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原作 湊かなえ
監督・脚本 中島哲也
音楽 金橋豊彦
主題歌 Last Flowers/Radiohead

出演 松たか子、岡田将生、木村佳乃、西井幸人、藤原薫、橋本愛、芦田愛菜、山口馬木也、
新井浩文、黒田育世、山田キヌヲ

(あらすじ)

とある中学校の終業式。
牛乳を飲む生徒たち。
1年B組の担任・森口(松)が喧騒の中、教室で告白を始める。
彼女の娘・愛美(芦田)がプールで死亡した事件について、
警察では事故と処理されたが
本当はこのクラスの生徒2人に殺されたのだと。

犯人の牛乳には
エイズに感染している愛美の父・著名な熱血教育者の桜宮(山口)の血を混ぜた、という。
娘の将来を思い、2人は結婚しなかった。


森口は犯人をA・Bとし、彼らの犯行手口を語った。
実は愛美を殺した犯人は
クラスの渡辺(西井)と下村(藤原)だった。
森口は既に2人に事実を確かめ、2人も認めていたが、謝罪の意志は見られなかった。
彼らは吐き出した。


幼い頃に離婚して家を出て行った化学者の母の関心を求める渡辺と、
自分がひとかどの人間だということを証明したい下村。
渡辺が発明した作品の効果を試そうと愛美を呼び出し、
気絶した愛美を死んだと思った下村がプールに投げ入れ、
彼女は水死したのだった。


クラスの人間には誰が犯人かすぐにわかった。

森口は学校を辞め、少年法で守られている犯人への復讐を始めると言う。

やがて春になり、
渡辺へのいじめは始まり、下村は引き篭りになった。
森口は休み中に匿名で生徒たちへ
彼らへのいじめを扇動するようなメールを出していた。


新担任・ウェルテル(岡田)の言動は
2人の状況を悪化させた。
級長の美月(橋本)を伴って 下村の家へ彼を迎えに行き、
最初はそのことを喜んでいた下村の母・優子(木村)も
返ってそのことで息子を追い込んでいることに気づき、
自らも追い詰められていく。
クラスの皆からの寄せ書きに
「人殺し死ね」の文字が隠されていたことに気づく優子。
しかし、優子にわが子が犯した罪に対する謝罪の気持ちはない。


桜宮に憧れるウェルテルの行動は森口の入れ知恵だと知っていた美月は
渡辺へのいじめに加担せず、
自分も標的にされるようになるが、
自らの心の闇-薬物で家族を殺す実験をしたルナシーへの憧れ-を彼に教え、
2人は仲良くなる。
渡辺は「エイズの血を飲んだ」ということを逆手に取って、
自らを出血させ、いじめに立ち向かう。
検査の結果、彼は感染していなかったし、
血液入り牛乳を飲んでエイズに感染する確率は極めて低いのだが
生徒たちは怯えて、彼に手を出さなくなった。


下村が母を刺殺したことでウェルテルは学校を去って行った。

渡辺は、父(新井)が再婚し、新しい妻との間に子供も生まれ、
孤独な生活を送っていた。
彼は実母の関心を引こうと
終業式に爆弾を仕掛けることにする。
そして事前に自らのサイトでそのことを予告。
そのサイトには母からレスがついていて、
彼は母のもとを訪ねていたが、会わずに帰っていた。
彼は自分の弱所を突いた美月のことを撲殺していた。
世の中を見下している彼は、彼女のこともバカにしていたのが本音だった。
彼は善行よりも悪行が注目を集める世間にも憤りを感じていた。
賞を取った作文を朗読し、携帯電話でボタンを押すが
爆発は起きなかった。


そこへ森口から電話が鳴った。

彼がサイトで告白していたこととは違う事実
-母は出来ちゃった再婚をしており、旅行で会えず、彼は泣きながら帰って行った-を指摘される。
母の名前でレスをしていたのは森口だった。


爆弾はサイトを読んだ森口が
母の研究室に運んでいた。
そして、すっかり渡辺のことを忘れていると思っていた母が、彼に会いたがっていたと教える。
しかし、渡辺は自らの手で母を殺してしまったのだ。


終業式が行われている体育館、泣き叫ぶ渡辺の前に
森口が現れた。
そして彼にこう言う-
「ここから、あなたの更正の第一歩が始まるのです」


(感想)

中島哲也の演出・脚本・構成は寸分の隙もなく、素晴らしい。
渡辺の発明した逆回転の時計も象徴的。
ラスト、松の鬼の形相、凄かった。
岡田や木村、子役たちも好演だった。

気分のよくなる内容ではないにせよ、
映画としては一級品だと思う。

ただの衝撃作として捉えるのではなく、
色々な問題を提起している作品であると考えて欲しい。

本当に慈しんでいたものを理不尽に奪われたら・・・
たとえ犯人が未成年だとしても、
自分は森口の行動には同情の余地があると思う。
そこに常識や分別を求めるのは、あまりに酷だ。

子供のことよりも自分の人生を優先させてしまう傾向にある
最近の親たちが考えなければいけないこと、
対照的に、過保護や溺愛、間違えた愛情の顛末。

あまりに軽んじられている命。
近頃逆手に取られている少年法。
弱者がさらに弱者をいじめる構造。
人の興味が善より負に惹かれる本能。
集団になると止まらなくなる暴走。誤った知識による恐怖。

日常の光景として見過ごすようになっているが、
教室の喧騒も、実は異常な光景なんだ、ということを思い出した。

表層的な平和に隠れた実は恐ろしい矛盾と危険性。
この話の怖さは、そこにあるのだと思う。

内容に嫌悪感だけを抱くのではなく、
これを観て、心で色々考えて欲しい。

★★★関連作品レビューへのリンク★★★

松たか子 映画ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ

岡田将生 
映画僕の初恋をキミに捧ぐ
映画重力ピエロ

木村佳乃
映画キラー・ヴァージンロード
映画KING GAME キングゲーム

芦田愛菜 テレビMother

オフィシャル・サイト
http://kokuhaku-shimasu.jp/index.html




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