ママチャリのBB外し 最終手段 (なんちゃってクロスや子供用含む) | kapaのブログ

kapaのブログ

最近自転車いじりにハマっててブログにアップしようと思ってます。
やる時は自己責任でお願いします。
記事を読んで役に立ったなと思ったら
https://amzn.to/36I4Yue
から好きなものを検索して購入して頂けると私にちょっぴり紹介料が入ります。

タイトルの通り、BBが外れない時の最終手段です。

BBは再使用できなくなりますので、代わりを用意してください。

 

ググるとボルト&ナットで外れるとか色々出てきますが、それでも外れなかった場合です。

カセットBB化やホローテックBB化する時にやります。

外れないのはほぼ右ワンなので、グリスアップや玉押し調整時は右ワンのみ残して作業可能ですからこの作業が必要になる事は無いでしょう。

 

今回ディスクグラインダー(サンダー)で作業します。

まあ、ヤスリでも構いませんが大変だと思います。

 

ディスクグラインダーとはこんな工具

https://amzn.to/3bEhPy6(Amazonリンク)

これがお勧めというわけではありません。

安いのでリンク貼ってみました。

 

予算があれば安物じゃない方が良いですが、うちのは超安物なので・・・

(近所のホームセンターで処分品2000円程でした)

 

今回検証用として、庭に転がしてる折り畳み自転車のフレームを使用しました。

幸いというか、やはり右ワンがガチガチで外れず検証が出来ました。

 

 

まずは左ワンを外していきます。

難敵は右ワンなので左ワンの解説は不要だと思います。、

(左ワンは構造上そこまで酷い事になりません)

こちらが外れない経験は今までありません。

ロックリングがどうしても外れない場合は、後に紹介しますがパイプレンチを使用すると良いでしょう。

更にダメならディスクグラインダーで削り飛ばします。

 

フルカバーのチェーンケースの場合右ワンにもロックリングがあります。

こちらもチェーンケースを止めるためのものなので省略します。

 

ママチャリなどのカップ&コーン式BBは色んなタイプがあります。

今回紹介出来るのは2パターン

まずはこちら。

 

以前に取り外したものなので、作業前の写真がありません。

6本爪の工具を使用するのですが、多くの人は専用工具を買わずにタガネとハンマーなどで緩めます。

(何故なら、買ってもその後使用する機会がないから)

 

当然の如く、自分もタガネとハンマー作戦+CRC55-6吹付をやるのですが緩みませんでした。

以前もやったことがあるのですが、ディスクグラインダーで2ヶ所平面を作ってモンキーレンチやパイプレンチを使って緩めます。

(注:通常左ねじなので右回しで緩みますが、自転車によっては右ねじの場合もあるらしいです

フレーム側を削らないように注意

パイプレンチの方が切削面の平行度をあまり要求されませんので、作業しやすいと思います。

 

https://amzn.to/2yN5hpB(Amazonリンク)

これも、お勧め商品という訳ではありません。

こんなのもあると覚えておくだけでいいと思います。

大口のモンキーの方が、自転車整備には使える機会が多いはず。

 

このBBは締めすぎで、中間の固定部が潰れねじ山を潰していました。

通常はある程度ゆるむと、軽くなり手で回せるのですが殆ど外れるくらいまで緩めないと手では回りませんでした。

(何とかホローテックBBやカートリッジBBをねじ込む事は出来ましたが、手で回せる範囲が狭いです。)

 

 

 

次は、なんちゃってクロスやミニベロ、子供用自転車に採用されていたタイプ。

こちらは以前専用工具を買ってみたので使ってみます。

https://amzn.to/2yJFKxw(Amazonリンク)

 

このタイプのBB今まで4台外してきましたが、この工具で外れたのは2台のみ。

固く締まったBBには通用せず、工具が変形してきます。

 

そこでディスクグラインダーの登場。

このタイプのBBは、工具を噛ませる場所が薄く先程の手段は使えません。

というか、既に平面があります。

写真のように、工具を掛ける平面以外のふちをディスクグラインダーで削っていきます。

削り過ぎるとフレーム側が削れますので、少し手前までで良いです。

こんな感じ。

削り過ぎてフレーム側を削ってしまっても少しくらいならば、BBの角度はハンガで決まらず切ってあるネジ山で決まるため大きな問題にはなりません。

(ネジ山と面の角度が異なるとBBに負荷がかかり変形する可能性もありますが影響は少ないと考えられます。あと、ママチャリだし。そこまで精度出てないので・・・)

今回狙いすぎてハンガまで削ってしまいました。

それでも横からみればこの程度。

あまりに削ってしまうと、ハンガの面(フェース)とタップの角度が合わずBBに影響を与える可能性もありますが、この程度なら微々たるものだと予測されます。

場合によっては、更に削って面を整えスペーサを噛ませる手もあります。

ママチャリのBBをホローテック化 MTBクランク検討編で紹介した

 

https://amzn.to/2JQQnB6(Amazonリンク)

が使えるはずです。
スペーサAが1.8mm、Bが0.7mmになります。

 

ここまで削れば専用工具じゃなく、モンキーレンチでも緩むと思います。

 

この削った部分は、ねじで言うところの頭になります。

頭と(正確にはその座面)、ネジ山が突っ張ることで抵抗が増え緩まなくなるので、この頭の部分を弱くしてやることで抵抗を減らします。

実際にはBBとハンガのネジ山に隙間は出来ませんが、頭の強度が弱まる事でBBがほんの僅か奥に引き寄せられネジ山に掛かる面圧が下がります。

 

極端な話をすると、頭の部分を全て削ってしまえば手で緩めることが出来ます。

これは実際にやって確認したことがあります。

但し、ドッペルギャンガーの自転車はネジロック剤を使用していることがあるとも聞くのでその場合は手で緩めることが出来ません。

その場合、頭の部分を全て削り取ってしまうと外せなくなるので、削ってもフレームと接触する部分のみに限定した方が良いと思います。

それでも外れない場合は、全周削った上で工具が掛かる面を作りモンキーなどで外す事を提案します。

(掛かる面が薄いため、最終的にはヤスリで丁寧に精度良く加工する必要があると考えます)

 

追記:2個目のBBにはこんな工具があるのを忘れてました。

 

 https://amzn.to/3bEizn7(Amazonリンク)

 

 価格が現時点で8000円程しますが、かなり強力な工具みたいで評判が良いです。

 まあ、自転車屋さんでもなければ人生で何回使うんだという工具ですが紹介しておきます。

 

いっそのこと思い切って削ってママチャリのハンガ幅を68mmにしたり、更にチェーンケース取付金具分削ってしまえばホローテックやカートリッジBBとチェーンケースつけられます。

 

 
外してしまえば、70mmでも特殊なネジ切りしてなければホローテックBBをポン付け出来ます。

 

 

ママチャリ関連リンク
ママチャリ改造(お手軽編)
ママチャリのすすめ
ママチャリ魔改造のはじまり
ママチャリピスト
ママチャリ改造 クランク編
ママチャリ キャリパーブレーキ化(リア 26インチ)
続ママチャリ リアブレーキキャリパー化 
ママチャリ リアVブレーキ化計画 取付台座詳細  
サーボブレーキの調整と構造 
ママチャリのハンドル高さについて
ママチャリタイヤについて思う 
8速にママチャリRDを使う 
中野鉄工所の前ハブ 
ママチャリハブダイナモの抵抗を測定してみた
ママチャリ 700C化 
 ・まとめ
 ・ブレーキ対策
  ・フロント編
  ・リア編
  ・リア編(難易度高)
 ・ 泥除け編 
  ・その1(とりあえず付けてみた)
  ・その2
  ・その3(クイック式)
 ・27インチ編
  ・27インチ編
  ・軽量化10.56kg
 ・RD(リアディレーラ)
 ・8速スプロケット編
ママチャリBB対策
 ・BB外し 最終手段
 ・ホローテック化(70mmハンガ加工無し)
 ・カートリッジ化 (ハンガ70mm加工なし)
 ・ホローテック化 MTBクランク検討編
 ・ホローテックBBをポン付け(ハンガ70mm)
 ・ホローテックBBポン付け詳細説明 

 

整備関連リンク
フラットバー用ブレーキレバーの選び方 
ブレーキレバーの調整 
キャリパーブレーキの分解整備 
スプロケットの選び方 前編
スプロケットの選び方 後編
サーボブレーキの調整と構造 
ダイナモランプ修理 
自転車片足スタンド補修 
ママチャリのBB外し 最終手段 (なんちゃってクロスや子供用含む)
チェーンの注油(我流)
チェーン洗浄の効果
チェーン洗浄後の追跡調査
錆び落とし剤 
シングルギア(又は内装変速)のチェーンライン測定方法 
グリップの外し方
携帯ポンプ GP-61S GIYO について(分解整備も) 
例のポンプ(モドキ)を買ってみた。(GORIX GX-MP66)
リアディレイラーの調整
スプロケットの変速ポイント(切り換わり個所)について 

 

 

にほんブログ村 自転車ブログ 自転車 改造へ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村