new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~ -106ページ目

塾帰りのお迎え

 いつのまにか、元の口調に戻ってしもうた。
 まあ、ええか。
 
 わしは、いつも週3回、下の娘の塾の帰りのバスのお迎えに行っている。
 つい最近、連続して、小学一年生の女児の殺人事件がおこっているが、ずーーと前から心配でお迎えに行っているのである。
 塾の帰りのお迎えもだが、学校の投稿・下校、そして、友達の家へ遊びに行く時なども心配である。
 嫌な世の中になったもんじゃ。
 
 けんど、傍から見ると挙動不審なおっさんが、白杖をカンカン・スリスリしながら、道路の傍のバス停近くにボーとたっているのだから、そんなわしが、不信人物に見られんかと心配である。
 おまけに、時間を知るために、携帯の音声時計のスイッチをポンと押し、
「ポーーーン!只今より7時35分をお知らせします。」
などと、音声を耳元で聞きながら、溜息をついているのだから、余計に怪しい。
 
 バスが着き、そこから一緒に腕を組んで帰るのだが、わしは変な人がいても見えんし、娘の目だけが頼りである。
 けんど、塾の帰りのお迎えに行き、そこから家路までの5分間はなぜかうれしい。
わし:「今日の塾はどうじゃった?」
娘:「おもしろかったよ。ねぇ、お父さん。お父さんの子供の頃の好きな漫画は何じゃったん?」
などと、家にいる時とは違った雰囲気の会話ができるのがなぜかうれしいのである。
 
「 娘よ。お父さんが、いつまでも守ってあげるけんね。」

年賀状

 今年もあと1ヵ月。
 12月にはいると、毎年の悩みの種が年賀状である。
 昨年は、宛名下記に、HPで見つけたフリーの宛名下記ソフトを使用し、裏面は、同じくHPのイラスト集から無料のお正月用のイラストをダウンロードして、ワードに貼り付け、プリンターで印刷した。
 今年もその方法でいっちゃろうかと思ってはいるのだが、なかなか実行にうつせない。
 あっ!それより先に年賀状を購入しなけりゃいけんか?
 
 けんど、目が見えにくいと、そのイラストがどんなんかもわからんし、宛名のレイアウトも最終的には家族の目を借りなきゃいけんし、なんぎじゃのう。

ローラー式石突の白杖

 今日は会社の平日の休みなので2度目のアップです。
 わしは、現在2本の白杖を使いわけてます。
 通勤時の外での歩行では、ジオム社の直杖を、会社の中ではアドバンテージの5段式折の白杖です。
 直杖は結構重い、折りたたみ式はめちゃ軽い。
 直杖は最初からローラー式の石突を取り付けてましたが、折りたたみ式の白杖は最初からついていた、プラスチック製の普通の石突きでした。
 しかーーし、休みの日の外出時にも白杖を持って行く時は、折りたたみ式の法がいいのですが、ローラー式でない石突ですと、歩道のタイルにひっかかり歩けたもんではありません。
 けんど、ローラー式の石突では、クルクル、スルスルと滑らかに歩行でき、一度使い出すと止められないんです。
 そこで、先日とある展示会でアドバンテージの白杖用のローラー式の石突を購入しまして、今日、付け替えました。
 普通なら、湯銭で暖めてクルリと回してやればスムーズに抜けるのですが、この石突はびくともしません。
 しょうがなく、鋸で途中まで切断しやっと交換できました。

 一つ気をつけなければいけないのは、ローラー式は結構、重いんです。
 それにカンカンと左右に突いての2点歩行では、ローラー式は意味がないんです。
 左右にスルスルと滑らせる歩行の人にとっては最適なんですけどね。
 
 まあ、人それぞれ実際に歩行してみて、自分に合った白杖を使うのがいいですね。

tatuo4321 at 18:10|この記事のURL │Comments(4) │TrackBack(0) │視覚障害
朗読ボランティア
 今日、とあるMLで、
電気で点字書き換え、東大が開発…電子書籍利用も可能
が紹介されていました。
 
 六つの点の組み合わせで表示できる、厚さ1ミリのシート状の点字表示装置を東京大学が開発したそうです。
 この点字は電気的信号で書き換えもできるとのこと。
 もっと開発が進めば、このシートを持ち歩き、本などの内容を、そのシートに点字で浮かび上がらせ、どこでも読書ができるとの事。

 墨字の本などは持ち歩いて見ることができない視覚障害者にとっては、点字が読めれば、結構えーーなーーと思える開発ですね。
 まあ、それよりは、音声で録音された本の内容をイヤホンで聞くほうがいいかぁ?

 話は変わって、わしの会社では御給料を上げるための登用試験がありまして、その課題図書でもある、「食品商業」という月刊誌をどうしても見とかなければならなくなりまして。
 通常の参考書みたいな本は、会社のパソコンで、スキャンした画像の文字部分をテキスト文書に変換してくれるソフトでどうにか聞くことができるのですが、この雑誌は、写真などが多用してあり、スキャナで呼び込み変換しても、文章がハチャメチャなのです。
 そこで、近くの図書館で活動している朗読ボランティアを利用しようと電話してみたのです。
 すると、曜日と時間は限られますが、1日2時間程度その雑誌の内容を読んでくださるとのこと。
「あーー、ありがたや。」
 これで、会社で定期購読書として毎月送られてきていた、たまりにたまったこの雑誌を聞く事ができるんです。
 内容は、わしの興味あるものなのですが、どー目を凝らしても全然見えましぇーーんのです。
 来週の木曜日が楽しみじゃのう。

人間ドッグ

 今日からブログでの書き口調を変えてみました・・・。
 
 今日は、病院へ行ってきました。
 先日受けた人間ドッグで「再検査」の通知が出たためでした。
 肝機能障害・高脂血漿・糖尿病と、まさに生活習慣病のオンパレードです。
 すべては、毎日飲んでいたお酒と運動不足が原因だそうです。
 
 そんなに一杯飲んでたつもりはないのですが・・・?
 確かに、昔からお酒は好きでして、夕飯を食いながら、焼酎を軽く御湯割にして、おかずを食い食い、ご飯を食べ食べ、お酒をチビチビと飲む毎日でした。
 
 今日の病院のために、ここ1週間は、3日ほど休肝日を儲けてまして。
 さらに、朝、約1時間をかけて、腹筋・背筋・腕立て布施・ストレッチ・その場での足踏みヲーキングと少しの気づかいをしてまして、
そのおかげで、今日の血液検査では、肝機能の数値がすでに改善傾向にありました。
 最後に、食事の栄養相談を受けた後、血液中のコレステロールを下げる薬を2週間分もらい、後日経過をみることになりました。
 それと、なっ、なっ、なんと次の通院までは禁酒となりました。
 栄養指導では、1週間に3日くらいの休肝日を設ければ大丈夫とのことでしたが、アルコールが肝臓にとっては最悪のものでして、数値が改善されるまでは、お酒はお預けということになったのでした。
 あーーー、残念!
 けんど、自業自得ですね。
 
 それと、これも栄養士の先生の助言で、肝臓の機能回復に一番即効性があるとのことで、「アミノバリュー」という栄養飲料を買って帰りました。
 これには「BCAA」という必須アミノ酸が含まれているとの事でして。
 炭水化物とこの必須アミノ酸の高たん縛室を同時に摂取することで、肝臓チャンがみるみるうちに回復して行くとのことでした。
 わしの肝臓チャン、ガンバレー!
 
 こうなったら、禁酒と毎日の運動で、今度の検診では先生をあっと言わしてやろうと思ったのでした。

視覚障害者のリハビリテーションとは?

 今日、同じ視覚障害の「ろぼ」さんのブログ、
見えなくなる・・その前に 視覚障害者1年目の主婦の日常
の中で、
「あいあいセンターの懇談会」を聞かせていただいた。
 
わしが、4年前に大阪のリハ施設で生活訓練と、パソコンを使っての情報処理の訓練を受けていた頃を思い出し、涙がちょちょ切れた。
 そのリハ施設に行き着くまではまさに悲惨な日々だった。
 見え難い目で、リハ施設の一覧表を見て、片っ端から電話してようやく入所して訓練を受ける施設が決まった時は、なぜかしらホッとした。
 訓練を受けた後、今の会社に職場復帰できるということは確実ではなかったが、ようやく自分の足で視覚障害者として前に進んで行く事ができるんだと思ったのである。
 
 パソコンの画面の情報を音声で聞き、自分の必要な情報を自由に取得できることは夢のようである。
 今も、このブログを音声だけを頼りに書いているということも、そのリハ施設に行くまでは想像もつかないことであった。
 
 確かに、中途で視覚障害となって家に閉じこもり、何の情報も得られず、悶々と日々を過ごしていらっしゃる方も多いと思う。
 だからこそ、晴眼者や音声を頼りにネットサーヒンができる視覚障害者の方が、そのような人々にこんな方法でリハビリテーションを受けていけばまだまだどうにかなるもんじゃということを伝えていって欲しいと思う。
 できない事を数えるよりは、リハ施設で生活訓練を受けることで、その人のできることを少しずつ増やしていって、楽しく人生を過ごしたいものである。

初体験

 今日は何回目カの妻の誕生日だった。
 そこで、我が家では初めて頼む会席料理を自宅で食った。
 お刺身、牛肉のタタキ、天ぷら、煮物、お寿司などなど。
 それとともに、先日スーパーの催事場にて販売していた、今、話題の?「ボ^ジョレヌーボー」を飲んだ。
 
 さすがにワインは何度か飲んだ事はあるのだが、そんな中でも随分さわやかでフレッシュ・・・て感じだった。
 今も、そのワインをチビチビ飲みながらこのブログを欠いている次第である。
 
 子供の誕生日は、今でも盛大にやっているが、わしも含めて、40歳過ぎの誕生日ともなると「うれしいのやら?悲しいのやら?」である。
 
 わしの子供の頃、はたして親の誕生日に何かしたであろうか?
 現在のわしの子供の10台の頃、親の事をどう感じていたのであろうか?
 そんな両親の年齢になった今、何か不思議な感じになるのである。
 まあ、我が子供たち、妻には、皆同じ思いを持って、楽しく接したいと思ったのである。

日本ライトハウス展

 今日、大阪の京橋駅近くの、ビジネスパークのツイン21ギャラリーで開催された「日本ライトハウス展」に家族で行ってきた。
 そこでのちょっと疑問に思った事。
 JRの京橋駅で降りて、西改札口を出たところで、
「さあ、会場まではどう行ったらよいんかいのお?」
と思ったとき、
「日本ライトハウス店はこちらです。」
とのプラカードを掲げた人が立っていたそうである。
そのプラカードでの誘導は、会場までの要所要所で何人も見かけたそうである。
 その人は皆、押し黙ったまま、ただプラカードを掲げるだけだった。
 今日は、たまたまわしは家族の手引きで言っていたので、それがわかったものの、わしの近くには全盲の盲導犬を連れた人が迷っていたそうなのに、ただだまったままプラカードを掲げていただけだったとの家族の弁。
 視覚障害者関連の展示会なのに、プラカードはいらないから、メガホンで、
「日本ライトハウス店はこちらでーーす。」
とおらんでくれた方がよっぽどいいのにと思ってしまった。
 
 会場では、折りたたみ式の白杖のローラー式の石突も購入でき、音声対応の携帯電話や、近くに物体があるとブルブルと振動で知らせてくれる装置や、盲導犬に直接触れることもでき大満足であった。
 
 展示会を見終わった後は、近くの大阪城を見学に行き、時間があったので、難波まで足を伸ばして、「難波花月」まで行き、たこ焼きとお好み焼きを食ってきた。
 「難波花月」の前では、昔、懐かしの「B&B」のよ洋七(ヨウヒチ)のサイン会をやっていて、家族の話しでは、思ったより、きちっとした優男だったそうである。
 昔、見えていた頃の記憶はあるのだが、せめてもうちょっと近くで見て、握手でもできたらと後悔している。

 しかし、大阪は人が多い。これでは、視覚障害者、単独ではいくら白杖を使っての歩行に慣れている人でも歩行するのは難しいと思ったのであった。

4年ぶりの歯医者さん

 昨日のブログで予告していたように、渋々歯医者さんに行った。
 約4年前に、まだ白杖を使わなくても歩行できていた頃以来である。
 
 電話で飛び込み受診であることをお願いし、いざ出発。
 幸い、自宅から歩いて2分の所にあるのだが、いかんせんほとんど見えていないので、その歯医者さんの入り口がわからない。
「すいませーーん。ちょっと教えてくださーーい。」
と、自転車で通りかかった女性に聞いて、やっとたどりついた。
 
 中に入ると一見、普通の家の中みたいである。
 おまけに看護婦さんもいなく、男性の先生独りで細々とやっているみたいである。
 わしが視覚障害者であることは電話で言っていなかったが、とても丁寧な対応をしてくださった。
 
 例のシクシク痛む歯は、やっぱしほげた所から食べ物のカスが入り込み、随分進行した虫歯になっていたみたいであった。
 飛込みでの受診だったので、今日は応急処置をして、来週から本格的に治療をするそうである。

 治療台を払っての帰り際も、出口の所までついてきてくださり、非常に助かった。
 わしとしては一度訪れた所は、危険な場所はチェックしているので、次回からはスムーズに行けそうである。
 
 あーー、これで今日から夜中に歯の痛みも気にせずゆっくり寝れると思うと嬉しい限りじゃのーー!

歯医者さんは怖い

 ここ1週間、右上の奥歯が痛い。
 飯を食った後、100円均一で買った糸楊枝で親知らずとその手前の刃の間をほじっていたら、刃の一部が欠けたのである。
 
 それ以来、冷たいものを食べたり飲むと、「キーーン」と染みて痛むのである。
 ほっておくとどうって事も無いのだが、耐え切れない痛みではないが、「シミシミイ」と痛むのである。
 
 子供の頃からよく歯医者さんには通っていたが、どうも苦手である。
 あの歯を削る、「クイーーン」となる研磨機が嫌である。
 
 先週の木曜日の休みに、歯医者さんに行こうと思っていたが、
「今日は調子えーーで。」
と思い込み行かなかった。
 おかげで1週間まるまるシクシクと痛む歯との戦いであった。
 明日も平日の会社休みである。
「絶対、歯医者さんに行くでーー!」
と、決心するのであった。

お風呂で居眠り

 今日、お風呂で居眠りをしてしまった。
 昼間は家族でショッピング。
 帰って来て、休日恒例のお鍋をし、お風呂へ。
 頭を荒い、体を洗い、湯船にドボーーン!
 気が付くとウトウトと居眠り。記憶が飛んでいました。
 
 最近、会社の50台の社員が脳内出血でポックリとお亡くなりになる方が多いのです。 
 つい最近まで、食堂の休憩室で、
「タバコとお酒をやめるくらいなら死んだ方がましだ。」
と言っていた人が、単身赴任を解除され、地元の自宅に戻り、会社から帰り、一杯飲んだ後、お風呂で脳内出血をおこしそのままあの世に行かれました。

 わしは2年前にタバコはやめたのですが、お酒はほぼ毎日、晩酌程度に飲んでまして。

 このままじゃ、いけん。
 少しはお酒も自粛せねばと反省するのでした。