私たちの身体は巨大な化学工場ということがいえます。
エネルギーを作り出し、新しいタンパク質を作りだし、ホルモンや酵素を産生しています。
この体内工場。
うまく働くためには、適切な温度が重要なのです。
体温が36.5度から37度くらいが適切に働く環境なのです。
体温が低くなると工場の機能が鈍ります。
そのため、治癒力が下がるのです。
細胞や臓器の活動が低下してしまいます。
逆に、体温が高くなると工場はフル稼働になります。
風邪を引いたときに熱が高くなるのは戦闘状態に対応するためです。
通常の時のように稼働していたのでは間に合いません。
そため、熱を上げて、工場の可動性を高めているのです。
熱が高くなっているときに、熱を下げるのはあまり得策ではありませ
ん。
確かに、40度を超えるような熱が続くと危険ですので、その時は適切な対処が必要だと思います。
私たちの身体は体温によって活動性がかなり変化するのです。