日本経済新聞社主催「第23回個人投資家向け会社説明会」における基調講演
日本経済新聞社主催による「第23回個人投資家向け会社説明会」が12/5(土)および12/12(土)に大手町の日経ホールで開催されます。各日とも5社の上場企業経営トップによるIRプレゼンテーションと基調講演が予定されております。
私は12/12(土)の基調講演において『2010年の投資戦略 大型株vs中小型株』と題して12:30~13:10の時間帯でお話しさせていただきます。なお、同日の登場企業はカプコン、ティーガイヤ、テンプホールディングス、ソフトクリエイト、サイバーエージェントで13:15~17:05の時間帯にそれぞれ40分ずつのプレゼンテーションをおこないます。
ご関心のある方は、以下の日本経済新聞社のアドレスにアクセスの上、お申し込み下さい。参加費は無料で、締め切りは11月30日(月)です。定員は500名。定員オーバーの場合、抽選になることをご了承下さい。
http://www.adnet.jp/nikkei/investor/
日経平均1万円回復、NYダウ1万ドル回復と短期間のうちに株式市場は底入れの様相となっていますが、ここから先を展望するのが難しくなってきています。短い時間ではありますが、個人投資家の方々にご参考になるお話をさせていただきます。
太田忠の縦横無尽 2009.10.17
『日本経済新聞社主催
「第23回個人投資家向け会社説明会」における基調講演』
わずかなお金で人生を楽しむ工夫
喫茶店でまずいコーヒーが出された時ほどがっかりすることはない ― 。
前回のブログのテーマはこれだったが、3連休の最終日の今日は、再び妻と駒沢公園へ散歩に出かけることにした。体育の日は10月10日という固定概念が出来ている私としては、今日の10月12日が体育の日だと言われても全くピンとこないのだが、さすがに国民の祝日だけあって、管制塔のある中央広場ではイベントがおこなわれていたり、いろいろな出店がだされていたりして賑やかだった。もちろん散歩そのものが目的なのだが、「おいしいコーヒーを飲もう!」ということで、今まで2回だけ入ったことがある自家焙煎コーヒーの店へ足を踏み入れた。
わずか5席のカウンターだけしかないのだが、本格的にコーヒーを提供するために大きな焙煎機をもち、ミル、サイフォンなどコーヒーを煎れる装置もごまかしがなく、コーヒーカップもマイセンなどのきちんとしたものを使っている。二人でアイスコーヒーとアイスカプチーノをたのんだのだが、十分以上もの時間をかけてつくってくれた。
これが実においしい。まろやかさ、こく、ほろ苦さ、が適度に交じり合い、心地よくリラックスできる。近くの店で飲んだ「レーコー」は何だったんだろう、という感じだ。値段もほとんど変わらない。とはいえ、一杯780円と決して安い価格ではなかったが十分に楽しませてもらった。
日常生活において、ほんのわずかなちょっとした楽しいことを見つけることはとても大切である。しかも、「わずかなお金で楽しみが大きい」というコストパフォーマンスの高いものであればなおさら良い。我が家の場合は、実は朝食後に飲むコーヒーがそのひとつである。
近所にコーヒー豆をローストしてくれる専門店があり、そこでいつも「ブルマンブレンド」という銘柄を買うのだが、一杯あたりの原価を計算すると52円である(200gで1300円。一杯あたり8gの豆を使う)。以前は、ローストした豆を粉にしてもらって買っていたのだが、やはり1週間以上たつと冷蔵庫に入れていても酸化が進み、香りがどんどん飛んでしまう。そこで、ミルを購入して1回1回、必要な分量だけ自宅で粉にすることにしたのだ。すると、ほとんど品質を損ねることなく、おいしいコーヒーが楽しめるようになった(豆は冷凍しておく)。
缶コーヒーはさすがに52円では買えないが、わずかのコストで贅沢に楽しむことができる。あのまずかったレーコーの原価は20円くらいだろうか(値段が700円だからなんと35倍に化けている)。あとちょっとだけコストをかけることで様変わりするはずなのだが、まあ、別にこちらから頼んで変わってもらう必要はない。
ところで、今日のお店でためしにスタンダードな価格帯の豆を100g買ってみた(600円ナリ)。どれくらいのコストパフォーマンスなのか、早速明日トライしてみよう。
太田忠の縦横無尽 2009.10.13
「わずかなお金で人生を楽しむ工夫」
東京のレーコーはまずかった
東京で初めて「レーコー」を注文した。
ところで、レーコーをご存知だろうか。全く同一のモノを関西と関東では呼び名が異なる場合がいくつかあり、これもそのうちのひとつなのだが、東京でまさかレーコーがあることを知らなかった。
先日、妻と近所の駒沢公園を散歩していた時のことである。前々から気になっていたちょっと店構えが変わっている喫茶店があるのだが、いつも人がいっぱいで入れたためしがなかった。しかし、その日はガラス越しに覗いてみるとどうやら空席らしきものがあり、入ってみたのだ。
メニューを出されてパラパラみていると、ふざけたネーミングのものばかりが並んでおり笑っていたのだが、パッとその名前が目に飛び込んできて驚くとともに懐かしさがこみ上げた。「冷コーヒー」があるではないか。そう、冷えたコーヒー、すなわちアイスコーヒーのことである。関西では「アイスコーヒー」と呼ばずに「冷コー」と呼ぶ。大阪出身の私は「あれ、東京でレーコーというのは初めて見た」と思わず妻に言った。東京人の妻は「え、レーコーって、何?」という反応で、やはりそういう呼び方は知らなかった。とはいえ、この私ももはや人生の半分を東京で過ごしており、ほとんど記憶の底に沈んでいた言葉がゆらゆらと水面に浮かんできたような感じだった。
さて、10分ほどして出されたレーコーを飲んだのだが、これが全くのヒドい代物だった。炭のカスのような味ばかりして、少し口に入れただけなのに胸焼けがするのだ。コーヒー特有のまろやかな香りも、ほっとさせる雰囲気のカケラも全くない。明らかに粗悪な材料を使っていた。
喫茶店でまずいコーヒーが出された時ほどがっかりすることはない。コーヒーの値段は700円だった。その原価はおそらく数十円だろう。わずかな原価をケチってしまい粗悪なものを使うとこうなってしまう。勘定するときに「この店の人たちは、自分たちが煎れたコーヒーを飲んだことがあるんですか」と思わず聞いてみたくなった。実際は聞かなかったのだが、面と向かって聞かなかったことをあとで後悔した。
新幹線のコーヒーもまずい。車内販売で出される300円のコーヒーは煮詰まってしまっており、あれを飲むと確実に胸やけがする。また、いろんな会社へ訪問した際に、よく出される黒いカップ受けに白のプラスチック容器に入れられたコーヒーもよくない。「ひょっとして、今回は大丈夫か」と思いつつも一口つけて「ああ、やっぱり」となってしまう。
ところで、コーヒーで最近一番驚いたのはマクドナルドである。誰かが「マックのコーヒーはすごくおいしくなった」と言っているのを聞いて、「マクドのコーヒーがおいしいはずがない」(注:関西ではマクドナルドはマックと言わず、マクドと言う)と私は内心思っていたのだが、先月ふらっと立ち寄って飲んでみたところ、びっくりした。「おいしい」のだ。普通の喫茶店で出されるコーヒーよりも味が良い。
たった数十円のことだが人を失望させることと、喜ばせることの違いが出る。とにかく、胸焼けのするコーヒーだけはごめんである。リラックスするための時間が、ストレスに変わってしまう。
太田忠の縦横無尽 2009.10.5
「東京のレーコーはまずかった」
**太田忠投資評価研究所のHPはこちら**
投資実践コース「モデルポートフォリオ」の9月のパフォーマンス
とうとう9月も終わった。今年も3/4が過ぎ去ったことになる。「残暑が厳しいでしょう」と言っていた天気予報は大はずれで、残暑の厳しい日などほとんど思い出せないくらい過ごしやすい日が続く。秋晴れのカラリとした日々ではなく、太陽が顔を出さないどんよりとした日が多い。
「9月は株式市場にとって鬼門の月である」
とこのブログで書いたが、結局のところTopixは-5.8%と大幅に下落。NT倍率で頑張っている(ハイテクの寄与度が大きく、金融のインパクトが小さい)日経平均にしても-3.4%となった。
明らかにマーケットの様相が変わった。8月までは「ポジティブなニュースが出ながらも高値警戒感から手詰まり状態」であったが、今週に入ってからは「ネガティブなニュースが多く出る中で下値を探る動き」へと変化した。
太田忠投資評価研究所の投資実践コースにおけるモデルポートフォリオの9月単月のパフォーマンスは-1.4%で着地し、かなりの苦戦だった。現物株においていわゆる景気敏感関連はほとんどない。もともと上昇とは無縁で、業績が堅調かつ「なぜ、こんなに売られているのか」「なぜ、こんなに割安なのか」という銘柄中心に組入れていても、全体のマーケットが下がれば影響は不可避であった。そもそもテクニカル分析やファンダメンタルズ分析だけでは「リスク管理」にならない(現在連載中の日経ヴェリタスを参照のこと)ので、逆指値によるロスカット・ルールを設けているわけであるが、今週に入って次々とヒットし、手元に現金が戻ってきている状況である。「もっとさらに安くなるからその時を待て」というメッセージのようだ。ポートフォリオにおける現物株の比率はきわめて低位となっている。
小型株もほとんどトレンドを失った。「大型株が息切れしてきたら、小型株にシフト」とは全くなっておらず、同じように失速している。「小型株に注目」という切り口のマネー雑誌や新聞記事が増えているが、「何に注目するのか?」というピンボケの値動きする銘柄ばかりとなった。
こうしたマーケットの中で唯一、健闘しているのは先物取引である。9月は「売り」「買い」均衡ポジションからの利益確定戦略は非常に有効であった。
10月は9月に輪をかけてダウンサイドトレンドが続いてほしくはないが、資産運用という観点からは保守的な運用にならざるを得ない。「安値を根気よく拾いながらも、忍耐が求められる」という相場展開はすでに覚悟しつつ、今年残り3ヶ月となったマーケットと仲良く付き合っていきたいと思う。
太田忠の縦横無尽 2009.9.30
『投資実践コース「モデルポートフォリオ」のパフォーマンス」
ダイヤモンド・マネーの連載 『太田忠の眼光紙背』がスタート
ダイヤモンド社が隔月で発行している「ダイヤモンド・マネー」において連載を開始いたします。
ダイヤモンド・マネーは偶数月の1日に発売されており、10月1日発行の2009年11・12月号より連載記事が掲載されます。タイトルは『太田忠の眼光紙背~ニュースの本質は裏にあり!~』です。
株式市場には数多くの矛盾と理不尽と誤った認識が渦巻いており、「これはおかしいんじゃないか」という点が多々あります。そうした問題提起を20年以上におよぶ証券市場のプロフェッショナルの視点で紹介していきます。見開き2ページの長さで、毎回ひとつの題材を取り上げて論じていきます。
第1回は『IPO市場の「幻想価格」を活況と見間違うことなかれ』です。
記事の詳細についてはダイヤモンド・マネーをご覧下さい。
太田忠の縦横無尽 2009.9.26
『ダイヤモンド・マネーの連載 「太田忠の眼光紙背」がスタート』
西本智実 『マーラー交響曲第5番』を聴く
9月21日(月)にサントリーホールで西本智実指揮によるロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに出かけた。曲目はワーグナーの『トリスタンとイゾルデ~前奏曲と愛の死~』とマーラーの『交響曲第5番』である。
西本さんは指揮者の世界には珍しい女性指揮者であり、その立居振る舞いは実に颯爽としており、初めてテレビで見た時に思わずタカラヅカの男役「オスカル」か、と思ったほどである。
マーラーの交響曲はほとんどが大作であり、演奏者および指揮者には相当のエネルギーが要求されるため、交響曲のみがプログラムとして組まれる場合が多く、かつアンコールも一切無しというケースがほとんどである。『交響曲第5番』は通常の交響曲とは異なり5つの楽章から成り立っており、かつ金管奏者には相当の無理強いがなされるため、その前に『トリスタンとイゾルデ』を持ってきていること自体、非常に意欲的なプログラムであることがよくわかる。普通はせいぜい、金管楽器がほとんど入らないモーツアルトの交響曲などを持ってくるのが定番というものだ。
さて、そのマーラーの交響曲であるが、今回の演奏は何とも評価が難しい。楽章によってこれだけ不出来と出来の良い部分が分かれるのを聴いたのは初めてだったからである。
第1楽章から第3楽章までは、まるで「音楽」になっていなかった。マーラーの交響曲は曲が進行していくと各パートがめまぐるしく入れ替わり立ち代りそれぞれの「主張」を繰り広げつつ、時には「豪快」、時には「鮮烈」、時には「苦悩」、時には「清楚」、時には「叙情」、そして時には「ユーモア」がオーケストラ全体のサウンドとして浮かび上がってくる。しかしながら、今回の演奏はまるでゲネプロの時間に「パート練習」をしているかのごとく、サウンドが融合せずに「音楽」にはなっていなかった。すなわち指揮者の仕事がまるでなっておらず、これには驚き痛く失望させられたのである。
彼女はもちろんロイヤル・フィルの常任指揮者ではないため、今回のツアーにあたって十分な練習時間と十分な意思疎通がないことが明らかだった。「いや、これはひょっとして楽団員が指揮者のいうことを聞かない演奏をわざとしているのではないか」と思ったくらいだった。また、要となるべき金管奏者のフレーズの吹き方が甘いのが気になった。これじゃマーラーの音楽ではないだろう。加えて、指揮者が出すテンポで非常に不自然なところが不連続に何箇所もあり、「何でこうなるの?」という感じだった。それを見かねてか、3楽章の途中で退席してしまう客が数名いた(咳が止まらずに退席する人もいたが、それ以外の人たちである)。とにかく「不自然な音楽」を聞かされるのは大変苦痛であった。
「これはまずいものを見てしまった」と思いつつ、第4楽章の有名な「アダージェット」が始まると、さらに耳を疑ったのである。なぜならば、それまでの状況とは打って変わって、実に自然なマーラーのサウンドに突然変異したからだ。そして第5楽章は途中で指揮棒を落としながらも、それに動じず、見事にマーラーの音楽を演じ切った。最後の大迫力で終わるエンディングは、まさに彼女が指揮するために作曲されたのではないか、と思うほどマッチしていた。圧倒された聴衆は終わったとたんに、「ブラボー」の掛け声、そしてスタンディングオーベーション。
西本さんの音楽を今回初めて生で聴いたので、あまり多くのことは語れないが、良い部分と悪い部分がまだかなりはっきりと出る指揮者とお見受けした。今度はぜひ、彼女のベースとしてきたロシアの楽団で一度聴いてみたいものだ。ぜひ、これから本格的に世界を舞台に活躍してほしい。
太田忠の縦横無尽 2009.9.23
『西本智実 「マーラー交響曲第5番」を聴く』
ついにここまできた不動産市況
毎週、週末になると配達される新聞の朝刊にはさまれている折込みちらしの量が膨張し、新聞そのものの厚さよりもボリュームが勝っていることも少なくない。その主役となっているのがマンションや戸建ての不動産広告である。
2年ほど前には、その不動産広告の数たるや半端ではなかったが、不動産市場の崩壊とともに着工される住宅戸数も急激に減ったことからこの1年では広告も次第に減少していった。ところが、最近になってまた増えている。それは、不動産各社が手持ち物件の在庫圧縮のための値引き販売に走らざるをえなくなっており、「値下げしました、買いませんか」という広告が勢いを増しているからだ。
昨日、過激な広告を見た。
「目黒区八雲、永住の名品、八雲ハウス。新価格発表」
と銘打った広告で、「販売住宅5戸、先着順受付/現地内覧会実施」とあり、2008年2月に竣工した売れ残り物件が紹介されているのだ。
Btype(242.47㎡):39,800万円→19,950万円
Ctype(193.26㎡):28,300万円→14,150万円
とある。いきなり半額である。
もともとこの物件は上場不動産企業によって販売されていたのだが、倒産したためにさる日系証券会社の不動産部が再販売していると説明されている。
都内の新築マンション価格は不動産バブルの前は、70万円/㎡程度であったのが、あっと言う間に100万円/㎡となってしまい、それが最低レベルの価格になった。すなわち、70㎡のマンションでも7000万円(!)もするのである。ところが、この八雲のBtypeの旧価格での単価は164万円もの破格の値段である。たしかに麻布あたりの超高級住宅地域では、これくらいが普通なのだろうが、八雲はオフィス街から離れた世田谷の住宅地である。もちろん世田谷は一般的には不動産価格は高いのは知っているが、この物件の価格設定を見れば、いかに不動産が高騰し、強気の商売をしていたか、というのがよくわかる。
見かけ上は、ちょうど半値に価格改定されたこれらの物件は即完売するのだろうか? なお、裏面にも「伝統の別荘地ブランシャールの森」と題された、軽井沢の別荘用の住宅地が半値で売られており、
2012㎡:10,958万円→5,479万円
1639㎡:7,450万円→3,725万円
となっていた。暴落現象は都心だけではないらしい。
いったんこのような形で、売り手と買い手の立場が入れ替わる局面が出てこないと不動産市場の底入れは起こらない、というのが不動産業界の毎度のパターンである。
太田忠の縦横無尽 2009.9.20
「ついにここまできた不動産市況」
9月は株式市場にとって鬼門の月
昨日の9月15日は奇しくもリーマンショックからちょうど1年が経過した日であったが、その1年前の騒然とした日において、1年後の9月16日にこのような大々的な政権交代を迎えることなど誰が想像しただろうか。やはり、今は激動の時代の最中なのだと思う。それを実感させられる日々である。
さて、株式市場であるが、8月の半ばあたりから急速にトレンドが消滅した。米国市場を見ていると、ちょうどその頃を境にマクロ経済のデータはポジティブなものばかりが目立つようになっているにも関わらず、株価の上昇力がほとんどなくなっているのである。昨日発表された8月の米小売売上高や9月の景気指数はマーケットコンセンサスを上回るものであり、本来ならばNYダウは軽く1%を超える上昇があってもおかしくないはずなのだが、期待値のわずか半分程度にとどまった。日本市場は企業業績に関するニュースも1Qの決算発表が終了したためほとんどなくなってしまい、自家発電のエンジンは作動しておらず、海外マーケットや為替、商品先物市場などの外部要因に左右される展開が続いている。
この数年の動きを見ていると、株式市場にとって9月は鬼門の月である。下落するケースが多く、パフォーマンスが悪い。今年の場合、春先からの一貫した上昇トレンドに明らかな一巡感が見られ、ポジティブなニュースにも感応度が鈍ってくると・・・。これはあまりよろしくない兆候である。
トレンドが消滅し誰もが上値を積極的に追うことに躊躇するような局面では、あまりべったりとマーケットにへばりついていても仕方がない。リスクアセットへのエクスポージャーを低めに保ち、個別で株価の調整が起こっている銘柄の調査、一段安になったら投資ウエートを引き上げる銘柄といった次の一手を積極的に指せる準備をしておくに限る。
太田忠の縦横無尽 2009.9.16
「9月は株式市場にとって鬼門の月」
日経ヴェリタスの連載 『中小型株 これからの投資戦略』 が9/13よりスタート
日本経済新聞社が毎週日曜日に発行している「日経ヴェリタス」において中小型株投資をテーマにした連載を担当いたします。
『中小型株 これからの投資戦略』と題して、個人投資家向けに全5回にわたって「プロが解説」のコーナーに執筆します。各回のテーマおよび連載日程は以下の通りです。
太田忠の縦横無尽 2009.9.12
「日経ヴェリタスの連載が9/13よりスタート」
福田重男ソロライブがYouTubeに登場!
先月の8月30日にスタジオ・マルルーにておこないました、『福田重男ソロライブ』(詳細なブログ記事はこちら) のYouTubeへのアップロードが完了しましたので、お知らせいたします。
YouTube検索にて「福田重男」と入れていただけば視聴が可能ですが、スタジオ・マルルーの「イベント情報」のアーカイブにも全10曲をリンクしております(こちらをどうぞ)
。日本人ジャズピアニストとしてトップクラスの実力を誇る福田重男さんのソロピアノの熱演をお楽しみいただけます。
当日のライブの一部をご紹介すると、福田さんがジャズを志す大きなきっかけとなったハービー・ハンコックの名曲である「処女航海(Maiden Voyage)」
や、子供の頃過ごした田園風景を描いたオリジナル曲の「Childhood's Dream」
、ビートルズナンバーをジャズ風にアレンジした「ブラックバード(Blackbird)」
、緊張感と高音部のきらめく音色が対比されるジミー・ロールズの名曲「ピーコックス(Peacocks)」
、異色の天才ピアニスト、セロニアス・モンクの十八番であった「ブルー・モンク(Blue Monk)」
などが収録されております。
なお、福田さんご自身のブログにおける記事はこちらです
。
本物のピアニストによる本物の音楽はこんなにもすばらしい、ということがおわかりいただけるかと思います。
太田忠の縦横無尽 2009.9.8
「福田重男ソロライブがYouTubeに登場!」