筋トレから学んだ人生哲学
&
ボディメイクお役立ち情報
筋トレに出会いボディビルを開始
筋トレがしたすぎて大学院まで通い、
今はサラリーマンとの両立に勤しむ
静岡/浜松
鈴木裕太郎
たろやんです。
前回記事では
フィットネス業界とステロイドの
関係性について書きました。
例えばボディビルでは
筋肉量がそのまま順位に直結することが
多いので、筋肉増強剤が蔓延しやすい
という内容でした。
そして実際に問題になるのは
「大会に出場するか否か」という問題です。
ステロイドの使用そのものが
悪いわけではなく、
使用を隠して出場する行為が悪である
と述べました。
しかし、SNSが発達してきた昨今では
話はここで終わりません。
コンテスト以外でもSNSによって
身体の良し悪しが評価できる時代ですから
SNSにおけるセルフブランディングにも
影響を及ぼします。
※ セルフブランディングとは
自己発信をすることでビジネスで
優位に立てるマーケティング法です
そこで今回は
◼️ ステロイド使用者による
悪質なセルフブランディング
を解説していきます。
1. ステロイドを利用した
悪質なセルフブランディング
ひと昔前までは筋トレで有名な人というと
日本トップの大会で入賞するような
選手でした。
しかし、
最近では実力がトップには及ばなくても
ある程度の実力があれば
YouTubeなどで情報を発信する人の方が
有名になったり人気がある
場合が増えてきたと思います。
そして、
このようなセルフブランディングに
ステロイドを悪用することが
できてしまうのです。
例えば、
実際にはステロイドを使っているのに
「俺はステロイドなんか使ってないぜ」とか
「このトレーニングをすれば
君もマッチョになれる!」
と言い張ってトレーニングすれば
みんなが憧れますよね。
すると、多くの人の目について
注目を集めることができます。
結果的に、
広告収入が入りやすくなったり
自分が紹介する商品が売れやすかったり
トレーナーとして働いているなら
本業の売り上げも上がるという仕組みです。
ここに罠が潜むのですが、
ステロイドを使っていない視聴者が
ステロイドを使っている発信者と
同じトレーニングをやったとしても
筋肉は同じように付きません。
発信側はそれを承知の上で
宣伝するような行為をしているので
もはや詐欺と言ってもいいでしょう。
2. やむを得ない事情もある
先程書いたような筋トレYouTuberが
このような詐欺まがいの商法を行うのには
やむを得ない事情もあります。
それは前回も書いた、
「表向きはアンチドーピングという
フィットネス業界の建前」のせいです。
YouTubeで目立ったり
セルフブランディングするためには
大会での成績が必要
↓
大会で勝つには
ステロイドを使わなければ
↓
しかし、公の場で使用を認めると
大会に出してもらえない
↓
ステロイドの使用を隠して
大会やYouTubeの活動を行う
という流れが出来上がっています。
「ステロイドを使っている」と
素直に言えない事情のせいで
結果的に多くの人を騙している
形になっています。
3. 誰を参考にすれば良いか
先程、申し上げた通り
YouTuberを参考にするのは構いませんが
ステロイドユーザーを参考にしてしまっては
思い通りに成長できない場面が必ず来ます。
では、どのような人を参考に
すれば良いのでしょうか?
ポイントは
参考にしたい人が出場している大会が
JBBFという団体が主催しているものか
確認することです。
JBBFはフィットネス業界では国内で唯一、
ドーピングチェックを
行なっている団体です。
JBBF主催の大会に出場する人は
ドーピングに引っかからないために
薬物の使用はもちろん、
風邪薬や生薬といったあらゆる薬剤の
使用を控えています。
また、国内でもトップクラスの選手には
抜き打ちでチェックを行う徹底ぶりなので
毎年JBBF主催の大会に出ている人なら
ステロイドを使用していないと
考えて良いと思います。
まとめると
SNSの時代には
隠れステロイドユーザーに注意!
エンタメとして見るなら良いですが
ボディメイクの参考にはなりません。