GW・・・皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 

さて5月のお題です。

漢字席題で1句、句型で2句…でお願いします。

 

【漢字席題】4月参加作品より

「青・帰・交・散・惜」 の漢字のいずれか一文字を句に詠み込んでみてください。

 

型の題の方は、【型・その3「かな」】の反復練習をしたいと思います。

切字「かな」の句で最も有名な句の一つに

子規の「絶筆三句」のひとつ

 

 糸瓜咲て痰のつまりし佛かな    正岡子規

 

という句があります。

詩人の大岡信氏は、掲句について、子規の壮絶な最期の時に死後の自分(佛となった自分)を客観的に描いていた・・・その俳句という短詩への向き合い方に凄みがあると評されていました。*私の読んだ記憶に寄ります。

 

しかしながら、『藤田湘子20週俳句入門』には、掲句は例句に掲載されていません。

その辺を・・・なぜ?と考えたときに、上五が6音で字余りになるからであろう・・・また、その他の例句と並べた際に、季語の配置の仕方が独特であるゆえ例証に向いていなかった・・・と私は考えました。

 

前述の書の例句は以下。

 

金色の佛ぞおはす蕨かな      水原秋桜子

傘もつ手つめたくなりし牡丹かな  富安風生

オムレツが上手に焼けて落葉かな  草間時彦

帯解きてつかれいでたる螢かな   久保田万太郎

 

【4月の課題】

「上五+中七(ワンフレーズ)」+「下五(季語+かな)」

最初の句を例にしよう。

金色の佛ぞおはす〈堂内(室内)のものの状態〉+蕨かな〈堂外(室外)の季語+かな〉

これは別の二つのものを配合している二物衝撃という技法。

もうひとつ、一物を描く俳句にも「かな」は適している。

 

はなびらの欠けて久しき野菊かな  後藤夜半   

てのひらにうけて全き熟柿かな   木下夕爾

 

こちらは上五・中七で最後の下五の季語の状態を表し、季語を「かな」で詠嘆。

「かな」は主に三文字の季語に使われることで季語をより印象的に詠嘆しているが、

 

いつしかに失せゆく針の供養かな  松本たかし

坐りふざけ居りし卯の花腐しかな   石田波郷

 

のように句またがりで使われる場合もある。

とにかく「かな」を使ってまずは1句作ってみましょう。

配合の句にしても一物の句にしても、上五~下五まで切れを入れずにさらっと詠んで「かな」

というスタイルで詠んで頂ければと思います。

自分としては、切字「かな」は、交響曲の演奏終了後、ホールの残響のような効果・・・と考えております。

 

兼題:当季雑詠

 

【スケジュール】

投句締切:5/15(金)25:00

お一人様3句まで。

投句内容アップ予定:5/16~18

 

【選句について】

いつも通りですが…

選句 …ご参加の方お一人様5句選でお願いします。

これはどうしても「特選」という句は、2点分としてください。

 

選句締切:5/22(金)25:00 *投句後、一週間と思って下さい。

結果発表5/23~25

次回要項5/28~6/2

 

すべての投句・選句は当blogメッセージ・コメント欄にお寄せください。

なお投句に関してはタイトル欄、もしくは頭書に【投句】、選句の場合は【選句】として頂ければ間違ってのコメントアップなどを防げます。

それでは皆さまの力作お待ち申し上げます。次回の季題、その他、当句会の運営に皆さんからのご意見頂戴できると助かります。


また、不明な点があればなんなりとお問い合わせください。