前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト -406ページ目

和光市の子育て支援充実は、市内のどの世代にとっても損のない政策

子育て支援についていろいろと語ったりあるいは、ビラをお渡しすると、ときどきですが「子どもばっかり」というお小言をいただくことがあります。

そこで、とりあえず、子育て支援は全ての和光市民にとって有効な施策だ、ということを申し上げておきたいと思います。

政府の外郭団体である社人研の予測によると、和光市の2015年のお年寄りの数は現在(正確には2000年)の2倍になります。

また、2030年には2.5倍になります。これは、埼玉全県の平均値より大きな伸びです。

これが何を意味するかと言うと、今よりも格段に医療費や介護費の負担が大きくなるということです。

一方で、高齢者に税から投入されているお金と子育て関連に投入されているお金は比にして80対3とされています。

また、子育て支援に力を入れると若い世代が流入します。そして、住んでいる間、基本的に税収に貢献してくださいます。

つまり、子育て支援の充実が将来、多額の税収を生む人々を誘致することになるのです。

逆に、若い世代が流出すると、その自治体は急速な高齢化に襲われます。

2006年11月6日の週刊誌『AERA』では、この自治体の高齢化について「郊外病」として警鐘を鳴らしています。

その記事で和光市は市の将来性に◎が付されています。そこで将来性無しとされている自治体と和光市の差で重要なのは、流入人口の多寡です。

また、和光市とは比較にならないほど富裕な浦安市では、市の将来を考えるための市民会議で「流入人口の確保が大切」という意見が多々ありました。

まったく同感です。また、若い世代が流入しなくなると和光市は急激に衰えます。

和光市は危機感を持って子育て支援に取り組まなければなりません。他市との競合にも競り勝つ必要があります。

それなのに、市内では保育園が足りず、学童保育も満員です。

戦前の満州ではないですが、子育て支援は和光市の生命線です。子育て支援の充実は全世代にプラスです。ぜひとも子育て支援へのご理解をいただきますようあらためてお願い申し上げます。

>朝日報道「国保滞納 差し押さえ1.7倍」について

2月4日の朝日新聞朝刊記事「国保滞納差し押さえ1.7倍 01~05年度」では、国民健康保険の保険料未納者からの差し押さえを政令指定都市と23区が強化しており、その件数は4年間で1.7倍になったとしています。

この、滞納差し押さえはここのところ、全国の自治体で大幅に強化されています。

理由として、長期的な収納率(保険料・保険税徴収率)の低下傾向があります。

(昨年度は若干改善。理由としては滞納差し押さえの強化、コンビニ収納の導入など、全国的な自治体の努力と景気の回復があるとされています。)

払えるのにはらわないケースがかなりあるようです。(支払わない理由として「生活困窮」は意外に少ない。)


また、全国の全ての自治体が国保に法律で定められた基準とは別の多額の税金の投入(人口一万人当たり5000万円から8000万円程度が多い)を行っています。これは、国保とは関係のない社保に負担が転嫁されているということです。(社保からは制度として国保への財政的な移転が行われているものの、十分かどうかは議論が分かれる。今の医療費を考えれば不足しているが、今の医療費が正当かどうかは私には俄かには判断できません。)

ちなみに、国保は居住者の半分程度が加入している健康保険であり、高齢者や自営業者などが中心の制度です。


このようななか、朝日の論調は強制的な徴収について批判するもので、コメントとして唐鎌さんという専修大学の先生が「低所得者困窮の恐れ」という趣旨のことを言っておられます。国庫負担を増やせという論調もあり、私はこの方の考えには単純には賛成しかねます。

また、朝日の記事だけを読むと、明らかに誤解するのではないかと私は危惧します。正直、この記事をそのまま読むと血も涙もない自治体、という印象になります。

しかし、本来支払う能力に欠ける方については減免が制度としてあり、そこである程度衡平が図られています。つまり、保険料はある程度収入に対応しているのです

ちなみに、本当に支払う能力を大きく上回る負担がかかっている人としては急に所得水準が下がった人があり、この場合には対応が自治体により異なります。ここは制度の穴の部分です。


国保については構造的に無理があることは確かです。

まず、会社員が入っている社保では半額は会社持ちであり、そのため会社負担のない国保については負担感が強烈だという制度的な欠点があります。

また、国保は高齢者と自営業者、無職者が中心でそもそもの負担力が低いなか、どこまでが公的な負担か、という問題もあります。

そのため、市町村は国保に多額の法定外の補助を行っているのです。

見直すなら、そういったことも含めてトータルで考える必要があるのです

国保の抱えるさまざまな問題については私の本の中でもある程度触れていますので、よろしければご参照ください。

視察報告~東京都北区(図書館の民間委託&PCの指紋認証)

生まれて初めてJR尾久駅で降り、昭和町図書館まで歩いていきました。

先に指紋認証、そして、図書館委託、という順でご説明いただきました。

①指紋認証システム

そもそも、北区では17年度から情報セキュリティ監査(外部監査)を実施している(年間2000万円程度かかっている)。

そのなかで、PCのアクセス権に関する問題点が提示された。以前はパスワードにてアクセス権者を識別していたが、パスワード管理が甘かった。

また、パスワードを共用していたため、アクセス者の特定ができないという問題があった。

一方で、庁内LANを活用した文書管理システム、人事管理システム等の立ち上げ準備の時期となり、文書管理システムには高度な機密情報も含まれるため、本人確認がより厳密に求められるようになった。

導入対象は再任用、非常勤、再雇用を含む3100人。PC2000台。

経費はサーバやセンサユニット等のリース、システム開発、保守経費等込みで5年で9450万円(データ読み取り端末のコストがこのうち2000万円強。そのため、次のリース契約時にはコストは大幅に下がる予定)。


指紋認証システムと言うが実際には指紋の持つ特徴的な情報を基に識別するもの。このデータでは指紋は復元できない。


システムは「東京区北区情報セキュリティポリシー」に基づき管理運用している。


②図書館の民間委託

北区では徒歩圏に図書館を、という考え方の下、20平方キロほどの区内に15館の図書館を設置。

公務員の削減とサービス拡充のため、民間委託を推進。

17年度は6館(144543千円)、18年度12館(304452千円)を委託。

民間委託によるコストダウンは31810千円と試算しているが、資料費の20%増額と開館時間、開館日の延長などのサービス拡充を行ったため、図書館コストはここまでは下がっていない。

職員と委託先の役割分担は、定型業務を委託先、職員は選書、レファレンスや地域連携などの業務というようになっている。

業者選定方法は、公募型プロポーザルを採用。

入札方式によるサービス低下の弊害を鑑み、この方式としている。

評価項目は、「公立図書館の考え方」「業務全般の運営能力」「利用者に対する考え方」「人材に対する考え方」「その他」に関する提案書審査、プレゼンおよびヒアリングによる。

区民の評価だが、苦情が著しく減少し、区民による利用者懇談会でも窓口の対応が良くなった、親しみやすくなったという意見が多い。これは事業者に関係なく同じ傾向を示している。

受託業者は出版流通業者、DM関連業者、非常勤職員が立ち上げた業者、労働者派遣会社の4社。

現在、23区では19区130館が委託されている。また、指定管理者制度への移行を千代田、大田、杉並、足立の各区が予定している。」


さて、指紋認証についてはまず、区民の大切な情報を管理する役所の特性から情報漏えいのリスクが大きく、この程度の投資は必要であるという考え方であり、私もまったく同感です。また、外部のセキュリティ監査の必要性についても担当者は「身内では無理」と断言しておられましたが、私もそう思いました。いくら制止してもずかずかと役所のカウンター内に議員や一部市民がずかずかと入り込むのを所与として、じゃあ、それでも情報を漏らさないためには何が必要か、ということを考えると、外部監査しかないでしょう。

ただ、この多額のコストを吸収するためにはさらなる種々の無駄のカットが必要です。

とにかく、情報が漏洩した場合の損失を考えると、徹底した機密保持は必須事項だと思います。

これまで、機密漏えいについての市の対応については甘いのではないかと思ってはいましたが、具体的なイメージをつかめずにいました。今後の大切なテーマとして取り組みたいと感じました。


次に、図書館の委託ですが、北区の単なるコスト削減ではなく、図書館を充実させるための原資にしているところに文化行政の底堅さを感じました。

また、委託が決定した際に非常勤職員が集まって立ち上げたのが今回の委託先ということで、同じようなビジネスモデルが和光で、また図書館のみならずいろいろな分野でできないか、と感じました。

さらに、和光市では増加する図書館ニーズに市が対応しきれていません。

北口や駅から遠い地域での図書館ニーズにどう対応するか、また、公民館図書室の拡充で北区のように充実した図書館ネットワークを構築できないか、そんなことを感じました。

また、図書館では元気な挨拶に驚きました。この図書館では挨拶の徹底とともにレファレンスなどのサービスニーズが大きく伸びたそうです。近寄りがたい図書館司書、というイメージを覆したのは挨拶だったのです。


いつものことながら、ほぼ隣なのに都内と埼玉でこのサービスや意識の格差は何なのだろう、と今日も感じました。

もちろん、税収の差は埋めがたいでしょう。しかし、それ以上に市役所や首長の意識が大きな格差を是認して、都内とは比較しないで欲しい、と感じているのが問題だと思います。乏しい財源の中でもできることをやる、そして、そのための工夫を欠かさない、それが大切なのです。


あるべき自治体の姿、それを以前の区長が考えた末にこれだけの充実した図書館サービスを構築したとうかがい、私はあらためてあるべき姿を考え、それにしたがって行動するということの必要性を痛感しました。

もちろん、イメージを語るだけなら簡単ですが、その後の行動もセットで、じっくりと取り組み続けて行きたいものです。


前回の選挙のとき、和光市のブランド価値を高める、ということを語りました。残念ですが、今の和光市のブランド力は地下鉄などによるものが大きく、議員や首長の努力によるものとは言いがたいと思います。

やはり、住んで楽しい、帰って楽しいベッドタウンが理想の和光市の姿です。

その実現のために必要な施策に取り組んでいきます。

役所に「ヨサンのミカタ」を届ける

横浜市では予算について分かりやすく説明する冊子、「ヨサンのミカタ 」を配布しています。

これがかなり見やすい(ベストとは思わないですが)ので、参考に和光市役所の担当部署に届けておきました。

「これで質問するかもしれないので」とコメントして。

私が早めに次の質問について示唆しておくと、よくしたもので、執行部サイドもある程度中身を把握しておいてくれます。

そして、通告日にはすっかり準備ができている場合が多いです。

そもそも、基本的に役所にはどちらかと言うと生真面目な人が多いので、とにかく私が大切だと思うテーマについて、早めに投げかけることにしています。

「ヨサンのミカタ」は分かりやすいのですが、やはり、単年度会計は限界があります。

やはり、将来的には和光市でも新方式のバランスシート の導入が待たれます(都庁方式は富士通に設けさせるだけです)。

もちろん、そのためには市長の決断が不可欠です。

街頭演説@和光市駅南口

夕刻、駅頭で街頭演説をしました。お騒がせしました。

信頼される市役所となるために、コンプライアンス体制の構築が急務、といういつものお話。

最近、選挙前という雰囲気だからなのか、多くの方に「頑張れよ」とかそういう励ましの言葉を頂戴します。

平時というか、選挙まで間があるときには「うるさい」とかあるいはほとんどの人がスルーというパターンが多いので、集団心理のようなものを感じますね。

とにかく、私は駅頭での議会報告の配布、街頭演説、そして、ショッピングセンター近くなどでの街頭演説を議会報告のポスティングとともに継続してきました。

今後も選挙に向けて、これを愚直に続けていきます。


ところで、選挙に向けて、少しでもお手伝いいただける方を求めています。

選挙期間中の10分間の駅立ちや、ポスティングなど何でも結構です。

私は決まった支援団体を一切持っていません。

そのため、皆様のお力添えが不可欠です。

しがらみのない活動のために、何卒お願い申し上げます。