筋トレから学んだ人生哲学
&
ボディメイクお役立ち情報
筋トレがしたすぎて大学院まで通い、今はサラリーマンとの両立に勤しむ
静岡/浜松
鈴木裕太郎
みなさん、こんにちは。
たろやんです。
今回のテーマは
◼️ 統計データの重要性について
です!
みなさんは
「科学者が考えた、理論的に
筋肥大に有効なトレーニングや
ダイエット方法」と
「ボディビルダーが実践しているやり方」
が互いに矛盾していた場合、
どちらを主張を信頼しますか?
僕はやはり”実践者”である
ビルダーのやり方を参考にします。
なぜなら体の構造は非常に複雑で、
1つの側面だけを見ていると
体全体で考えたときに
正反対な結果が出ることもあるからです。
例を挙げます。
• 腹筋ローラーで腹筋を鍛える
理論 : 腹筋ローラーを使うと腹直筋はアイソメトリクス的な運動になり、筋肥大しにくい
実際 : 腹筋ローラーを使って腹直筋が肥大している人はものすごくたくさんいる
• フルーツに含まれる果糖で太る?
昔の理論 : 果糖はインスリンを分泌させないため太りにくく、ダイエットに有効
実際 : 直接肝臓で代謝され、中性脂肪になりやすい
(果糖で太ることは現在では
理論にも示されています)
このように、1つの側面から見ただけの
理論を信じてしまうと、別の箇所で
全く逆の事柄が起こっていることが
あります。
つまり、
信頼できる情報源とは
理論的に示された仮説ではなく、
大勢の人が実践してみて、
実際にどのような傾向が見られたのか
という統計データです。
それだけ体というものは
複雑で予測がつかないものなのです。
もちろん、理論から得られた仮説が
正しい場合もあります。
しかし、大切なのは
実際に大勢の人が試してみて
有意な効果が見られるかという点です。
☆気をつけなければいけない文言☆
• エビデンスがあっても実際に大勢の人が
実践してみた統計データがないもの
サプリメントの広告などでよく
「科学的に示された〜」という文言が
ありますが、統計データがなければ
身体全体で考えたときの効果は不明です。
• 身近な人が話していた経験談など、
データの数が少ないもの
人間は個人差の塊です。
他の人のビフォーアフターがたとえ凄くても
データ数が少なければ、
自分にも当てはまると安易に
考えてはいけません。
☆信頼できるデータ☆
• 多人数を対象とした実践データ
• 多くの人が主張しているデータ
• 昔から存在し、生き残っているやり方
まとめると
一部分だけを考慮した理論や仮説を
信じることは、まさに
「木を見て森を見ず」に等しい行為です。
広告の言い分や
キャッチーな言い回しに惑わされない
ようにしましょう。
ボディメイクはどこまでも地味な作業です。
「キャベツダイエットでめっちゃ良い身体に
なったやつのビフォーアフター写真を
100枚集めてみろや」と言いたいです。
考え方を参考にした本
特に「学力の経済学」は
みんな「東大に合格させた母親の教育法」を
知りたがるが、本当に重要なのは
「大勢の子供にその方法をやらせてみて
実際にみんなに効果があるのか」だ
と書いてありボディメイクと同じでした。