2009年08月12日(水)

資産運用とは「気づき」である

テーマ:金融・マーケット・資産運用

個人ベースにおける資産運用がますます重要になっていることを日増しに実感させられる社会情勢である。


個人における資産運用といっても、所詮は金融資産のことを指すので、「そんなのはお金持ちだけがやるものだ」「お金のない自分には関係がない」「とても運用など考える余裕などなく毎日生きていくのに手一杯だ」と思っている人たちがあまりにも多いようなのだが、それはあくまでも資産運用に対して真剣に考えていないだけである。


資産運用をやるかやらないか、というのは私の経験や私と同世代の人たち(40代半ば)を見ていると、それは「気づき」があったかなかったかの差に過ぎないだけに思えてくる。すなわち、社会人になって20年も経過すると、資産運用の重要さにいち早く気づいて実行し金融資産を殖やしている人と、やりたいのだがついついめんどくさいので後回しにしている人、今後悔している人、毎日の生活に追われれまだ全く気づいていない人の4つのタイプに分かれる。


なぜこんなことを述べたかと言えば、太田忠投資評価研究所でスタートした『投資講座』の基礎編である「投資基礎講座」に20代の人たちが入会してきているからである。これはちょっと意外だった。そして、もうひとつ意外だったのは50代前後の人たちも入会してきていることだ。現時点では20代の人たちと50代前後の人たちの2つのグループにはっきりと分かれている。


私の場合、ちょうど30歳になって初めて外資系企業に転職したときに資産運用の「気づき」を経験した。日系の準大手証券にいた頃、バブルの崩壊で毎年ボーナスが下がり、おまけに28歳で社員寮を追い出され(人がどんどん辞めていたので空室がいくつもあったのだが、会社の規定で28歳で追い出された)、安い賃貸マンションを借りても社宅費用が差し引かれると手取りがわずか10万円となってしまった。「これはまずい」と思いながらも、とにかく「30歳までに300万円を貯めよう!」という計画をあきらめず、なんとかギリギリ達成し、その300万円がタネ銭となってくれたことが私の資産運用の原点だったことは間違いない。転職してもまだ安月給だったが、資産運用をきちんと始めたのである。


まだ少ない収入と少ない金融資産であっても、将来に向けて戦略的に育てていかねば人生は拓けない。まさに「恒産なくして恒心なし」である。


20代の人たちが「投資基礎講座」に入会するのを見て、私は「自分より先を越された!」と思うのと同時に、「今気づくとはなんてすばらしい!」という二つの思いが入り混じる。


年率10%の運用力を身につければ、10年後には複利で2.6倍、20年後には6.7倍、30年後には17.4倍に成長するパワーがある。これは本当に大きなことなのだ。


今入会している20代の人が30年経過すると50代になり、もう一方の入会者の年代になる。50代前後の人たちが「これから取り組む」とすれば、正直すでにものすごくチャンスを逸したように思える。だが、よく考えてみると、まだこの先30年程度の人生があるわけであり、「正しい資産運用」を10年、20年単位でおこなえるだけの時間が残されている、そして、資産運用に取り組まなければ不安に満ちた老後生活しか送れないかもしれないのだ。


それを考えると、50代の人たちが入会してくるのはちゃんとした理由があり、20代の人たちとは真剣さが違う。


太田忠の縦横無尽 2009.8.12

「資産運用とは気づきである」

         **太田忠投資評価研究所のHPはこちら**



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