ミニメイド社長の起業のブログ -207ページ目

仕事をする為にはパートナーが必要

私の起業は、中学の同級生が7人集まり、大学一年の時に「何かお金が儲かることをしよう」ということで、ビルの掃除会社を始めることになったのがきっかけです。
大学二年生20歳の時でした。

それから、40年近く経営をしてきました。そして、中学の時から一番仲が良かった小倉さんという同級生と今でもコンビで、学生時代につくったビルメンテナンス の会社(アコス )を共同経営しています。他の同級生は、皆辞めました。

アコス は、27年前にミニメイドサービス を生み出した会社です。
40年一緒に経営をするということができたことは感謝すべきことです。
それぞれが自分の役割が分かっていたからできたんだと思います。
私は、アコス の未来をどうするかいつも考える役割ですアップ

ミニメイド社長の起業のブログ

そして、小倉氏は現実の問題を片づけながら前進させていくタイプですアップ
会社には、このようなタイプがいてお互いが補完しあって伸ばしていくのがいいことだと思います。

私も小倉氏とともに40期の間経営をしてきた㈱アコス ですが、今年の10月1日に引退をする決意をしましたチョキ
40年という区切りをつけて、若手に道を譲るのがいいだろうと決意しました!!

40年という時間は、過ぎてしまうとあまりにも短くて驚いていますアップ

これからは、ミニメイドサービス次の社長 育成に全力で臨んでいきます!!


ミニメイドの挑戦2

日本経営品質 賞を勉強していて分かったことは、「やっているつもり」という判断が多いということです。

お客様満足に関しても、クレームも特別になければ満足していただいているはずという解釈で業務が進んでいました。
そこで、顧客視点の経営ということから、お客様のニーズをしっかり捉え、普段口にしないことをお聞きするためにお客様アンケートを行うことにしました。

昨年まで6回実施しました。
お客様の声がすごく聞こえてきました。そして、お客様の期待とミニメイドのサービスのズレがあることや、お客様がストレスを感じる作業内容なども具体的に知ることができ、改善に大いに役立ちましたアップ

ミニメイド社長の起業のブログ


何と言ってもミニメイド のは労働集約型の事業ですので、お伺いするスタッフがそのまま評価されます走る人
そこで重要なのが、スタッフが「喜んで誇りを持って働ける環境があるか、安心して働ける環境が整っているか」といった点がとても重要です。
従業員満足度アンケートと言うのも取り始めました。

最初の頃は、会社に対する不満がすごく出てきましたが、改善活動が進んでいくと前
向きな意見がすごく出てくるようになりました。
今年とったアンケートの中のワースト3の二番目に、私が毎週スタッフ宛に書いている「社長所感」が選ばれてしまいましたショック!

私は、役に立つ情報を発信していたつもりでしたが、読む側の期待とは違う内容であったようなので、現在は配信方法や内容について再検討していますショック!
こうして、アンケートを取ると会社に対しての意見、上司に対しての意見、社長の所感に対しても、つまらないものはつまらないとはっきり指摘してくるようになりました。こうして、従業員満足度を上げるために、「やりがいや誇り、成長と言ったことが実感できる」内容に仕組みが変わってきています。

勉強を始めて5年目に、全国企業品質賞 の「優秀賞」を受賞し、2007年度には全国企業品質賞最優秀賞 を受賞することができました。これは、評価でいくと「A-」のレベルになりますかお

ミニメイド社長の起業のブログ


現在チャレンジしているのは、「AA」アップクラスを狙っています。これは、エクセレントカンパニーとしての要件をすべて満たしていないと受賞できません!!
もちろん、業績もしっかりしていることも必要条件となります。

ミニメイド家事代行 業は、人そのものが商品として評価されてしまいますので、このレベルをどこまで上げられるかが使命と言えます。

ミニメイドが挑戦していること

ミニメイドが挑戦していることで、日本経営品質賞を受賞するという目標があります。
きっかけは、7年前のミニメイドの店長が集まる勉強会で、リッツカールトンホテルDVD(Do ItT社)を研修の際に使いました。

私は、DVDを見てすごく感動し、同じサービス業で、お客様に対してここまで顧客視点で考え行動し、お客様満足を高めている企業があることに驚きました。
そして、働いているスタッフがみんな輝いているのにも驚きました目
何故、リッツカールトンホテルはこんな素晴らしい対応ができるのかすごく興味がわきました。

二度ほど泊りにも行きましたし、講演も聞きました。
分かったことは、
アメリカ発の経営品質賞でマルコム・ボルドリッジ賞という国家経営品質賞を二度受賞しているということでした。

この賞は、顧客視点の経営・従業員重視・社会貢献等すぐれた仕組みをが機能し、結果を出しているエクセレントカンパニーに与えられる経営品質賞です。
この賞は、現在世界60数ヵ国で経営品質プログラムが実施されています。

私は、この賞に挑戦しようと決意しました。
最初は、軽い気持ちででしたが、配られた本を見ても理解できない言葉がたくさん出てきて、理解すらできませんでした。
こんなレベルからのスタートですぐぅぐぅ

毎月1度、土曜日の午前10時から午後5時までびっちりコンサルタントの明道先生指導を受けます。次の指導までの間、すごい量の宿題が出ます。
仕事をやりながらですので、かなりハードになります。


ミニメイド社長の起業のブログ ミニメイド社長の起業のブログ


参加人数は、25名程で行っています。ほとんどが女性です。
最近では、日曜日も10人ほどが出て特別研修日にあてています。明道先生も張り切って指導してくれていますアップ


ミニメイド社長の起業のブログ
ミニメイド社長の起業のブログ


続く・・・

ミニメイドの弱点

ミニメイド は、1985年(昭和60年)に株式会社にしました。創業は、1983年(昭和58年)に世田谷の尾山台で始まりました。

当初は、どんな仕事も受けていましたが、設立後三年から「富裕層の為のサービス」に徹し、定期的にご利用していただけるお客様だけに絞り込んできま
した。
絞り込むということは、「富裕層以外をしない」という強い意志がないとできません。
売り上げにつながる年末の大掃除や引っ越し後や新築時の引き渡し清掃などがありますが、すべて断りました。

小さな会社が、特徴を出すための賭けであったかと思います。
このように富裕層にシフトできたのは、ISK飯塚先生のコンサルタントを受けたからでした。お陰で、この不況の中で、顧客数が増え続けています。

富裕層についての考え方は、富裕層=お金持ちという考えを長く持っていました私ですが、「富裕層」を富の部分(収入)と裕(可処分所得が多い)という二つの区分ができるとある時から分かりました。ミニメイドは、首都圏や関西圏が強いのですが、地方都市への展開が遅れていました。ウィークポイントです。

出張などで地方都市に行く機会が、月に数回あります。
地方の家は、すごく大きくて立派な家が多い。100坪くらいの建坪はある感じです。
一軒だけ大きいのでなく、多くの家が大きい家という場所もあります目
みんな収入が多いのかなと地元の方に聞いてみると、収入は大したことはないけど、家は代々住むという発想で建てるので大きめな家になってしまう家
暮らすのには困らない程度の収入と預金があると言っていました。そこから考えると、「裕」という部分が分かる感じがします。

そこで生まれた発想が、地方展開に弱かったミニメイド の弱点を埋める可能性のある、富裕層の「裕」に対する方々を対象にしたサービスを展開するフランチャイズシステムです。そこで生まれたサービスが「家事CON 」という、地方都市限定の家事代行です。家事CON のCONは、コンビニエンス・コミニュティー・コンシェルジュと言ったところからCONを持ってきて、家事と組み合わせました。コンセプトをFC名にした感じです。今年の6月1日からスタートしましたアップ

ミニメイド社長の起業のブログ


一号店は、山梨県の甲府市男の子ですアップ
二号店は、群馬県の前橋市女の子です。三号店は、仙台市女の子です。

こうして、今までの考えではできなかった事業も、発想を変えることで事業展開が可能になりました、年間10ヶ所の展開をしていきますビックリマーク

詳しい情報は: 
http://minimaid.co.jp/kajicon.htm

経営の師

私は、35歳の時に知り合った、ISKコンサルティング飯塚保人 先生に経営について多くのことを学び、実行してきました。

最初に、コンサルタントを受けた時に、飯塚先生が言った言葉は今でも忘れられません。この会社は「誰も幸せになれない」でした。
お客様も働いているスタッフも会社もです。
この言葉は、きつかったですねガーン

ミニメイド社長の起業のブログ

もう一つショックな言葉は、私が会社で使用している部屋の本箱を見て、「あんた勉強していないね」この本は、古いものばかりだよ。最近の新刊本がないものな。
いかに馬鹿な経営者か本を見れば分かるなと言われてしまいましたショック!
そんなショックな印象から指導が始まりました。

まず、あるべき姿を決めることを教わり実行しています。
「パーソナルライフプランナーの実現」とし、単なる掃除をする会社でなく、お客様の生活周りの問題を解決したり、提案ができる企業を目指すこととしています。
それから、顧客はだれかを明確にすることと教わり、「富裕層」としました。
すべての人に対するサービスでなく、富裕層の為のサービスに特化すると決めました。
何を提供するかということでは、「高付加価値のサービスの提供」をするということで、教育に力を入れるようにし、今では家事サービス業を始める時に、我が社の研修を受講しに来る大手企業が増えました。

これもターゲットの絞り込みから生まれたノウハウや教育システムが出来上がってきたからだと思います。

飯塚先生の指導は厳しいですが、「愚直」に取り組んだお陰で、独自性を明確にできる会社になりました。

今は「皆幸せになる」会社に変わりつつあります。
経営の師は絶対に必要ですアップ