カルロス・ゴーンと弁護人立会権
昨日に続き、私が好きなアメリカドラマを視て感じること
推理ドラマを視ていると、当然、被疑者が警察から取調べを受ける場面が出てくる。
すると、「もう、これ以上は、弁護士が同席しなければ何も話さん。弁護士を呼べ」という流れになる。
アメリカでは、弁護人を依頼し、取り調べの際に同席を要求するのは至極当然のことなのだろう。
最近、カルロス・ゴーンの話しがあまりマスコミに出なくなった。映画を撮影するという話しもある。
私は、ゴーンが国外逃亡を図ったのを当然許すわけもなく、これから日本政府がどうするのか非常に興味があるが、一点、これを契機に日本の司法制度を改革するべきではないかと思っている。
それは、弁護人の取り調べの立会いを認めることである(弁護人立会権)。
数年前、取調べを可視化するという法案が通ったが、そのときから、私は、可視化も大事であるが、弁護人の取り調べの立会いや制限のない接見交通権を認めるというべきであると主張してきた。
法律の知識がない容疑者が一人で巨大な警察組織と対等に渡り合うには、弁護人の助けが必要であるのは論を待たない。
日本の推理ドラマも、「もう、これ以上は、弁護士が同席しなければ何も話さん。弁護士を呼べ」という流れにしなければいけないだろう。
薬物依存症とエレメンタリー
私はアメリカテレビドラマが好きでよく視るのだが、その中でも「エレメンタリー」という番組が好きである。
ホームズとワトソンを現代のアメリカに持ってきて、捜査顧問探偵として活躍するというものであるが、その中で、ホームズは薬物依存症から克服を目指している。
ホームズは、捜査顧問探偵として活躍をしながらも、薬物依存症は一生ついてまわるものと自覚をし、薬物に手を出さないために、ミーティングと称する、依存症の人たちが自己の体験を語り合う場を非常に大事にしている。
日本では、ある歌手が覚せい剤所持で逮捕されたというニュースが大きく出た。多くの人は、再犯であることを取り上げ、非難している。
薬物依存症からの脱却は非常に難しい(ホームズはドラマ上で、一生依存症と向き合う努力をし続けなければいけないとしている)。
そうであるならば、薬物依存症は非常に克服が難しいのであり、個人を非難するよりも、再犯を行わないような仕組みづくりをすべきと思う(例えば前述のミーティングを多く設置する等)。
高齢者向け新免許制度
静岡市長選の20代有権者の投票率
最低賃金の引き上げと地域別の最低賃金制度の撤廃
少子化問題・・晩産化の観点から
憲法記念日によせて
私は、大学生の頃、芦部信喜先生、佐藤幸司先生の本で学び、そして浦部法穂先生の教えを拝聴したことから、憲法についてはかなり勉強し、思索を深めたと思う。
日本国憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義が3つの柱だと言われている。
そして、他の条文も勉強をして感じたのは、完璧ではないものの、素晴らしい憲法であるということだ。
ただ、もちろん、時代の要請を受けての、変更を全く認めない立場ではない。
私は、「何のために憲法改正が必要か」という点が一番大事だと考える。
そうなると、世界で他に類がない程急激な少子高齢化社会であり、日本の大転換が図られなければいけない今に、憲法改正をしなければいけない理由があるだろうか。
憲法改正をしたら、少子高齢化社会の処方薬になるなら、大賛成である。
憲法改正よりももっともっと今やらなければならないものが沢山ある。
令和の時代 思いやり時代
顔の見えない有権者の負託にどう応えるか
無投票当選
今日告示された41の道府県選挙のうち、全体の39%にあたる371の選挙区が無投票当選となったそうだ(NHKの調査による)。政令指定都市である浜松市では、7つの選挙区のうち、4つも無投票となった。
非常に小さな町村の選挙ではない。道府県や政令指定都市の選挙である。これほど無投票となると、それは選挙民が政治に興味がないという点を越えて、日本の政治自体の弱体化なのだろう。
議員は、非常にやりがいのある、非常にクリエイティブで、仕事をすればするほど、喜びを感じることができる仕事である。
しかし、残念ながら日本では政治と宗教の話しはするなと言われ、議員は素晴らしい仕事だと言われることが少ない。
もっともっと、やりがいのある、素晴らしい仕事なんだと声を大にしていいたい。