演している。


勢揃い桃色御殿

続いて三橋美智也の出演している映画の中から「勢揃い桃色御殿」(57年)を。
三橋は主役ではなく、当時のポスターを見る限りでは近衛十四郎が主役ということになるようだ。遊び人の金太こと遠山金四郎が彼の正体だったりする。
彼の許婚の姫様が小山明子で、花菱アチャコと宮城千賀子は長屋の夫婦で、混血の少女を育てている。その少女を演じているのが当時10歳のシリア・ポールだ。彼女が成長してモコ・ビーバー・オリーブのオリーブになるのは、ここから12年後の話である。「特別機動捜査隊」に何度か出てきたポール聖名子は、彼女の姉である。
他にも勢揃いというだけあって、喜劇畑の人が並んでいる。伴淳三郎、トニー谷、堺駿二、桂小金治、関千恵子、そしてアチャコの相棒であった横山エンタツなど。
ポスターに載っていないところでは、当時コンビを組んでいた玉川良一と東けんじの「Wコント」も出演しているようだ。何度か書いているとおり、丁度この頃、三波伸介が加わって「おとぼけガイズ」となり、短期間で抜けて「Wコント」に戻ったといようなことがあったようだ。東の後の相方となる宮城けんじは春日八郎のところで書いたとおり、この頃は春日の専属司会をやっていた。
他に脇役で松山清子という人が出ているが、これは後の松山容子のことである。本作はデビュー作であり、二年くらいは清子を名乗っていた。人気が出たのはやはり容子に改名した後のことである。
さて、三橋美智也だが一心太助ならぬ“ノドが自慢の魚屋”熱心太助という役を演じている。

相馬の唄祭/弥次喜多民謡道中 奥州街道の巻

三波春夫、春日八郎ときて、次は村田英雄という予想もあったが、ここは三橋美智也ということで。
個人的に三橋美智也の歌でパッと思いつくのが「怪傑ハリマオの歌」だったり、明治カールのCMソング(いいもんだな故郷は)だったりと、ちゃんとしたヒット曲のタイトルが出てこない。志村けんで有名な「東村山音頭」も最初に歌ったのはこの人や春日八郎だったというトリビアっぽい話は聞いたことがあったけれども。
さて、三橋美智也も映画やドラマの印象が全くなかったのだが、検索した限りでは13本の映画に出演しているのが判明した。あまり数が多くない割には主役率は高く、松竹の作品が多い。
三橋が主演の中から、まずは「相馬の唄祭」(56年)。演歌歌手といえば、やはり時代劇のイメージだが、本作はそんなイメージどおりの股旅物である。
三橋とコンビを組むのは北上弥太朗。歌舞伎役者・七代目嵐吉三郎の長男で芸名っぽいが本名である。主演作も何本かあるのだが、この時すでに助演に回ることが多くなっていた。
他に伴淳三郎、雪代敬子、戸上城太郎、渡辺篤、山路義人、そして近衛十四郎などが出演している。
三橋と北上は59年の「弥次喜多民謡道中 奥州街道の巻」でもコンビを組んでおり、弥次郎兵衛が三橋で、喜多八が北上である。「奥州街道の巻」とあるが「中山道の巻」とか「甲州街道の巻」とか他の巻はないようである。
他に福田公子、桂小金治、山路義人、若水ヤエ子、何故か手品師のダーク大和などが出演していた。
北上弥太朗は63年の松竹を退社した後は、映画への出演はほとんどなかった。その後、八代目嵐吉三郎の名を継いだようだが、87年に55歳で亡くなっている。

赤いランプの終列車/汚れた顔

続いて春日八郎である。春日は映画に出演した本数は多くないのだが、大映では「お富さん」(54年-主演:勝新太郎)、松竹では「別れの一本杉」(56年-主演:川喜多雄二)、東映では「恋風道中」(57年-主演:中村錦之助)、東宝では「別れの波止場」(58年-主演:春日八郎)というように、満遍なく各社に出演している。
しかし、一番多いのは前項でも取り上げた日活である。今回は春日の芸能生活10周年記念作品である「赤いランプの終列車」(58年)をピックアップしてみる。
春日の記念作なので、当然主演は春日である。歌の「赤いランプの終列車」は春日にとって初のヒット曲で、52年の作品だ。共演者で有名どころといえば、岡田真澄と白木マリくらいなのだが、特別出演として歌手仲間の三橋美智也、三船浩、若原一郎、平尾昌章、日活のスターでは、長門裕之、葉山良二、そしていつも共演している青山恭二、香月美奈子、監督でもある小杉勇、そして何故か金田正一(国鉄スワローズ)などが顔をだしている。
他の共演者で注目は中村万寿子、刈屋ヒデ子である。50年前とはいえ、失礼ながら字面から年配者を想像してしまうが、どちらも若手女優である。中村万寿子はデビューしたばかりの20歳だが、60年頃には姿を消してしまったようだ。刈屋ヒデ子にいったては10代だったかも(正確な年齢がわからなかった)。「少女ブック」の表紙を飾っていた少女スターで、ラジオドラマ「少年ケニヤ」に出演し、そこから日活映画にも出演するようになったという、吉永小百合(ラジオドラマ「赤胴鈴之助」)と似たようなコースを歩んでいたのである。彼女も61年頃、スクリーンから去っていったようである。どちらも詳細は不明だけれども。
記録上、春日の最後の映画出演作品が「汚れた顔」(59年)である。主演は青山恭二と前述の中村万寿子で、春日はトップ扱いではなかったようだ。役柄はなんと刑事の役である。春日の歌う主題歌は「汚れた顔」ではなく「汚れた顔の男」というらしい。

あン時ゃどしゃ降り/別れの燈台

三波春夫とくれば、次は春日八郎である。
ちなみに春日は三波の1つ年下とほぼ同世代だ。この人も映画やドラマに出ているイメ-ジがあまりない。調べてみると、春日の映画出演は15本くらいあったが、すべて50年代、それも56~58年にほぼ集中している。
数ヶ月前、例のごとく「特別機動捜査隊」(68年分)を見ていると春日八郎がゲストに登場した。しかも本人の役である。何故か少年野球の監督をしており、その教え子が容疑者として浮かび上がるといった感じの話で、大歌手・春日八郎を強くアピールするようなことはなかった。
しかし、調べてみたかぎりでは、ドラマに出演した記録もほとんどなく(60年代以降は2本しか見つからなかった)、ある意味貴重な回だったといえる。
さて、春日の映画はほとんどが、そのヒット曲がそのままタイトルになっているものである。その中から「あン時ゃどしゃ降り」(58年)を。本作はちょっと前に紹介した三波の「チャンチキおけさ」の前月に公開された日活映画である。
クレジット上は春日がトップになっていたようだが、事実上の主役は青山恭二である。他に香月美奈子、丘野美子、山田禅二、弘松三郎、上野山功一、宮城けんじなど。
その数ヶ月後の「別れの燈台」(58年)も同様で、トップは春日のようだが、主役は青山で、他に香月美奈子、南風夕子、沢本忠雄、弘松三郎、上野山功一、宮城けんじと同じような出演者が並んでいる。
注目するのは、宮城けんじの名。これは漫才の「Wけんじ」の宮城けんじのことである。宮城は当時、春日の専属司会者というのをやっており、それで春日の映画には宮城も出演していることが多い。春日と宮城は同い年で10年ほど専属司会をやっていたらしい。相方の東けんじはその当時、関西で玉川良一や三波伸介と「おとぼけガイズ」を結成していた。Wけんじの結成は61年のことである。

雲右衛門とその妻/若親分

引き続いて三波春夫だが、今度は大映である。ここで主役を演じたのが「雲右衛門とその妻」(62年)という作品。
明治時代の浪曲師・桃中軒雲右衛門を描いた作品で、実在した人物のようである。三波は元々は浪曲師なので、彼にはぴったりの役ということになる。で、その妻(正確には師匠の妻)を演じるのが月丘夢路である。他の出演者は山路義人、石黒達也、浜世津子、浦路洋子、稲葉義男、杉山昌三九、木村玄など。そして三波演じる雲右衛門の前妻の子として登場するのが三波豊和である。当時7歳で、実の親子の役で親子共演を果たしていたのだ。しかし、豊和のデビューはあくまで76年に歌手として、ということになっているし、ホントに特別な出演だったと思われる。実際に豊和の次の映画出演は85年、30歳になってからのことである。
この三波演じる雲右衛門が三年経って再び登場するのが「若親分」(65年)である。しかし、主演は三波ではなく大映スター市川雷蔵あり、これは「若親分」シリーズの1作目ということになる。
共演は朝丘雪路、藤村志保、そして山下洵一郎、成田三樹夫、杉田康、伊達三郎、杉山昌三九といったお馴染みの大映役者陣、加えて佐藤慶、山田吾一などが顔を見せている。三波は本筋にはあまり関係なさそうである。
どうでもいいことだが、前々項で三波が春太郎という役を演じたと書いたが、伊達三郎の本名は桜春太郎という。本名のほうが芸名っぽいが、本人のキャラには全然合わない名前である。
さて、71年の紅白で三波は「桃中軒雲右衛門」という曲を披露している。思い入れの深い人物だったのであろう。

中乗り新三 天竜鴉/千両鴉

前回に続いて、三波春夫だがちゃんと主演映画というのも存在する。おそらく初主演となったのが「中乗り新三 天竜鴉」(60年)である。
前項の日活は三波春夫には一番合わない感じがしたが、今回の松竹は一番合っている気がする。内容は簡単にいえば、股旅物で、三波はタイトルにもある主人公の新三を演じている。
毎度のことながら、内容よりも共演者に目がいってしまう。ちょっと前にも触れたが、この60年の暮れにガス中毒死してしまう森美樹、後に自殺する松本錦四郎が三波の味方となるのである。他には桑野みゆき、北条喜久、長門・津川兄弟の父である澤村國太郎、藤田まことの父である藤間林太郎、中田ダイマル・ラケットや「黄色いサクランボ」のスリー・キャッツ、ダイナ・ブラザースなども顔を見せている。
スリー・キャッツは結構メンバーチェンジが多かったらしく、この60年にもリーダー格の小沢桂子以外の二人が替わったようなのだが、変更前後どちらのメンバーなのかは不明だ。ダイナ・ブラザースというと今はまずゲームの名前として検索されてしまうが、50年代では川田晴久とダイナ・ブラザースのことである。57年に川田が死亡し、他の三人(灘康次、鹿島密夫、小島宏之)がそれぞれボーイズを結成している。その1つが現在も存続している灘康次とモダンカンカンで、本作に出演しているダイナブラザースは小島宏之がリーダーのものだと思われる。
「千両鴉」(61年)は三波主演の鴉シリーズ第2弾だが、前作と同一人物というわけではなくキャラの名前などは変わっている。他の出演者は嵯峨三智子、北条喜久、安住譲、明智十三郎、五味勝雄など。安住譲はこの前後五年程度活躍していた役者のようである。明智十三郎はこの年倒産した新東宝の時代劇では主役も演じていた役者だが、ここでは珍しく悪役である。そして五味勝雄とは御なじみ五味龍太郎のことだ。東映では勝之介、松竹では本名の勝雄、そして大映に移って龍太郎となるのである。ちなみに両作とも最後に三波と戦う悪党役は名和宏である。日活出身の名和、東映出身の五味、新東宝出身の明智が混在している松竹作品なのである。