
ある日の夕食。
まずは、白アスパラガスのソース・オランデーズです。
洗練された味と香りで美味しい。
グリーン・アスバラガスと違って青臭さがなく、甘みも感じられます。
ヨーロッパの人たちが、なんで白アスパラガスをあそこまで珍重するのか分かります。
白アスパラガスはピーラーで穂先より下の皮を剝いて底の部分を1センチほど切り落としました。そしてアスパラガスが入り切る大鍋に水を少しだけ張って、塩とレモン汁を入れて、白アスパラガスと剝いた皮を入れて湯で、やや固めくらいで引き上げました。あとは予熱で柔らかくなります。
ソース・オランデーズは、小さいステンレスのボウルにバター、レモン汁、白ワイン・ヴィネガー、塩、白胡椒を入れて湯煎にかけてバターを溶かして同時に白ワイン・ヴィネガーのえぐ味を取り、そこに卵黄を入れて小さい泡だて器で撹拌しながらマヨネーズくらいまでねっとりしたら完成です。
ステンレスボウルの熱で固くなるので、少し柔らかいくらいで引き上げます。マヨネーズと違い、油分がバターの少量の油分だけで、卵黄の味と香りが強いです。

メインはカスレ。
フランス南西部ラングドック地方の名物料理です。
百年戦争の頃、ラングドック地方の村人たちがあり合わせの材料を煮込んで兵士たちに提供したのが始まりで、のちに大航海時代以降、豆は新大陸から到来した白いんげん豆に代わり、同じく新大陸から到来したトマトが加わるようになりました。
鶏の砂肝を加えたのは、たまたま安かったのと、ペリゴール地方で鶏砂肝のコンフィをサラダに加えることから思いつきました。

お皿に盛り付けたところ。
今回は仔羊、鶏の砂肝、燻煙していないソーセージを使い、白いんげん豆やトマトを加えて煮込み、仕上げに耐熱皿に入れてグリルで焼き上げました。
最近食べたかっただけに、この上なく美味しい。
この一皿に豚、仔羊、鶏の肝と3種類の肉が合わさっており、重層的で複合的な味わいです。

こちらが食卓です。
サラダはレタス、玉ねぎ、トマトで、ドレッシングはオリーブオイル、白ワイン・ヴィネガー、ディジョンのマスタード、塩、胡椒を泡立て器で混ぜてかけました。
さっぱりとした味わいです。

ワインは当然ラングドックの赤です。
シラー、グルナッシュ種を主体とした、ブラックベリーっぽい香りにコクがある赤ワインで、カスレにはぴったりです。

パンはメインにはVIRONのバゲット・レトロドール。 チーズには、神戸屋キッチンで買った干しいちじくやくるみを練り込んだパンを合わせました。

食後のチーズは、ラングドック地方ならロックフォールにしたかったが、高かったので国産カマンベールにしました。