new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~ -90ページ目

共に生きる?

 今日、NHKのとある番組で、「障害者との共生」なるテーマで3時間の討論番組をやっていた。
 全てを聞いていた訳ではないのだが、そこに出演していた、障害者代表のご老人と同級生に障害者がいる高校生の会話が気になった。

 障害者のご老人は、
「障害者が健常者と共生していくには、障害者の権利を声に出して訴えていかなければならない。」
なる主張をしていた。

 一方高校生は、
「私が日ごろ学校生活の中では、その子が障害者だからこういう風に付き合わなければいけないなんてあまり考えていない。全てが好きではないし気に食わないこともある。けれど、それって他の友人と一緒であまり障害者だからという意識がない。」
との考えを述べていた。

 まあ、このような番組で、障害者と健常者が共生していくにはどのようにしていけばいいかなどと、正面きって討論しているうちは、なかなかそのことは達成しないだろうと思う。
 お互い、堅苦しく考えずに、障害者ができないことを肩の力を抜いてサポートしていけばいいし、障害者もできることはやっていけばいい。
 障害者として一番やってはいけないのは、
「私は障害者なんだから、これくらいはしてもらってもいいんじゃないか。ここはこういうようにしてくれよ。」
などと、自分の意見ばかりを主張することだと思う。
 人それぞれ、コマっていることはあるし、まあお互いさまじゃよね。

コンビに

 毎週土曜日の朝は、通勤と中にコンビにへ行く。
 そう、土曜日は学校が休みなので、妻が作ってくれる弁当がないのである。
 会社の帰りにも時々ビールや缶酎杯を買いに行く。

 ところが、わしはよー見えんので、どこに弁当があるかはわかっていても、中身が何かがわからないのである。
 最初は、店員さんや近くにいるお客さんに声をかけて、
「これは中身はなんですかいねぇ?」
と聞いていた。
 けんど、何度か買い物に行っていると、店員さんがすぐ近くに来て、
「お手伝いしましょうかぁ?」
などと声をかけてくれる。
 うれぴい。

 高校生らしきアルバイトの男の子が声をかけてくれた時には、
「酎杯はどこにあるかいねぇ。どれがおいしいかいねぇ?」
などと質問すると、
「あのぉ、僕も飲んだことがないんでよくわからないんですけど。」
などともじもじしながらも一生懸命説明をしてくれた。

 皆さん、さりげないサポートをしてくれて助かる。
 ありがとね。

常識 非常識

前回の投稿から2週間。
 最近、よく考えることがある。

 世間一般の常識って正しいのか?
 皆がそのようにしているから、自分もそうしないといけないんじゃないか?と思ってるんじゃないか?

 皆の常識と違った行動をすると、本人も苦しいが、それを見守る親も苦しい・・・。
 けんど、その常識の考えを変えて、今している行動や考えもありだと思えば、楽になる。
 大切なのは、その行動や考えが自分にとって合っているのかどうかなんじゃないかと思う。

 その行動をすることによって、将来の自分に不安を持つとする。
 けんど、その将来のために、現在不安な気持ちで苦しむよりは、将来は将来になった時に考えて、今現在の自分を大切に楽しく生きれればいいんじゃないかと思う。
 誰も将来のことはわからんしね。

 そして、周りの人の意見によって、自分の行動を決めるよりは、たとえまだ小さくても、自分で考え自分で判断し、行動を決定しないと何も解決しないと思うんですよねぇ。
 今までは、あまりに親が何でもかんでも子供の将来のことを考えて、親の意見を押し付けていたような気がする。
 娘よ。ゆっくり休んで、自分を見つめて、自分で判断し、一歩一歩今日を踏みしめていくんじゃよ。
 最近、わしもお母さんも何も言わないようになったけんど、いつでもあなたのことをじっと見守っているけんね。

姫チャン天国へ

 先日、夕食を食ってのんびりしていると、娘があわててやってきた。
「お父さん、大変、大変。姫チャンが・・・。」

 姫チャンとは、3年前から我が家で買っているジャンガリアンのハムスターである。
 ハムスターの寿命は3年くらいだと知っていた。
 今年の冬を無事乗り切れたらいいと思ってた。
 最近、餌の減りが少ないと思っていた。

 娘、いわく。
「一緒に小屋に入れてやっていた、ぬいぐるみの無効でぐっすり寝ていると思ってたら、何か小屋が臭いのよ。」
 見えないわしが、ティッシュ片手に触るとやはり冷たくなっていた。

 十姉妹のビーチャン、ピーチャンに始まり、亀の亀吉とキャンディー、そしてハムスターはハム太郎、ハムちゃんに始まり、今回の姫ちゃんと10年近くの間に随分多くのペットを見送ってきた。

 夜も遅いので、翌日の朝、わしが会社に行くまでに娘と近くの公園に埋めに行った。
 随分人間に慣れているハムスターで、小屋を空けて手を伸ばすと、向こうからするすると手のひらに登ってきた。
 少しも恐れることなく、顔を近づけると、向こうから、ひげと鼻先をスリスリとくっつけてきた。

「 姫ちゃんよ。今頃は天国に行ったのかぁ。天国に行っても元気でやれよ。」

と、娘と一緒に手を合わせるのであった。
 

ウィルス駆除ソフト

 今、わしがメインで使用しているノートパソコン。
 今年の4月に購入して7ヶ月が経とうとしている。
 
 付属で付いていたウィルス駆除ソフトのシマンテック社のインターネットセキュリティの更新機嫌が過ぎてしまった。
 そこで新たにウィルス駆除ソフトをインストールすることにした。

 けんど、なんせわしは視覚障害にて、画面の状況がよーー見えない。
 視覚障害者でも使いやすいソフトはないかといろいろと検索して、やっぱし一番人気の「ウィルスバスター2007」に決めた。

 購入はプロバイダのビッグローブ内の購入プラザにて決済。
 いざインストール。
 傍らに娘を助手に添えて、場面場面で娘の眼を借りて無事インストール完了した。

 以前のシマンテック社のものより動作が軽い。

 もろもろの操作もシステムトレイに存在するアイコンを音声でのアプリケーションキーでの操作でどうにかやれる。

 一年ごとに更新手続きをするのも面倒なので、3年契約で1万円なり。

 これで安心してメール・インターネットができるというもんですな。
 やれやれでした。

お子様ランチ

 今日は久々に家族でランチを食いに行った。
 お兄ちゃんが、部もアルバイトも昼間なく、珍しく日曜日に家にいたのである。
 
 そこで、初めて行くレストランを訪れた。
 ランチを覗いて全てコース料理である、ちょっと子じゃれたレストランである。
 昼間からコース料理を食うほど裕福な家庭でもないので、わしは魚、お兄ちゃんは肉、妻と娘はハンバーグのランチを頼んだ。
 けんど、最初は、少食の娘のこともあり、また、いろいろとついているであろうことを予測して、娘は「お子様ランチ」を頼んだのである。
 しかし、注文を聞きにきたお姉さん、
「ウフフ、それはちょっと。」
と断ったのである。
 娘は確かに中学1年生である。
 けんど、メニューに載っているんだから頼んでもいいんじゃないのか?
 妻もお子様ランチを食いたかったらしいが、さすがにと娘の料理として頼んだのである。
 もちろん、家族皆で、きた食事を分け合いっこするつもりであったのに・・・。

 まっ、しゃああないかと娘もハンバーグランチにしたのではあるが、いったいどうなんでしょうねぇ。
 わしもいろいろ揃っている、お子様ランチを、たまには食ってみたいとは思うのですが・・・?

 あーーー、日の丸がチキンライスの上に立っているお子様ランチ、わしも食ってみたかったなぁ。

わしの畳部屋

 わしが住んでいる家は、会社契約の社宅である。
 築24年になる4DKのコーポである。
 5年前に内装をやり変えてあり、お風呂、トイレ、台所、床、壁は全てきれいにしてあった。

 4DKと言うことは、子供たち2人はそれぞれ自分の部屋尾持っている。
 妻は、居間を自分の好きなカリモクの長いすとマイ机と液晶画面のテレビを配置して満足している。
 わしは、畳部屋にノートパソコンとデスクトップパソコンを持ち込んで、休みにはパソコンしいしい、ラジオを聞き聞き、ごろりと横になっている。
 子供たちも大きくなり、皆自分の部屋で好きなことをしている。
 
 わしの子供の頃は、会社契約のアパート暮らしであった。
 4人家族で3DKの部屋であった。
 わしと姉は中学までは一つの部屋をカーテンを仕切って使っていた。
 高校生になって、初めて4畳半の部屋を与えられた
 大学生になり、一人暮らしが始まり、6条の部屋でベランダにちょっとした台所があり、お風呂、トイレが共同のアパートに住んでいた。
 部屋からは、腿畑が見える学校からちょっとはなれたところに住んでいた。

 将来はどんな所に住むのでしょうか?
 一時期考えていたマンションの買い替えの話もなくなり、賃貸としている持ち家のマンションも来年の春には売却する予定である。

 定年後には、両親の住んでいる萩市の実家に帰りその家をリフォームしてのんびり過ごそうとも考えている。
 とにかく、ゆっくり過ごしたいですねぇ。
 早くそんな日が来ないかなぁ!

新しい音声エンジン

 10月下旬に、
ナレッジクリエーションのXPナボ
が発売されるそうである。

 これは一種のスクリーンリーダーなのかも知れんが、これに搭載されている、ペンタックス社の「ボイステキスト」なる音声エンジンが、これまでになく人間の肉声に近い発声をするんですよねぇ。

 先日「OCRソフトのよみとも」がバージョンアップされたんじゃけど、このバージョンアップ版をインストールするときのナレーションの女性オンがひょっとしたらこのボイステキストでの音声かも知れんですよねぇ。
 まるで、人間の女性が話している内容を録音したみたいで驚いてしまったです。

 このでも音声を、
ここのページ
で聞くことができますです。

 ただ、Windows XP SP2でかなりの空き容量と高スペックでないとうまく作動しないみたいですけど。

 この音声エンジンを今一般に販売されている、「XPリーダー」や「PCトーカー」「Jaws」でも使用できたらいいんですけど、なかなか難しいみたいですね。
 一見、いや、一聴の価値ありですよ。

中1ギャップ

 知らなかった・・・。この言葉。
 小額6年から中学1年と環境が変わることにより、いじめ・不登校の数が3倍にもなるという。
 複数の小学校から一つの中学校に子供たちが集まり、今までの友達や先生との心の支えがなくなり、子供たちの不安がこのような現象をもたらすのだそうな。
 
 わしの中学生の頃はどうだったろうか?
 父親の職業柄、小学校を3校、中学を2校、高校も2校を経験したわしにとっては、中学1年の時も、それほどプレッシャーは感じていなかったような気がする。
 できかけた友達も3年に一度は転校を繰り返していたので、親しい友達ができるわけでもなく、2つ年上の姉はいたが、中学・高校になるとほとんど話をすることもなく、今から考えると結構寂しい学校生活を送ってきたのかもしれない。 苦笑
 けんど、その当時はそれほど申告には考えず、孤独を楽しんでいたような気もする。

 就職し、スーパー業界にいるので、転勤転居を繰り返してはいたものの、今の妻と巡り合い、2人の子供にも恵まれて、いろいろとあるものの、家族4人一緒に暮らしていけてるのは幸せなことなのかも知れない。

 昔の学校生活では、先生は生徒に厳しく、ビンタを食らうこともあり、それでも生徒たちは、素直に学校へ通っていた。
 しかし、最近は、ちょっと暴力をふるっただけで、先生は処分され、規則・校風にがんじがらめな中、子供たちは緊張し学校生活を送っているのだろう。
 中学・高校の入学式に妻と一緒に行った時も、先生たちの、
「早く並べぇ。話をするなぁ。速く歩けぇ。」
と、まるで、生徒たちになめられないようにと、妙に命令口調であるのが気になった。
 そんな中、テレビやパソコンのインターネットを通じて、いろいろな情報を得ている中学1年生は、
「私が考えていた中学生活とは、何か、違うのでは?」
と感じている生徒も多いのではとも思う。

 学校に行って当たり前。
 勉強をして高校・大学と進むのが当たり前。
 それが常識・・・って考えている、私たち親たちも、どこか無理が生じているような気もする。

 まあ、主人公は子供たちであり、子供たちが自分で考えて行動することを尊重し、我々大人たちも考えを改めなければいけない時期にきているのかも知れんですね。。。?

人生いろいろありますです!

 書こうかどうか迷ったんじゃけど、最近いろいろ考えていることの一つ。
 そうなんです娘のことなんです。

 夏休みを過ぎて、2学期が始まり、学校へ行けない日が時々あるんです。

朝になると、体の調子が悪い。
 お腹が痛い。体がだるい。寒気がする。などなど。
 最初は無理して行かせていたんじゃけど、そのうち、途中で早引きするようになり、週の内、3日くらいは休むようになったのです。
 妻と3人でいろいろ話し短ですけんど、理由はあるものの、無理して学校へ行かすのも可愛そうであり、かといってずっと学校へ行かないのも心配だし・・・。

 担任とも連絡を取り、いろいろと考えてはいるんじゃけど、本人が行く機にならんと解決はしないだろうし・・・。

 インターネットでいろいろと調べたけんど、学校側の意見と、親側の意見と真っ向から違っているし、どちらを信じればいいのでしょうか?

「 一つ言えるのは、一番苦しんでいるのは娘じゃろうし、長い人生いろいろあるじゃろうし、学校へ行くのが苦しいのであれば、無理することはないし、体と心を休ませるのが先決じゃろうし・・・。とはわかっているものの、どうしても、学校へ行ってくれれば親としては一安心な気もするし・・・。 どうなんでしょうか?」
 って、考えているんです。
 結構苦しいです。
 自分のことなら自分で解決できるものの、娘のこととなると、ただ、話を親身になって聞いてあげて、じっと見守ってあげるしかないんでしょうか?

 学校が休みの土日は友達と楽しく遊んではいるものの・・・。
 中間テストはどうにか受けられ、日ごろ休んでいるところは、わしが参考書を使って、一緒に勉強をし、どうにか乗り越えたものの・・・。
 今週も月曜日はどうにか学校へ行けたものの、今日はやっぱし朝つらそうで、登校できず・・・。
 会社が休みだったわしと一緒に一日過ごしましたです。

 まっ!親は腰をどっしり据えて、娘の立場、側に立って、接していこうと思ってますです。

 娘よ。長い人生いろいろありますよ。
 決して、自分を責めてはいけんよ。
 お父さんもお母さんもおにいちゃんも、皆あなたの見方ですからね。
 無理せずゆっくりいこうね!