テキーラは、ボトルに規定がないため、
様々な形のものがあるのが魅力ですが、
台本版のような形と、めずらしいワイン樽熟成のプラタが人気のアハトロ。


今回のツアーでは、アハトロ蒸留所のオーナーにご招待いただき、
アランダスのレストランでランチをご馳走していただきました。


壁一面テキーラが並び、ボトルでオーダーができるシステム。
今回はもちろんアハトロと、同じ蒸留所でつくるチリカリエンテをいただきました。
2つとも特徴的な形をしていますが、
新しいデザインのボトルをつくりたいという思いで、
考えられたボトルデザインは、インパクトもあり日本でも大人気です。

美味しいメキシカンフードとテキーラをいただき、
その後、ヘススマリアの蒸留所へご案内いただきました。

100年以上の歴史がある蒸留所は、
ロバート・モンダヴィのワイナリーでも活用されていた、
グラヴィティ・フローシステムという、
傾斜を利用し、複数階建てにして、テキーラの移動をポンプではなく、
製法の過程によって、自然に下に進んでいくようになっており、
働く人はもちろん、テキーラにも負担をかけないという利点があります。



アガベをちょうどアウトクラベに運ぶ作業をしていましたが、
比較的小ぶりなアガベが多いため、聞いたところ、
大きさにこだわらず、糖度の高いアガベを選んでいるそうです。
栽培年数の長く、より糖度が高いものを100%アガベのテキーラ用に材料を使いわけています。
タオナも現在も活用されており、
アニェホとエクストラアニェホを造るときに使用しています。
加水しながら絞汁し、バガス(アガベの絞りカス)を取り除く作業は、
目の前で作業台を歩きながら見学させていただきました。
バガスは、発酵の過程で活用されており、
蒸留器も2種類。
1回目の蒸留が終わったものタンクに入れて、
その後、隣の部屋にある蒸留器で2回目の蒸留を行います。
酵母をつくるラボと、樽の熟成庫も見学。
ボトリングも、同じ敷地内で行われており、
ちょうど、ボトルの洗浄方法を見せてもらいました。
ボトリングする前は、お水ではなくテキーラで行われます。
その後、瓶にテキーラをいれ、
ふたをして、セロファンでふたを固定。
特別に、体験もさせていただきましたが、
かなり難しい作業で、なかなか上手に固定されません。
お土産に、ボトリングしていただいたものの中から、
好きなボトルを1本いただけるということで、
それぞれテキーラを選び、オーナーにサインをいただきました。
日本未発売のテキーラは、なんとオーナーの妹のブランド。
会長がサインをいただき、大喜び
見学も終了。
昔ならではの製造工程を、
目の前で見学させていただくことができ、大迫力の視察となりました。
つづく
グアダラハラ到着編は
こちら
テキーラエクスプレス編は
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エラドゥーラ蒸留所編は
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クエルボ蒸留所編は
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テキーラ村観光編は
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ラ・コフラディア蒸留所編は
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テキーラ村・樽バスツアー編は
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プルケリア・リベルタ市場・トラケパケ編は
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アランダス観光編は
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トレス・アミーゴス蒸留所編は
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カサドレス蒸留所編は
こちら
ツアーの様子は、日本テキーラ協会のFacebookにアルバムを作成しております。
ブログに紹介出来なかった写真もアルバム内で掲載しておりますので、
ぜひ、ご覧いただければと思います。
日本テキーラ協会Facebook
http://www.facebook.com/JapanTequilaAssociation