用字用例辞典には、基本漢字表記の動詞でも補助動詞の場合は平仮名で書くという基本ルールがありまして、それは今回の改訂でも変わっていません。
このことに関して、大分前に、本来は漢字表記なのにふだん補助動詞で使われることが多いものは表記をついつい間違ってしまうという記事を書きました。その中で特に「下さい」「差し上げる」なんかは今でも苦労しているんですが、その危険な動詞に、今回の改訂でさらに一つ言葉が加わりました。それは「頂く」です。
通常は圧倒的に「~していただく」の形で用いられることが多いですが、その場合は補助動詞なので平仮名表記で、動詞として使う場合は漢字表記になります。(用字用例辞典のルールでは。ただし、ほかのルールでもそのようにされていることが多いです)
※2021/2/17にコメントをいただいたため、記事を再修正します。
まだ私は買っていないんですが、新しく出た「新訂標準用字用例辞典の解説 その2」によると、
上記の内容で合っているそうです。
2020/5/28の修正部分は消しておきます。
皆様、申し訳ありませんでした。
できるだけ早く「新訂標準用字用例辞典の解説 その2」を買って確認します……。
kotodama様、再度の情報ありがとうございました。