スプロケット編同様、単に8速化です。
あ、言い忘れてましたが私シマノ以外の事は知りません。
シマノのこともごく一部だけです。
条件によっては、6速ディレーラしかも、ママチャリや安物折り畳み自転車についているようなRD(リヤディレーラ)でも変速可能でした。
上記写真はRD-TY21B
https://amzn.to/2xs0z0d(Amazonリンク)
(使えるかどうかも分からない低グレードのRDなので8S用に買わないでください。
持ってたら使えるかもというお話。)
追記:この自転車ではシートステーとチェーンが干渉したため、ハブ軸のエンド幅を拡げて対応しています。
後に次男が通学に使うようになって、不満を言い出したのでRD-2400二変更しました。
(私が変速する分には、シフトチェンジ時に一瞬ペダルをゆるめるため問題なかった)
本来は仕様を見て選定します。
とりあえず、エントリークラスのクロスバイクの定番?RD-M310
https://amzn.to/2K0tv2b(Amazonリンク)
の仕様表をみていきましょう。
①リア側の変速段数です。
7速又は8速に対応しているますので8速に使用できます。
②使用できるチェーンの型です。
ずいぶん古い自転車部品を使う人以外は気にしなくてもいいです。
8速ならHGしかないはず。
③フロントの許容歯数差です。この数値に収まる場合使えるという数値です。
クランクについているギア(チェーンリング)が何枚かある場合(変速可能な場合)、そのギアの歯数の差がどのくらい許容されるかを示しています。
Tは山の数を表します。
例:小さいギアが34T、大きいギアが50Tだとすると50-34でフロントディファレンスが16Tなので使える
④③と同様に、リア側のギア差を計算し、フロントのギア差も足したものがこの数値に収まる場合使えるという数値です。
例:リアが11T-34Tの場合34-11で23T、フロントディファレンスが16Tとすると39Tなので使える
⑤リアのギア(スプロケット)の一番大きいギアと一番小さいギアの許容範囲を示します。
この4つの項目の一番小さい数値より小さい歯数のギア、一番大きい数値より大きい歯数のギアが使えないのはもちろんのこと一番小さいギアの最大歯数と、一番小さいギアの最大歯数が制限されることを示します。
本来はこの仕様に入るRDを選定します。
まあ、実際に使ってみたら使えましたということもあります。
但し、④を超える使用は無理だと思います。
(1Tくらいはいけるかもしれませんが、チェーン張りすぎると抵抗が増えるしパーツが痛みます)
うちの700Cママチャリは2台とも仕様外です。(一応理由があります)
範囲外の使用を推奨しているわけではありません。
8速用のRDは全て、ディレーラハンガーに取り付けする「直付」タイプになります。
ママチャリですので当然、そんなものはありません。
そこで登場するのが、正爪エンドに直付けRDを取り付け出来るこちら
https://amzn.to/3ekDNYI(Amazonリンク)
価格が急騰しています。以前は800円程度。
安い時は400円以下だったと記憶しています。
追記:記事作成当時は1500円くらいでしたが、値下がりして800~1000円程度になっています。
現状安いところのリンクを追記しておきます。
https://amzn.to/2YjCK5S(Amazonリンク)
他にも似たようなのを見つけました。
https://amzn.to/35RuE6c(Amazonリンク)
リンク先赤色の方には寸法が記載されていますが、仕様変更があったみたいで参考程度に見てください。
左が到着時の姿。
Amazonの写真と異なり丁度10mmで入らない事例が多発したらしく9.5mm幅に変更された様子。
また、前側のはめ込み部分が半分以下になってます。
しかし、半分以下になっても700c化した際に目いっぱい前詰めでエンドに取り付け、その位置でブレーキシューが届くようにしたため届かなくなりました。
リムブレーキじゃなければ調節可能でしたね。
結果サンダーで削り飛ばしました。
あと、はめ込み部分にナット跡がついていました。
これが邪魔して固定が甘くなる可能性を考えて薄く削ってます。
これで、8速のRDを取り付け出来ます。
息子が通学に使うため両足スタンドに変更するまでは、これを使用してRD-2400を使っていました。
上記のハンガーは両足スタンドと干渉してしまい、正爪用のRD-TY500(6・7速用)
https://amzn.to/3enBpkj(Amazonリンク)
に変更しました。
それがこちら
6/7速用ですが、8速引けますしチェーンケース付けていない頃FD(フロントディレーラ)も取り付けており、28-38-48Tのフロント変速も可能でした。
表の①部分を見てもらったら、6/7共用のRDと7/8共用のRDがあるのがわかると思います。
この事から、ワイヤーを引いた量に対して移動する量は共通です。
(6/7の1速あたりのギア間の距離は共通ですが、8速は共通ではなく若干狭いです。そこはシフターがワイヤーを引く量を変えて対応しています)
このあたりは、「可動範囲にさえ入っていれば変速するんじゃね?」という予想が通用しました。
冒頭のRD-TZ21で変速できたのは予想外でしたが・・・・
こちらは、最大ギアが28Tでスプロケットが11-28Tであった要因も大きいと思います。
RDのグレードが低く、使用状況も範囲外なので変速速度は望むべくもありませんが・・・
動画撮影当時はチェーンが干渉したので、トップギアを封印してます。
補足
・チェーン
8速なのでこちらをお勧めしておきます。
https://amzn.to/2V5u7tN(Amazonリンク)
HGというタイプです。
現在900円以下で購入できます。
シマノの価格改定でチェーンの値上げが激しく、値上がり前にと数本購入したのですが
Amazonではたぶん2年くらい大きな変動はないです。
メッキタイプもありますが、外側のプレートだけメッキで2000円と割高です。
値上げ前は16000円くらいだったと記憶しています。
・スプロケット
8速スプロケット編で書いてあった通り、RDを優先させるとスプロケットの歯数に制限がかかります。
13-26Tのようにクロスしたギアはロード用で、MTB系のRDには向きません。
(経験上その時の構成で12-23Tでも変速は可能でしたが)
逆もまたしかり、で11-34Tなどワイドなギアはロード系のRDには向きません。(というか届かないものが殆ど)
これはスラント角と呼ばれる、変速の為の移動の際に内側(又は外側)に寄る際下(又は上)に移動してギアに沿わせる角度が異なるためで、スプロケットの角度と平行に移動する方が良いからです。
(変速調整の際は干渉しないよう気を付けてください)
・変速調整について
https://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-GN0001-23-JPN.pdf(シマノメーカーリンク)
こちらの、10ページくらいから載ってますので良く読んでください。
特にストローク調整は最重要です。
走行中にディレーラがスポークに巻き込まれたりすると大事です。
Bテンションの調整も(TY21にはありませんが)忘れる人がいるようなので、注意してください。
ママチャリ関連リンク
ママチャリ改造(お手軽編)
ママチャリのすすめ
ママチャリ魔改造のはじまり
ママチャリピスト
ママチャリ改造 クランク編
ママチャリ キャリパーブレーキ化(リア 26インチ)
続ママチャリ リアブレーキキャリパー化
ママチャリ リアVブレーキ化計画 取付台座詳細
サーボブレーキの調整と構造
ママチャリのハンドル高さについて
ママチャリタイヤについて思う
8速にママチャリRDを使う
中野鉄工所の前ハブ
ママチャリハブダイナモの抵抗を測定してみた
ママチャリ 700C化
・まとめ
・ブレーキ対策
・フロント編
・リア編
・リア編(難易度高)
・ 泥除け編
・その1(とりあえず付けてみた)
・その2
・その3(クイック式)
・27インチ編
・27インチ編
・軽量化10.56kg
・RD(リアディレーラ)
・8速スプロケット編
ママチャリBB対策
・BB外し 最終手段
・ホローテック化(70mmハンガ加工無し)
・カートリッジ化 (ハンガ70mm加工なし)
・ホローテック化 MTBクランク検討編
・ホローテックBBをポン付け(ハンガ70mm)
・ホローテックBBポン付け詳細説明
動画もあります。