立山寺子屋塾 詰所

立山寺子屋塾 詰所

富山県の片隅で小さな小さな学習塾をしています。

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先日、Renが会いに来てくれました。

彼は、私が塾を始めた当初の生徒の1人です。

 

彼は、今カナダのトロントに住んでいます。

留学、ワーキングホリデーというレベルでなく、

いわゆる永住権を取得して、カナダで暮らしています。

 

今回、もちろんそれ相応の隔離期間を経て、

日本に一時帰国したとのこと。

コーヒー1杯で(ゴメン!)長い時間、話をしました。

 

私が、彼に初めて会ったのは13年前のこと。

彼が13才の頃です。

 

彼は、けっして成績の良い生徒ではありませんでした。

けっして県下有数の進学校へ進学したわけでもありません。

 

でも、今 彼は自分の足で前へ歩いている。

人の敷いたレールの上ではなく、自分の道を進んでいる。

 

彼は、「そんな大したもんじゃないですよ」と言います。

 

 

いや、そんなことはない。

 

 

人はみな、「ああしたい、こうしたい」と願望を持っています。

 

でも、そのためにどうしたらいいか考える人は少ないし、

そのために行動できる人も少ない。

 

 

彼にはそれができている。

 

 

私は、そんな彼が大好きだし、心から尊敬しています。

 

そもそも、私が塾に来てくれている子どもたちに望むのは、

そんな「自分の足」で歩いて行ける人になること。

みんなに彼のような人間になってほしいなと思っています。

 

そんなRenも、誕生日を迎えたようです。

月並みだけど、誕生日おめでとう。

 

まだまだ人生これから。

楽しい人生にしてください。

先日、県立高校の合格発表がありました。

 

 

当方で勉強していた中学3年生の生徒さんは、

全員合格してくれました。

本当によかったです。

 

 

今年の中学3年生はみんな真剣に

学習に取り組んでくれる生徒さんばかりで、

学校の選択も堅実だったこともあり、

例年に比べて、少しばかり安心感はありました。

 

 

「合格しました」の報告をいただいて

とてもうれしいのと同時に、ほっとしました。

 

 

そして、もうみんなとも一緒に勉強しないんだなと思うと

寂しくも思います。

 

 

高校生になる皆さんには、

どうか自分で自分の道を選ぶ人になってほしいと思います。

 

 

皆さんとの出会いに感謝します。

 

 

 

 

 

 

 

私がしているような小さな塾でも

いわゆる成績がトップの生徒が入ってくれることがあります。

 

彼らになぜテストができたかを聞くと

たいてい言うのが、「いや、ワークをやっただけです。」

 

富山県の公立の中学校では、「ワーク」と呼ばれる

問題集がすべての生徒に配布されています。

たいていテスト当日などに提出するようになっており、

「宿題」となっています。

 

当方では、この「ワーク」をテスト直前は何度も繰り返し

解くようにしてもらっています。

 

100%ではありませんが、たいていの学校のテストは、

この「ワーク」から出題されます。

 

テストで点数を取ろうと思ったら、

◯◯ゼミや塾のプリントや市販の問題集をするよりも

学校のワークを繰り返したほうがいい・・・。

だってそこから出題されるのだから。

 

繰り返しと言っても、ただダラダラ解いているだけでは

何も起こらない。

間違えたところを訂正し、すぐ次のページへ行ってしまう

生徒のなんと多いことか。

 

間違えた問題に、再度チャレンジするのは

意外と勇気のいるものです。

自分の誤りと向き合わなければならないので。

実際、大人でも苦しい作業です。

でも、それをしないと点数は上がらない・・・。

 

それを生徒さんにも、親御さんにも

伝えてきたつもりだったのですが、

「伝えていたつもり」になっていただけだったようです。

そんなことがわかる場面が先日ありました。

 

私もこの間違えた問題に、再度チャレンジしないといけない。

 

伝わらないのであれば、何度も何度も

伝えないといけないですよね。

先週、富山県県立高校入試の合格発表がありました。

 

当方に通っていただいていて、入試を受験した生徒さんは、

全員合格でした。

 

今回は、倍率の高い高校を受験した生徒さんもいて、

ちょっとドキドキしましたが、よく合格してくれました。

 

もちろん、どんな倍率であっても、

ここまで頑張ってきたことはみんな同じ。

 

ここまで育ててくれた、お父さん、お母さんに感謝して、

高校生活でも精一杯精進してほしいと思います。

 

また、みんな気軽に立ち寄ってください。

 

本当によかった。おめでとう!

広告チラシを入れました。

うちのような弱小の塾は、年に何回も

チラシを入れることはできません。

 

毎年、「今年こそ変えよう」と思うのですが、

毎年そのチープな作りのチラシを見て、

来て下さる方がいるので、

「これはこれでいいのかも」と

思うようにしています。

 

昨日、今日とポツポツお問い合わせをいただいております。

ありがたいことです。

 

ただ、当方は、私の“私塾”であり、

私の教えたいように教える塾です。

 

小学生に計算ばかりさせるような塾とは

一線を画しているので

お間違えのないようお願いしたいものです。

 

もちろん、中学生以上には、「激しい反復」を

求めますが・・・。

 

まあ「志」と「収益」を両立させるのは、

ほんと難しいんですけどね。

 

もう何年もブログを書いていなかったのですが、

今日は急に書きたくなりました。

 

今日、富山県の県立高校の合格発表がありました。

今年はたくさんの3年生に来ていただいていたのですが、

私立高校への入学を決めた生徒、県立高校の推薦が決まった生徒と

少しずつ抜けていき、最後に県立の一般入試を受験したのは

6名でした。

 

心配な生徒がいたものの、表題の通り、

全員合格の連絡がありました。

 

メールや電話、そして直接「合格しました」の連絡があるたびに

小さなガッツポーズをしてしまうことは、生徒たちには内緒です。

 

どんな仕事でもそうだと思いますが、

こうやって塾をしていると、いやなことが多々あるのも事実です。

 

思いが伝わらず途中でやめてしまう生徒、

成績が上がらないことを人のせいにする親御さん、

本当にやりたいことができていない自分へのもどかしさ・・・。

 

しかし、そんないやなことがあっても続けられるのは、

この「合格しました!」のうれしい声が聞けるからかもしれません。

 

あっ、もちろん日々の生徒とのいろいろなやり取りも楽しいですよ。

ただ、「合格しました!」には、また格別の喜びがあります。

 

今日は、合格した生徒とのやりとりを思い出しながら

幸せな気分で眠りにつこうかと思います。

前回の更新から半年も経ってしまいました。

先日、ある親御さんから

「もうブログ、書かないんですか?」と言われ、

「それじゃ、少しだけ・・・」と思い立ち、

今パソコンの前に座りました。

いや、パソコンの前には毎日座っているのですが。


今年度から、高校生にも来てもらうようになりました。

といっても勉強を見ていくというよりは

こちらに来て、少しだけやり方のアドバイスをして

モチベーションを少しあげてもらうだけです。


とはいえ、まったくわからないではまずいので

毎日、参考書を覗いたり、

センター試験の過去問を解いたりして、復習しています。

この半年で、ようやく「見えた」という感じでしょうか。


この半年、いろんな高校生向けの参考書を買い、

やってみたのですが、その充実ぶりは

中学生向けの参考書の比ではありません。

まあ、高校ではより高度な内容を学習するわけで、

参考書や問題集が多くなるのも当たり前ですが・・・。


高校の内容を改めて復習して思ったのは、

「勉強って、やっぱり楽しい」ということ。


もちろん、高校生レベルの話なんて

受験のためのものが大半で

本当の学問とは程遠いのですが、

それでも、参考書を読んだり、問題を解いたりしていると、

「こんなの知らなかったな」

「この解き方はカッコいいなぁ」

といった感じで、ワクワクさせてくれるものがあります。


もしかしたら、この「ワクワク」は、

私が「受験生」という当事者でないことから

感じるものかもしれません。


今、塾生たちに

「勉強って楽しいだろ」なんて言ったら

「何言ってんだ、このおっさんは」と

思われるのがオチでしょう。


でも、

「この間の難しい算数パズル、もう1回やりたい!」

と言ってくれる小学生。


「考えたらできました!」

と入試問題と何十分も格闘して

うれしそうな笑顔をみせてくれた中学生。


そんなみんなが持っている感覚も

勉強に対する「ワクワク」です。


そんな勉強に対する

「ワクワク」がいっぱいになっていったらいいなぁ。


そのために、学校がもう少し

成績という呪縛をといてくれたらなと思うのですが。


その話は、また今度。

といっても半年後になるかもしれませんが・・・。

富山では、小中高と卒業式も終わり、

ゆっくりと春になるのを待っているところです。


先日、息子の卒業式があったのですが、

雪が降る中での卒業式となりました。


卒業式に出席するのは、自分の卒業式以来・・・。

平日だし、父親は数人かなと思って行ってみたら

結構な数のお父さんが来ていて、ちょっとびっくりしました。


今どき、お父さんも卒業式に来るんですね。

私もその一人だったわけですが。



さて、中3の塾生たちが巣立っていきました。

結果として、全員合格してくれました。


「ちょっとやばいぞ」という子たちも

推薦で志望校に合格していき、

一般入試を受けた子も、安全圏に入っていたので

今年は比較的「安心してむかえた」入試でした。


もちろん、その前までに

いろいろなことがあったわけですが・・・。


一般入試を受けて合格したSUN君は、

塾へ来てくれた回数が、いちばん多い生徒でした。


うちの塾は、

週に何度来てもいいことになっているのですが、

彼はその制度を有効(?)に利用し

夏休み以降、平日はほぼ毎日来てくれていました。


そのわりに成績がなかなか上がらず、

どうしたら彼の背中を押してあげられるのか

私自身も悩んだ時期もありました。


勉強を「強要」すれば、もちろん成績はあがります。

しかし、「強要」して作られた成績は、本物ではありません。

そこに「自分」が存在しないからです。


自分で気づき、自分でする・・・。


それまで、こちらはいろいろな言葉をかけながら

じっと「その時」が来るのを待つしかありません。


こんなことを言っていると

「甘い!」と笑われそうですね。


でも、えらそうに言えば、

こちらは人間を育てているつもりなんで。

あやつり人形を作ってるわけじゃないんです。

その辺の学習塾といっしょにしないでほしいな。 

そもそも、うちは私塾で、学習塾じゃないんでね。

うわっ、言っちゃった(笑)。


結論としては、じっと待った甲斐がありました。

SUN君は、冬休み以降、ぐっと成績を伸ばし、

すうーっと安全圏に入っていきました。


もちろん、成績が伸び、

合格したことがすべてではありません。

SUN君自身がおそらく自分で感じ取れるくらい

人間として成長してくれました。

「自分の意志でする」という人間に・・・。

なんか、傲慢な言葉が多いな、今日は(笑)。


私のやっていることが間違っていないと

証明してくれたSUN君、そして現中3生のみんなには、

ほんとうに感謝しています。


こんな出会いが、今年もありますように・・・。




長くブログから離れていました。

個人的に忙しくなってしまったり、

塾自体、いっぱいいっぱいでなかなかブログまで

手が回らないといった感じでした。

頭の中をいろんな考えが駆け巡り・・・。

たぶん、はたから見れば、どこが忙しいのといった

感じだったでしょうが。


さて、今年の中3生、

運よくと言うか、推薦がぞくぞくと決まり、

本チャンの入試を受けるのはなんと一人だけ!


残った彼は、1年生のときから来てくれており、

いちばんの古株です。

今は毎日のように来てくれており、

私も彼と日々会うのは「当たり前」で

あと2週間ほどで彼と会わなくなるかと思うと

何か不思議な感じがします。


彼に今してもらっているのは、過去問。

この時期、これしかないですよね。


「過去問なんて、過去に出てしまった問題なんだから

そんなにたくさんしなくていいよ」

なんて言う人もいますが、まったくもって的外れもいいところ。


しっかりとした過去問分析こそが

合格へのいちばんの近道であることは

「当たり前」と言っていいでしょう。


何度も過去問にあたっているうちに、

ペース配分、問題の取捨選択等が

知らず知らずのうちに身についていきます。

もちろん、それらを意識して

自分で「作戦」を考えていかなければ

ならないのは言うまでもありませんが。


富山県の公立高校入試は3月8・9日。

それまで、毎日の彼との時間を大切にしようと思います。

先日、去年まで

うちの塾に通ってくれていた

YES君が遊びに来てくれました。


彼がうちに来たのは、

3年生の夏の終わりでした。


私がアドバイスしたことも

真摯に受け止めてくれて

即実行してくれる生徒でした。


それからぐんぐん成績を伸ばし、

志望校が手に届くところに。


しかし、内申をあと一歩伸ばすことができず、

悩んだ末に入試直前で受験する高校を変更。


もちろん合格してくれたのですが

直前で志望校を変更しただけに

入学後のモチベーションが気になっていました。


しかし、それはまったくの杞憂でした。


久しぶりにあった彼は、

充実した生活を送っているのが

見てすぐ分かるほど。


あれほど好きだった

ゲームをしたりマンガを読む時間もないとのこと。


いろいろな資格試験の準備もしているようだし、

学科での成績も、1・2を争っているとのこと。


彼の語る学校生活は

まさしく充実したもので

聞いているこちらも

楽しくなるものでした。


もちろん、嫌なこともあるようですが

それを差し引いても

彼が楽しい毎日を送っているのが

ひしひしと伝わってきました。


明日への活力がもらえた

楽しいひとときでした。