筋トレから学んだ人生哲学
&
ボディメイクお役立ち情報
筋トレに出会いボディビルを開始
筋トレがしたすぎて大学院まで通い、
今はサラリーマンとの両立に勤しむ
静岡/浜松
鈴木裕太郎
たろやんです。
昔からスポーツにおいて
クリーンで公正な競技性を保つために
あらゆる薬物の使用が
禁じられてきました。
例えば、
陸上競技で筋肉増強剤を使用した選手が
オリンピックのメダルを剥奪される
というニュースも耳にしたことが
あるかと思います。
このように
ほとんどのスポーツにおいて
• 公正を保つため
• 選手の健康を守るため
という観点から
薬物の使用が禁止されています。
しかし、
ボディビルやフィジークといった
フィットネス業界は特別であり、
薬物との関係は切っても切れません。
何故なら信じられない量の筋肉を
増やすことができるからですね。
そこで今回は
◼️ 覚えておくべき
フィットネス業界と薬物の
基礎知識
を書いていきます。
1.そもそも禁止薬物とは?
そもそも、ここで議論される禁止薬物とは
マリファナやコカインなどの
ドラッグではなく、
アナボリックステロイドと呼ばれる
筋肉増強剤のことです。
筋肉を肥大させてくれる男性ホルモンを
体からの自然な分泌からではなく、
口から摂取したり血管に直接注射することで
無理やり筋肉を発達させます。
体内のホルモンバランスを無理やり
コントロールするという点で
サプリメントとは全く異なります。
サプリメントはあくまで栄養素を
摂取するためのものですが
ステロイドは男性ホルモンであって
栄養素ではないですからね。
しかし、
ステロイド別に違法ではありません。
スポーツにおいて禁止されているだけで
使用者が逮捕されるわけではありません。
そのため、スポーツをやらない人が
個人的に摂取するには
何の問題もありません。
ステロイドを摂取した状態で
大会に出場することが問題なのです。
2. 健康への影響
サプリメントのように、食べ物から
栄養素を抽出したものとは異なり
ステロイドでは栄養素ではなく
化学物質を体内に取り込むため
様々な健康被害があります。
最も分かりやすいものでは
他にもたくさんの症状があり、
今までに数多くの人が
亡くなっています。
しかし、医療目的のステロイドも
存在します。
ステロイドには体の免疫反応を
抑える働きがあるため
日常生活の身近な存在でもあります。
3. 業界内の認識
オリンピックやプロスポーツでは
ステロイドは禁止薬物として
ドーピングの対象になりますよね。
同様に、フィットネス業界でも
基本的なスタンスとしては
アンチドーピングです。
しかし、
それが全く守られていない大会も存在し
形だけのアンチドーピングとなっています。
理由は、
出場者がステロイドを使っている方が
身体が大きく、大会が盛り上がるからです。
「え、ドーピングはチェックしないの?」
と思う方もいるかもしれません。
現状ではドーピングチェックが
ある大会とない大会が存在します。
もちろん、ドーピングチェックがあれば
その大会では薬物は使えません。
しかし、チェックがない大会では
表向きではアンチドーピングを
謳っている大会でも
ステロイドユーザーが
出場できてしまいます。
チェックがなければ
バレることもないからです。
このようにしてフィットネスの大会に
ステロイドが蔓延してしまい、
業界全体のイメージが下がっています。
まとめると
フィットネスの大会では
ステロイドを使う人と使わない人では
増やせられる筋肉量が全然違うので
立っている土俵が全く異なります。
ドーピングチェックがあるかないかで
ステロイドを使う人と使わない人を
分けて大会に参加させているのが現状です。