ボッチャの「多くの人が出来る」に、該当しにくい人とは? | 様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

障壁(バリア)というのは、ホントに捉え方次第で「マイナス的要素だけの影響」ということにはならないのですが、本ブログは、自身の経験を交えながら、主に車いす関連・ボッチャ関連において、様々な「バリア?」との向き合い方を紹介しています。


おはようございます。
「自分流」バリアフリーアドバイザーの
たけちゃんです。

本日は、
[ボッチャの「多くの人が出来る」に、該当しにくい人とは?]
ということで、
お話したいと思います。


◇◇◇◇◇

昨日のブログの中で、

ボッチャが、
「多くの人が出来るスポーツ」
と思われると言ったのですが、

では、

おそらくそれに該当しにくいであろう
人達がいます。

分かりますか?


車いす利用者もOK、
片手が使えなくてもOK、
年齢制限もない、

手が動かなくても投球が可能、
ランプと呼ばれる勾配具使用可、
もしくは足でボールを蹴って寄せてもいい。)


寝たきり状態など、
かなり重度の障がいを
抱えていても出来る...etc

これらに該当しない人達...



・・・



そう、

目が見えない方、
重度の視覚障がい者の方達...

「視覚障がい」とひとくくりに言っても
当然程度というものがあって、

軽度の視覚障がい者の方の場合は、

人によりけりだと思いますが、
視野が狭くなっていたり
何かが邪魔して見辛くなっていたりと、
全く「見えない」訳ではないんですね。

私生活においては、
いろいろ「バリア」になる箇所は
正常の人に比べて桁違いに多いとは思います。

でも、
こと「ボッチャ」をするに当たっては、
正常な人と
ほとんど「ハンデ無し」で出来るんです!

なんて言うと、
正常なお前が軽々しく言うな!
と怒られそうなんですが...m(__)m


ですが、

重度な視覚障がい者の方、
つまり全盲の方の場合だと
それが難しくなってくるんですね。

「ボッチャ」というスポーツが、
現況では目標物を観て
それに寄せ合う競技だからです。(^-^;



そこでひとつ提案を...

この課題(バリア)を解消するべく
手本になるスポーツがあります。

「ゴールボール」です!

「ゴールボール」とは
パラスポーツのひとつで、

スキーのゴーグルのような
アイマスクで目隠しをしながら
鈴の入ったボールを転がし、

ゴールに入れることで(3人1組)
得点を競う視覚障がい者のための球技。



このスポーツ、

視覚障がい者ならではの
研ぎ澄まされた「聴覚」で、
微妙な音を聞き分け
それに伴う攻防がまた面白い!

ちょっと観いってしまいますよ。(^-^)

視覚障がい者のためのスポーツ
ということなんですが、

仮に
健常者とか視覚が正常な人がプレーした場合、

全選手が
上の画像のような「アイマスク着用」なので、
全盲の視覚障がい者と
同じ条件になる訳なんですね。

誰もが全盲の視覚障がい者と
同じ条件になる!訳なんです。

あ、これは他のスポーツに
当てはめてもいいのかも...

とりわけ、
僕がやっているスポーツ「ボッチャ」は
けっこう単純なスポーツなだけに、

この「アイマスク着用」、
わりかししやすいのかも...


でもアイマスク着用で
視覚をシャットアウトしてしまったら、

まず方向性を決める作業、
「照準作業」をどうするのかになります。

「ボッチャ」として成立しなくなる
可能性がありますよね。(^-^;


その問題を解消するべく思いついたのが、

この「アイマスク着用」のクラスは、
3人くらいの
「団体戦」のみにする
です!(^-^)

あ、「ボッチャ」って日本では6個も
クラスが分けられているんですね。
なので1個くらいクラスを増やしたって...

で、
3人の内1人は健常者で
アイマスクの未着用が許され、
車いすを動かしての「照準作業」、
目標物までの距離などの指示役を担当。

他2人は車いす利用者をはじめ障がい者で
「アイマスクの常時着用」が義務で、
投球担当で毎回どちらかが投球。

(但し、各セットの終了時に、
   アイマスクは外して
    ボールの配置を確認出来る。)

作戦会議は全員で...
(その時もアイマスクは外せる。)



まだふとした思いつきレベルなので、
今後どんどん変わっていく
と思いますが...m(__)m






こちらも、お願いしますね...m(__)m



◇◇◇◇◇



最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。