「毒親に育てられた方は、子供の頃から悪影響な価値観を植え付けられていることが多いので、親に言われたことや親を見ていていつの間にか無意識で取り込んでしまったこと等を疑う習慣をつけましょう」
「子供の頃は、親は何でも正解を知っていると思っていて、あらゆることを鵜呑みにしてしまっていたかもしれないけど、今はいろいろな経験をして大人になって自分で考えられる頭があるのだから、自分の頭で考え直しましょう」
こういうことはよく言われることだと思います。
「ビリーフの書き換え」等とよく言われるものですね。
大抵のカウンセリングではこのようなことは行われるのではないかと思います。
私も行っていて、頭の片隅に入れて日々生活してもらっています。
もちろんご自身で気付けないことは、対話を通して一緒に見つけて修正していきます。
自分だけで気付けるような状態を目指し、やがてできるようになっていきます。
で、この「ビリーフの書き換え」について考えていたら、ふと思ったことがありましたので、それを今回は書こうと思いました。
お客様を見ていて気付いたことです。
基本的に私にご相談いただく毒親に育てられたお客様は、大抵その親からの悪影響を払拭したいと思ってそうしてご連絡をくださいます。
そして大抵は今現在もその親と仲が悪い方が多いです。
そのため、つまり仲が悪いため、「(仲の悪い)親に言われたことは忘れよう、書き換えよう」と思える方が多いです。
仲が悪いのはある意味では良かったと言えます。
なぜなら、親との仲が良いと、その親の言うことややっていることを鵜呑みにしやすくなってしまうからです。
仲の良い親の言うことややっていることを疑ってみようとは、あまり思いつかないものだからです。
また、仲が良いに越したことはないですが、本当はその親は毒親で、洗脳されてそのことにまったく気付いていない、という人もいると思います。
というか実際にいます。
親が毒親ではないからといって、親の言うことややっていることがすべて正しいとは限りません。
親と仲が良いからといって、その親の言うことややっていることをそのまま鵜呑みにして良いわけではありません。
親と仲が良いからといって、その親が毒親でないとは限りません。
親が毒親かそうでないか、
親の人間性が良いか悪いか、
親との仲が良いか悪いか、
ということと、
親の言うことややっていることが正しいか正しくないかは関係がないからです。
要するに、何が言いたいのかと言うと、
どんなことにおいてもちゃんと自分の頭で考える習慣をつけましょうね、
ということになります。
ちゃんと自分のフィルターを通し、咀嚼して消化することです。
結論だけ聞くと、「なんだそんなことか」と思うかもしれませんが、気をつけないとなかなか難しいことだと思います。
これは親子関係に限ったことではありません。
どんな関係においても注意が必要なことです。
誰か特定の人の信者になってはいけないということです。
ご相談すること自体に悩まないでくださいね。
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