筋トレから学んだ人生哲学
&
ボディメイクお役立ち情報

慶應義塾大学留年中に
筋トレに出会いボディビルを開始
筋トレがしたすぎて大学院まで通い、
今はサラリーマンとの両立に勤しむ

静岡/浜松
鈴木裕太郎




みなさん、こんにちは。
たろやんです。


先日、こんなツイートをしました。





レッグカールに限らず、
筋トレのフォームというのは
関節の動かし方の意識によって
効く筋肉が全く異なります。


特に、肘や膝など
1つの関節しか使わない“単関節種目”では
外から見るとハッキリは分かりませんが
その違いは大きいです。


今回はハムストリングをターゲットとする
レッグカールについて解説します。


どのジムにも置いてあるマシンなので、
ジム通い人には必ず参考になるはずです。





1. レッグカールの
正しいフォーム


結論から言ってしまうと、
レッグカールでは
膝よりも股関節を意識して欲しいです。


膝を曲げると同時に
股関節も反るような意識で行うと
ハムストリングに強烈に効きます。


つまり、膝を曲げると同時に
お尻の筋肉も収縮させるということです。


↓イメージとしてはこんな感じです。
 シートから膝が離れるような
 動きになります。







2. 解剖学的な根拠


皆さんが言う“ハムストリング”とは正確には
• 大腿二頭筋
• 半膜様筋
• 半腱様筋
から構成されています。


多くの人がハムストリングの働きを
「膝を曲げる筋肉」だと解釈していますが、
それは間違いです。


ハムストリングを構成する3つの筋肉は全て
• 膝を曲げる(膝関節の屈曲)
• 股関節を反らす(股関節の伸展)
この2つの働きがあります。


そして、
ハムストリングを構成する中で
最も大きい筋肉である大腿二頭筋は
股関節を反らす働きの方が強いのです。


(デッドリフトでは膝が伸びるにも関わらず
ハムストリングが使われる原理も
股関節の伸展によるものです。)


つまり、ハムストリングを鍛えたいなら
膝だけでなく股関節を反らすような
動きが求められます。







3. よくある間違い


前半で紹介した通り、
レッグカールを膝を曲げるだけの意識で
行っている人は多いです。


僕も最近までそうやっていました。


マシン自体が円運動を描くので
勘違いしやすいですよね💦


しかし、膝だけの意識だけで
少しでも楽に挙げようとすると
膝を前に出してシートに押し付けるような
フォームになってしまいがちです。


すると、
• 股関節が反らない
→ハムストリングが収縮しきらない
→うまく効かせられない
• 膝関節がメインのフォーム
メインターゲットである大腿二頭筋に
効きづらい
というトレーニングになっしまうわけです。


↓実際のフォームの違いはこちら
 前半5回は股関節を意識した良いフォーム
 後半5回は膝関節を意識した悪いフォーム







まとめると


レッグカールでは膝だけでなく
股関節も反らすように意識してください!


「この世の終わりか!」ってくらい
ハムストリングに効くので。


しかも効きすぎるせいで
普段の半分くらいの重量しか
扱えないですよ。


参考文献