あれ、もう9月も下旬なのに十五夜はいつなんだろう、台風が来ていたから
お月様もこのところ見てないし。
なんて思った方もいらっしゃるでしょう。
十五夜は旧暦の8月15日ですよね。旧暦では1日が新月、15日が満月(だいたいにおいて)です。
十五夜というのは満月の夜のことです。中秋の名月とむかしから言われたのは秋の真ん中の
頃の月が澄んできれいだからでしょう。旧暦で秋とは、7,8,9月ですから8月が中秋ということです。
で、旧暦8月15日がいわゆる十五夜。で、旧暦は新暦より1ヶ月おくれだ、と大雑把に思っている方が
大部分です(七夕を8月にやるように)から、9月が十五夜と思ってしまいます。
ところがここに、太陰暦にもうるう年というのがあるのですね。閏月という余分な1ヶ月がある年の
ことです。今年がそうなんです。
月の満ち欠けがぴったり15日周期ならいいのですがそうはいきません。太陽暦と同じように
暦の日にちと月の満ち欠けのズレを調整しなければ大変なことになると昔の中国の方も
考えたのです。その調整に太陽暦なら4年に一度1日増やした暦の日を、太陰暦では、約3年に
一度1ヶ月をふやすのですね。なんでも19年に7度1ヶ月を余計にして、1年13ヶ月にするとピッタシカンカン
なのだそうです。
この項続く。
今夜はオッツキサン見えるかな。
春行士