【旅するウェイターの英語学習法】~飲食店で使える英会話フレーズ~

【旅するウェイターの英語学習法】~飲食店で使える英会話フレーズ~

カフェやレストランなど、飲食店で働いている人向けのブログ。短期間で英語力を向上させる勉強法や飲食店で使われる英語のフレーズを英文法や発音を使って解説してます。

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このページでは、僕が実際に使って役に立った超おすすめ本の一覧です。

お金や時間をできるだけ浪費させないために、かなり選りすぐりました。

追加される度に、日時を更新していきます。


●英語の学習法

本田直之さんの著書【レバレッジ英語勉強法】


効率良く、最短距離で英語を身に付けるための学習法がわかります。


●英文法

大西泰斗さんの本がおすすめ。

まずはこの三冊。

ハートで感じる英語塾 英語の5原則編

ハートで感じる英文法

ハートで感じる英文法 (会話編)


この三冊を学べば、日常英会話ならだいたいいけると思います。


で、これらの本でカバーできない部分はこちら。

一億人の英文法 ―すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

これも大西泰斗さんの本。

これらがあれば、他の文法書はいらないです。


※英語の超初心者で、大西泰斗さんの本でも難しいのであれば、以下の英文法の本がおすすめ。


・関正生さんの『世界一わかりやすい英文法の授業』


これは、とてもわかりやすいんですが、あまりにも情報量が少なくて。

これ一冊じゃ、あまりにも足りないし、この本に書いてあることは、大西泰斗さんの本にも書いてあるので、わざわざ買う必要はないかと。

ただ、読みやすさは抜群なので、初心者の英文法の入口としてはいいのかなとは思います。

その場合は、

・世界一わかりやすい英文法の授業
       ↓
・ハートで感じるシリーズ
       ↓
・一億人の英文法
  
って順番で。



●英単語

僕は、例文から英単語を覚えるタイプなので、英単語帳ではなく、辞書を使っています。

Challenge中学英和辞典


これは、中学生レベルの辞書です。

例文に出てきた知らない英単語を中学生レベルとそれより上のレベルに分けて、中学生レベルの英単語を優先して覚えています。


●発音

・関正生さんの『CD付 世界一わかりやすい 英語の発音の授業』

発音を学ぶなら、まずはこの本。

発音記号や、単語同士の音の結合ルールなどが分かりやすく書いています。


●英会話フレーズ集(飲食店編)

レストランの接客英会話


飲食店に特化した英会話フレーズ集なので、いろんな状況におけるフレーズが載っていて、なおかつ例文のリスニングCDがついています。

飲食店に特化した英会話フレーズ集の中で、CD付いてるのはこれだけ。


まずはこの本で勉強してみてください。


今回は、

『I'd like to make a reservation for dinner,please.』

です。


これは、お客様がレストランに電話を掛けてきて・・

『ディナーの予約をしたいんですが・・』

です。



I'd like to ~ は I would like to の略で、I want to の丁寧な言い方です。


で、後ろに動詞が来る場合は、「I'd like to 動詞」ですが、後ろに名詞が来る場合は、「I'd like 名詞」です。


で、この「would like (to) 」のコアイメージは、『希望』。

具体的には、

(動詞)したい。
(名詞)がほしい。

という風になります。


I'd like to は自分の希望を伝える表現なので、基本的には、お客様が使います。



で、これと対になっている表現が、

Would you like to~

です。

これは、先ほどの「would like to」 の疑問系で、相手に希望を尋ねる表現です。

~したいですか?
~がほしいですか(希望しますか)?

ということです。


I'd like to が自分の希望を伝えるのに対し、Would you like to は相手の希望を訪ねる表現です。

なので、Would you like to はウェイターが基本的に使います。


例えば、こんな感じに使います。

Would you like something to drink ?

(何か飲み物をお持ちしますか?)

です。


Would you like (名詞) で、(名詞)を希望しますか?

でその名詞のところにsomething to drink で、何か飲み物お持ちしますか?になります。


今回の飲食店英会話フレーズはこちら。

「Could you wait for a moment ?」

・日本語訳
少しの間、お待ちしていただけますか?


「Could you ~」



「何々してくれますか?」

というもの。


どっかで似たような表現を学びましたよね?


そう。

Would you ~

です。



Could you とWould you は兄弟みたいなものです。


両方とも、『お願い』。

しかも、『相手が動くお願い』です。


で、ここで疑問出てきません?

じゃあ、Could と Would、どっちでもいいの?

って。


Could は助動詞canの過去形。

canのコアイメージは『潜在力』。


・~できる【能力】
・~していい【許可】



Would は助動詞willの過去形。


助動詞willのコアイメージは、『強い精神力』。

具体的には、

・~するだろう【予測】
・~するつもり【意志】


という意味があります。





文章に出てきた「take」と「plate」。

これらの英単語の発音には、実は規則性があります。


『母音+子音+e』という英単語の場合、母音をアルファベット読み&最後のeを発音しない。

というものです。


これを『サイレントE・マジックE』と呼ばれます。


これは「フォニックス」と呼ばれる、英語のつづりと発音の規則性があるのですが、そのフォニックスの1つが、この『サイレントE』です。


takeは『母音+子音+e』になっているので、aをアルファベット読みして『エイ』、そして、最後のeを読まない。

なので、テイク。


ちなみにアルファべット読みとは、

a=エイ
i=アイ
u=ユー
e=イー
o=オウ

です。

それに対して、ローマ字読みがあって、

a=ア
i=イ
u=ウ
e=エ
o=オ

です。


plate は、aをアルファベット読みするので、「エイ」。

最後のeは読まないので、プレイト。


これが、サイレントEです。


他の単語で言えば、

・wine ワイン

・cute キュート

などがあります。


このサイレントE、とても使えるので、是非覚えてください。


●注意

ただし、この規則性、サイレントEには例外があります。

・come
サイレントEのルールで言えば、コウムですが実際はカム。

・done

サイレントEのルールで言えば、ドウンですが実際はダン。

・love

サイレントEのルールで言えば、ロウヴですが実際はラヴ。

・give

サイレントEのルールで言えば、ガイヴですが実際はギヴ。


前回に続いて、

May I take your plate ?



前回は、それぞれ英単語の発音の説明をしました。

・May メェィ

・I アィ

・take テイク

・your ヤ

・plate プレイト



で、これらの英単語が集まって、文章ができるわけですが、そのときに音の変化が起こります。



つまり、英単語の発音を押さえただけでは不十分で、それを文章にしたときの音の変化も押さえてないといけないのです。

とはいっても、そんなに複雑ではないですが・・



では、解説します。

まずは、May I~。

これは、単語では、メェィ アィですが、文章になると、メアィになります。

英単語同士が結合して、一部の音が脱落するのです。

この場合はMay(メェィ)の後ろのィがなくなるのです。


これが、文章による音の変化です。




これが必ず起こるわけではなく、英単語同士がくっつき発音が変化する場合とくっつかない場合があります。


そのパターンをひたすら暗記してもいいのですが、それは大変なので、以下の原則を取り合えず覚えてください。


・言いにくい音はくっつき変化する。

これが原則です。



音が結合するのは、元の発音だと言いにくいからなのです。

例えば、May I~。

これは、元の英単語の発音メェィ アィをできるだけ早く言ってみてください。

メェィ アィ
メェィ アィ
メェィ アィ

早く発音すればするほど、ィがなくなってメアィになってきますよね。

つまりは、ィがあると、言いにくいから、ィが消失してメアィになるんです。


これから文章を読んで発音するときに、もし、言いにくい場所があったら、そこは音の結合による発音の変化があるんじゃないか?と疑ってみてください。




May I take your plate ?

の発音いきましょう。


単語ごとに発音を書くならば、こんな感じ。


※ちなみに、カタカナで書くというのは、結構難しいのです。

ぜひ、発音記号を覚えて、実際に単語を調べてくださいね。



・May メェィ

・I アィ

・take テイク

・your ヤ

・plate プレイト


どの単語にも言える共通の発音の大原則があります。


●共通ルール


アクセントのあるところは、強くゆっくり。


それに対して、アクセントのないところは、弱く早く読む。

強弱と緩急(スピード)をつけるということです。




これが日本語の発音とは、大きく違うところです。


日本語は、強弱も緩急(スピード)も一定なのです。



例えば、restaurant(レストラン)。

日本語だと、レ・ス・ト・ラ・ン。

それぞれの言葉の強さも同じだし、スピードも同じ。


でも、英語だと「レ」ストランで、レとその他は添えてるだけみたいな感じです。


アクセントのあるところを強く読むというのは、学校でも習っているので、すんなりできると思います。

実は、大事なのは、アクセントのないところの読み方です。

日本人の英語(カタカナ英語)は、アクセントのないところもアクセントがあるかのように発音してます。



例えるならば、

アクセントのあるところ=ハンバーグ

アクセントのないところ=回りに添えてあるニンジンやブロッコリーやパセリ

みたいなものです。



アクセントのあるところを強く発音し、それ以外は、ただ添えるという感じです。


なので、


・May メェィ

最後のィは添えるだけ。

・I アィ

最後のィは添えるだけ。

・take テイク


最後のクは添えるだけ。

・your ヤ

・plate プレイト

プとトは添えるだけ。


という感じです。


・まとめ。

アクセントのあるところはハンバーグ。

アクセントのないところは添え物。


次回は、これらの単語を組み合わせた時の音の変化について。



今回も、前回に続き、「May I take your plate ?」

お皿を下げてもいいですか?


です。


take your plate.

「your plate」 は「あなたのお皿」という意味。

それをどうするかというと、take する。


このtakeのコアイメージは、『ひょいっと手に取る』。

自分の近くにあるものに手を伸ばして手に取る。


これがtake のイメージ。


なので、「May I take your plate ?」は、

あなたのお皿を下げてもいいですか?

になる。


でここで、補足。

『getとtakeの違い』

両方とも『手に入れる』っていう意味ですが、どのようにして使い分けされるのか。


まず、takeは近くにあるものをひょいっと持ち上げるイメージ。



一方、getのコアイメージは動き。

動きがあって、手に入れる感じ。


で、動きには、2パターンあります。

・遠くにある対象物に自ら近づいてく。

・近づいてくる対象物を手に取る。

つまり、『自分が動いて手に入れる』のか、『対象物が目の前まで動いてきてそれを手に入れる』のか。


どちらにしろ、動きを感じさせるのがget。

takeは動きがなく、力が入ってない感じ。



「May I take your plate ?」の場合は、お皿をひょいっと持っていくから、take 。

これがgetだと、奪い取るみたいなニュアンスになります。

なので、getとtakeの使い分けには要注意。



今回は、「May I take your plate ?」

お皿を下げてもいいですか?


です。



May I~

は~してもいいですか?

という『お願い』をするときに使います。


mayは助動詞です。

助動詞は、『話し手がキモチをこめたいとき』に使います。

助動詞には、他に、can,will,must,shouldなどがありますが、これらは、すべて話し手が何らかのキモチをこめているということです。



で、助動詞mayのコアイメージは、50%50%(フィフティフィフティ)。

『どっちかわからない』ということです。


may の代表的な意味は、

・~かもしれない(推量)
・~してもよい(許可)

ですが、これらはコアイメージの50%50%から来ています。

~かもしれない→~かもしれないし、そうでないかもしれない→50%50%

~してもよい→相手がそれをするかどうかはわからない。→50%50%


という感じです。


で、ここでは、mayを使った疑問文なので、May I~ = してもいいですか? という許可を求めるお願いになります。

その質問の根底には、『どっちかわからないので、お尋ねしますが・・』というキモチが隠れているのです。

ーーーーーーーー


●おまけ


実は『お願い』には、2パターンあって、

・自分が動くお願い

・相手が動くお願い

があります。


May I ~

は自分が動くお願いです。

『許可』という言い方もできます。


一方、相手を動かすお願いは、


Would you ~

~してくれませんか?


が使われます。

これは、『依頼』とも言えます。


ただ、

May I =許可
Would you =依頼

って、丸暗記しようとすると、いざというときどっちだったっけ?となるので、『自分が動くお願い』と『相手が動くお願い』と覚えた方がいいです。


May I もWould you も超頻出なので、覚えてください。



たとえば・・

『Would you take my coat ?』


Would you は相手を動かすお願いなので、『コートを預かってくれますか?』。

つまり、お客様が言うセリフ。



一方、

『May I take your coat ?』

May I は自分が動くお願い。


『コートをお預かりしますか?』

なので、これは、ウェイターが言うセリフ。


May I と Would you は対になってるので、合わせて覚えてくださいね。


では、具体的に、どんな本を使っているかというと・・


・例文→レストランの接客英会話


まず、レストランで使う例文を覚えるならこれがおすすめ。

なぜならば、例文のリスニングCDがついてるから。


飲食店の接客の英会話の本って、以下の二種類に分かれます。

・飲食店に特化した接客の英会話集(リスニングCDなし)

・飲食店だけでなく、お土産やさんやアパレルなども入った接客の英会話集(リスニングCD付き)


前者は、飲食店の接客に特化してるので、いろいろな状況の英会話フレーズが載っています。

でも、たいていリスニングCDが付いていません。


後者は、リスニングCDが付いてますが、飲食店だけでなく、接客業全般に対応しているため、フレーズの種類が少ない。


だいたいこのどっちがなんですが、このレストランの接客英会話は、飲食店に特化し、なおかつリスニングCDも付いています。

なので、一番始めにこれをやるべし。



で、辞書はこちら。


・辞書→Challenge中学英和辞典


これは、中学生レベルの辞書なんです。


辞書は、電子辞書でもいいし、大人用の大きな辞書でもいいし、インターネットで使える英和辞書でもいいと思います。

意味や発音記号を検索できるならば、どれでもいいです。


じゃあ、なぜ、わざわざこの辞書を使っているかというと、僕は、例文に出てくる英単語を三つに分けています。

・中学校レベル
・高校以上のレベル
・専門用語


で、中学生レベルは覚えるけども、それ以外(高校以上のレベル)は無理に覚えようとしてないです。

いちお、意味などは調べますが、『ふーん』って、流してます。


僕は、中学生レベルの英単語を知っていれば、たいていの日常会話はできると思ってます。

もちろん、表現の深みがなかったりはしますが、最低限の意志疎通はできるかと。


なので、難しい英単語よりも、まずは、中学生レベルの基礎的な英単語を覚えるようにしています。


そのために中学生レベルの英和辞書(Challenge中学英和辞典)を使っています。


知らない英単語に出会ったら、まず辞書で引いてみる。

載っていたら、全力で覚える。

載っていないなら、辞書以外で意味だけ調べて、特に覚えない。

というふうに。


ただ、専門用語だけは別。

僕で言えば、食材だったり、調理法だったり。

これらは、たいてい中学生レベルの辞書には載っていませんが、僕らにとっては、使う頻度の高い英単語なので、必死に覚えます。


まとめると、

まずレストランで使われる例文を読む。

知らない英単語を辞書で引き、

中学生レベル→覚える。
高校以上のレベル→スルーする。
専門用語→全力で覚える。

っていう感じです。


●補足

たいていの英単語帳には、ネイティブが英単語を発音するCDが付いています。


一方、辞書には、CDが付いていませんが、例文にはCDが付いているので、そちらで発音を確認しています。

英単語の覚え方は、大きく分けて二通りあります。


1つは、英単語帳を買って、単語を一つずつ覚えていく方法。



もう1つは、例文に出てきた知らない単語を辞書で調べていく方法。



で、どっちがいいかは人それぞれだと思います。

覚えやすいほうをやったらいいと僕は思います。


そのうえで僕がおすすめするのは、後者の例文から覚える方法。


僕はどうやっているかというと、まずは、飲食店で使われるであろう例文を読みます。

例えば、メニューの説明とか。


その例文を読んで、わからない単語が出てきたら、英和辞書で英単語を引き、意味と発音をチェックします。

そうやって一個一個覚えています。


どうしてその覚え方かというと、『偏った英語』を学ぶためです。


以前、お話ししたように、英語を最短で学習する方法とは、自分が必要とする偏った英語から勉強するということです。

・偏った英語についての解説


その視点から見てみると、英単語帳で英単語を覚えていくのは、効率が悪いと思うのです。

というのも、英単語帳に出てくる英単語は、様々なシチュエーションので使われる単語が混ざっています。


ウェイターにとって、偏った英単語とは、レストランで使われる英単語ですよね。

でも、英単語帳で英単語を覚えると、レストラン以外で使われる英単語も覚えることになるのです。


もちろん、それらは決して無駄ではないですよ。

でも、使用頻度の高い英単語から覚えたほうが効率的ですよね。


なので、僕は、レストランで使われる例文をまず読み、そこに出てきた知らない英単語を辞書で覚えるという方法にしています。


では、具体的にどうやって勉強しているかは次回。