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ある在宅ワーカーのつぶやき

みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

定期の更新以外ですみません。記事の修正のお知らせです。

結構大きい内容なので、新たに記事にしました。

 

訂正があるのは補助動詞の記事で、2020年4月22日に記事をアップし、

2020年5月28日にコメントで教えていただいた速記協会の回答を元に一旦追記していたんですが、

このたび出た「新訂標準用字用例辞典の解説 その2」によると、追記前の内容で合っていたようです。

速記協会どうなっているの……?

 

私もまだ「新訂標準用字用例辞典の解説 その2」を購入していない(というか、コメントいただいて知りました)ので、

ちゃんと確認していなくて申し訳ないんですが、取り急ぎ内容修正のお知らせをいたします。

参考にされていた方、本当に申し訳ありませんでした。

新型コロナウイルスが日本でも広がり始めて、もうそろそろ1年になろうとしています。

いろいろなところで苦しい状況が続いており、早く画期的な治療薬ができてほしいと願うばかりです。

 

ただ、私個人の生活は、もともと在宅での仕事がメインの上に極度のひきこもりでありましたからほとんど変わっておりません。買物、バイト、人との約束などの用事以外はほとんど家から出ない生活です。

家が快適で大好きなのでそれ自体は全く苦に感じないといいますか、特に緊急事態宣言の時期に「外出できなくてつらい」というコメントを見聞きするたびに「世の中の人はそんなに家にいるのが苦痛なのか!」とびっくりしていたぐらいなんですが、一つだけ困ったことがありました。

それは昨年の前半にバイトが全くなくなったことによるもので、バイトは平均して月二、三回ですので収入面では大したことなはいんですけど、大きな問題は体型でした。私のバイトはスーツを着用して行うものなんですけど、バイトの再開が決まった6月の末に夏物スーツを試着してみたら、入らなかったのです。

 

というのが、ここ数年私は、冬はちょっと食べ過ぎてやや太り、繁忙期が明けてバイトを入れてスーツを着用することでそのやばさに気づき若干ダイエットを行うというサイクルを繰り返していたのですが、去年の前半はスーツを着用することがなく、例えば28年前に大学入試のときに着た伸び切ったハイネックのカットソーなどというゆとりのある服をずっと着ていたため、自分がやばいことになっているという事実に気づかなかったのです……。

(※税抜き1,980円で買ってもう元は取ったと思いますが、まだ着られるので捨てません)

最近ちょっと入れ過ぎて本業のテープ起こしに支障を来すこともあるバイトですが、心の弱い私が完全ひきこもり生活で堕落していくのを防ぐためには必要であると強く実感しました。

 

というわけで、ここまで読んで今日のお題を見て「あれ?」と思った方もおられるかと思いますが、今回の改訂で昨日の記事の動詞「籠もる」の表記変更に伴い、「引きこもる」も「引き籠もる」に表記変更となりましたけど、「ひきこもり」は表記の例外として引き続き平仮名表記です。

「ひきこもり」のほうがよく出てくることもあり、この「引き籠もる」の表記もなかなか覚えられない予感がします。というか、先日「引き籠もる」が久々に出てきて調べて、「籠もる」が漢字表記であることを再発見しました。

昨日も書いたのですが「籠もる」は地味にやばいです。気をつけたいです。

これは前のルールでの表記が私のそれまでの認識と一致していたので、以前は間違うことはなかったのですが、今回の改訂で面倒くさいことになったものです。

そもそも私は「籠もる」と聞いて、漢字でぱっと書けません。それぐらい認識が薄いものが漢字に変更となって、本当に困っています。「心が籠もる」「音が籠もる」なんか、漢字で書きますかね。私あまり見たことないのですが。

 

ですがそんな愚痴を言っても仕方がない、ルールが変わってしまったのですから。淡々と覚える努力をするのみです……。

前記事にしたのですが、動詞「トめる」はこのたびの改訂で「止める」or「留める」に表記が変更されています。それに伴い、旧ルールで記事にした「取りとめ」も、「取り留め」に表記が変更になりました。

 

それで、その旧ルールの記事で書いたんですけど、この「取り留め」と表記するのは、名詞のときと動詞のとき両方ともです。すなわち、

 

例)何とか一命は取り留めた。(動詞)

  取り留めのない話が延々続いた。(名詞)

 

ということになります。

特に「取り留めのない話」のほうは、個人的には全て平仮名で書く印象だったため、前のルールのときからよく間違っていたんですが、このたびの改訂でさらに困ったことになりそうで怖いです。

 

あと、これは全く別の話になるんですが、似た言葉の「取りやめ」は、動詞「ヤめる」は「止」の意味のときはこのたびの改訂でも変更はなく平仮名表記のままのため、「取りやめ」も表記の変更はありません。

この「止める」と「やめる」の使い分けは、以前もちょっと触れたんですが、私はいまだに覚えられず、今日も「あ、「取りやめ」は表記そのままなんだ」と思って一瞬記事にしようとして、しばらく後に「そういえば「や(止)める」は変更なしじゃないか」と気づいてがっくりしました。

 

もうそろそろ私は新訂のルールに従い始めて1年になろうとしているんですが、まだまだこういう覚え切れない言葉が大量にあり、全く作業効率が上がりません。何かこのまま次の改訂になるんじゃないかという気さえしてきました。

脳に直接変更分のデータを突っ込みたいと、強く思う今日この頃です。

このたびの改訂で表記を分けることとなった、頻出語の一つです。

非常に頻出なんですが、もともと個人的に漢字表記していたものを前のルールで平仮名表記に認識を変えたものであり、しかも改訂内容は平仮名表記の場合がほとんどなので、いつまでたっても漢字のほうをうっかり忘れてしまって、私が初めて改訂の内容を知ってから1年近くたった今も非常に困っています。

 

具体的な使い分けは、用字用例辞典ではちょっと分かりづらいので、辞書の意味を用いて切り分けることにしましょう。

以下、デジタル大辞泉からの引用です。

1 物事の道理。すじみち。「訳のわからない人」「訳を説明する」
2 言葉などの表す内容、意味。「言うことの訳がわからない」
3 理由。事情。いきさつ。「これには深い訳がある」「どうした訳かきげんが悪い」
4 男女間のいきさつ。また、情事。「訳のありそうな二人」
5 (「わけにはいかない」の形で)そうすることはできない。筋道ではない。「やらない訳にはいかない」
6 (「わけではない」の形で)否定・断定をやわらげた言い方。「だからといって君が憎い訳ではない」「別に反対する訳ではない」
7 結果として、それが当然であること。「やっと今度、その宿望がかなった―です」

 

そして用字用例辞典の用例を見てみますと、「わけはない」「…するわけにはいかぬ」「…というわけであります」「訳を話す」「言い訳」とありますから、明らかに上記辞書の意味の1、2、3、4が用字用例辞典では「訳」、5、6、7が「わけ」と表記すべきものなのでしょう。

ただ、用字用例辞典と比較するとどう表記すべきかは明らかに分かるとはいえ、辞書の意味の3にある用例の「どうした訳か」は非常に平仮名で書いてしまいそうな気もします。

 

もちろん納品前チェックリストに入れてあるんですが、あまりに頻出すぎて、チェックが嫌になる言葉であります。