『ナイト＆デイ』

監督　ジェームズ・マンゴールド
脚本　パトリック・オニール
音楽　ジョン・パウエル

出演　トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ヴィオラ・ディヴィス、
ジョルディ・モリャ、ポール・ダノ、マギー・グレイス、デイル・ダイ

（あらすじ）

ジューン（キャメロン）は妹・エイプリル（マギー）の結婚式へ出席するための飛行機で
ロイ（トム）と出会う。
ハンサムな彼にときめくジューン。

だが、ジューンが席を外した間に、彼は
他の乗客全員を殺していた。

ロイは飛行機を着陸→爆破させ、
これから彼女の身に危険が迫ることを告げると、
栄養剤と偽って彼女に薬を飲ませる。
気がつくとジューンは自宅で眠っていた。

ロイの言葉どおり、
彼女はフィッツジェラルド（ピーター）ら妖しげなCIAに追われることになり、
ロイが助けにやって来て、
友人のフランク（デイル）に怪我をさせることになりながら、
２人で逃避行。

ロイの話では、
新エネルギーを開発したサム（ポール）という高校生を保護していた
ロイとフィッツジェラルドだったが、
それをフィッツジェラルドがサムを殺して奪おうとしたのだと言う。
ロイは新エネルギーを持ち、サムを匿っているのだが、
上司のジョージ長官（ヴィオラ）も騙されており、
ロイが追われる身になっているのだとか。

ロイとジューンは
追っ手を交わしながら　あちこちに移動する。

そしてサムも合流。
スペインへ向かう。

フィッツジェラルドは
新エネルギーをアントニオ（ジョルディ）に売ろうとしていた。

外出したロイを尾行したジューンは、
アントニオの手下の女と話すロイの姿に彼への信頼が揺らぎ、
追って来ていたジョージらに協力をしてしまう。
そして、ロイはエネルギーと共に溺死、
ジューンは無事家へ返された。

だが、ジューンの心は晴れない。
そして、ロイの言動がすべて自分を守るためのものだったことに気づく。

偶然発見したロイの両親の言葉から
彼が生きていることを確信し、
再会するために
大芝居を打ってフィッツジェラルドとアントニオに近づくジューン。

サムが襲われることを予期していたロイは
彼を守るためにアントニオ邸にやって来ていたが、
そこでジューンを発見し、救う。

そして激しい死闘の末、サムも救う。
だが撃たれて傷を負った。

新エネルギーはフィッツジェラルドに奪われたが、
不安定な状態だったため爆発してしまった。

事件は解決したが、ロイの仕事の規則として、
彼はジューンに会う事は出来なくなった。

だが、ジューンはロイの入院する病院に潜入し、
彼と逃亡。
２人の愛の逃避行は続く。

（感想）

予告を観て面白そうだと思ったのだが、
トムとキャメロン・・・既に過去のスター臭が漂う２人の共演っていうのは
今の人にどれくらいアピールするんだろう・・・と思った。

宗教と奇行で評判を落としたトムと、

「運命のボタン」でも
老けぶりが印象深いキャメロン。

案の定、海外ではそういう意見もあり、
失敗作の烙印を押されたようだが、
日本ではそうでもないみたい。

実際、この映画は
デート・ムービーに相応しい、
ハラハラ・ドキドキ・ロマンティックな作品で、良かった。
ハリウッドらしい、粋な台詞も面白い。

トムは本当に格好良くて、きれいだし（きれいだと思える４８歳の男って凄いと思う）、
キャメロンもこういう作品だと活き活きして魅力的。

なので自分と同じような危惧を抱いている人も
ぜひ観て欲しいと思う。
きっと楽しめるし、観終わった後に２人に好感を抱いているはず。

自分としては
ピーター・サースガードの相変わらずの悪役、

リトル・ミス・サンシャイン　のお兄ちゃんの
ポール・ダノ　がやはりトボけた役柄で登場したところも加点だった。

手堅い作品なので、
「何か映画観ようかな♪」と思った時に
観るといいと思う。

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