作家・土居豊の批評 その他の文章 -7ページ目

各方面で大変お世話になり、ありがとうございました〜土居豊の2024年、主な仕事など

2024年の主な仕事

 

※トピックス

ペンネーム・浦澄彬(うらずみ あきら)名義で新刊評論刊行。

『なぜあのキャラは死ななければならなかったのか?  名作の「死」の描写で辿るマンガ・アニメ史』(フォレスト出版2524新書)

 

 

Amazon

https://amzn.asia/d/g5zIy4A

楽天

https://books.rakuten.co.jp/rb/18057580/

 

 

 

 

 

同じく浦澄彬名義で小説『ラスト・ロマンティスト』(電子版)刊行。

Kindle版

https://amzn.asia/d/iB70LPA

 

 

 

 

(1)

学会誌掲載

オンラインジャーナル『こころの科学とエピステモロジー』Vol.6

【京アニ事件と『涼宮ハルヒ』 本当に小説・アニメが犯行の引き金なのか?:事件裁判の経過を通じてもう一度、小説・アニメ『涼宮ハルヒ』シリーズと京都アニメーション事件の関係を考える】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/epstemindsci/6/1/6_53/_pdf/-char/ja

 

(2)

講座担当

岸和田健老大学「大阪発のエンタメ小説を読む」 

 

(3)

マガジン「土居豊の文芸批評」不定期連載中

《作家・土居豊が「文芸批評」として各種ジャンルの作品を批評》

https://note.com/doiyutaka/m/m8acfd4c1e7cc

 

(4)

時事通信配信の書評多数

 

以上

 

来年もご贔屓いただきますよう、どうぞお願い申し上げます。

土居 豊

 

フェイスブックページ

http://www.facebook.com/yutaka.doi

 

Amazon著者ページ

http://www.amazon.co.jp/-/e/B00491B5TQ

 

浦澄彬のAmazon著者ページ

https://www.amazon.com/author/beunique

 

浦澄彬のブログ

https://profile.hatena.ne.jp/doiyutaka/profile

 

土居豊のX(旧ツィッター)

https://twitter.com/urazumi

 

以上

 

 

新刊の書評が京都新聞に掲載! 浦澄彬『なぜあのキャラは死ななければならなかったのか?

新刊の書評が京都新聞に掲載! 浦澄彬『なぜあのキャラは死ななければならなかったのか?  名作の「死」の描写で辿るマンガ・アニメ史』 (フォレスト出版2524新書)

 

 

https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2024/10/30/212428

 

 

先週、発売された拙著新刊、年末年始の読書にぜひ!

(京都新聞の書評で紹介されています)

 

 

フォレスト2545新書『なぜあのキャラは死ななければならなかったのか? 名作の「死」の描写で辿るマンガ・アニメ史』浦澄彬 著

ネット書店でも発売中(電子書籍版もあります)

Amazon

https://amzn.asia/d/g5zIy4A

 

※海外からでも買えます

アメリカ版Amazonサイト

https://www.amazon.com/dp/B0DQ4KK85R?ref=cm_sw_r_ffobk_mwn_dp_JF6TY0H7WT8PKJK5WEVX&ref_=cm_sw_r_ffobk_mwn_dp_JF6TY0H7WT8PKJK5WEVX&social_share=cm_sw_r_ffobk_mwn_dp_JF6TY0H7WT8PKJK5WEVX&language=en_US&bestFormat=true

 

 

 

 

 

 

浦澄彬の小説『ラスト・ロマンティスト』発売!

浦澄彬の小説『ラスト・ロマンティスト』発売!

 

 

https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2024/12/21/210349

 

99年刊行の小説『パブロのいる店で』を全面改稿、続編小説を合体させ完全新作として上梓。ぜひ、お求めくださいますようお願い申し上げます。

 

bookwalker版

https://bookwalker.jp/de6b98d595-5a39-4ba6-b106-871ca3970b54/

 

楽天kobo版

https://books.rakuten.co.jp/rk/d97e6301397e3e1989ee9a95aa641fc8/?l-id=search-c-item-text-02

 

Kindle版

https://amzn.asia/d/iB70LPA

 

紹介

《本作は、1999年刊行の小説『パブロのいる店で』を全面改稿し、その続編として用意していた小説を合体させたものである。したがって、かつてKindle版で刊行した新版「パブロ」というべき小説「1989年」とは、別の作品だと考えていただきたい。

この本について一つ、奇妙なエピソードを紹介したい。学生時代からの旧友が二〇〇〇年代当時、仕事でタイのバンコクに赴任した。彼は、バンコクの日本語本を扱う古本屋で、小説『パブロのいる店で』を見かけた、というのだ。一体どこの誰が、遠いタイにまで拙作を持参し他のか? そしてまた古本屋に売られたあと、その一冊の『パブロのいる店で』はどうなったのか? 誰か奇特な好事家に買われていった? それとも売れ残りとして、南国のゴミ箱に捨てられ燃やされて消えた? まことに、本というものは、一度世間に出ると、不思議な運命をたどるものなのだな、と感じ入った。

2024年12月

浦澄彬

Akira Urazumi 》

 

 

著者紹介

 

浦澄彬

1998年、小説『パブロのいる店で』(澪標)刊行。

2000年、村上春樹論の連載で関西文学選奨奨励賞受賞。

同年、評論『村上春樹を歩く』(彩流社)刊行。

2023年、『村上春樹の猿〜獣と嫉妬と謎の死の系譜』(電子版)刊行。

2024年、『なぜあのキャラは死ななければならなかったのか?  名作の「死」の描写で辿るマンガ・アニメ史』(フォレスト出版2524新書)刊行。

 

Amazon著者ページ

https://www.amazon.com/author/beunique

母校・春日丘高校の吹奏楽部演奏会に行く

母校・春日丘高校の吹奏楽部演奏会に行く

 

今年もおしつまった12月22日、茨木市の立命館大学キャンパスのホールで、府立春日丘高校の吹奏楽部が演奏会をするのを聴きに行った。

 

※立命館いばらきフューチャープラザ

https://www.ritsumei.ac.jp/futureplaza/grandhall/

 

 

筆者の出身校であり、自分も吹奏楽部のOBでもあるので思い入れはあったが、これまで年末のこの時期の多忙にかこつけてこの演奏会に行ったことはなかった。かつて自分たちが高校生だったはるか昔には、12月下旬の演奏会として、近隣の3つの高校吹奏楽部の合同演奏会をやっていたのが、いつの間にかなくなってこの「パラダイスコンサート」に変わった。

時代の移り変わりを感じるのは演奏会そのものだけではなく、自分たちの頃の演奏会場だった「茨木市民会館」が老朽化のため取り壊されたのも感慨深い。

 

※過去動画「茨木市民会館ファイナルコンサートのフィナーレ」

https://youtu.be/UsgevkHBKgI?si=mk8unJNX5zzlMPgA

(撮影:土居豊)

 

※作家・土居豊チャンネル

 

 

 

新しい市立文化施設「おにクル」ができるまで、茨木市の高校の発表場所としては、新たに市内に移転してきた立命館大学のホールを借りていた時期があったという。立命館大学の新キャンパスは実にきれいな空間で、そのホールにも今回初めて入ったが、いかにもお金のかかった施設だという感じだ。

 

※写真は立命館大学茨木キャンパス

 

 

 

 

自分たちが40年前に体験した高校生活の雰囲気と、今の高校生たちの活動ぶりは、ずいぶん違っているように見えるが、それでも同じ高校、同じ部活の演奏会だという空気感も、どことなく漂っている。今回の演奏会はファミリーコンサート風の作りで、舞台にも高校生だけでなく顧問などの教師や卒業生も大勢メンバーに加わって、いかにも和気藹々としたステージだった。客席には近隣の子ども連れと思しき家族もいれば、春日丘高校の生徒が部活帰りのジャージ姿のまま大勢来ていたりと、ほんわかした雰囲気だった。

とはいっても、無料イベントの割に客席は6割程度の埋まり方で、やや寂しい感じがした。高校生の音楽活動は地道なもので、プロ団体のような宣伝もできないし、口コミで集客するのも限度がある。高校生の家族がもし全員聴きにきたとしても、満席にはならない。そこは若い学生たちの集客の工夫が必要不可欠だ。

それでも、さすが大阪府立高校の中で入試倍率1、2を争う高校だけあって、今時の十代らしくインスタグラム(十代の子らは本当はTikTokがメインなのかも?)を駆使して、吹奏楽部のメンバー総動員で宣伝動画を流していた。それも、動画編集を工夫して、さまざまに趣向を凝らした宣伝動画になっていた。集客に苦労しているように見えるのは、おそらくインスタグラムを見る層と、吹奏楽の演奏会を聴きに来る客層がうまくマッチしていないのかもしれない。

そもそもが大阪府立の高校は以前に比べて激減しており、府の方針が変わらない限りもっと減らされることになっている。大阪府立の中でも人気が高い春日丘高校は統廃合されることはないだろうが、生徒数(子どもの数そのもの)が年々、急激に減っていく以上、吹奏楽部のメンバーも人数を単純に増やすことはなかなか難しいかもしれない。ましてや、大きなホールを満席にするというような集客は、これからはもっとハードルが上がるだろうと予想できる。

12月下旬のクリスマス・ファミリーコンサートという位置付けのこの演奏会が、これからも地元に定着し、愛されるイベントとして残っていくことを願ってやまない。

ちなみに、来年3月30日に、新市民会館である「おにクル」のホールで、春日丘高校吹奏楽部の定期演奏会があるが、こちらはなんと50回目! 先月には創部60周年の記念演奏会があったばかりだが、わが母校ながら歴史の重みを実感するイベントが続くのは、実に嬉しいことだ。

 

※春日丘高校吹奏楽部創部60周年記念演奏会について

https://ameblo.jp/takashihara/entry-12874769066.html

 

自分自身が春日丘高生で吹奏楽部の部長だった時、第9回の定期演奏会をやったのだが、あの当時もやはり集客やら予算獲得やらで駆け回っていたことを懐かしく思い出す。

今回の「パラダイスコンサート」演奏会後のロビーで、吹奏楽部のおそらくは部長や副部長などの幹部と思しき生徒さんたちが、後片付けに走り回っていた。昔も今も、高校生の自主的な演奏会の裏方は人知れぬ苦労をしているのだろうと想像した。それだけに、演奏会が無事に終わると大きな達成感を味わったはずだ。さまざまに大きなイベントが流行る昨今だが、イベントの祝祭的な空気を下支えしているスタッフたちの地道な努力に、改めて敬意を表したい。

 

※参考記事

「大阪府立高校の吹奏楽部の演奏会がこんなに変わった?それとも変わってない?〜大阪府立池田高校吹奏楽部定期演奏会」

https://ameblo.jp/takashihara/entry-12851214037.html

 

 

※土居豊の吹奏楽関連の小説

(1)

『サマータイム、ウィンターソング&モア』1巻

(土居豊  作)

https://bookwalker.jp/deca470945-e0e2-4b65-a228-ad6415dfdd1e/

 

Kindle版

https://amzn.asia/d/8rEyFyd

 

『サマータイム、ウィンターソング&モア パート2』

(土居豊 作)

https://bookwalker.jp/de34ab8a27-9811-4026-8ea0-0610494e070e/

 

Kindle版

https://amzn.asia/d/1gnT3Ai

 

《本作では、上記ブログに書いたような、吹奏楽部の幹部、部長・副部長・学生指揮者などの地道な活動に焦点を当てた、縁の下の力持ち的な高校生の青春を描きました》

 

(立命館いばらき、12月の桜の狂い咲き? それとも寒桜?)

 

 

『なぜあのキャラは死ななければならなかったのか? 名作の「死」の描写で辿るマンガ・アニメ史』

12月19日発売!

 

『なぜあのキャラは死ななければならなかったのか? 名作の「死」の描写で辿るマンガ・アニメ史』(浦澄彬 著)

 

 

 

 

この度、ペンネーム「浦澄彬」名義で12月発売予定の新刊評論、ネット書店で予約開始しました。

筆者渾身の1冊となりましたので、ぜひお求めくださいますよう、お願い申し上げます。

 

※紹介ブログ

https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2024/10/30/212428

 

フォレスト2545新書

『なぜあのキャラは死ななければならなかったのか? 名作の「死」の描写で辿るマンガ・アニメ史』

浦澄彬 著

発売予約中!

Amazon

https://amzn.asia/d/g5zIy4A

 

楽天

https://books.rakuten.co.jp/rb/18057580/

 

 

内容紹介(Amazonページより)

 

★架空の人物の死がなぜこんなにも心を揺り動かすのか?

★フィクションの「死」を通して「社会」を探求する1冊。

——シャーロック・ホームズは、熱烈なファンの声により生き返った(死んでいなかったことになった)。

——力石徹(『あしたのジョー』)の死を悼んだファンの力により現実に葬儀が行われた。

——ラオウ(『北斗の拳』)が自死する際のセリフ、「我が生涯に一片の悔いなし!!」は、死に様の言葉としてネタに使われるほど、広く知られている。

このように、実在の人物の生死が社会的に意味を持つのと同じように、物語のキャラクターの死を悲しんだり、その死の意味を考えて論じたりするのはなぜだろうか? キャラクターの死は、現実に生きている私たちにとって、大切な何かの代理だと言えるかもしれない。アニメやマンガのキャラクターの死を取り上げて意味を探り、架空の人物の生死が私たちの心をなぜ揺り動かすのか、本書で掘り下げて考えていく。(まえがきより)

 

【本書で考察した作品の一部例】(アニメ放送開始年順)

あしたのジョー/ルパン三世/海のトリトン/科学忍者隊ガッチャマン/宇宙戦艦ヤマト/フランダースの犬/さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち/機動戦士ガンダム/北斗の拳/タッチ/美少女戦士セーラームーン/新世紀エヴァンゲリオン/GANTZ/涼宮ハルヒの憂鬱/時をかける少女/らき☆すた/けいおん!/魔法少女まどか☆マギカ/STEINS;GATE/ソードアート・オンライン/氷菓/進撃の巨人/響け! ユーフォニアム/鬼滅の刃/機動戦士ガンダム 水星の魔女/チェンソーマン/グリッドマン ユニバース

and more…

 

【主要目次】

第1章 二〇世紀の名作アニメに描かれたキャラクターの死

1『フランダースの犬』『ルパン三世』ほか

サブキャラクターの人気獲得と死亡回の増加

2『海のトリトン』『宇宙戦艦ヤマト』

最終回大量死の衝撃とリアルな死の描写

3『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』ほか

死の描写や性描写が過激化した80年代

 

第2章 死を描かない京アニ作品から死を辿る

1死を描かない京アニ大ヒット作品と

『ひぐらしのなく頃に』『東のエデン』ほか深夜裏アニメ

2平成中期の京アニ作品と

『Angel Beats!』ほか深夜裏アニメで描かれた死

3『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』『けいおん!』ほか

代表作から深掘りする京アニの死生観

4『氷菓』『Another』ほか

平成ミステリーアニメから見える死生観

 

第3章 社会現象としてのキャラクターの生き様と死に様

1『あしたのジョー』

力石徹の葬儀と矢吹丈のラストシーンの謎

2『宇宙戦艦ヤマト』

語り継がれる沖田艦長の死に際の名セリフ

3『タッチ』

和也の突然死と達也が残した名セリフ

4『北斗の拳』

ラオウの自死と死に際の名セリフ

5『機動戦士Ⅴガンダム』

深刻な死生観を思わせた唯一無二のガンダム作品

6『新世紀エヴァンゲリオン』

綾波レイの死と復活がもたらしたもの

 

第4章 死んでも蘇るキャラクターから見る平成アニメの死生観

1『ロードス島戦記』『スレイヤーズ』ほか

繰り返し可能なゲーム的死生観

2『美少女戦士セーラームーン』ほか

現代美少女キャラを生んだ戦闘美少女&魔法少女

3『GANTZ』『魔法少女まどか☆マギカ』ほか

生き返りとタイムリーパーたち

4『コードギアス反逆のルルーシュ』『革命機ヴァルヴレイヴ』ほか

不可逆的に流れる時間の終焉

5『グリッドマン ユニバース』

マルチバースの世界で見るアニメ

 

第5章 平成・令和のキャラクターに学ぶこれからの生き方

1『響け! ユーフォニアム』ほか

音楽系アニメから辿る死生観の変化

2「異世界転生」関連作品ほか

二次創作の普及とゲーム化されていくキャラクターの死

3『進撃の巨人』『鬼滅の刃』『君の名は。』ほか

令和に生きる人々の死生観

4『ソードアート・オンライン』『チェンソーマン』ほか

王道メタバース作品と先祖返りの謎

 

著者紹介

浦澄彬(うらずみ あきら)

1967年大阪生まれ。

アニメブームのリアル世代。小学生の時『宇宙戦艦ヤマト』初回放映を見てアニメファンになり、中高生の頃にはオタクのはしりだった。

1989年、大阪芸術大学文芸学科卒業。

在学中から作家を志し、セカイ系を先取りした小説を多数執筆。

卒業後は、高校の国語教員として数校に勤務。

1998年、小説『パブロのいる店で』(澪標)刊行。20世紀末当時、流行していた世紀末の気分を作品に描いた。

2000年、村上春樹論の連載で「関西文学選奨」の奨励賞受賞。

同年、評論『村上春樹を歩く』(彩流社)刊行。

以後、高校教員のかたわら、文芸評論を多数発表。

アニメ『涼宮ハルヒ』シリーズなどを比較研究した論文を、別名義でオンライン学会誌「こころの科学とエピステモロジー」に連載。

2023年、評論『村上春樹の猿〜獣と嫉妬と謎の死の系譜』(電子版)刊行。

2024年、評論『なぜあのキャラは死ななければならなかったのか?  名作の「死」の描写で辿るマンガ・アニメ史』

(フォレスト出版2524新書)刊行