脚長差のお話
こんばんは
骨盤傾斜の話で、脚長差について触れたので少し紹介してみます!
○脚長差とは?
「左右の脚の長さが違うことを言っています。」
○なぜ長さに違いが出るのか?
1.真の脚長差・・・生まれつきのもの。「骨の長さが違う」
2.「見せかけの脚長差」・・・見た感じは違うが、運動すると同じ長さになる。左右の筋バランスが違う。
大きく分けて、この2パターンがあります。
○どうやって脚長差を調べるか?
メジャーとかで長さを測るのですが。
1.真の脚長差は、上前腸骨棘という腰骨(骨盤前の出てるところ)から足首の内側(くるぶし)まで。
2.見せかけの脚長差は、臍から足首の内側(くるぶし)まで。
※この方法で1と2を測り、1で左右違う場合は骨の長さが違う。
※1は同じだが、2が違う場合は、筋肉を疑う。
※1も2も違う場合は、骨の長さの違いによって、骨盤傾斜が起き、左右筋バランスに違いが出てるのであろうと考えます。

●真の脚長差で、骨の長さが違う場合。
「大腿骨と脛骨のどちらが影響しているのか?」
これは、前回の項目で書いたようにチェックできます。
少し、ややこしいですね
☆私達、パーソナルトレーナーはお客様に「真の脚長差」がある場合。
このようなものを、短い脚側の靴に入れて脚の長さを揃えています
靴の中敷きが売っている所に行けば、このようなものがたくさんあります!
脚の長さは、自分ではわかりにくい部分があります。
しかし日常生活でつまづき易い・重心がいつも片足に偏っているなど兆候はあります。
脚の長さが違うことで、腰痛になっている方がおられます。
心あたりのある方は、是非一度パーソナルトレーニングを受けてみてください。
横尾
骨盤傾斜のお話! 運動編
今晩は。
少し間が空きましたが、骨盤傾斜のお話です。
第3回目の題材は、「運動することで、骨盤傾斜の改善を目指します」
その前に
骨盤傾斜の原因は、「1.左右の脚の長さの違い」
「2.左右非対称の筋バランス」
この2つが主な原因です。
脚の長さ(厳密には脚の骨の長さ)が元々違う方は、これからご紹介する運動をしても「骨盤傾斜は改善されません」
自分で自分の脚の長さなんてわかりませんので、人にチェックしてもらわないといけませんが・・・
上記のことは知っておいてください。
では、前置きが長くなりました。ここから運動です
私達の身体の筋肉はすべて左右対称に存在します。
骨盤に付いている筋肉の左右の筋力差を比較し、弱い側を鍛えることで
骨盤傾斜の改善・予防を考えます
①2足歩行の大きな役割をする「中殿筋の筋力」チェック
右サイドキック10回→左サイドキック10回
②歩く時、骨盤帯を安定させる働き「内転筋群の筋力」チェック
右インサイドキック10回→左インサイドキック10回
10回でどちらがより辛いか? 動きが不安定か?縮まる感じはあるか?
③登る・階段を上がる時に重要な働きをする「腸腰筋の筋力」チェック
右レッグレイズ10回→左レッグレイズ10回(つま先外向きで行う)
10回でどちらがより辛いか? 動きが不安定か?縮まる感じはあるか?
④地面をまっすぐ蹴る・骨盤回旋にも影響する「大殿筋の筋力」チェック
右ヒップリフト10回→左ヒップリフト10回(踵支持で行う)
10回でどちらがより辛いか? 動きが不安定か?縮まる感じはあるか?
以上4つの運動が左右均等に同じ疲労感でできることが重要です。
微妙な骨盤傾斜まではチェックできませんが、自己エクササイズで
これら4つの種目を左右同じようにできていれば、良いと思います。
さらに・・・
まだあるのかと思われると思いますが・・・
☆骨盤傾斜には実は、足首の筋群も大きく関わっており、ここでは省きますが、足首の筋肉が不安定だと、骨盤周囲の筋が良くなっても骨盤傾斜は改善されません。
PS.人間の身体は奥が深いです
再確認と気づき
今日、私の行ってるスポーツクラブで、スタジオ代行を担当しました。
元々、ヨガのクラスだったんですが、私はできないためパーソナルでの指導内容を応用して実施させていただきました。
30分間のクラスだったんで、要点を「骨盤傾斜改善に向けての運動」
というテーマでしました。
最初の数分で参加者全員の骨盤傾斜を確認しました。
すると30名ほどの参加者のうち25名ほどは、「左上がり・右下がり」の骨盤傾斜が確認され、動作の中でも右側の骨盤は上げづらい方が多く見られました。
このことは、私の師匠である佐藤拓矢先生が、本の中で「右利きパターン」と言っていて、担当したクライアントの90%が左右非対称の「右利きパターン」だったと書いています。
左回りの多い環境・右利き前提で作られたものが多いことなど要因で、起きるのではないかと書いています。
「右利きパターン」の筋バランスになっていませんか???
骨盤傾斜のお話! ストレッチ編
こんばんは。
長期休暇も終わり、仕事の生活に戻った方も多いと思います。
骨盤が傾斜している場合の骨盤周囲筋群の状態は、悪い場合が多くあります。
「硬い筋はないか?伸びは左右均等か?ストレッチで痛みは出ないか?」
自身で調べてみましょう
今回は、「ストレッチで骨盤傾斜の改善」という題材です。
実践に行く前に、ストレッチについて触れておきましょう
ストレッチで大切なこと
1.ストレッチする目的の筋に、心地よい伸びを感じること
2.痛みが伴うストレッチは逆効果、気持ち良い範囲で伸ばすこと
3.呼吸は止めづにゆっくり行う、自然に行う
4.最初は伸びたところで止めておくストレッチ。反動をつけて伸ばさない
5.30~60秒間、伸びた位置でキープ
6.目的の筋を伸ばすために正しいフォームで行いましょう
上記6つを念頭に置き取り組みましょう
①内転筋群のストレッチ・・・・・一人でやる時も、仰向けに寝て膝を開く。
チェックポイント
左右均等に膝は開いているか?(膝が床について◎、図で○、図より狭いと×)
内ももに伸びる感じがあるか?
②中殿筋のストレッチ・・・・・左を伸ばす時、左膝を伸ばして、右膝は曲げる、そして重心を左へ。
チェックポイント
お尻を横へ出しにくい側はないか?
どちらか偏って、伸びる感じがない?痛い?などないか?
③大殿筋のストレッチ・・・・・左を伸ばす時、左足を右足の上に組んで両膝を抱え込む。
チェックポイント
抱えにくい側はないか?
左右十分に抱えることはできるか?
④腸腰筋のストレッチ・・・・・右を伸ばす時、左膝を抱え、右脚を下ろす。
チェックポイント
左右均等に伸びるか?
鼡径部付近に伸びる感じはあるか?
痛みはないか?
※トレーナー側の評価と取り組み方法
下図の様に左中殿筋が「強く&緊張」している場合。
左中殿筋ストレッチを行うことで、過度に上がった右上りの骨盤帯は下がり水平になります
下図の様に右内転筋群が「強く&緊張」している場合。
右内転筋群ストレッチを行うことで、過度に下がった左下がりの骨盤帯は上がり水平になります
☆上記の場合は2つとも筋力が「強くて硬い」時です。
悪い筋は「弱くて硬い」場合もあり、ストレッチのみでは解決しない場合があります
次回は、筋力の部分についてです。
乞うご期待
骨盤傾斜のお話。 理論編
こんにちは。
パーソナルトレーナー横尾です
ゴールデンウィーク真っ最中ですね。道路も混んでるみたいで。
私は明日から少しお休み頂きます
今回からいくつかに分けて、「骨盤傾斜」について掲載してみます。
トレーナー側の視点・評価方法とお客様にも理解してもらえるような紹介ができればと思います。
「骨盤傾斜」とは
両足立ち・片足立ち・歩いている時に、骨盤帯(仙骨面)が水平性を保てずに前後・左右・左右回旋と傾いていることを言います。
実際には左右傾斜のみではなく、立体的に崩れます。
○下図は、骨盤傾斜がない良い状態を示しています。
左右どちらの足で踏んだ時も骨盤は大きく傾斜をせず、水平を保ちます。
○下図は、骨盤傾斜がある悪い状態を示しています。
絵では、左足荷重時に骨盤は右上がり
○下図は、骨盤傾斜によって、背骨が左側弯している状態を示しています。
骨盤傾斜によってどういったことが起こるか?
1.背骨の土台となる骨盤帯が傾斜するこで、背骨が曲がる。
2.骨盤傾斜により重心(左右荷重の配分)が偏る。これにより、腰椎・股関節・膝関節・足関節また肩関節まで、悪影響を及ぼす。
3.左右対称に存在する私達の筋肉に、偏った筋バランスを作る原因になる。主に肩こり・腰痛・臀部痛・膝痛などの原因になる。
○下図は、トレーナー側からの視点。骨盤傾斜と足関節は密接に完成します。
今回は足関節との関係性までは触れませんが、足首捻挫などによるトラブルは、股関節筋群に大きな悪影響を及ぼすと知っておいてください。
また下図のような連動パターンが崩れている時に、関節等に痛みや不具合が出ている場合が多くあります。
私達トレーナーは、このような部分をチェックし、できる限りお客様の骨盤帯が水平に動くようにエクササイズを紹介しています。
次回は骨盤傾斜を考え、改善するためのストレッチをご紹介します
今日は3店舗でイベントでしたあ!!
今日は朝から、ティップネス氷川台店→NAS武蔵浦和→コナミ池袋と一人ツアーのようにイベントを実施しました。
すべての施設で多くのお客様にご参加頂きました
休みの時間を使って、足を運んでくださった方々、ありがとうございました。
私のパーソナルトレーニングのご興味がある方、一度体験してみませんか?
ご連絡の方お待ちしております。
肩痛・腰痛・股関節痛・膝痛 と整形外科的疾患の改善・予防を専門にしております。
ヒラメ筋
本日はヒラメ筋について、お話します
下腿部(ふくらはぎ)についている筋。
テレビのコマーシャルでも出てきてますね。「ピシャ!ピシャ!」貼るってやつ。
筋肉はこんな感じ。(深層にある筋です)
特徴は
1.ふくらはぎの筋の中で、一番体積が大きい。よって役割が多い。
運動することで、全身のバランス・足首の筋力発揮と影響度が大きいですよ!
2.しっかり働くことが、偏平足予防につながる。
3.弱くなると、足首グラグラ。捻挫もしやすい。
4.膝を曲げた方が収縮を意識しやすい。
腓腹筋&ヒラメ筋が協働して、地面を蹴る動作に働きます。
2つの筋の違いは、腓腹筋が膝関節の上に付いていること。膝をまたいでいる2関節筋。
これらより、膝が曲がっている時、腓腹筋は緩み力が入りにくくなる。
ヒラメ筋は、膝の曲げ伸ばしの影響を受けず、常に力を発揮できる。
この条件は、日常生活での階段・自転車・起き上がり動作・歩く・水泳などで大きく関係してきます。
5.弱くなると、他の筋へ悪影響を及ぼし、足の痙攣などの原因になる。
6.大殿筋と連動し、地面を蹴る役割をする。
ヒップフレクサーなどで大殿筋を鍛えると同時に、ヒラメ筋の強化も必須。
運動方法
自宅で・・・(10~20回)
ジムで片足づつ(0kgからスタート。体重の1/3kg・10回できたら○)
運動後はストレッチをしましょう!
皆様も実施してみてください。
少しづつ早く歩け、スムーズに前へ進めますよ。