大阪府立高校、定員割れ多数。なんと寝屋川・八尾・鳳も!
大阪府立高校、定員割れ多数。なんと寝屋川・八尾・鳳も!
大阪府の公立高校志願者数の最終数値がアップされている。
なんと、
#定員割れ
がトレンドになっている!
この件、維新の会が今国会で、与党にすり寄って「教育無償化政策」を通させたことで、全国的な悪影響が予想できる。
今後、全国で大阪府と同じように、公立高校定員割れと私立学校への利益誘導が進むだろう。
日本政府は今からでも、維新の会提案の教育政策を撤回したほうがいい。維新の会の大阪「私立高校授業料無償化」がもたらした負の遺産だ。
※参考記事
https://www.sankei.com/article/20250307-XCMUQGEXSFKTLNI3IEPE3RDNA4/
上記記事のようなことは、産経新聞はとっくにわかっていたはずだ。
橋下府知事以来の府立高校統廃合は、私立高校授業料無償化によって、私立学校に利益供与していくという維新の会の教育改悪だ。松井府知事時代を通じてその流れは加速し、吉村時代の今、府立のトップ高校以外は、3年連続定員割れから統廃合へ、その跡地が売却されるというスキームが完成した。日本政府は維新の偽「教育無償化」の罠にはまったのだ。
少なくとも、上記記事にあるような、寝屋川高、八尾高のような、市の名前を冠した伝統ある普通科高校は、統廃合するべきではない。市の歴史、市の住民の心の拠りどころとしての存在意義があるはずだからだ。
※志願者数最終日
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/102859/r07_ippan_sigansya_0307.pdf
さて、旧学区ごと、高校種別ごとに実情を見ていこう。
(図1)
まず、
普通科高校の倍率の格差が、いよいよひどい。
たとえば旧第2学区でいうと、普通科の最高倍率は春日丘高校の1.46で、定員割れのひどい北摂つばさ高校の0.66と倍近い差がある。
特に、吹田市内の普通科の高倍率が目立つ。山田高校の1.35も、非常識な高倍率だ。元から中堅レベルだった山田や吹田東高校などに行きたい受験生たちは、昔なら楽に合格できたはずが、高倍率で多数が落ちる羽目になった。その原因は、府立高トップ10の文理学科や、普通科の中で特に人気の春日丘高校、国際系と理数系に特化した千里高校への受験をあきらめた層が、その下のランクへ降りてくるからだろう。
さらに、山田や吹田東にちょっと届かないかもしれない層も、背伸びして受けにくるせいで、ものすごい倍率になってしまっている。背伸びして受験させる背景には、維新の会の進める「私立高校授業料無料」政策があるのだ。滑り止めの私立をキープしておいて、安心して高望み受験をしやすくさせている。
大阪府立高校の定員割れ統廃合は、引き返せないところまで来てしまった。皆さんの母校もいずれ潰される。その一方、中堅高校の倍率は異常に高くなり、授業料無料の滑り止め私立へ誘導されている。
旧2学区でいうかつての御三家(茨木・千里・春日丘)は、異常な高倍率で、その下の中堅校に受験生が集中する仕組みが完成してしまっているのだ。
(図2)
次に、
職業系の学科の定員割れもひどい。これが学校単位の努力でどうにもならないことは、吹奏楽全国一で全国的に有名なあの淀川工科高校でさえ定員割れだというので明白だ。これは維新の会の教育改悪による、構造的欠陥なのだ。維新の会が私立学校に利益誘導した私立高校授業料無料化が、現状を招いた大きな原因である。
さらに、輪をかけてひどい政策は、大阪市から市立高校を無償で召し上げて強引に「府立」高校を増やしておきながら、結局、元の大阪市立高も定員割れで、統廃合になることだ。例えば、元は大阪市立だった東淀工業高校は、府立に移管されてからも定員割れが続いている。だがこの高校の生徒が、「溶接技術日本一」を獲得したニュースが、昨年報道されたばかりなのだ。せっかく全国一の優れた技術を育てていながら、維新の教育改悪のせいで定員割れとなり、統廃合されるというのでは、本末転倒だ。
(図3)
トップ10の文理学科には予算を集中し、倍率も高い。それも当然で、トップ10校はそれぞれ、旧学区でのトップ校が選ばれているので、もともと人気が高かったのだ。そこにさらに教育資源をたっぷり投入し、贔屓して行ったのだから、人気がさらに上がって高倍率になるのは必然だといえる。
ちなみに吉村府知事の母校・生野高校文理学科も高倍率だ。それなのに彼は、Xで「実は私立に行きたかった」などと放言しているのだから、呆れてしまう。
大阪府立高校の定員割れの異常な多さと、トップ10の文理とそのすぐ下の普通科の異様な高倍率の格差は、全て維新の教育改悪の結果だ。大阪の公教育はもう崩壊している。
何より、橋下府知事以来の維新教育改悪の罪深さは、多くの府民の母校がすでに消滅させられてしまったことだ。皆さんの母校も、この数年で同じく定員割れ統廃合で潰される。母校がなくなって初めて悔やんでももう遅い。一度潰された学校は二度と戻らないのだ。
※過去記事
大阪府立高校の希望調査、いよいよ危機的な状況
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12885364972.html
(2)5年間なんとか持ち堪えてたがSARS-CoV-2についに被弾 2025年2月12日〜21日
(2)2020年以来5年間なんとか持ち堪えてたがSARS-CoV-2についに被弾 2025年2月12日〜21日(現在)
※前段
2020年以来5年間なんとか持ち堪えてたがSARS-CoV-2についに被弾(1)
2025年2月12日〜17日(現在)
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12886846453.html
2月12日からわが家を襲ったコロナ感染。
以下の牧田先生の分析によると、
XEC* 12-2nd Surge
の直撃を食らったようだ。
↓
※参考記事
22025年第6週厚労省定点分析と評価・第7週直近予測|Hiroshi Makita Ph.D.
@BB45_Colorado
#note
https://note.com/bb45_colorado/n/n0cdd619ec331
コロナ変異株XECとはどのような病状が特徴なのか、日本政府からは国民に何も知らされてない。参考までに、私と家族の病状はまず頭痛、だるさ、発熱から始まり、喉の激しい痛み。さらに鼻汁と痰、咳がひつこく続く。感染力は極めて強く、実感ではノロウイルスに近い。部屋を分けてもあっさり感染した。
わが家の場合、まず子ども(成人済み)が罹患、私が念のためと思って手持ちの抗原検査キットで検査したら、ほぼ瞬時に陽性ラインが出た。
子どもは内科でゾコーバ処方してもらえたので、最初に3錠飲むと翌日には症状改善。そのまま隔離期間5日を経過。
ところが私は昨年秋にワクチン接種していたため、ゾコーバ処方してもらえず。病状は子どもの場合より軽かったようだが、陽性発覚後9日経過してもまだすっきりしない。ワクチン接種していても治療薬は飲んだ方がよかったのだと思う。
同居家族三人目の場合ワクチンなしなのにゾコーバ処方してもらえなかった。そのせいなのか?症状は3人中一番ひどい。
とにかく、現在のコロナ変異株XECは、感染力が強いため、家庭内感染を防ぐのは至難の業。症状は、ワクチン接種していても初期は激しい悪寒があり、ロキソニンでようやく熱が下がった。喉の痛みは5日目ぐらいまで続く。鼻汁と痰は、その後も続く。
ワクチン接種してなくて治療薬もなしだと相当つらい。しかも長引く。
まとめると、コロナ変異株XECは、やはりワクチンと治療薬をセットにしていれば、何とか辛いのは初日ぐらいで乗り切れるだろう。だが、現在の日本政府のせいで、ワクチンと治療薬合わせて3万円ぐらいかかる。
家族三人感染すると9万円。
普通の家計には重い負担だ。
日本政府は、コロナワクチンと治療薬に以前並みの補助を出してほしい。現状だと、大多数は高額のためコロナワクチンを受けず、治療薬も断るだろう。しかも一般の内科医が「治療薬は高い」「効かないかも」などと処方を渋っている例がある。「重症化しない」という判断らしいが、病状はきつい。
2020年以来5年間なんとか持ち堪えてたがSARS-CoV-2についに被弾
2020年以来5年間、なんとか持ち堪えていましたが、
SARS-CoV-2
に、ついに被弾しました。
自分と家族の感染経過です。もし、今年度のコロナ感染状況にご興味ある方の参考になれば。
私は昨年11月にコロナワクチン接種済みだが、それでも症状はかなり辛い。医者は「重症化しない」といってゾコーバを薦めなかったけど、やっぱり処方してもらえばよかったかな、と後悔。
ワクチン接種してもこんなきつい症状なら、ワクチン無しで、ゾコーバなしなら、ものすごく辛いだろうと思う。だから、コロナワクチン接種補助を高齢者以外無くした日本政府の政策は間違いだ。しかもコロナ薬を高額のままにしたのは、もっと間違い。せめてインフルエンザ薬ぐらいの値段にしないと、やはり高額すぎて飲むのをあきらめる人は多いだろう。
2月12日、子ども(成人済み)がコロナ陽性。かかりつけ医に相談して、ゾコーバを処方してもらう。
同日、私が、夕方から37.0度に。
夜、37.6度。激しい寒気がして、身体の震えが止まらない。
熱冷ましにバファリン服用。
2月13日
朝 37.8
子どもと同じ内科を受診して、抗原検査の結果、コロナ陽性。
私は昨年11月にコロナワクチン接種していると伝えると、ゾコーバはいらないだろう、と言われる。投薬はロキソニンで。
同日、喉の痛みは続く。
夕方36.2度。
2月14日
明け方、喉の痛み続く、鼻汁も増える。
朝 36.5度だが、熱がこもってる感じ。
鼻汁と、たん、咳も。
一方、子どもの方は、初日にゾコーバ3錠飲んで、1日で症状が改善。
14日現在、他の同居家族にうつさないように、子どもも私も自室で寝起きしている。今のところ、他の家族は無事。
15日、4人家族中3人目がコロナ陽性。あと一人はなんとしても守りたい。
3人目も同じ内科を受診したが、今度もゾコーバを希望したが、効くかどうかわからないから、と処方してもらえなかった。最初受診した子どもの時とは別の医師のようだ。私の場合はワクチン接種済みだったから仕方ないが。
感想だが、
最初、子どもが受診した際、ゾコーバ5日分(初日に3錠、以後1日1錠ずつ)と喉鼻の薬などを合わせて1万5千円ぐらい。
この値段では、処方を断る患者が多いのだろう。医者の方も、「値段が高いから」と言い訳がましく言っていた。それまでに患者に色々文句を言われたのかもしれない。だが、コロナ治療薬の値段が高いのは日本政府の失政。高いから治療薬をあきらめる人がおそらく多い。
子どもの場合を見ると初回3錠のゾコーバがかなり効いた。明らかに効果あるのだから政府は治療薬に補助をするべき。治療薬の有無で後々、ロングコビッドの経緯に影響を与えるのなら、なおさらだ。
4人中3人目の同居家族のコロナ感染の推移。
16日、喉痛み、熱上がる。
17日、熱は上がったり下がったりで、喉の痛みキツく、動けない。
私自身の推移。
15日、朝まだ喉痛み、鼻汁、咳治らず。
鼻うがいを開始。鼻汁がドッと出て少しスッキリ
16日、回復中だがウイルスがまだ喉にいる感じ。
4人家族中3人ダウンで一人は他所に隔離したため、自分が家事するしかなく多忙、疲労ひどい。
17日、ウイルスがまだ喉にいる感じ。家事で疲労困憊し、物忘れしている気がする。この日特にブレインフォグを実感。
(この稿、続く)
土居豊&浦澄彬の2大エッセイ連載更新! テーマは教員不足、バブル崩壊後の教育現場
土居豊&浦澄彬の2大エッセイ連載更新! テーマは教員不足、バブル崩壊後の教育現場です
(1)
「バブル期高校教師盛衰記〜バブル真っ最中に超難関の教員採用合格した私だが?」第1章「バブル真っ最中に超難関の教員採用合格した私だが、同期たちは今どこに?」その2「悪名高かった新任教職員の初任者研修〜意外と楽しかったよ」
https://note.com/doiyutaka/n/n1478604f1114?flash_message_key=twitter_status_posted
《もっとも楽しんだのは、初任者研修と新任研修が合同で行う宿泊研修だった。この当時、大阪府教委の管轄する「青年の家」という宿泊施設が、大阪府の島本町にあった。そこで4泊5日、みっちりと合宿したのだ。宿泊行事は大学時代の延長のようで、年齢的にも二十代前半ばかりの教師たちは、昼間は真面目に研修したあと、夜はすっかり羽目を外して大いに騒いだり遊んだりしていた。》
(2)
『平成文学・私史』(浦澄彬 著)第2章「昭和64年=平成元年前後の文学系学生事情など」2「バブル真っ最中、競争倍率過去最高の教員採用試験に挑んだ非常勤講師はいかに合格したか?」
https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2025/02/06/211136
《前段で書いたように、大阪芸大卒業後、高校教員を目指して採用試験浪人になった筆者は、大阪市立東淀工業高校(現・大阪府立東淀工科高校)で国語の授業を、現国と古典の両方担当した。》
#教員不足
#教育無償化
#学校現場
2025年大阪府立高校の希望調査、いよいよ危機的な状況
2025年大阪府立高校の希望調査、いよいよ危機的な状況
※資料
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62073/r07_shinrokibo1.pdf
写真のように、令和7年の大阪府立高校入試の希望調査で、なんと!
春日丘高校、1.89倍!
これはもう、頭おかしいレベルだ。
その逆に、同じ北摂地区の普通科高校の北摂つばさ高校は、0.59倍で定員割れだ。
大阪府では、橋下府知事時代以来の教育政策で、3年連続定員割れの公立高校は統廃合の対象になる。その一方で、現状、維新の会の推し進める私立高校の授業料無償化で、公立高校の滑り止めどころか、専願で中堅私立高校に進学する生徒数が増え続けている。
その結果、大阪府立高校の希望倍率はあまりに極端すぎる数字になってしまった。
原因は、明らかに私立高校授業料無償化と、過去10数年間で府立の中堅レベル校を次々統廃合したことにある。これらの結果は全て、橋下府知事&維新の会の教育改悪のせいだ。
以下、校種別に希望調査を見ていく。
エンパワメントスクールが軒並み定員割れがひどい。このエンパワメントとは、大阪府が鳴物入りで始めた子どもたちの学力サポート政策だったはずだ。大阪府民の子どもたちの学力底上げのために必須の学校だったはずなのに、なぜここまで希望倍率が下がるのか。
職業系も軒並み定員割れだ。園芸などもひどいが、工業(工科)も軒並み低い。なんと、あの(吹奏楽日本一の)淀川工科でさえ定員割れなのだ。
これらの結果は、明らかに公立高校の配置がおかしいということを示している。維新の教育政策の歪さが如実に現れているのだ。
一方で、府立高校トップ10校の文理学科はどこも高倍率だ。しかも、おそるべきことに、文理学科の茨木高校は希望倍率1.90!
これはもう、公立高校の倍率ではない。こんな倍率の差が出ること自体が、維新の教育政策が間違っていることの証明だ。
かつて大阪府立高校の中で花形扱いだった総合学科も、軒並み定員割れだ。以前、大阪府立の総合学科は、現在流行りの学際的な学び、探究的な学習方法を主体的に行う学科で、いわば時代を先取りした高校だったはずだ。大阪府は自分たちがせっかく育て上げた総合学科を見殺しにしているとしか言いようがない。
このままでは、大阪府立高校の大半が定員割れ統廃合の対象となり、もし機械的に適応されれば、大阪府立高校は半減してしまう。その分、私立高校への予算投入が続くのなら、授業料無償化で私立高校が大阪府の高校の主流となっていく。
大阪府民は、本当にこんな教育政策を望んでいるのか?
私立高校は、いくら授業料無償でも、その他の経費が高額であり、また通学も遠方となる場合が多い。大阪府の子どもたちは結局、高い教育費を保護者に負担させて毎日遠い学校に電車通学する羽目になるだろう。そういう教育を、保護者も本人たちも望んでいるのか?
もう一度、自分たちの下の世代がどういう教育を受けてほしいのか、自分たちの子どもがどんな高校生活を送ってほしいのか、よく考えるべきなのだ。
※過去の記事
2024年大阪府立高校の異常な倍率差、維新の会教育改悪はもう取り返しがつかない大混乱
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12843455985.html
※参考
2024年大阪府立高校受験倍率
※過去の関係記事
2023年度高校入試、大阪府立高校倍率は維新の会の教育政策の最悪の結末だ
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12792660974.html
2022年大阪府立高校入試の倍率、やはり維新の会の教育改悪の結果、子どもたちは苛烈な競争に追い立てられている
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12730121136.html
2021年度大阪府公立高校入試の倍率、確定。高倍率と定員割れの格差を作ったのは維新の会の教育政策だ。
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12660782281.html
2020年大阪府立高校の入試出願の中間発表と最終発表、今年は変だ
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12580614066.html
2020年春の大阪府立高校の難関大学合格結果を考察した。この10年の維新の会による大阪府教育改革はこれでいいのか?
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12589793890.html
(まとめ)2019年の大阪府立高校入試と大学入試の結果で、維新の会教育改革失敗が証明された
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12450639923.html









