作家・土居豊の批評 その他の文章 -4ページ目

小川国夫 没後17年

「アポロンの島」と「スプートニクの恋人」〜エーゲ海をめぐる小川国夫と村上春樹の差

(小川国夫 没後17年)

 

https://note.com/doiyutaka/n/n27489b4a2376

 

 

《村上春樹の描いたエーゲ海、ミコノス島(をモデルとしたらしき)島には、異国の臭いがない。一方、小川国夫が同じ島を描くと、「異国」どころか「異界」の香りが立つ。》

 

 

 

 

 

※過去記事

土居豊の文芸批評 特別編

【(追悼)小川国夫没後16年、今の若い人に薦める小川作品】

https://note.com/doiyutaka/n/n619268c7feb8

 

※筆者の小川国夫に関するブログ

作家・小川国夫の命日(4月8日)によせて

http://ameblo.jp/takashihara/entry-11507605937.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※文芸批評

マガジン「土居豊の文芸批評」

https://note.com/doiyutaka/m/m8acfd4c1e7cc

 

作家・土居豊が「文芸批評」として各種ジャンルの作品を批評します。

マガジンとしてまとめる記事は、有料記事です。まとめ読みができるのと、記事単独で買うより安くなります。

母校・大阪府立春日丘高校吹奏楽部の第50回記念の定演に参加した

母校・大阪府立春日丘高校吹奏楽部の第50回記念の定演に参加した

 

 

 私の母校、春日丘高校吹奏楽部の第50回目の定演、半世紀の節目のステージに参加した。

3月30日夜、茨木市の市民会館おにクル・ゴウダホールにて開催された。私は第2部ステージ、定演の50年の歩みをたどる寸劇に、ちょっとだけ出演した。

 なぜそういうことになったかというと、昨年秋、同部の創立60周年の記念演奏会と懇親会に出席した際に、今の現役高校生部員たちと繋がりができたおかげだ。

 

※過去記事

母校吹奏楽部の創部60周年記念演奏会を聴く

https://ameblo.jp/takashihara/entry-12874769066.html

 

《長い間、母校吹奏楽部の演奏を聴く機会を逸してきた。単に自分の生活がキツキツだっただけなのだが、噂で後輩たちの活躍ぶりは耳にしてはいた。

本当に久しぶりに、母校の現役高校生たちも交えた卒業生(それも何世代も若い後輩たちばかり)の吹奏楽ステージを聴いて、40年前の自分たちの演奏と段違いにレベルアップしている実情を体験した。》

 

 

 何を隠そう、私は高校生の時、この吹奏楽部で部長をやっていた。当時、1980年代前半の大阪府立の高校吹奏楽は、勃興期とでもいうべき時期だった。かの有名な大阪府立淀川工業高校の吹奏楽部も、この頃には丸谷先生のもとで全国一の吹奏楽部として有名だった。

 母校の位置する旧・第二学区は、偏差値御三家として茨木・千里・春日丘の3つの府立高校が人気だったのだが、春日丘の場合は学生運動の頃からの自由な校風で、地元中学生に特に人気が高かった。しかも私が入学した年、野球部が甲子園出場を果たし、「公立の星」と呼ばれてますます人気を高めていた。そんな古い年代の高校生だった私は、その後40年間が過ぎるうち、母校からすっかり縁遠くなっていた。色々な事情が絡んでいたのだが、昨年、60周年の記念の集まりに、なんとなく顔を出してみたくなったのは、これも縁というものだろうか。

 さて、その時に顔見知りになった現役高校生たちから、今回の定演の第2部で予定している「定演50年のあゆみ」の資料を依頼された。元々部長だったし、昔OB会の役員をやったこともあって、私の手元には昭和から平成初年にかけての吹奏楽部の資料がまだ残っていた。そこで、現役高校生たちに40年近く昔の吹奏楽部のあれこれをレクチャーし、ありったけの資料を渡した。

 すると、定演のステージでやる寸劇に、キャストとして加わってほしいとの依頼が来た。ちょっと迷ったのだが、こんな機会はもう二度とないかもしれないと考えて、参加することにしたわけだ。今回の定演第2部の構成には、私の提供資料もかなり含まれている。おまけに、寸劇の中で私は本名で出演することになっていた。まあ、ここまでくればなんでもあり、と思って恥も外聞もなくやらせてもらった。

 

※写真 定演当日のホワイエ展示(過去の定演の資料)

 

 

 

 

 

 当日の演奏そのものは、今時の高校生の吹奏楽らしい、明るく楽しい雰囲気のステージとなっていた。今回は客席で鑑賞できなかったので、演奏評は書かない。

 私がここで書いておきたいのは、もうすぐ還暦という年齢の自分にとって、我が子と同じぐらいの歳の十代の子どもたちと、短いながらも同じ時間を過ごしたことが、どんなに貴重な体験だったかということだ。

 普通は、教員でもなければ、60歳近くになって高校生の活動に参加するというのはなかなかない。しかも自分の子どもの関係ではなく、自分自身の学生時代のつながりが遠い縁で繋がったものなのだ。長い間生きてきて、ここにきてまさかそんなことがあろうとは、自分でも想像していなかった。

 実のところ、私は若い頃、高校教師をしていた。そのまま続けていれば、今でもまだ、十代の子どもたちの面倒を毎日、みていたことだろう。だが職場を離れて20年近くになる。今となっては、学校現場で再び働くことなど到底考えられない。だから自分はもう、十代の子どもたちと同じ時間、同じ場所で過ごすことなど二度とないと思っていた。

 ところが不思議な縁に導かれて、還暦前にもう一度、高校生たちの部活の中に、ほんのひと時だったが加わることができた。自分自身の十代の体験はもちろんのこと、かつて学校現場で働いていた時、20〜30代の自分が味わっていた感触もたちまち蘇ってきた。

 時間の感覚とは不思議なもので、かのプルーストの『失われた時を求めて』に描かれた過去発見の感じは、まさにこういうものだったのだろうかと考えさせられた。完全に同じ場所ではなく、状況も全く異なるのだが、40年前に味わった感覚とよく似た感じが、瞬時に立ち現れたのだ。もちろん、自分自身の肉体がかつてと違ってポンコツなので、同じ感覚といっても、瞬間を味わうので精一杯、束の間の体験となって過ぎ去ってしまったのだが。

 だが、プルーストが描いた過去時間との邂逅の恐るべき衝撃は、今回、存分に味わうことができた。舞台袖で待機して、40歳以上歳の離れた後輩たちが懸命に演奏している音楽に浸るうち、突然、自分が長い間押し殺していた感情が堰を切って溢れ出した。涙が急に出て止まらなくなった。幸い、舞台袖の暗がりにいたので、とりあえず涙を拭いて、花粉症対策に持っていた目薬で充血を抑えて、何食わぬ顔で舞台に出ていくことができた。

 

 

 

※以前の茨木市民会館の跡地は広場になっている

 

 

※現在のおにクル・ゴウダホールは豪華な施設だ

 

 

※過去記事

母校・春日丘高校の吹奏楽部演奏会に行く

https://ameblo.jp/takashihara/entry-12879707349.html

 

《今年もおしつまった12月22日、茨木市の立命館大学キャンパスのホールで、府立春日丘高校の吹奏楽部が演奏会をするのを聴きに行った。》

 

 

 

※今回の50回記念用に後輩の高校生たちに提供できなかった当時の資料など

 

当時の雑誌「バンド・ピープル」掲載の、春日丘高校吹奏楽部。野球部が甲子園出場した際の特集記事。

 

 

春日丘高校野球部の甲子園出場記念

 

 

昔の春日丘高校の校舎を背景に、記念写真。背後はプールで、その向こうが五号館と本館。本館3階に音楽室があった。

 

 

昔の春日丘高校の本館教室内。吹奏楽部は一般教室で楽器ごとのパート練習をやっていた。

 

 

 

注)上記写真の顔出し人物は、昔の筆者。

 

※筆者の吹奏楽関連作品

 

音楽小説『サマータイム、ウィンターソング&モア』

土居豊  作

Kindle版

https://www.amazon.co.jp/dp/B0DF6BC9D8?ref=cm_sw_r_mwn_dp_GN3EY1YAQJSZ484R018P&ref_=cm_sw_r_mwn_dp_GN3EY1YAQJSZ484R018P&social_share=cm_sw_r_mwn_dp_GN3EY1YAQJSZ484R018P&language=en_US&skipTwisterOG=1&dplnkId=609c7c34-3a81-4f78-8f3e-6b3a2f87339b&nodl=1

 

『サマータイム、ウィンターソング&モア パート2』

土居豊 作

Kindle版

 

 

 

内容

《音楽小説『ウィ・ガット・サマータイム!』と、姉妹編『メロフォンとフレンチ』を時系列順リメイク!

高校二年の音楽活動、仲間と過ごす青春が過ぎていき、秋にはいよいよ演奏会へのカウントダウンが始まる。

指揮者女子のかおるは卒業生の斎藤に言い寄られて困惑。幼なじみのみきおと、かおるが想いをよせるあきらは、斎藤と対決する。

ホルン奏者のみすずはメロフォンでジャズを吹くことを思いつき、仲良しの知恵子と一緒にジャズアンサンブルに取り組む。

高校二年の青春は、春先の演奏会でクライマックスへ。》

 

パート1までのあらすじ

《関西府立の三つの高校、晴日山・片桐・丘上の吹奏楽部は、毎年、合同演奏会を開いている。今年の指揮者は片桐高出身の伊勢先輩で、大編成の吹奏楽版『ニュルンベルグのマイスタージンガー』前奏曲などを練習している。晴日山のホルン担当の二年女子、谷山みすずは、丘上の同学年のホルン担当、龍本知恵子と仲良くなり、一緒にジャズ・アンサンブルを企画することに。

晴日山の女子の指揮者・立花かおるは、部室で見つけた謎の楽譜の正体を探ろうと、仲良しの男子たちに相談を持ちかけるが、なかなかわからない。高校二年の春から夏、それぞれの音楽活動、仲間と過ごす青春の時間が過ぎていき、秋にはいよいよ、演奏会へのカウントダウンが始まる。》

 

 

※筆者が教職を辞めるに至った経緯など

2000年代物書き盛衰記〜 ゼロ年代真っ最中に小説家商業デビューした私だがなぜか干されてしまって怪しい評論家もどきライター兼講師に?

 

まとめ読み

マガジン【ゼロ年代物書き盛衰記〜ゼロ年代に小説家商業デビューした私だが】

https://note.com/doiyutaka/m/m17e6144e8b2f

 

 

 

大阪府立高校、定員割れ多数。なんと寝屋川・八尾・鳳も!

大阪府立高校、定員割れ多数。なんと寝屋川・八尾・鳳も!

 

大阪府の公立高校志願者数の最終数値がアップされている。

なんと、

#定員割れ 

がトレンドになっている!

この件、維新の会が今国会で、与党にすり寄って「教育無償化政策」を通させたことで、全国的な悪影響が予想できる。

今後、全国で大阪府と同じように、公立高校定員割れと私立学校への利益誘導が進むだろう。

日本政府は今からでも、維新の会提案の教育政策を撤回したほうがいい。維新の会の大阪「私立高校授業料無償化」がもたらした負の遺産だ。

 

※参考記事

https://www.sankei.com/article/20250307-XCMUQGEXSFKTLNI3IEPE3RDNA4/

 

 

上記記事のようなことは、産経新聞はとっくにわかっていたはずだ。

橋下府知事以来の府立高校統廃合は、私立高校授業料無償化によって、私立学校に利益供与していくという維新の会の教育改悪だ。松井府知事時代を通じてその流れは加速し、吉村時代の今、府立のトップ高校以外は、3年連続定員割れから統廃合へ、その跡地が売却されるというスキームが完成した。日本政府は維新の偽「教育無償化」の罠にはまったのだ。

少なくとも、上記記事にあるような、寝屋川高、八尾高のような、市の名前を冠した伝統ある普通科高校は、統廃合するべきではない。市の歴史、市の住民の心の拠りどころとしての存在意義があるはずだからだ。

 

 

※志願者数最終日

https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/102859/r07_ippan_sigansya_0307.pdf

 

 

さて、旧学区ごと、高校種別ごとに実情を見ていこう。

 

(図1)

 

まず、

普通科高校の倍率の格差が、いよいよひどい。

たとえば旧第2学区でいうと、普通科の最高倍率は春日丘高校の1.46で、定員割れのひどい北摂つばさ高校の0.66と倍近い差がある。

特に、吹田市内の普通科の高倍率が目立つ。山田高校の1.35も、非常識な高倍率だ。元から中堅レベルだった山田や吹田東高校などに行きたい受験生たちは、昔なら楽に合格できたはずが、高倍率で多数が落ちる羽目になった。その原因は、府立高トップ10の文理学科や、普通科の中で特に人気の春日丘高校、国際系と理数系に特化した千里高校への受験をあきらめた層が、その下のランクへ降りてくるからだろう。

さらに、山田や吹田東にちょっと届かないかもしれない層も、背伸びして受けにくるせいで、ものすごい倍率になってしまっている。背伸びして受験させる背景には、維新の会の進める「私立高校授業料無料」政策があるのだ。滑り止めの私立をキープしておいて、安心して高望み受験をしやすくさせている。

大阪府立高校の定員割れ統廃合は、引き返せないところまで来てしまった。皆さんの母校もいずれ潰される。その一方、中堅高校の倍率は異常に高くなり、授業料無料の滑り止め私立へ誘導されている。

旧2学区でいうかつての御三家(茨木・千里・春日丘)は、異常な高倍率で、その下の中堅校に受験生が集中する仕組みが完成してしまっているのだ。

 

 

(図2)

 

 

次に、

職業系の学科の定員割れもひどい。これが学校単位の努力でどうにもならないことは、吹奏楽全国一で全国的に有名なあの淀川工科高校でさえ定員割れだというので明白だ。これは維新の会の教育改悪による、構造的欠陥なのだ。維新の会が私立学校に利益誘導した私立高校授業料無料化が、現状を招いた大きな原因である。

さらに、輪をかけてひどい政策は、大阪市から市立高校を無償で召し上げて強引に「府立」高校を増やしておきながら、結局、元の大阪市立高も定員割れで、統廃合になることだ。例えば、元は大阪市立だった東淀工業高校は、府立に移管されてからも定員割れが続いている。だがこの高校の生徒が、「溶接技術日本一」を獲得したニュースが、昨年報道されたばかりなのだ。せっかく全国一の優れた技術を育てていながら、維新の教育改悪のせいで定員割れとなり、統廃合されるというのでは、本末転倒だ。

 

 

(図3)

 

 

トップ10の文理学科には予算を集中し、倍率も高い。それも当然で、トップ10校はそれぞれ、旧学区でのトップ校が選ばれているので、もともと人気が高かったのだ。そこにさらに教育資源をたっぷり投入し、贔屓して行ったのだから、人気がさらに上がって高倍率になるのは必然だといえる。

ちなみに吉村府知事の母校・生野高校文理学科も高倍率だ。それなのに彼は、Xで「実は私立に行きたかった」などと放言しているのだから、呆れてしまう。

 

大阪府立高校の定員割れの異常な多さと、トップ10の文理とそのすぐ下の普通科の異様な高倍率の格差は、全て維新の教育改悪の結果だ。大阪の公教育はもう崩壊している。

何より、橋下府知事以来の維新教育改悪の罪深さは、多くの府民の母校がすでに消滅させられてしまったことだ。皆さんの母校も、この数年で同じく定員割れ統廃合で潰される。母校がなくなって初めて悔やんでももう遅い。一度潰された学校は二度と戻らないのだ。

 

 

※過去記事

大阪府立高校の希望調査、いよいよ危機的な状況

https://ameblo.jp/takashihara/entry-12885364972.html

 

 

(2)5年間なんとか持ち堪えてたがSARS-CoV-2についに被弾 2025年2月12日〜21日

(2)2020年以来5年間なんとか持ち堪えてたがSARS-CoV-2についに被弾 2025年2月12日〜21日(現在)

 

 

※前段

2020年以来5年間なんとか持ち堪えてたがSARS-CoV-2についに被弾(1)

2025年2月12日〜17日(現在)

https://ameblo.jp/takashihara/entry-12886846453.html

 

 

2月12日からわが家を襲ったコロナ感染。

以下の牧田先生の分析によると、

XEC* 12-2nd Surge

の直撃を食らったようだ。

 

 

※参考記事

22025年第6週厚労省定点分析と評価・第7週直近予測|Hiroshi Makita Ph.D. 

@BB45_Colorado

 #note

https://note.com/bb45_colorado/n/n0cdd619ec331

 

 

 

コロナ変異株XECとはどのような病状が特徴なのか、日本政府からは国民に何も知らされてない。参考までに、私と家族の病状はまず頭痛、だるさ、発熱から始まり、喉の激しい痛み。さらに鼻汁と痰、咳がひつこく続く。感染力は極めて強く、実感ではノロウイルスに近い。部屋を分けてもあっさり感染した。

わが家の場合、まず子ども(成人済み)が罹患、私が念のためと思って手持ちの抗原検査キットで検査したら、ほぼ瞬時に陽性ラインが出た。

子どもは内科でゾコーバ処方してもらえたので、最初に3錠飲むと翌日には症状改善。そのまま隔離期間5日を経過。

ところが私は昨年秋にワクチン接種していたため、ゾコーバ処方してもらえず。病状は子どもの場合より軽かったようだが、陽性発覚後9日経過してもまだすっきりしない。ワクチン接種していても治療薬は飲んだ方がよかったのだと思う。

同居家族三人目の場合ワクチンなしなのにゾコーバ処方してもらえなかった。そのせいなのか?症状は3人中一番ひどい。

とにかく、現在のコロナ変異株XECは、感染力が強いため、家庭内感染を防ぐのは至難の業。症状は、ワクチン接種していても初期は激しい悪寒があり、ロキソニンでようやく熱が下がった。喉の痛みは5日目ぐらいまで続く。鼻汁と痰は、その後も続く。

ワクチン接種してなくて治療薬もなしだと相当つらい。しかも長引く。

まとめると、コロナ変異株XECは、やはりワクチンと治療薬をセットにしていれば、何とか辛いのは初日ぐらいで乗り切れるだろう。だが、現在の日本政府のせいで、ワクチンと治療薬合わせて3万円ぐらいかかる。

家族三人感染すると9万円。

普通の家計には重い負担だ。

日本政府は、コロナワクチンと治療薬に以前並みの補助を出してほしい。現状だと、大多数は高額のためコロナワクチンを受けず、治療薬も断るだろう。しかも一般の内科医が「治療薬は高い」「効かないかも」などと処方を渋っている例がある。「重症化しない」という判断らしいが、病状はきつい。

 

 

 

2020年以来5年間なんとか持ち堪えてたがSARS-CoV-2についに被弾

2020年以来5年間、なんとか持ち堪えていましたが、

SARS-CoV-2 

に、ついに被弾しました。

自分と家族の感染経過です。もし、今年度のコロナ感染状況にご興味ある方の参考になれば。

 

 

私は昨年11月にコロナワクチン接種済みだが、それでも症状はかなり辛い。医者は「重症化しない」といってゾコーバを薦めなかったけど、やっぱり処方してもらえばよかったかな、と後悔。

ワクチン接種してもこんなきつい症状なら、ワクチン無しで、ゾコーバなしなら、ものすごく辛いだろうと思う。だから、コロナワクチン接種補助を高齢者以外無くした日本政府の政策は間違いだ。しかもコロナ薬を高額のままにしたのは、もっと間違い。せめてインフルエンザ薬ぐらいの値段にしないと、やはり高額すぎて飲むのをあきらめる人は多いだろう。

 

 

2月12日、子ども(成人済み)がコロナ陽性。かかりつけ医に相談して、ゾコーバを処方してもらう。

 

同日、私が、夕方から37.0度に。

夜、37.6度。激しい寒気がして、身体の震えが止まらない。

熱冷ましにバファリン服用。

 

2月13日

朝 37.8

子どもと同じ内科を受診して、抗原検査の結果、コロナ陽性。

私は昨年11月にコロナワクチン接種していると伝えると、ゾコーバはいらないだろう、と言われる。投薬はロキソニンで。

同日、喉の痛みは続く。

夕方36.2度。

 

2月14日

明け方、喉の痛み続く、鼻汁も増える。

朝 36.5度だが、熱がこもってる感じ。

鼻汁と、たん、咳も。

 

一方、子どもの方は、初日にゾコーバ3錠飲んで、1日で症状が改善。

 

14日現在、他の同居家族にうつさないように、子どもも私も自室で寝起きしている。今のところ、他の家族は無事。

 

15日、4人家族中3人目がコロナ陽性。あと一人はなんとしても守りたい。

3人目も同じ内科を受診したが、今度もゾコーバを希望したが、効くかどうかわからないから、と処方してもらえなかった。最初受診した子どもの時とは別の医師のようだ。私の場合はワクチン接種済みだったから仕方ないが。

 

 

感想だが、

最初、子どもが受診した際、ゾコーバ5日分(初日に3錠、以後1日1錠ずつ)と喉鼻の薬などを合わせて1万5千円ぐらい。

この値段では、処方を断る患者が多いのだろう。医者の方も、「値段が高いから」と言い訳がましく言っていた。それまでに患者に色々文句を言われたのかもしれない。だが、コロナ治療薬の値段が高いのは日本政府の失政。高いから治療薬をあきらめる人がおそらく多い。

子どもの場合を見ると初回3錠のゾコーバがかなり効いた。明らかに効果あるのだから政府は治療薬に補助をするべき。治療薬の有無で後々、ロングコビッドの経緯に影響を与えるのなら、なおさらだ。

 

 

 

4人中3人目の同居家族のコロナ感染の推移。

16日、喉痛み、熱上がる。

17日、熱は上がったり下がったりで、喉の痛みキツく、動けない。

 

私自身の推移。

15日、朝まだ喉痛み、鼻汁、咳治らず。

鼻うがいを開始。鼻汁がドッと出て少しスッキリ

16日、回復中だがウイルスがまだ喉にいる感じ。

4人家族中3人ダウンで一人は他所に隔離したため、自分が家事するしかなく多忙、疲労ひどい。

 

17日、ウイルスがまだ喉にいる感じ。家事で疲労困憊し、物忘れしている気がする。この日特にブレインフォグを実感。

 

(この稿、続く)